・『怪談』(1964)に収録されている「黒髪」「雪女」「耳無芳一の話」と『骨董』の「茶碗の中」の怪談話を映画化した、カラーのオムニバス作品。
・『怪談』は、日本の怪談話を英語でまとめた『怪談』(小泉八雲ことラフカディオ・ハーン著)を出版したのがはじまり。
・『怪談』の映画化構想に10年、1流キャスト・スタッフは多数、9ヶ月の撮影期間、莫大な製作費。その結果、製作のにんじんプロダクションは実質破産し、小林正樹監督も自宅を手放すことになった。
・『怪談』は視覚で楽しむ映画。芸術的なセットや演出に見ごたえを感じるはず!アートのような、舞台を見ているような感覚になろう。
・関連作:『雨月物語』(1953) 『女経(じょきょう)』(1960)『夜叉ヶ池』1979)
・怪談映画の巨匠・中川信夫監督作品: 『怪談かさねが渕』(1957) 『東海道四谷怪談』(1959)
映画『怪談』
〜解説~
小泉八雲ことラフカディオ・ハーンが書いた怪談の中から「黒髪」「雪女」「耳無芳一の話」「茶碗の中」の四篇を映画化したオムニバス作品。出典:TSUTAYA DISCAS
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映画『怪談』予告動画
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映画『怪談』配信状況
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映画『怪談』監督・キャスト、原作紹介
映画『怪談』基本情報
本作(タイトル) | 怪談/Kwaidan |
公開年 | 1964年 |
上映時間/再生時間 | 3時間2分 |
監督 | 小林正樹 |
キャスト | 第1話「黒髪」⇒⇒⇒ 妻・・・新珠三千代 武士・・・三国連太郎 第二の妻・・・渡辺美佐子 父・・・石山健二郎 従者・・・田中謙三 母・・・赤木蘭子 乳母・・・北原文枝 世話人・・・松本克平 世話人の妻・・・月宮於登女第2話「雪女」⇒⇒⇒ 巳之吉・・・仲代達矢 雪女/お雪・・・岸恵子 船頭・・・浜田寅彦 村の女・・・菅井きん 村の女・・・千石規子 村の女・・・野村昭子 茂作・・・浜村純 巳之吉の母・・・望月優子 耳無芳一・・・中村賀津雄 住職・・・志村喬 第3話「耳無し芳一の話」⇒⇒⇒ 第4話「茶碗の中」⇒⇒⇒ |
音楽 | 武満徹 |
主な受賞歴 | ・第18回カンヌ国際映画祭(1965年)グランプリ(審査員特別グランプリ・審査員特別賞) |
制作会社/配給元 | 若槻繁、文芸プロダクションにんじんくらぶ/東宝 |
映画『怪談』原作紹介
原作:「和解」/「雪女」/「耳無し芳一の話」/「茶碗の中」 小泉八雲(※)
脚本:水木洋子
※小泉 八雲(こいずみ やくも)は、パトリック・ラフカディオ・ハーンという父アイルランド人、母ギリシャ人を持つギリシャ生まれの混血人。小説家・日本民俗学者・執筆家であり、日本国籍を取得し「小泉八雲」と名乗った。
日本の英語教育の最先端で尽力しつつ、アメリカなどに日本文化を紹介する著書を遺しており、『雨月物語』『今昔物語』などがそうである。
映画『怪談』関連作品
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『雨月物語』(1953)
~あらすじ~
戦国の世、貧しい陶工・源十郎が若狭姫という女性と知り合い、生活をともにするようになる。だが美しい若狭姫の正体は死霊であった。それを知った源十郎は若狭姫を捨てて故郷に逃げるが、彼女の怨念は執拗に追いすがる……。出典:TSUTAYA DISCAS
監督:溝口健二
出演:京マチ子、水戸光子、田中絹代、森雅之、小沢栄太郎、青山杉作、羅門光三郎、香川良介、上田吉二郎、毛利菊枝
・第14回ヴェネチア国際映画祭(1953年)銀獅子賞(最優秀監督賞)
『女経(じょきょう)』(1960)
~あらすじ~
【第一話:耳を噛みたがる女】
紀美は銀座でも評判のすご腕ホステス。
彼女を必ず振り向かせると友人の春本と賭けをした正巳は紀美をデートに誘う。
遊びのつもりがいつしか……。【第二話:物を高く売りつける女】
“流行作家、三原靖失踪か!?”
世間の喧噪の只中、三原は湘南の海岸で横たわっていた。
そこで出会った謎の女の不思議で妖しい魅力に取りつかれ……。【第三話:恋を忘れていた女】
京都で修学旅行生の宿を営む女主人・お三津は、芸妓時代の華やかな生活が忘れられなかった。
そんなある日、宿泊中の生徒がオートバイにはねられ、重傷を負ってしまう……。出典:Amazon
監督:市川 崑
出演:若尾文子、山本富士子、京 マチ子、叶 順子
『夜叉ヶ池』1979)
~あらすじ~
三国嶽のふもとの琴弾谷に、夜叉ヶ池の伝説の調査に来た学者の山沢(山﨑努)は、迷いこんだ池のほとりで、息を呑むほど美しい女性と出会う。百合(坂東玉三郎)というその女性は、夫と二人で鐘楼守をしているという。家に招かれた山沢は、かつての親友で、夜叉ヶ池の調査に出たまま帰らぬ晃(加藤剛)が百合の夫であることを知り驚愕する。夜叉ヶ池には竜神が封じ込められていて、一日に三度鐘を撞かなければ竜神が再び暴れて洪水を引き起こし、村が流されてしまうため、鐘楼守をすることになったのだという。しかし、ある出来事がきっかけとなり、平穏な日々が破られることになるのだった――。出典:Amazon
監督:篠田正浩
出演:坂東玉三郎、加藤剛、山﨑努、丹阿弥谷津子
映画『怪談』関連作品 ~怪談映画の巨匠・中川信夫~
中川信夫監督は、怪談映画の名手として「怪談映画の巨匠」と呼ばれています。
『怪談かさねが渕』(1957)
~あらすじ~
旗本・深見新左衛門は借金のいざこざから座頭の皆川宗悦を殺すが、その怨霊によって自らも狂い死にする。そして20年後、それぞれの息子と娘・新吉と豊志賀は、互いの素性を知らぬまま恋に落ちる。だが豊志賀が不注意から顔にキズを負って以来、新吉の心は別の女性に移ってしまう。やがて、自分を捨てた新吉がかつての親の仇の息子であると知ったとき、豊志賀は二人を激しく呪ったまま息絶えるが……出典:TSUTAYA DISCAS
監督:中川信夫
出演:北沢典子、若杉嘉津子、丹波哲郎、和田孝
『東海道四谷怪談』(1959)
~あらすじ~
民谷伊右衛門は、仲を裂こうとする恋人・岩の父親を秘密裏に殺し、彼女と共に江戸へ逃げた。その後、伊藤家の一人娘を助けたことから、伊右衛門に婿入りの話が出て、たちまち彼は岩を疎んじ始める。伊右衛門は薬と称して、岩に毒薬を飲ませるが……。「四谷怪談」の最高峰と言われる出典:TSUTAYA DISCAS
監督:中川信夫
出演:天知茂、若杉嘉津子、江見俊太郎、中村竜三郎、北沢典子
映画『怪談』口コミ(見どころ・感想)
映画『怪談』口コミ(見どころ・感想)
子供のころから親しんでいる昔話から恐怖譚を集めた小泉八雲の「怪談」を元にした作品で、どれも馴染みがある話なのに古さを感じず、また恐怖を上書きされるような感覚を味わえる作品です。
〜見どころ~
小泉八雲著「怪談」に収録された話のうち4編を映像化した作品です。
どれも一度は聞いたことがある話ばかりなので、見ていて怖いポイントは解っているはずなのに引き込まれてしまいぞっとしてします。
映像が白黒であることもあるでしょうが、役者さんの演技が素晴らしいことも要因だと思います。
特に「耳無芳一の話」で芳一を演じた中村嘉葎雄さんが、丹波哲郎さん演じる甲冑の武士(亡霊)に手を引かれて寺から連れ出され、荒れ野で一人琵琶を弾いて平家物語を語っている様子は、俳優二人の声の良さもあって引き込まれますしぞっとしました。
また「雪女」で雪女を演じた岸恵子さんが正体を見破られて夫役の中代達也さんに詰め寄る様子も、自分が雪女の語りに引き込まれてしまいそうになります。
〜感想~
子供のころから親しんでいる昔話から恐怖譚を集めた小泉八雲の「怪談」を元にした作品で、どれも馴染みがある話なのに古さを感じず、また恐怖を上書きされるような感覚を味わえる作品です。
現在ホラー作品で、一般的に使われる合成技術や映像加工技術を一切使わずに表現されていることもあるのでしょうが、見事に身近にありそうな怪談話に仕立て直されていると思いました。
「雪女」で雪が吹き荒れる中、風や雪が容赦なく吹き込む小さな小屋で夜を過ごさなくてはならない恐怖。
明かりも暖を取る手段も無くて縮こまっているしかないやるせなく身の置き所もない切迫した恐怖の感覚を、俳優さんたちが表情と声で演じています。
効果を担当する技術の方たちとの協力で出来上がった「日本人的な皮膚感覚で味わう恐怖映像」を、ぜひ見て味わっていただきたいと思います。
映画『怪談』評価は?
評価サイト | みんなのシネマ(10点満点) | IMDb (10点満点) | Filmarks (5点満点) | Yahoo!映画 (5点満点) |
点数 | 7.57 | 8.0 | 3.8 | 4.03 |
評価サイトの特徴 | ・映画情報/上映中の映画に! ・評論家コラムや、監督やキャストへのインタビュー記事多い | ・海外オンラインデータベース ・Amazon運営 | ・急成長中! SNSシェア強し ・過去作品、評価も厳しめ!? | ・最初に見る。評価甘めかな!? ・Yahoo!運営 |
※本作品の評価情報は2022年7月10日時点のものです。
まとめ
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