「DAU」フルジャノフスキー監督、東京国際映画祭で語ったプロジェクトの全貌と戦争の影響

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「DAU」フルジャノフスキー監督、東京国際映画祭で語ったプロジェクトの全貌と戦争の影響

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「DAU」プロジェクトは、ソ連の秘密研究所を再現した巨大セットで13本の映画や247冊の書籍を生み出した壮大なアートプロジェクトであり、現在も未完成のまま拡大を続けています。

第39回東京国際映画祭で10月29日、ワールド・フォーカス部門「DAU」が上映され、イリヤ・フルジャノフスキー監督がティーチンに登壇。同映画祭プログラム・ディレクターの市山尚三が聞き手を務め、作品の制作経緯やDAUプロジェクトの全貌、撮影地ハリコフとロシア・ウクライナ戦争との関係などについて質問が寄せられました。

プロジェクトの始まりと拡大

2006年に始まったDAUプロジェクトは、当初は3部構成の脚本のある映画として構想されていました。

  • ウクライナのハルキウにソ連の秘密研究所を忠実に再現した巨大オープンセットを建設
  • 数百人の参加者が実際に共同生活を送りながら撮影
  • 異なる美術設計や撮影、キャスティング、キャスティング、様式による3つのパートを想定

プロジェクトはその後に拡大を続け、現在では以下のような膨大な成果を生み出しています。

  • 「DAU. ナターシャ」「DAU. 退廃」を含む**13本の映画
  • 音声記録をもとにした各500ページの書籍247冊
  • 約150万枚の写真

監督は「DAUプロジェクトは未完成であり、際限なく続くもの」と述べ、その規模はもはもはや自分自身を超えるものになったと語りました。

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未使用素材とデジタルプラットフォームの構想

観客自身が映像を編集できる新しい視聴体験の仕組みを構想しています。

観客から未使用映像の将来の公開可能性について質問が寄せられると、監督DAUプロジェクトにおけるデジタルプラットフォームの重要性を指摘。そこには大量の撮影素材が蓄積されており、観客がどのように映像を見るかに応じて、それぞれの映画を編集できる仕組みを構想していると明かしました。

本作には過去の作品で見た場面が含まれている一方、観客がまだ見たことのない場面も多数存在すると説明しています。

壮大な撮影規模

国際空港を3日間閉鎖し、800トンの土を持ち込んで撮影した場面も。

当時の建物や街並みを再現した撮影について、監督は当時は映画制作への協力が得られやすかったと振り返りました。作品冒頭の空港の場面では、国際空港を3日間にわたって閉鎖し、約800トンの土や泥を持ち込んで撮影しました。

15年を経ての追加撮影

2008〜2011年の撮影後、2024年に新たな場面を追加撮影しました。

監督はDAUプロジェクトでは映画制作だけでなく、展覧会やインスタレーションにも取り組み、説明。撮影を終えたのち、一定の時間を置いて作品を見直すことを当初から考えており、10年ほど待つつもりだったものの、実際には15年が経過しました。

追加撮影では、かねて構想しながらも以前の撮影時には実現しなかった場面を新たに撮影。具体的にどの場面を加えたかについては、観客の解釈に関わると明言を控えました。

ウクライナ戦争の影響

戦争が自身の精神や魂に影響を及ぼしていると語る一方、作品への具体的な影響については明言を避けました。

撮影地であるウクライナ・ハリコフとロシア・ウクライナ戦争が本作や今後の映画制作に及ぼす影響について、監督はすでに自身の精神や魂に影響を及ぼしていると述べ、実生活にもさまざまな変化が生じていることを明かしました。しかし、今後の作品制作への具体的な影響については、明言を避けています。

日本の観客への感謝

エンドクレジットが終わる前にQ&Aを始めるよう求められることもある中、日本の観客が最後まで着席して作品を見届けから質疑に臨む姿勢に感銘を受けたと語りました。

質疑応答の終盤、フルジャノフスキー監督は日本の観客に向けて感謝を述べました。監督は、文化とは人から人へと受け継がれていくものであり、そのつながりが途絶えれば文化も途絶えてしまうこと、そして、映画をめぐる文化はコミュニケーションや開かれた姿勢とも結びついていると述べ、自身の作品のような独特の作品を受け入れてくれた日本の観客に、心からの感謝を伝えました。

第39回東京国際映画祭は11月4日まで開催されています。

まとめ:DAUプロジェクトを今すぐ楽しむ方法

DAUプロジェクトの作品は、東京国際映画祭の上映や今後の展覧会などで楽しむことができます。

DAUプロジェクトの作品は、劇場公開や映画祭で上映されているので、最新情報をチェックしてお楽しみください。

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