『ゴジラ-0.0』のエンドクレジットに記載された「この映画では動物に危害を加えておりません」という一文は、作中で動物が危険にさらされる印象的な2つのシーン——カラスがゴジラを呼び寄せる装置の実験で建物にぶつかる場面と、冒頭で鹿や蝶がギドラのさなぎに吸収される場面——を指しています。撮影では実際の動物に配慮していたことを示すための表記です。
カラスの実験シーンが最も印象的
作中で最も強く印象に残るのは、ゴジラを呼び寄せる装置の実験として行われたカラスの場面です。実験の影響を受けたカラスたちが、バタバタと建物にぶつかっていく描写はかなりインパクトのあるものでした。このシーンがクレジット表記の主な理由のひとつと考えられます。
冒頭の鹿や蝶がギドラのさなぎに吸収される場面
冒頭では、鹿や蝶といった生き物がギドラのさなぎに吸収されていく場面もありました。いずれも劇中の生き物にとっては危険な状況を描いたシーンとなっており、このあたりの描写もクレジットの対象になったと思われます。
アメリカの認証制度「No Animals Were Harmed」との関係
アメリカにはAmerican Humane Societyという団体が行っている「No Animals Were Harmed」という認証制度があります。これは映画やテレビ番組の撮影現場で動物が安全に扱われているかを確認する取り組みで、『ストリートファイター』や『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』などの作品もこの認証を受けています。
ゴジラシリーズでは、2014年公開の『GODZILLA ゴジラ』や2019年公開の『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』がこの認証を受けていますが、『ゴジラ-1.0』や今回の『ゴジラ-0.0』は上映日時点では同団体の認証作品一覧に掲載されていません。
今回の日本語表記での動物への配慮は、このアメリカの認証制度に基づいて書かれたものかは分かりませんが、日本で制作された作品であるため、別の形で動物への配慮をしていたことをエンドクレジットで示していたのかもしれません。
まとめ:エンドクレジットに込められた制作上の配慮
『ゴジラ-0.0』のエンドクレジットにあった「この映画では動物に危害を加えておりません」という一文は、カラスが建物にぶつかるシーンや、鹿や蝶がギドラのさなぎに吸収されるシーンなど、動物が危険にさらされる描写が印象的だったからこそ、実際の撮影では動物に配慮して制作されていたことを示す表記として気になるポイントです。映画の中で描かれる出来事と、実際の撮影現場で起きていることは別の話。普段はあまり意識しないエンドクレジットにも、こうした制作上の配慮が記されているのは興味深いところです。









