『仮面ライダーカブト』20周年を記念して、脚本家・米村正二がリモートインタビューに応じ、主人公・天道総司の“天道語録”誕生の秘密を明かした。そのヒントは、なんと漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第2部にあった。
天道語録はなぜ生まれた?そのヒントは『ジョジョ』にあった
米村正二が『ジョジョの奇妙な冒険』第2部の主人公から着想を得て、天道語録を生み出した。
- 天道総司は「天の道を往き、総てを司る男」を自称する超俺様キャラ。
- しかし、ただの俺様では反感を買う恐れがあるため、「おばあちゃん子で、おばあちゃんの言うことにはすごく耳を傾ける」という設定を追加。
- 米村は当時、『ジョジョの奇妙な冒険』第2部が大好きで、主人公が超俺様でありながらおばあちゃんには素直な点に救われていると感じ、天道語録のヒントにした。
- 「おばあちゃんが言っていた…」から始まる格言は、最初は「えっ、何それ?」と思わせつつも、天道の行動を考えると説得力があるように意識して書かれた。
主人公・天道総司のキャラクター誕生秘話
「この人についていけば大丈夫」と思える存在を目指して、超俺様な天道が作られた。
- プロデューサーの白倉伸一郎や武部直美と話し合い、強大な人類の危機の中でも絶対的な安心感を与える主人公を構想。
- 天道を演じる水嶋ヒロのキャスティングは早い段階で決まっており、彼に当て書きした部分もあった。
- 米村は水嶋の目線の送り方(流し目)が良いと評価し、特に鏡を見たときの目線がキャラクターに合っていたと振り返る。
20年経っても色褪せない“おばあちゃんの言葉”
天道語録は当時の子どもたちだけでなく、教育に良いと親世代からも支持された。
- 「おばあちゃんが言っていた…」というフレーズで始まる格言は、物事の本質を突いた内容で、今もファンの間で語り継がれている。
- 米村は天道語録を作り出すのに苦労したが、同時に楽しみながら書けたと語る。
米村正二にとって『カブト』は特別な作品
「自分のシナリオライターの仕事としても、いろんな意味でピークに達するような仕事だった」
- 主人公の立ち上げから関わり、1年間の長丁場のテレビシリーズをやり遂げたことは人生の大きな節目。
- 加賀美新や日下部ひよりなど、天道以外のキャラクターも魅力的な群像劇として描かれた。
- 矢車想が後半で地獄兄弟になる展開は当初想定しておらず、意外で面白い展開ができたと振り返る。
Vシネクスト『天を継ぐもの』で20年後の世界を描く
テレビシリーズから20年後を舞台にした完全新作Vシネクストが期間限定上映中。
- 『仮面ライダーカブト20th 天を継ぐもの』は新宿バルト9ほかで期間限定上映中。
- Blu-ray&DVDは2027年2月10日(水)に発売予定。
- 米村が再び脚本を担当し、20年後の天道たちの姿が描かれる。
今すぐ観たい人は劇場へ。見逃した人はBlu-ray&DVDの発売を待とう。









