小島秀夫監督は、コジマプロダクション設立10周年記念展「BEYOND THE STRAND」の内覧会で、新作ホラー『OD』と新世代アクション『PHYSINT』について「映画とゲームの境界をなくす」狙いを明かした。また、AI技術については「効率化は歓迎するが、ものづくりの過程の面白さが失われる未来は避けたい」と語った。展覧会では『DEATH STRANDING』の開発資料を公開し、次世代のクリエイターに「自分たちでも作れる」という刺激を与えたいという。
コジプロ10周年展で語られた新作の核心
小島監督は、現在進行中の2つのプロジェクトについて具体的なビジョンを披露した。
- 『OD - KNOCK』: ホラーゲームだが、システム的には全く新しいものになるという。詳細はまだ明かせないが、従来のホラーゲームの枠を超えた体験を目指している。
- 『PHYSINT』: 新しい諜報アクションとして開発中。「映画とゲームの境界をなくす」ことを明確な目標に掲げており、映画的な没入感とゲームのインタラクティブ性を融合させる試み。
AIとものづくりに対する小島監督の哲学
AI技術の急速な進化について、小島監督は「ゲームはテクノロジー依存のエンタメだが、効率化の恩恵も認めつつ、創作の過程そのものに価値がある」と強調。
- AIで一発完成させるより、試行錯誤のプロセスでアドレナリンが出る面白さを重視
- 「商品を作るならAI効率化でいいが、クリエイティブは別」と線引き
- 使い方次第で良い未来を築ける可能性にも言及
展覧会の見どころと次世代へのメッセージ
『DEATH STRANDING』の開発資料や初期プロセスを赤裸々に展示。小島監督は「ゲームを作っている人たちがどうやって作っているか知ってほしい。若い人たちが『自分でも作れる』とクリエイティブの世界に来てほしい」と次世代への期待を語った。
展覧会情報
- 会期: 2026年10月31日(土)~12月20日(日)
- 会場: 麻布台ヒルズギャラリー
- チケット: 前売2,600円 / 当日2,800円(税込)
- 10月31日~11月3日はプレビューチケットが必要
まとめ
小島秀夫監督の新作に興味が湧いたなら、まずは展覧会に足を運んで、小島監督の哲学とプロジェクトの核心に触れてみてほしい。映画とゲームの境界が消えた未来を体感できるはずだ。









