『RYUJI 竜二』でBE:FIRSTのJUNONが、柳楽優弥演じる主人公・竜二の舎弟・ひろしを演じている。厨子健介プロデューサーは起用の理由を「キャスティングを通して作品に音楽の要素を入れたかった」「一見“静”だが内に強い思いを秘めた役が適役だった」と明かした。1983年の金子正次主演作『竜二』を43年ぶりに映画化した本作は、現在劇場公開中だ。
JUNONが演じる“ひろし”という役
ひろしは、竜二の背中を追いながら成り上がっていく舎弟で、音楽面でも作品を支えている。
JUNONは『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』(2025)に続く映画2作目で、主人公・竜二にとって“もう一つの家族”でもある舎弟の一人・ひろしを演じる。
- 兄貴分の竜二の背中を追い、成り上がっていくヤクザ
- BE:FIRSTとして主題歌「It's not a bad life」を担当
- 玉置浩二のカバー「メロディー」を挿入歌としてソロ担当
プロデューサーが語る起用の理由
作品に音楽の要素を取り入れるキャスティングと、静かな中にも強い思いを秘めた役柄が評価された。
厨子Pはこう語っている。
「キャスティングを通して作品に音楽の要素を入れたかったことと、ひろしは裏社会に生きる男でありながら一見「静」のイメージです。だけど、内には強い思いを秘めている役であり、JUNONさんがまさに適役だと思い、お願いしました」
実際に現場でJUNONの演技を見た厨子Pは、「映画出演が2作目とは思えない、俳優としての対応力・順応力の高さを感じた」と話す。続けて「努力を怠らない方という印象で、そうした人柄が、現場でも周囲からの好感度が非常に高かったです」とも明かしている。
衣装に込められた“ひろし”の人物像
JUNONがまとう衣装は、ひろしの品の良さと底知れなさを同時に表現している。
衣装を担当するのは、大河ドラマ「どうする家康」(2023)や「岸辺露伴は動かない」シリーズなどで知られる人物デザイン監修の柘植伊佐夫。衣装にはキャラクターのパーソナリティーが反映されている。
「ひろしは、仁義に厚く、計画性もある。我慢のしどころを知っています。服飾の色も形も、抑制的で、品の良さを意識しています。同時にそこが彼の底知れなさや怖さでもあります」
1980年代の再現セットと“青春映画”としての見どころ
舞台は1984年から1990年の新宿・歌舞伎町。ヤクザ映画ではなく青春映画として観られる作品だ。
本作は、1983年に公開された金子正次主演の『竜二』を柳楽優弥主演で新たに映画化。主演の金子正次が公開の8日後に死去し、日本映画史に刻まれる伝説となった作品でもある。
物語では、腕っぷしが強く情に厚いヤクザ・竜二が、妻・まり子(川栄李奈)と生まれたばかりの息子のため、裏社会から足を洗いカタギとして奮闘する姿が描かれる。一方で“もう一つの家族”との絆にも揺れるストーリーだ。
厨子Pは撮影を振り返り、「JUNONさんに限らず、若い俳優さんにとって1980年代はまだ生まれる前であり、美術や小道具で、今の時代にはないものを目にして、驚いている様子が新鮮でした」とコメント。当時を再現したセットにも注目してほしいと呼びかけている。
「(水田伸生)監督も仰っていますが、ヤクザ映画ではなく、青春映画としてご覧いただける映画になっています。竜二、まり子、直、ひろしの絆が、観た方の明日への活力になればと思っています」
竜二がカタギになったのちの、ひろしの変貌ぶりにも注目だ。
今すぐ楽しむなら映画館で
『RYUJI 竜二』は現在劇場公開中。新宿・歌舞伎町の再現を大スクリーンで確かめられる。
まずは近くの映画館で上映スケジュールを確認し、1980年代のセットやJUNONの衣装、ひろしの変化を劇場で観てみよう。









