なぜ岡本ゆいが主演に?「シルバー・エクスプレス」オーディションの決め手

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なぜ岡本ゆいが主演に?「シルバー・エクスプレス」オーディションの決め手

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第39回東京国際映画祭で上映された「シルバー・エクスプレス」。映画初主演の岡本ゆいがオーディションで起用された決め手は、“笑わなかった”ことだった。田中未来監督は、オーディションで笑わなかったのは岡本だけだったと語る。

オーディションで“笑わなかった”岡本ゆい、起用の決め手

田中監督はオーディションで候補者に智絵里を演じてもらった際、全く笑わなかったのは岡本だけだったと振り返る。自身も20代の智絵里は笑う子じゃないと思っていたため、解釈が一致したという。岡本も脚本を読んで智絵里は気を使って笑うようなことはしないと感じ、真面目に生きようと意識したと語る。

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アロマンティックな主人公を描いた意図

田中監督は、自分と違う価値観を持つ他者を理解する難しさと大切さから着想を得た。恋愛感情を持つ人と持たない人の分断は大きく、テーマとして伝えやすい題材だったと説明。交流会で様々な話を聞き、セクシャリティは個人の問題であり定義できるものではないと感じたという。個人的に「アセクシャル」「アロマンティック」というより、一人ひとりの個人の違いとして描きたかったと語る。

主演・岡本ゆいと共演・栗原颯人が語る役どころ

岡本は脚本に「…」が多かったことに触れ、間や時間を気にせずその時の気持ちをぶつけてさらけ出したと明かす。栗原は田中監督の短編「ブルー・アンバー」でも同じ翔也役を演じ、今回の脚本を読み始めて翔也目線になってしまい、切ない物語だと語る。自分と近しい人間に出会えたと思ったら決定的な違いがあることに大きな衝撃を受けたという。

音が描く主人公の心理

田中監督は、音を智絵里の心理描写や感情を表すツールとして使った。劇中で聞こえる電車の音は、智絵里が居づらいと感じた時の逃避行を表していると明かした。

「シルバー・エクスプレス」は劇場公開日未定。東京国際映画祭での上映を経て、今後の公開情報に注目したい。

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