・『舟を編む』(ふねをあむ)は、三浦しをんの小説を、石井裕也が映画化した。
・本作のなかで新刊行する辞書『大渡海』は、「辞書は言葉の海を渡る舟、編集者はその海を渡る舟を編んでいく」の意味。
・第37回日本アカデミー賞(2014年)で、最優秀作品賞/最優秀脚本賞/最優秀監督賞を受賞した。
・関連作: 『博士と狂人』(2018) 『日日是好日』(2018) 『つつんで、ひらいて』(2019)
映画『舟を編む』
~あらすじ~
出版社・玄武書房に勤める馬締光也(まじめ みつや)は、営業部で変わり者として持て余されていたが、言葉に対する天才的なセンスを見出され、辞書編集部に異動になる。新しい辞書「大渡海(だいとかい)」――見出し語は24万語。完成まで15年。編集方針は「今を生きる辞書」。個性派ぞろいの辞書編集部の中で、馬締は辞書編纂(へんさん)の世界に没頭する。 そんなある日、出会った運命の女性。しかし言葉のプロでありながら、馬締は彼女に気持ちを伝えるにふさわしい言葉がみつからない。問題が山積みの辞書編集部。果たして「大渡海」は完成するのか?馬締の思いは伝わるのだろうか?出典:Amazon
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映画『舟を編む』予告動画
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映画『舟を編む』配信状況
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映画『舟を編む』監督・キャスト、原作紹介
映画『舟を編む』基本情報
本作(タイトル) | 舟を編む/The Great Passage |
公開年 | 2013年 |
上映時間/再生時間 | 2時間13分 |
監督 | 石井裕也 |
キャスト | 馬締光也・・・松田龍平 林香具矢・・・宮崎あおい 西岡正志・・・オダギリジョー 岸辺みどり・・・黒木華 佐々木薫・・・伊佐山ひろ子 松本朋佑・・・加藤剛 荒木公平・・・小林薫 村越局長・・・鶴見辰吾 三好麗美・・・池脇千鶴 松本千恵・・・八千草薫 タケ・・・渡辺美佐子 江川・・・森岡龍 編集者・・・波岡一喜 小林・・・斎藤嘉樹 宮本慎一郎・・・宇野祥平 山谷花純、小篠恵奈、藤村聖子、又吉直樹、前野朋哉、芹澤興人 |
音楽 | 渡邊崇 |
主な受賞歴 | ・第37回日本アカデミー賞(2014年)最優秀作品賞/最優秀脚本賞/最優秀監督賞 ・第68回毎日映画コンクール日本映画大賞 ・第38回報知映画賞作品賞 ・第26回日刊スポーツ映画大賞作品賞 ほか |
制作会社/配給元 | 「舟を編む」製作委員会(テレビ東京、松竹、アスミック・エース、電通、朝日放送、朝日新聞社、読売テレビ)/松竹、アスミック・エース |
映画『舟を編む』原作紹介
原作:「舟を編む」(光文社刊)三浦しをん
脚本:渡辺謙作
映画『舟を編む』関連作品
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『博士と狂人』(2018)
~解説・あらすじ~
“歴史はこの2人から始まった――。
メル・ギブソン×ショーン・ペン
孤高の学者と、呪われた殺人犯。
世界最大の英語辞典誕生に隠された、真実の物語。”19世紀、独学で言語学博士となったマレーは、オックスフォード大学で英語辞典編纂計画の中心にい
た。シェイクスピアの時代まで遡りすべての言葉を収録するという無謀ともいえるプロジェクトが困
難を極める中、博士に大量の資料を送ってくる謎の協力者が現れる。その協力者とは、殺人を犯し精
神病院に収監されていたアメリカ人、マイナーだった――。出典:Amazon
監督:P.B. シェムラン
出演:メル・ギブソン、ショーン・ペン、ナタリー・ドーマー、エディ・マーサン、スティーヴ・クーガン
『日日是好日』(2018)
~解説・あらすじ~
「人生のバイブル!」と呼ばれるロングセラー・エッセイを映画化! 黒木華、樹木希林、多部未華子の初共演で贈る、一期一会の感動作。
真面目で、理屈っぽくて、おっちょこちょい。そんな典子(黒木華)は、いとこの美智子(多部未華子)とともに「タダモノじ ゃない」と噂の武田先生(樹木希林)のもとで“お茶”を習う事になった。細い路地の先にある瓦屋根の一軒家。武田先生は挨拶も程々に稽古をはじめるが、意味も理由もわからない所作にただ戸惑うふたり。「お茶はまず『形』から。先に『形』を作っておいて、後から『心』が入るものなの。」と武田先生は言うが――。青春の機敏、就職の挫折、そして大切な人との別れ。人生の居場所が見つからない典子だが、毎週お茶に通い続けることで、何かが変わっていった……。出典:Rakuten TV
監督:大森立嗣
出演:黒木華、樹木希林、多部未華子、鶴見辰吾、鶴田真由、山下美月
『つつんで、ひらいて』(2019)
~解説・あらすじ~
菊地信義氏は広告代理店などに勤務した後、1977年に装幀者として独立する。ベストセラーを記録した俵万智の「サラダ記念日」をはじめ、古井由吉、大江健三郎、浅田次郎、平野啓一郎などの1万5,000冊以上もの書籍をデザインしてきた。本を取り巻く環境が時代と共に大きく変化する中、菊地氏は読者が欲しくなる本を作り続ける。出典:Yahoo!映画
監督:広瀬奈々子
映画『舟を編む』口コミ(見どころ・感想)
映画『舟を編む』口コミ(見どころ・感想)
辞書の「恋愛」の項を引くと、編集者の人生観や経験を削りだしたような文言が出てくるのはこの作品から知りました。
フジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」でもアニメ化された「舟を編む」の実写映画作品の見どころは、辞書作りの大変さにあると思います。
TBSドラマの大岡越前で有名な加藤剛さんが、重厚感と落ち着いた演技で作品に確かな重みを与えています。
~感想~
「大渡海」を作る時と出版後のキャラクターそれぞれの環境の変化が、15年という時が過ぎたことを強く実感させてくれます。
辞書を作る作業がこんなにも大変な仕事だとは思いませんでした。
この映画の見どころは、何と言っても辞書を作る作業を一から見ることが出来る所です。
流行なども考慮して辞書に掲載する言葉を一から選ぶところから、その言葉の説明を誰にでも分かりやすく文章にする作業なども見ていて分かりやすいです。
辞書に使う紙にもかなりこだわっていることも分かります。また、辞書を作る作業と並行して変人と呼ばれる松田さん演じる主人公の恋の進展などを見どころだと思います。
恋愛などしたことがないだろう男が恋文を書いたり、自分の気持ちを不器用ながらも伝えたりする様子は、見ていて応援したくなってしまいました。
主演の松田龍平さんや宮崎さんの他にもベテランと呼ばれる俳優さんや女優さんが良い雰囲気を出しているのも良かったです。
~感想~
「舟を編む」は、タイトルだと何の話か分かりませんが、辞書を作る編集者の物語です。
主演は松田龍平さんと宮﨑あおいさんで他にも池脇千鶴さんやオダギリジョーさんなど、癖に強い俳優さんが多く、その中でも松田龍平さんの癖がかなり際立ってました。
辞書に掲載する言葉を選ぶ仕事という、なんとも地味で根気のいる仕事を黙々とこなしていく松田さんの演技は、かなり「本当にこういう仕事をしている人」という感じが出ていて、演技だとは思えなくなってしまいました。
また、言葉の説明にしても「誰にでも分かりやすく」考えていたり、辞書に使う紙にしても「めくりやすく滑らかに」というこだわりがあったり、辞書を作る作業がこんなにも大変な仕事だとは思いませんでした。
流行なども考慮して掲載する言葉を選ぶ作業なども、こういう風にやっているんだと初めて知り、かなり勉強にもなりました。
映画『舟を編む』評価は?
評価サイト | みんなのシネマ(10点満点) | IMDb (10点満点) | Filmarks (5点満点) | Yahoo!映画 (5点満点) |
点数 | 6.67 | 7.1 | 3.8 | 3.99 |
評価サイトの特徴 | ・映画情報/上映中の映画に! ・評論家コラムや、監督やキャストへのインタビュー記事多い | ・海外オンラインデータベース ・Amazon運営 | ・急成長中! SNSシェア強し ・過去作品、評価も厳しめ!? | ・最初に見る。評価甘めかな!? ・Yahoo!運営 |
※本作品の評価情報は2022年1月24日時点のものです。
まとめ
小・中学生の頃、辞書を買ってもらいました。まずは1冊持ってれば十分だと思ってました。それから社会人になって、公務員試験やらで時事辞典など買う機会もありました。
ただただ「使う」側のほうでしたが、「15年」もの年月をかけて制作することの過程、辞書作りの困難さを理解することができました。辞書というのは、「完璧なもの」「間違えているはずがない」と思っていましたが、その裏で信じられない程の作業かあるのだと、驚きました。
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