映画『東京物語』あらすじ、動画を視聴する方法と配信サービスを紹介!

2021-06-08

POINT

・『東京物語』(1953)は世界的巨匠・小津安二郎監督の代表作。「小津調」と形容される独自の演出技法で、家族を丁寧に描いている。
・『東京物語』のテーマ:いつの時代にもある「
親と子のあり方」「疎外感と死生観」。
・『晩春』(1949)『麦秋』(1951)『東京物語』(1953)で原節子が演じたヒロインはすべて「紀子」という名前。3作品をまとめて「紀子三部作」と呼ぶことがある。
・10年おきに発表する英国映画協会「史上最高の映画100」2022年版で、4位に『東京物語』が選ばれた。
・小津安二郎監督主作品:『一人息子』 (1936)『父ありき』 (1942) 『風の中の牝鶏』 (1948 ) 『晩春』 (1949)『麦秋』 (1951)

映画『東京物語』あらすじ

世界的巨匠・小津安二郎の代表作にして、戦後日本における家族の崩壊を描いた傑作ドラマ!

朝鮮特需にわく戦後の日本。広島・尾道に住む老夫婦の周吉ととみが、東京で暮らす子供たちを訪ねにはるばる上京してくる。長男・幸一や長女・志げら子供たちはふたりを歓迎するが、それも束の間、早々に自分たちの生活パターンへと戻っていく。そんな冷たい子供たちの代わりに周吉たちの世話を快く買って出たのが、戦死した次男の嫁・紀子だった。

映画『東京物語』予告動画

映画『東京物語』基本情報

邦題東京物語
原題Tokyo Story
公開年1953年
上映時間2時間16分
監督小津安二郎
キャスト平山周吉・・・笠智衆
平山とみ・・・東山千栄子
平山紀子・・・原節子
金子しげ・・・杉村春子
金子庫造・・・中村伸郎
平山幸一・・・山村聰
平山文子・・・三宅邦子
平山敬三・・・大坂志郎
平山京子・・・香川京子
沼田三平・・・東野英治郎
服部修・・・十朱久雄
服部よね・・・長岡輝子
尾道の医師・・・長尾敏之助
美容院の客・・・水木涼子
敬三の先輩・・・安部徹
隣家の細君・・・高橋豊子
おでん屋の女・・・桜むつ子
美容院の客・・・戸川美子
巡査・・・諸角啓二郎
音楽斎藤高順
受賞歴・1953年度キネマ旬報ベストテンで第2位にランキング
・映画雑誌『Sight&Sound』が発表した史上最高の映画ベストテンの映画監督が選ぶランキングで第1位(2012年)
制作山本武/松竹

関連作品

『麦秋』 (1951)

『晩春』 (1949)

妻を亡くして久しい大学教授の周吉は、27歳になっても未だに嫁に行こうとしない娘の紀子のことが心配でならない。周吉の妹まさが縁談を持ち込んでも、なかなか首を縦に振らない紀子。一方でまさは茶会で知り合った未亡人の秋子を周吉の再婚相手に薦めるが、常々男が後妻をもらうことに嫌悪感を抱いていた紀子の心は、そのことで揺れ始めていく。それを察知した周吉は、彼女と再婚すると紀子に告げた……。
出典:Amazon

『父ありき』 (1942)

小津安二郎監督による、教師である父と、やはり教師になった息子の哀歓を描いたドラマ

金沢で中学教師をしている堀川周平は、息子の良平と2人で暮らしている。だが修学旅行先で教え子を溺死させてしまい、責任を感じて退職。良平を寄宿舎に残し、東京の工場で働きだした。時が過ぎ、良平も教師となった。彼は久々に父親と再会するのだが…。
出典:楽天TV

『風の中の牝鶏』 (1948 )

雨宮時子は夫・修一が外地へ赴いているため、健気にミシンを踏んで生計を立てていた。そんなある日、息子の浩が病に倒れ入院することに。まとまった金が必要になり途方に暮れた時子は、迷った揚げ句、いかがわしい安宿で見知らぬ男に身体を売ってしまう。
出典:楽天TV

『一人息子』 (1936)

名匠・小津安二郎が自らの原作を映画化した、最初のトーキー作品

早くに夫を亡くしたつねは田畑を売り払い、必死で息子・良助を育てていた。優秀な成績を誇る息子のため、進学の資金まで捻出。13年後、東京で出世しているはずの良助は、夜学の教師となっており、生活は苦しかった。初めてそれを知ったつねはがく然とする。
出典:楽天TV

映画『東京物語』口コミ(見どころ・感想)

映画『東京物語』口コミ(見どころ・感想)

切ない物語ですが、情に訴えすぎないドライな演技なので気持ちがより一層深く伝わります
~見どころ~ モノクロ映画ですが、撮影当時の東京や尾道など日本がどんな様子だったのかが伝わり、驚きます。東京がごちゃごちゃしていて騒がしくでも活気に満ちている様子、尾道の海がキラキラと輝き、町全体が静かでも決して寂れているわけではなく、人間が「生活している」感じが伝わるのも、白黒の映像だからこそ伝わるのかもしれません。
映画のストーリーはとても簡単で、尾道に暮らす老夫婦が東京でそれなりに成功し忙しく生活している子供たちを訪ねますが、それぞれが目先の生活に囚われて寂しい気持ちになってしまいます。
そんな中戦死した次男の嫁が忙しい中仕事を休んで2人の東京見物に付き添い、老夫婦は楽しい思い出と共に帰郷する、というものです。
父親役の笠智衆さんの枯れた優しい日本の男性が懐かしく感じられます。
~感想~ 嫁役の原節子さんが優しく賢い大和なでしこぶりで、素晴らしいです。 
美人なのかどうかはさておき、当時流行の開襟シャツとフレアースカートがとても似合い、仕草が美しく素敵でした。
故郷から上京した老親に付き添うのはそれが実の親でも中々難しいものですが、夫が既に亡くなっている嫁の立場なら当時でも難しいと思います。
でもそれが原さんの優しい表情と仕草で「ああこの人は心の底から老親を愛おしく、大切に思っている」と伝わるのです。
実の子供たちにあまり相手にしてもらえなかった親たちには、一層それが伝わって嬉しく思えただろうと想像します。
切ない物語ですが、情に訴えすぎないドライな演技なので気持ちがより一層深く伝わりますし、昔の映画だから「つまらなさそうだなあ」と言わず、ぜひ一度見ていただきたいと思います。

映画『東京物語』評価は?

評価サイトみんなのシネマ(10点満点)IMDb (10点満点)Filmarks (5点満点)Yahoo!映画 (5点満点)
点数8.198.24.14.38
評価サイトの特徴・映画情報/上映中の映画に! ・評論家コラムや、監督やキャストへのインタビュー記事多い・海外オンラインデータベース ・Amazon運営・急成長中! SNSシェア強し ・過去作品、評価も厳しめ!?・最初に見る。評価甘めかな!? ・Yahoo!運営
本作品の評価情報は2023年9月19日時点のものです。