あきらめ症候群がテーマの映画「生存放棄 クワイエット・ライフ」12月11日公開、衝撃の実話に着想

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あきらめ症候群がテーマの映画「生存放棄 クワイエット・ライフ」12月11日公開、衝撃の実話に着想

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現実の症例“あきらめ症候群”に着想を得た衝撃の映画「生存放棄 クワイエット・ライフ」は、12月11日より全国の劇場で公開されます。新宿シネマート、ヒューマントラストシネマ渋谷、アップリンク吉祥寺ほかで上映予定です。

映画のあらすじと背景

本作は、スウェーデンで実際に報告された“あきらめ症候群”を題材に、難民家族の危機と選択を描きます。

2018年、スウェーデン。母国ロシアで迫害を受けたセルゲイとナタリアは、二人の娘を連れて逃れてきました。働き、言葉を学び、当局の審査に従いながら、家族は普通の生活を始められる日を待っています。しかし難民認定申請は却下され、その直後、末娘カティアが突然倒れ、外界への反応を失います。医師が告げたのは“あきらめ症候群”。娘を目覚めさせるには、家族に安全と希望を取り戻す必要があると告げられた両親は、再審査に望みを託します。そして姉アリーナに求めたのは、彼女の記憶にはない出来事の証言でした。妹を目覚めさせるため、家族の未来をつなぐため、少女はある“真実”を語り始めます。

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“あきらめ症候群”とは何か

1990年代後半にスウェーデンで初めて報告された実際の症例で、2003年から2005年には400件以上の症例が報告されています。

  • 血圧も正常、反射神経もすべて正常に機能しているのに、歩くことも話すことも食べることも、目を開けることすらできない。
  • スウェーデン国外では確認されていない。
  • スウェーデンの医師たちは「世界があまりにもひどいので、子どもたちは絶望し、脳の意識的な部分を切り離してしまった」と結論。
  • 2014年に、トラウマ体験後に働く防御機制であることが正式に認められました。

監督が語る本作への思い

アレクサンドロス・アブラナス監督(「ミス・バイオレンス」でベネチア銀獅子賞)は、自身の経験からこの物語に取り組みました。

共同脚本家のスタブロス・パムバリスと共に、クーデターや戦争、住む場所を追われた経験の記憶が生々しく残る国で生まれ育ったという監督。近年の世界の出来事の中で、難民が二級の人間として扱われ、気候危機や政治的混乱が進む現状に対し、「人間性と愛を通して、そうしたあり方に対抗するものを見いだそうとしました」と語っています。

また、「何百万人もの子どもたちが戦争や貧困、政治的抑圧によって住む場所を追われている。親はどうすれば子どもたちを守り、安定した生活を与えられるのか」と問題提起。「これは深い絶望の状態で、スウェーデンだけでも何百人もの子どもたちが陥っています。本作はどんな代償を払ってでも希望と安定を取り戻そうとする彼らの闘いを、非人間的な状況の中に光を見いだそうとする姿を描いた映画です」とコメントしています。

受賞歴と公開情報

本作は第81回ベネチア国際映画祭オリゾンティ部門に正式出品され、インターフィルム賞を受賞。数々の海外映画祭で高い評価を得ています。

  • 邦題:生存放棄 クワイエット・ライフ
  • 原題:QUIET LIFE
  • 監督:アレクサンドロス・アブラナス
  • 公開日:12月11日
  • 上映劇場:新宿シネマート、ヒューマントラストシネマ渋谷、アップリンク吉祥寺ほか全国

今すぐできるアクション

気になる方は、公開初日である12月11日から上映劇場で観ることができます。事前に各劇場のサイトで上映スケジュールをチェックし、早めにチケットを確保することをおすすめします。

この映画は現実の症例に基づいた衝撃的な作品。人間性と愛が絶望にどう立ち向かうのか、ぜひ劇場でご覧ください。

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