・『錨を上げて』(1945)は、水兵の恋物語を描いたミュージカル映画。出演しているジーン・ケリー、フランク・シナトラが演じる音楽や歌手志望のヒロインを巡る二人の恋のドタバタ劇。タイトルは軍歌、行進曲の『錨を上げて』から。
・「トムとジェリー」のネズミキャラクター「ジェリー」とジーン・ケリーによる実写とアニメの融合した場面も見どころのひとつ!
・『錨を上げて』第18回アカデミー賞(1946年)作曲賞(歌曲・編曲賞)を受賞した。
・関連作: 『イースター・パレード』(1948) 『巴里のアメリカ人』(1951) 『ザッツ・エンタテインメント』(1974)
映画『錨を上げて』
~あらすじ・解説~
二人の水平クラレンスとジョゼフは、四日間の特別休暇を有意義に過ごそうとハリウッドへ向かった。
着いた早々二人は恋に落ちてしまった…なんと同じ相手に。
四日間という限られた時間で、なんとか歌手を目指すスーザンの心を掴もうと、二人はあの手この手を繰り出して、
恋の大騒動を引き起こすのだった。「トムとジェリー」のジェリーのタップダンスや20台のピアノによる大演奏など
全編に盛り込まれたミュージカルシーンには、色褪せない感動が吹き込まれている。
「雨に唄えば」でミュージカル革命を起こしたジーン・ケリー、エンターティメントの帝王フランク・シナトラが、
唄い踊るミュージカル超大作。出典:Amazon
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映画『錨を上げて』予告動画
Anchors Aweigh Official Trailer 1 – Frank Sinatra, Gene Kelly Movie (1945) HD
映画『錨を上げて』配信状況
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映画『錨を上げて』監督・キャスト、原作紹介
映画『錨を上げて』基本情報
本作(タイトル) | 錨を上げて/Anchors Aweigh |
公開年 | 1945年 |
上映時間/再生時間 | 時間分 |
監督 | ジョージ・シドニー |
キャスト | ジョゼフ・ブラディ・・・ジーン・ケリー クラレンス・ドゥーリッツル・・・フランク・シナトラ スーザン・アボット・・・キャスリン・グレイソン ホセ・イトゥルビ・・・ホセ・イトゥルビ ドナルド・マーティン・・・ディーン・ストックウェル ブルックリン・・・パメラ・ブリットン 巡査部長・・・ラグ・ラグランド カフェの店長・・・ビリー・ギルバート 艦長・・・ヘンリー・オニール カルロス・ラミレス・・・カルロス・ラミレス ラジオ警官・・・ジェームズ・フレイヴィン 警部・・・エドガー・ケネディ |
音楽 | ジョージ・ストール、ジュール・スタイン 、サミー・カーン |
主な受賞歴 | ・第18回アカデミー賞(1946年)作曲賞(歌曲・編曲賞) |
制作会社/配給元 | ジョー・パスターナク/MGM |
映画『錨を上げて』原作紹介
原作:ナタリー・マーシン
脚本:イソベル・レナート
映画『錨を上げて』関連作品
以下の作品のDVDパッケージ「画像」をクリックすると、Amazon・楽天で作品詳細等を確認することができます。
『イースター・パレード』(1948)
~あらすじ~
フレッド・アステア&ジュディ・ガーランド主演、楽しさあふれる伝説のミュージカル!イースターを前にダンサーのドンは、パートナーのヘイルをショーに引き抜かれてくさっていた。
やけになった彼は踊りの基本も知らないハナーを誘い、チームを組みなおす。
2人は大成功をおさめるが、ハナーはドンがヘイルを今でも愛しているのではないかと胸を痛めていた・・・・・。出典:Amazon
監督:チャールズ・ウォルターズ
出演:フレッド・アステア、ジュディ・ガーランド、アン・ミラー
『巴里のアメリカ人』(1951)
~あらすじ~
ジーン・ケリーがパリを舞台に華麗に舞う、ロマンティック・ミュージカル。一人前の絵描きになることを夢見てジェリーはアメリカからパリへやってきた。
個展でアメリカ人の富豪ミロに認められるが、それは公私にわたるパトロンとしてのお誘いでもあった。
ジェリーはミロと一緒に行ったキャバレーで、偶然見かけた清楚なパリ娘リズに一目惚れしてしまう。
お互いに愛し合う仲になったが、ジェリーはある日、リズに婚約者がいることを告げられる。
悲恋は果たしてこのまま終わってしまうのだろうか! ?出典:Amazon
監督:ヴィンセント・ミネリ
出演:ジーン・ケリー、レスリー・キャスロン、オスカー・レヴァント
『ザッツ・エンタテインメント』(1974)
~解説~
MGMミュージカルの変遷を、各作品のハイライト・シーンを並べて見せたミュージカル・アンソロジー。出典:Yahoo!映画
監督:ジャック・ヘイリー・Jr
出演:フレッド・アステア、ビング・クロスビー、ジーン・ケリー
映画『錨を上げて』口コミ(見どころ・感想)
映画『錨を上げて』口コミ(見どころ・感想)
ジーン・ケリーのダンスやシナトラの歌が全体を通してたくさん登場し、ミュージカルとしては非常に完成度の高い、見応えのある作品だと思います。
ジーン・ケリーとフランク・シナトラという二大俳優が共演したミュージカル映画です。二人の個性が存分に発揮されており、この二人のどちらか、または両方のファンであるという方にはぜひおすすめします。
ストーリーの方はあまり重視されていないため、どちらかというとミュージカルがメインになっていますが、ジーン・ケリーのダンスやシナトラの歌が全体を通してたくさん登場し、ミュージカルとしては非常に完成度の高い、見応えのある作品だと思います。
また、題名からも推測できるように主人公たちは水兵であり、その自由ですばらしい仕事に誇りを持っています。
彼らの陽気な性格や、舞台となっているハリウッドの華やかさなども見どころの一つだと思います。
~感想~
ミュージカル映画なのでストーリーは非常に単純で、あまり現実的とは言えない作りとなっています。
男の人数に対し、最終的に同じ人数の女が集まり、それぞれが上手い具合にくっついたところで物語は終わりますが、あまりにもご都合主義といいますか、物語の工夫が乏しく、少し期待外れな部分もありました。
しかし、ミュージカルとしての出来は良く、そこまで深いストーリー性を求めてはいけないという気もいたします。
もっと味わい深い映画が観たいといった方には、この映画では満足していただけないかと思います。
ただ、ミュージカル作品にはストーリーまで良くできたものもあるので、この作品に関しては本当に、単純に歌や踊りを楽しみたい方向けだと思います。
ことが残念ですが、仕方のないようにもみえました。
この映画の中にはセリフに哲学的な言葉がたくさん出てきます。
特にラスト近くに出てきたおじいさんの話す言葉には、人生の深みを感じさせる説得力のあるものがありました。
ナナはもう一度、自分の大切だった芸術や美や愛を取り戻そうとしかすかに光がみえてきたように思えました。
そんな矢先のまさかの展開に衝撃を受けてしばらく固まってしまいました。
映画『錨を上げて』評価は?
評価サイト | みんなのシネマ(10点満点) | IMDb (10点満点) | Filmarks (5点満点) | Yahoo!映画 (5点満点) |
点数 | 7.0 | 7.1 | 3.8 | 3.6 |
評価サイトの特徴 | ・映画情報/上映中の映画に! ・評論家コラムや、監督やキャストへのインタビュー記事多い | ・海外オンラインデータベース ・Amazon運営 | ・急成長中! SNSシェア強し ・過去作品、評価も厳しめ!? | ・最初に見る。評価甘めかな!? ・Yahoo!運営 |
※本作品の評価情報は2022年3月2日時点のものです。
まとめ
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