『日本沈没』（1973）は、小松左京のSF小説を映画化した作品。『日本沈没』公開時、ノストラダムスの大予言やユリゲラーなど、一連のSF超能力ブームが流行っていた。「日本が沈没したらどうなるのか？」というシミュレーションと言うべきか（テーマ：国を失う民の悲哀と民族大移動）。テーマは国を失う民の悲哀と現代版民族大移動。20...
1970年代～の記事一覧
原題は「メロディ」。アメリカ、イギリスと公開するもヒットせず。邦題『小さな恋のメロディ』で日本でヒット後、特にラテンアメリカでヒットした。 ・原題「メロディ」はヒロインの名前でもあるが、メロディ役を演じたトレーシー・ハイドは、日本の男子も女子からのウケもよく、ファンがいた。 ・名セリフ：「50年愛してくれる？」「うん。...
『アタック・オブ・ザ・キラー・トマト』（1978）は熱狂的なファンを持つカルト映画がいる一方で、B級映画をも下回る「Z級映画」「不朽の駄作」とも評される。 ・ティム・バートン監督『マーズ・アタック！』(1998)の元ネタになったもが、“おバカ映画の金字塔”『アタック・オブ・ザ・キラートマト』なのだ。関連作：『キラーコン...
『マッドマックス』（1979）は、メル・ギブソンの出世作品。『マッドマックス』が製作された背景には、ジョージ・ミラー監督が負傷者を搬送する救急車に同乗したという実体験に加え、1970年代のオーストラリアでは、暴走族が社会問題化していたことにある。 映画キャストとは言え、暴走チームなどに現役の暴走族を採用することで、悪の...
『ハリーとトント』（1974）は、副題を含めれば、『ハリーとトント～翔んでるおじいちゃんのアメリカ横断』。頑固爺さんハリーと愛猫トントの微笑ましいロードムービーだ。ハリーこと、アート・カーニーは第47回アカデミー賞（1975年）主演男優賞を受賞した。・関連作：『バウンティフルへの旅』（1985） 『ネブラスカ ふたつの...
映画『八甲田山』（1977）は、史実「八甲田雪中行軍遭難事件」を題材に、新田次郎小説「八甲田山死の彷徨」を映画化にしたもの。日本映画史上類を見ない過酷なロケとして有名で、実際に真冬の八甲田山でロケを敢行した。台詞「天は我々を見放した…」は流行語となった。森谷司郎監督作品： 『日本沈没』(1973) 『聖職の碑』 (19...
『恐怖の報酬』（1977）は、フランス映画『恐怖の報酬（Le Salaire de la peur）』（1953）のリメイク版である。『恐怖の報酬』（1977）では、オリジナルにはなかった緊張感を煽る演出が加えられている。ストーリーは、ズバリ『地獄の往て帰りし物語』。批評家の評価も高い。 ・関連作： 『穴』（1960）...
『時計じかけのオレンジ』は、キューブリック監督SF三部作の最終作とされている作品。テーマは、罪と罰と赦し。「善は選択することで善となり、それをやめたとき、人間ではなくなる」。アレックスのラストシーン台詞：I was cured alright（「完璧に治ったね」）。キューブリック監督のSF三部作：『博士の異常な愛情 ま...
『太陽を盗んだ男』（1979）は「原爆を作って政府を脅迫する」というストーリー。中学理科教師の城戸誠 役に、ジュリーこと沢田研二が、対する警部・山下役に菅原文太が演じている。ナイター中継延長、ローリングストーンズ来日公演を要求！？何じゃそれ！・関連作： 『青春の殺人者』（1976） 『新幹線大爆破』（1975）...
『ジョーズ』（1975）は、ピーター・ベンチリーによる小説から、スティーヴン・スピルバーグ監督が映画化した。『ジョーズ』海で撮影された最初の大型映画と言われている。『ジョーズ』の製作過程で、機械仕掛けのサメが頻繁に故障するなどアクシデントに見舞われた（予算とスケジュールを大幅に超過した）。しかし、サメの視点に切り替えた...
