『犬ヶ島』あらすじ・キャスト徹底解説と魅力深掘りレビュー完全版ガイド!

2021-08-07

POINT


『犬ヶ島』(2018)
の監督を務めた
ウェス・アンダーソンは、制作にあたり黒澤明監督や宮崎駿監督の映画に影響を受けたという。よって、日本映画へのオマージュが随所に散りばめられており、
どこか懐かしく、異文化への敬意
を感じさせるユニークな設定とデザインが魅力的。

『犬ヶ島』の
舞台は近未来の日本で、黒澤明監督の「七人の侍」をオマージュしたストップモーション・アニメ(た人形アニメーション)。
唯一無二のストップモーション・アニメーション技法
:細部にまでこだわったセットと、パペットの動きが織りなす独特の世界観。その
手作りの温もりと緻密さ
は必見!!

「友情と希望」を描く感動の物語である。
「ドッグ病」の蔓延と犬の隔離という困難な状況下で、
少年アタリと5匹の犬たちが築く絆
、そして陰謀に立ち向かう彼らの勇気が胸を打つ!
・まとめると、
『犬ヶ島』は単なるアニメ映画ではなく、
ストップモーションという文化そのものを更新しつつ、西洋が日本に向けて作り上げた“異文化映画の集大成”
と言える作品なのである。

第68回ベルリン国際映画祭で、
銀熊賞
(監督賞)を受賞した。
・関連作:『ウォレスとグルミット ペンギンに気をつけろ!』(1993)『ファンタスティック Mr.FOX』(2009)『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014)『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』(2016)

映画『『犬ヶ島』』あらすじ

近未来の日本。ドッグ病が大流行するメガ崎市では、人間への感染を恐れた小林市長が、すべての犬を“映画『犬ヶ島』"に追放する。ある時、12歳の少年がたった一人で小型飛行機に乗り込み、その島に向かった。愛犬で親友のスポッツを救うためにやって来た、市長の養子で孤児のアタリだ。島で出会った勇敢で心優しい5匹の犬たちを新たな相棒とし、スポッツの探索を始めたアタリは、メガ崎市の未来を左右する大人たちの陰謀へと近づいていく──。

映画『『犬ヶ島』』予告動画

映画『『犬ヶ島』』基本情報

邦題『犬ヶ島』
原題Isle of Dogs
公開年2018年
上映時間1時間41分
監督ウェス・アンダーソン
キャスト小林アタリ ・・・ コーユー・ランキン(野田哲平)
スポッツ ・・・ リーヴ・シュレイバー(森川智之)
チーフ ・・・ ブライアン・クランストン(楠大典)
レックス ・・・ エドワード・ノートン(川島得愛)
キング ・・・ ボブ・バラバン(川中子雅人)
ボス ・・・ ビル・マーレイ(石住昭彦)
デューク ・・・ ジェフ・ゴールドブラム(横島亘)
ナツメグ ・・・ スカーレット・ヨハンソン(遠藤綾)
ジュピター ・・・ F・マーリー・エイブラハム(屋良有作)
オラクル ・・・ ティルダ・スウィントン(町山広美)
小林市長 ・・・ 野村訓市
メイジャー・ドウモ ・・・ 高山明
渡辺教授 ・・・ 伊藤晃
科学者助手ヨーコ・オノ ・・・ オノ・ヨーコ(石塚理恵)
トレイシー・ウォーカー ・・・ グレタ・ガーウィグ(戸松遥)
ヒロシ編集員 ・・・ 村上虹郎(島﨑信長)
通訳ネルソン ・・・ フランシス・マクドーマンド
ニュースキャスター ・・・ 野田洋次郎
筆頭執刀医 ・・・ 渡辺謙
おばさん ・・・ 夏木マリ
ゴンド ・・・ ハーヴェイ・カイテル(土師孝也)
スクラップ ・・・ フィッシャー・スティーヴンス(細野晴臣)
ナレーター ・・・ コートニー・B・ヴァンス(石塚運昇)
同時通訳機 ・・・ フランク・ウッド(英語版)
アーニー ・・・ en:Jake Ryan: ジュニア通訳者
第一ジュニア科学者 ・・・ 山田孝之
第二ジュニア科学者 ・・・ 秋元梢
第三ジュニア科学者 ・・・ 松田翔太
第四ジュニア科学者 / バーテンダー ・・・ 松田龍平
ドローン操縦士 ・・・ 高橋盾
パンク少女 ・・・ 池田エライザ
学生編集員 ・・・ 育之介
学生編集員 ・・・ 兒玉太智
学生編集員 ・・・ 大社カリン
音楽アレクサンドル・デスプラ
受賞歴・第68回ベルリン国際映画祭(英語版) 銀熊賞(監督賞)
制作インディアン・ペイントブラッシュ、アメリカン・エンプリカル・ピクチャーズ/フォックス・サーチライト・ピクチャーズ、 20世紀フォックス

関連作品

共通点:表現手法へのこだわりと作家性

制作秘話とテーマの深掘り

『ウォレスとグルミット ペンギンに気をつけろ!』(1993)

『ファンタスティック Mr.FOX』(2009)

Mr.フォックスは盗みをしながら暮らしていたが、妻のMrs.フォックスとちょっと変わり者の息子アッシュのために足を洗い、今は穴暮らしをしながら新聞記者として働く日々。だが、「もっといい暮らしがしたい! 」そんな欲求にかられた彼は、丘の家を購入することに。しかし丘の向こうには意地が悪い3人の農場主(人間)が住んでいた。憧れの家へ引越し、人間に近づいたMr.フォックスは野生の本能が目覚めてしまい、人間たちの飼育場から昔のように獲物を盗むことに熱をあげていく。日々獲物を盗まれる人間たちの怒りはついに絶頂に達し、結束した3人はトラクターを使って根こそぎ丘を掘りかえし始めた――。父親として、“ファンタスティック"に生きたいMr.フォックスと土の中で生活する彼の仲間たちは、野生の本能と誇りをかけ、人間たちと戦い始める!
出典:Amazon

『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014)

美しい山々を背に優雅に佇む、ヨーロッパ最高峰と謳われたグランド・ブダペスト・ホテル。その宿泊客のお目当ては“伝説のコンシェルジュ“グスタヴ・Hだ。彼の究極のおもてなしは高齢マダムの夜のお相手までこなす徹底したプロの仕事ぶり。
ある日、彼の長年のお得意様、マダムDが殺される事件が発生し、遺言で高価な絵画がグスタヴに贈られたことから容疑者として追われることに。愛弟子のベルボーイ・ゼロの協力のもとコンシェルジュの秘密結社のネットワークを駆使してヨーロッパ大陸を逃避行しながら真犯人を探すグスタヴ。殺人事件の真相は解明できるのか!?
出典:Amazon

映画『犬ヶ島』口コミ(見どころ・感想)

映画『犬ヶ島』口コミ(見どころ・感想)

個性豊かでまるで人間のような哀愁を漂わせている動物たちが、愛らしく感じます。
~見どころ~ 映画『犬ヶ島』では、犬の会話は全て人間の言葉で翻訳されています。
ウェス・アンダーソン監督の考える、近未来の日本を舞台に繰り広げられる、奇妙すぎるこの映画のオープニングは、和太鼓の演奏から始まります。展開される繊細なクレイアニメーションは、観る人を飽きさせないユーモアがあります。
犬たちの会話シーンにも、監督ならではのシュールな笑いが惜しみなく飛び交いていて、個性豊かでまるで人間のような哀愁を漂わせている動物たちが非常に愛らしく感じます。また、物語の舞台が日本ということもあり、セリフの多くは日本語で発されます。 
日本人の俳優さんも参加しており、国内外問わず、有名なあの俳優さんもさりげなく出演されています。ぜひ確認してみてください。~感想~ 私は犬が苦手でした。でもこの映画を観終わった後、苦手意識はすっかり消え去り「犬と戯れたい」欲が湧き起こりました。 犬の魅力を集めに集めた作品です。しかし、単なる動物の感動作ではなく、犬がどんな風に人間と付き合ってきたか、彼らが自分たちの生活をどう考えているか、そして飼い主と飼い犬の信頼関係など…。 
まるで井戸端会議のような犬たちの会話はずっと見ていたくなるようなユーモアがあります。実際、犬が考えていることは知り得ませんが、「そんな風に思っているなら、素敵じゃないか」と童心に帰ったようです。ゴミ島に隔離され、疲弊した犬たちの前に現れるアタリ少年。元飼い犬たちは、少年をごく自然に飼い主として忠誠心を抱くシーンは思わず可愛いと思ってしまうし、そう思わせる監督の絶妙なテンポ感が素晴らしいです。また、少年が飼い犬を探す様を日本昔話のような語り口で展開していくのも、日本人としてワクワクしました。
一昔前の人形劇を観ているような、バリ島の影絵の芝居を眺めているような、そんなノスタルジックな懐かしい気持ちになります。
~見どころ~ 第68回ベルリン国際映画祭のオープニング作品で銀熊賞(監督賞)を受賞した作品ということで興味を持って、この映画を観ることにしました。日本の漫画が原作です。
主人公の小林アタリくんという少年の飼っている愛犬スポッツが、映画『犬ヶ島』というゴミだらけの島に隔離されてしまいます。
当時、犬の伝染病が蔓延し社会問題になっていてました。そこで市長が犬をゴミ島へ隔離することを決めたのでした。
アタリくんはゴミ島へ愛犬を探しに行き、そこで他の個性的な犬たちと出会います。少年と犬のストーリーというと青空の出てくるような明るい雰囲気かと思いきや、全体的にほの暗い感じのする、少し不気味な印象を受けます。そこが魅力的です。~感想~ この映画を観ていると、一昔前の人形劇を観ているような、バリ島の影絵の芝居を眺めているような、そんなノスタルジックな懐かしい気持ちになります。 
登場する犬のパペットの毛並み、作り物なのに美しいですし、招き猫、美しい襖絵、浮世絵や和太鼓、寿司、富士山など、日本の美しい文化もこの映画には登場するので、次は何がでてくるかなあとドキドキしながら楽しむことができました。どの犬もしっかり個性を持っていて、自分だったらどの犬を飼いたいだろう、などと想像するのもまた一興でした。海外のウェスアンダーソン監督が日本の文化や習慣をこんなに丁寧に描写してくれたことに感謝の気持ちでいっぱいです。声優に野田洋次郎さんや渡辺謙さん、夏木マリさんが出ているのも見逃せません。

映画『犬ヶ島』評価は?

評価サイトみんなのシネマ(10点満点)IMDb (10点満点)Filmarks (5点満点)Yahoo!映画 (5点満点)
点数6.357.93.93.74
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本作品の評価情報は2025年12月2日時点のものです。