崖っぷちからの逆転を果たした、日本を代表する5人のアスリートたちの特別編。卓球・内村航平、体操・内村航平、車いすテニス・国枝慎吾、競泳・萩野公介、陸上・山縣亮太。王座からの陥落やケガによる不調など、数々の逆境に悩み苦しんできた。しかしその後、日本記録の更新や下馬評を覆す代表入りなど、見事な復活劇を演じている。その裏にはどんな流儀があったのか?困難や苦しみの中でも、前を向いて生きるためのヒントとは?
『プロフェッショナル 仕事の流儀』の放送はいつ?
『プロフェッショナル仕事の流儀』 プロフェッショナル「逆境を乗り越える5つの流儀」 2020年7月6日(火) NHK総合 22時30分~23時15分【放送済】 |
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内村航平選手のプロフ
内村航平選手のプロフ
内村航平選手のプロフ
【動画】
内村航平・石川佳純ら出演!
土屋太鳳がアスリートの想いを代弁
『ASICS』CM「TEAM RED 私たちは TEAM だ。」篇【本編はこちら↓】https://t.co/BnsvjNlGee#内村航平 #石川佳純 #土屋太鳳 @kohei198913 pic.twitter.com/RVrYg6rTww
— ザテレビジョン (@thetvjp) June 28, 2021
プロフのとおり、内村航平選手の家族は、父母、妹も体操選手で「体操一家」です。
3歳には『スポーツクラブ内村』で体操を始め、朝日生命体操クラブに入門することになります。東洋高等学校を卒業後、日本体育大学体育学部体育学科に在籍し、体操競技部に所属していました。大学4年のときには主将も務めていました。
内村航平選手は、2008年の北京オリンピックで、19歳にして初出場を果たし、「銀メダル」を手にしました。
その後、2012年ロンドン、2016年リオデジャネイロと3度オリンピックに出場し、個人総合2連覇を含む7つのメダル(金3、銀4)を獲得しました。
また、世界体操競技選手権の個人総合では、世界最多の6連覇を含む19個のメダル(金メダル10、銀メダル5、銅メダル4)を獲得しました。
このように、6種目のトータルで頂点に立ち続ける体操界の「キング」として立ってきました。
2016年12月には日本体操界初のプロ選手へと転向を行い、アシックスジャパンとスポンサー契約を結びました。
その後ちゃんぽん店で知られる「リンガーハット」と所属契約するも、コロナ禍の影響を受け終了、2021年3月には自動車販売などを手掛ける「ジョイカル」に所属契約を結ぶことになりました。
内村航平選手、東京オリンピックの切符をつかむ!
内村航平選手、ギリギリだった!オリンピックの切符をつかむも「えー、ダメです」
内村航平選手が東京オリンピックの切符を掴んだのは、つい先月(2021年6月)のことです。
体操の東京オリンピック日本代表選考会を兼ねた全日本体操種目別選手権は、6/5~6/6に行われました。 内村選手のオリンピック代表内定が決定した直後のインタビューでのこと。 選考会では日本体操協会が定める得点で、ポイント化して争われましたが、跳馬の米倉英信とでは同点であったし、最終日には同じ鉄棒で上回った橋本大輝線選手とでは、あと「0.001点」でも加算されていたら、連続のオリンピック出場は絶たれてしまうという窮地にあり、本当にギリギリで東京オリンピックの切符をつかんだわけなのです。 |
内村選手は、これまでオリンピック3大会(2008年北京、2012年ロンドン、2016年リオデジャネイロ)に出場し、「個人総合」2連覇を含む7つのメダル(金メダル3、銀メダル4)を獲得してきました。
ですが、今回の東京オリンピックへの出場を目指すにあたっては、内村選手の葛藤のなかで重大な「決断」というものを下していました。
これまで出場してきた「個人総合」を回避して、種目は「鉄棒」のひとつに絞りました。そして団体枠ではなく、「個人枠」で日本代表入りを狙ったのです。
(なぜ、東京オリンピックの切符を掴んだと思いますか?)
今回の『プロフェッショナル仕事の流儀』では、日本を代表する5人のアスリートたちを取り上げた特別編ということで、新たに編集されているでしょう。
さまざまなスポーツ番組や特番、イベントなどで、内村航平選手のインタビューやお話しを聞くことができました。
それらの内容を一通りまとめておきます。
まず2020年9月8日に放送された『プロフェッショナル仕事の流儀』「内村航平、王者の決断」では、そのエンディングあたりで、内村選手は以下のように語っていました。
Q:最近できるようになって楽しかったこととか、練習での印象的な場面は?
内村選手:やっぱ鉄棒だけやると、鉄棒うまくなるんだっていう
内村選手:手ごたえは、すごく感じましたね。Q:プロフェッショナルとは?
内村選手:プライドを捨てるとか、弱さを受け入れるとかも、最終的に自分を信じることができなくなったら、すべてうまくいかないじゃないですか。最終的には自分が決めた道を行くっていう。自分が信じることというのがやっぱり芯にないと、プライドを捨てたり弱さを認めたりっていうこともできないかなって、今 思いました。
出典:NHK『プロフェッショナル仕事の流儀』「内村航平、王者の決断」より
コロナ禍の影響で、東京など首都圏では緊急事態宣言を解くことができず、東京オリンピックの延長が決まり・・・。
こうして、2021年を迎えたのです。
「王座からの陥落やケガによる不調などで逆境に立たされた」契機となったのは、2016年のリオデジャネイロオリンピックの翌年にあった、世界体操でした。
「内村選手、大丈夫でしょうか・・・」テレビからは、左足首を抑えた内村選手が映りだされました。
(私も見てました。体操界の「キング」が・・・。)
本番の競技中に左足靭帯を痛めてしまい、内村選手とって体操人生初の途中棄権となったのです。
内村選手曰く、この怪我、途中棄権という挫折を味わい、「経験しなければならなかった」のだと。
挫折を味わい、経験したことで、「原点に帰れた」のだと。
体操界のキングと呼ばれていても、弱い自分と出会った・・・。
そこで何かを掴んだのかと問いを投げかけたら、やはり、
「原点に帰れた」ということだけ。
いろいろ自分のことを考え、見つめなおしてみる。
やっぱり、自分は「体操が自分は好きなんだ」と。
体操が好きな自分だけど、「やっぱりオリンピックは諦められない。」
「どうしたらオリンピックにいけるのだろうか!?」」
「6種目やってこそ体操」って自分に言い聞かせてきたけれど・・・、「これじゃ行けないな」と。あのリオデジャネイロオリンピックで結構なことやり切った。
「6種目やってこそ体操」「6種目やってこそ体操」「6種目やってこそ体操」・・・。
「6種目やってこそ体操」っていうのが、苦しい。首を自分で絞めている・・・(内村選手の内にあるのは、「もうやりたくない」ってことだったが、人前では見せなかったと。)。
内村選手は自問自答を繰り返しながら、葛藤のなかで重大な「決断」を下したのです。
「北京からリオデジャネイロまで、勝ち続けた人はいない。」
「だからもう6種目やりすぎたから もういいでしょ」って。
こうして、
「6種目」ではなく「鉄棒」という種目のひとつに絞りこんで、「団体枠」ではなく「個人枠」で日本代表入りを狙っていったのです。
かつて味わった怪我、そして悩まされる両肩痛。迫ってくる若い選手たちのこと、体力面などのコンディションのこともあったでしょう。
「鉄棒」の一本のみ。、
そのことで、内村選手の体の負担は減りました。モチベーションは上がって「鉄棒」だけに集中することができ、さらに難しい技にも挑戦することができるようになったのです。
結果は僅差、ギリギリで勝ち取った東京オリンピックの切符。
「選択と集中」が功を奏し、いくつもの運が強くなって味方になってくれたわけです。
内村航平選手は、本当にオリンピックに出場することに妥協はしなかったと言っていました。
(内村航平選手のオリンピック、鉄棒を見るのも最後かもしれないですが、結果は結果。勝負強い選手だと思いました。)
内村航平選手、世界最高得点もマーク。H難度「ブレットシュナイダー」も見て!
体操男子種目別鉄棒
【世界最高得点】
15.766【選手】
内村航平
日本🇯🇵
32歳【樹立日】
2021年6月5日
全日本種目別選手権https://t.co/MVve224Jqc pic.twitter.com/lxrYBfm4fm— オリンピック世界記録チャンネル (@tnwred) July 1, 2021
↓H難度「ブレットシュナイダー」の動画を見ることができます。↓
内村航平 鉄棒ノーカット H難度超スロー動画あり | 第60回NHK杯 体操
内村航平選手「これからの主役は彼ら達だ。」
内村航平選手試合後コメント
「体操をするのはもういいのかなぁという気持ちです。
自分は後輩たちに伝える存在になるべき。
僕はもう主役じゃない。
オリンピックで僕が2連覇したのはもう過去。これからの主役は彼ら達だ。」内村選手から次世代へバトンが渡されました!#内村航平#体操競技#体操 pic.twitter.com/Jc3FJNpZau
— ぱき(東京オリンピック応援団長) 各競技の魅力を配信中 (@paki_sport) July 24, 2021
内村航平選手は、今日まで頂点に居続ける努力と健闘をしてきました。惜しくも今大会ではメダル獲得なりませんでしたが、内村選手と体操ニッポンにエールを送りたいと思います。
内村航平選手へ。米倉英信選手がツイッターで反応
航平さんがミスしてしまって
いろんな思いがありますが、
お疲れ様でしたといいましょう!あとは、オリンピックにはいつもと違う雰囲気が流れてたし航平さんも、
1人の人間なんだなって思いました。土下座はしなくて良いですからね!笑
— 米倉 英信 Hidenobu Yonekura (@hide_gym) July 24, 2021
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まとめ
・NHK『プロフェッショナル仕事の流儀』
2020年9月8日放送分 第448回 「内村航平、王者の決断」
~解説~
オリンピック2連覇、世界選手権6連覇。「史上最高の体操選手」とされた絶対王者・内村航平(31)が大きな決断を下した。6種目で競う個人総合を断念し、鉄棒1種目に絞って東京での金メダルを狙うという。だが全人生をかけて取り組んできた個人総合に別れを告げるまでには知られざる葛藤があった。2019年夏から月1回インタビューを実施。極秘のオーストラリア合宿にも同行。誰も知らない、王者の心の軌跡が明かされる。出典:NHKオンデマンド
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