・『巴里のアメリカ人(パリのアメリカ人)』(1951)は、『雨に唄えば』で知られるジーン・ケリーに、レスリー・キャロン、オスカー・レヴァント等が出演しているミュージカル映画。
・『巴里のアメリカ人』は、第24回アカデミー賞(1952年)で6部門で受賞した。
・『巴里のアメリカ人』は、アメリカ国立フィルム登録簿に保存された。
『巴里のアメリカ人』で使用された音楽は全てジョージ・ガーシュウィンの作曲、兄アイラ・ガーシュウィンの作詞によるもの。音楽『パリのアメリカ人』をバックに踊る18分間にもおよぶダンスシーンは圧巻!
・関連作:『踊る騎士(ナイト)』(1937)『アメリカ交響楽』(1945)『バンド・ワゴン』1953)『イースター・パレード』(1948)『パリのアメリカ人』(2018)
映画『巴里のアメリカ人』あらすじ・動画
映画『巴里のアメリカ人』あらすじ
~あらすじ~
パリで画家修業を続けるジェリーが、歌手のアンリと友情を結ぶ。やがてジェリーは、リズという美しい娘と出会い、恋に落ちてしまう。しかし、リズがアンリの婚約者であると知ったジェリーは、いさぎよくリズのことをあきらめるが……。モダン・バレエによるミュージカル劇。出典:TSUTAYA DISCAS
映画『巴里のアメリカ人』予告動画
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映画『巴里のアメリカ人』監督・キャスト、原作紹介
映画『巴里のアメリカ人』基本情報
本作(タイトル) | 巴里のアメリカ人/An American In Paris |
公開年 | 1951年 |
上映時間/再生時間 | 1時間53分 |
監督 | ヴィンセント・ミネリ |
キャスト | ジェリー・マリガン・・・ジーン・ケリー リズ・・・レスリー・キャロン アダム・クック・・・オスカー・レヴァント マイロ・ロバーツ・・・ニナ・フォック |
音楽 | ジョージ・ガーシュウィン、ソウル・チャップリン、ジョニー・グリーン |
主な受賞歴 | ・第24回アカデミー賞(1952年)作品賞/脚本賞/美術賞/撮影賞/作曲賞(歌曲・編曲賞)/衣装デザイン賞 ・第9回ゴールデングローブ賞(1952年) |
制作会社/配給元 | アーサー・フリード、ロジャー・イーデンス/MGM |
映画『巴里のアメリカ人』原作紹介
原作・脚本:アラン・ジェイ・ラーナー
映画『巴里のアメリカ人』関連作品
関連作として、『踊る騎士(ナイト)』(1937)『アメリカ交響楽』(1945)『バンド・ワゴン』1953)『イースター・パレード』(1948)『パリのアメリカ人』(2018)を取り上げます。異なる時代とスタイルの映画ですが、共通する点や制作秘話、役者秘話、データなどがあります。どの映画も視聴者に人気があり、華麗なダンスシーンや楽曲が特徴的です。
制作秘話と共通点:
これらの映画は、音楽やダンスの要素を取り入れたエンターテイメントに焦点を当てています。音楽と踊りは物語の一部として視覚的な楽しみを提供しました。どの映画も振付師やダンサー、歌手などの才能あるアーティストが協力し、壮大なミュージカルシーンを演出しました。舞台裏での練習と努力が映画の成功につながりました。
役者秘話:
これらの映画には、当時のハリウッド黄金時代から現代までの数々のスターが出演しました。彼らは歌やダンス、演技のスキルを披露し、観客に感動と笑顔を提供しました。
『踊る騎士(ナイト)』では、フレッド・アステア、ジョージ・バーンズらが共演し、スクリーン上でのダンスの名場面を創りました。
『アメリカ交響楽』には、ロバート・アルダ、ジョーン・レスリーが出演し、音楽とダンスの魔法を楽しませました。
『バンド・ワゴン』では、フレッド・アステア、シド・チャリシー、オスカー・レヴァントらがコミカルなダンスとコンビネーションを披露しました。
『イースター・パレード』には、ジュディ・ガーランドとフレッド・アステアが共演し、歌とダンスの素晴らしいパフォーマンスを提供しました。
『パリのアメリカ人』は現代のミュージカルで、ロバート・フェアチャイルド、リャーン・コープ、ハイドゥン・オークリー、ゾーイ・レイニーがダンスと歌声で観客を魅了しました。
データ:
「踊る騎士(ナイト)」は1937年に公開され、成功を収め、当時の観客に楽しみと感動をもたらしました。詳細な興行収入情報は提供されていませんが、クラシックとして名高い作品です。
『アメリカ交響楽』は1945年に公開され、観客から好評を得て、アカデミー賞にノミネートされました。
『バンド・ワゴン』は1953年に公開され、批評家と観客から高い評価を受け、ミュージカル映画の傑作とされています。
『イースター・パレード』は1948年に公開され、成功を収め、フレッド・アステアとジュディ・ガーランドの共演が称賛されました。
『パリのアメリカ人』は2018年に公開され、現代の音楽とダンスを組み合わせ、新しい世代の観客に楽しみを提供しました。
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『踊る騎士(ナイト)』(1937)
~あらすじ~
イギリスの片田舎の城を舞台に、貴族の令嬢とアメリカのダンサーの道ならぬ恋を描いている。
アステアがドラムをたたきながら踊り、バーンズとアレン夫妻による息の合ったコンビ、
遊園地で繰り広げられる数々のシーンと見どころたっぷりのミュージカル。出典:Amazon
監督:ジョージ・スティーヴンス
出演:フレッド・アステア、ジョージ・バーンズ、グレイシー・アレン、ジョーン・フォンテーン
『踊る騎士(ナイト)』(1937)は、アメリカのミュージカル映画で、フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースが主演し、ダンスシーンが圧巻の作品です。物語は、アメリカとイギリスの王族の結婚をめぐるロマンスを描いており、華麗なダンスと魅力的な音楽が特徴です。
『アメリカ交響楽』(1945)
~あらすじ・解説~
『ラプソディ・イン・ブルー』、『スワニー』、『巴里のアメリカ人』、『ポギーとベス』など数々の名曲を生み出した、アメリカを代表する作曲家ジョージ・ガーシュウィンの短い生涯を描いた伝記作品。最初から最後まで、彼の生み出したメロディが全編を埋め尽くし、この不世出の天才がいかにして誕生し成長していったかが語られる。出典:TSUTAYA DISCAS
監督:アーヴィング・ラパー
出演:ロバート・アルダ、ジョーン・レスリー
『アメリカ交響楽』(1945)は、アメリカのミュージカル映画で、ジョージ・ガーシュウィンの音楽をバックに踊る18分間にもおよぶダンスシーンが圧巻です。
『バンド・ワゴン』1953)
監督:ヴィンセント・ミネリ
出演:フレッド・アステア、シド・チャリシー、オスカー・レヴァント
『バンド・ワゴン』(1953)は、アメリカのミュージカル映画で、舞台俳優が映画界で成功を収めるために奮闘する様子を描いており、華麗なダンスと楽曲が魅力です。
『イースター・パレード』(1948)
~あらすじ~
主人公のダンサー(F・アステア)は、パートナーに去られた意地で、酒場の歌手(J・ガーランド)をダンサーに仕立て上げようとする。ダンスの基本も知らない彼女だったが、彼のコーチを得て、やがて二人は大評判を博する……。ダンスを通して語られるロマンスを描くミュージカル。出典:TSUTAYA DISCAS
監督:チャールズ・ウォルターズ
出演:フレッド・アステア、ジュディ・ガーランド、アン・ミラー
・第21回アカデミー賞(1949年)作曲賞(歌曲・編曲賞)
『イースター・パレード』(1948)は、アメリカのミュージカル映画で、舞台俳優たちがイースター・パレードでの公演に向けて準備する様子を描いており、華やかな衣装や楽曲が印象的です。
『パリのアメリカ人』(2018)
監督:クリストファー・ウィールドンロス・マッギボン
出演:ロバート・フェアチャイルド、リャーン・コープ、ハイドゥン・オークリー、ゾーイ・レイニー
映画『巴里のアメリカ人』(1951)を原本として再び・・・。ロンドンドミニオンシアターでのライブが、日本では2021年にDVD・ブルーレイとして入手可能になりました。ロバート・ロバート・フェアチャイルドとリャーン・コープの素晴らしいパフォーマーが主役で見事に実現された、非常に想像力豊かな作品になっています。非常に多くのガーシュウィンのメロディーの振り付けと編曲は息を呑むよう・・・。
映画『巴里のアメリカ人』口コミ(見どころ・感想)
映画『巴里のアメリカ人』口コミ(見どころ・感想)
名曲「パリのアメリカ人」に振り付けられた17分にも及ぶダンスだけで、バレエの舞台を見に行ったような満足感を与えられます。
ダンス界のアイコン的存在であるジーン・ケリーが、独創的なアイディアと驚異的なダンスの才能でもって楽しませてくれる作品です。
中でもセーヌ川の川岸でジーン・ケリーとレスリー・キャロンが二人で踊る夜のシーンは、とても詩情があり美しいです。
最大の見どころは、ジョージ・ガーシュウィンの名曲「パリのアメリカ人」に振り付けられた17分にも及ぶダンスシーンです。この場面だけで、バレエの舞台を見に行ったような満足感を与えられます。
そして当時のモードが反映されたファッショナブルな出演者のコスチュームの数々も、ファッション好きな方には大きな見どころでしょう。特に女性達のスタイリッシュな衣装に注目です。
~感想~
ミュージカル作品の多くがそうであるように、ストーリーの面ではよくあるボーイミーツガールの物語です。
しかしガーシュウィンの音楽を用いた斬新で多様なダンスナンバーの数々は見ていて全く飽きることがありません。
美術の面では当時の映画の独特な色使いが印象的でした。赤や紫、黄色などビビッドな色を大胆に使った色調が非日常的で楽しいです。
またジーン・ケリーのユニークな演出アイディアと卓越したダンステクニックにも改めて驚嘆します。
最大の見せ場であり挑戦的なダンスシーンである「パリのアメリカ人」のシーンはセリフが一切ありませんが、絵画的な美しい舞台セットの中で大迫力のダンスが繰り広げられ、圧巻です。
アートやダンスが好きな方ならば見て損はない、金字塔的なダンス映画だと思います。
ストーリーとしては、「夢の実現と愛の間でどのような道を選んでいくのか」が、見どころです。
有名なミュージカル映画ということで、やっぱり一番楽しんでいただきたいのはダンスが加わるシーンです。特にクライマックスバレエのシーンは見ものです。大勢の人がセットの中を縦横無尽に動き回ったり踊ったりする様子は、華やかで力強く、ユニークな世界観です。
中でも、ジーン・ケリーからは目が離せません。彼の醸し出す陽気な雰囲気も、引き込まれる一助になっていると思います。
レスリー・キャロンがいろんなキャラクターをバレエで表現するシーンや、オスカー・レヴァントが一人でピアノに始まり指揮者やバイオリンなどもオーケストラのたくさんの役割を演じているシーン(を想像しているシーン)も個性的で面白く、見ていただきたいポイントの一つです。
ストーリーとしては、「夢の実現と愛の間でどのような道を選んでいくのか」が、見どころです。
~感想~
夢との向き合い方について考えさせられる作品だと思います。才能とチャンス、経済的な面での支えを得られるかなどの絡み合いで行く末が変わっていきます。
どう選択して生きるのかを描いている作品です。
様々な種類の音楽と歌とダンスが盛りだくさんで、一本でたくさんの要素を楽しめるとても贅沢な映画だと思います。
特にお気に入りなのは”I Got Rhythm”のシーンです。子どもたちと一緒に音楽が奏でられ始めていき、どんどん盛り上がっていってタップダンスを披露していく一連の流れにはとてもワクワクします。言語は通じなくても音楽やダンスで笑顔が広がっていくのは本当に楽しいです。
真相を知らない二人は盛り上がり、その間でオスカー・レヴァントがどぎまぎする’S Wonderfulもそのあとが気になりますが、魅力的なシーンです。
映画『巴里のアメリカ人』評価は?
評価サイト | みんなのシネマ(10点満点) | IMDb (10点満点) | Filmarks (5点満点) | Yahoo!映画 (5点満点) |
点数 | 6.43 | 7.2 | 3.7 | 3.5 |
評価サイトの特徴 | ・映画情報/上映中の映画に! ・評論家コラムや、監督やキャストへのインタビュー記事多い | ・海外オンラインデータベース ・Amazon運営 | ・急成長中! SNSシェア強し ・過去作品、評価も厳しめ!? | ・最初に見る。評価甘めかな!? ・Yahoo!運営 |
※本作品の評価情報は2023年9月26日時点のものです。
映画『巴里のアメリカ人』まとめ
映画『巴里のアメリカ人』エンタメのまとめ
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