米海軍が設立した「トップガン」と呼ばれるエリート・パイロット養成訓練所に、マーベリックをはじめとするトップレベルの男たちが集結した。
実戦さながらの厳しい訓練に明け暮れる彼らは、飛行技術を競い合う良きライバル同士になっていく。
マーベリックは美しい教官チャーリーと恋に落ちる。
何もかもが順調だった矢先、彼の操縦機がジェット後流に巻き込まれ、同乗していた親友を失ってしまう。
自信をなくしたマーベリックはトップガンを去る決心をするのだが……【キャスト】
マーベリック・・・トム・クルーズ
チャーリー・・・ケリー・マクギリス
アイスマン・・・ヴァル・キルマー
グース・・・アンソニー・エドワーズ
バイパー・・・トム・スケリット
キャロル・・・メグ・ライアン出典:Amazon
トム・クルーズの出世作とも言われ、未だに世界中の人々が魅了してやまない『トップガン』。
あれから34年!
2022年5月27日(金)に最新作『トップガン マーヴェリック』が公開されます!
マーベリックが乗っていた戦闘機「F14」について取りあげました!
公開前の復習にどうぞ!
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トップガンのマーベリックが乗った戦闘機「F14」とは?
「トップガン (Top Gun)」というのは、アメリカにあるサンディエゴ近郊にあるミラマーのアメリカ海軍戦闘機兵器学校の愛称のこと。サンディエゴは、ロサンゼルスに次ぐ2番目に大きい大都市で、ミラマーが舞台となっています。
本作で出てくるのが米海軍の「F14」という戦闘機で、アメリカの航空機メーカーである、グラマン社が開発しました。
車でも電車でも飛行機でも、人間と同じように名前が付けられています。愛称が与えられていたり、いつしかつけられたりすることもありますよね。
「F14」にも愛称がありました。その名は「雄猫」「トムキャット」。(=^・^=)
(トムキャットって言ったら、あれだよね!Tom and Jerry)
航空ファンや戦闘機ファンと呼ばれる方がいます(車ファン、鉄道ファンがいるように・・・)。
彼らが見る「F14」とは、どんなものなのでしょうか?
・「F14」って機体がゴツくて、いかにも戦闘機だよね! ・「F14」には操縦者の負担を減らすためのレーダー装置や縦列複座がいい! ・レーダーロックオン(※)やドッグファイト(※)といった見どころがあること
(※)レーダーロックオン・・・ (※)ドッグファイト・・・ |
それだけ航空とか戦闘機ファンにとっては、たまらないわけですね。
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トップガンの戦闘機「F14」の行方・・・
— ピットココクー🎍🐭🍡🎍 (@pitcocoqoo2) January 7, 2020
1枚目はイラン空軍所属の、アメリカ製戦闘機F-14トムキャット。即ちイランとアメリカの仲が良かった証
2枚目はアメリカ海軍トップガン所属の、イラン空軍のF-14を模したアドバーザリー機。即ちイランとアメリカの仲が悪くなった証 pic.twitter.com/rAihGaH3w5
— SATOH司令官 (@SATOHSATOH3) January 6, 2020
「F14」のその後ですが、今では考えられないかもしれませんが、一時期アメリカとイランとは良好な関係にありました。そのため、アメリカからイランに「F14」を80機ほど売却したこともありました。
しかしながらその後の政治情勢によって、ぎくしゃくし、敵対関係になってしまいました。
イランも考えます。戦闘機とはいえ、部品交換することでまた活かせることはできるということを・・・。
なので、アメリカではいかにして調達させないようにするか、その道(ルート)を断つかなどが重要視されていきました。
本来ならば、「F14」の機体を薄いプラスチックで包んで保存するモスボール処理を施すのですが、スクラップ・裁断行きになったそう・・・。
そうしているうちに、時代とともに戦闘機は進化していきました。機種転換ということで、2006年には全機退役してしまいました。
トップガン戦闘機「F14」がリアルなわけ
こんばんは😊お知らせがありまーす😆エスワンフォーさまからご提供いただきましたF-14のサンプルモデルがめちゃくちゃ良くて…😆展示に力を入れて…ターンさせちゃいました👏👏 #144スケモ #TOPGUN まだまだ好評予約受付しております👍 https://t.co/5o37y13s58 pic.twitter.com/a9JpRBIrT8
— トップガン ボンベルタ成田店 (@narita_topgun) January 15, 2020
「トップガン (Top Gun)」は、アメリカ空軍が全面協力した映画であることで知られ、官民との協力がなければ、この映画はできていなかったと言えます。
そうしなければ、実際の空母や戦闘機など撮影ができようが無いのです。空母の撮影にあたっては、海軍との交渉で1年半もかかって、やっと実写に漕ぎつけたのです。
映画は、空母からの発進と着陸、「F14」以外の戦闘機、ドッグファイトやレーダーロックシーン、敵機との交戦シーンなど様々観るところがあります!
ふだん私たちの生活内では、戦闘機を見る事だって、まさか操縦することだってないはずです。せいぜい、近くに基地があったり、戦闘機発・離陸の様子をでも見ていない限りは・・・分からないものですよね。
今は最新のCG技術で再現できるかもしれません。ですが、当時はCGなんてあって無かった時代です。実写を使って製作していることが、なおさらリアルな仕上がりになっているのです!
どうでしょう、最新のCGでは迫真な映像を作れるでしょうか?
この『トップガン』以降、CG技術は抜きにしても実写された映画は無いと思いますね。
約36年の年月を経て、また新たな予告版が出た『トップガン マーヴェリック』ですが、どうなることやら?
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最新作『トップガン マーヴェリック』の戦闘機はどうなる?
『トップガン マーヴェリック』の戦闘機は・・・
今度出る戦闘機は、動画・ポスターから見るからに、マクドネル・ダグラス社が開発したスーパーホーネット「F/A-18E/F」みたい!ですね。
「F/A-18E/F」の愛称は、スズメバチという英称である「ホーネット」を超越しているという意味を込めて、だから「スーパーホーネット」(Super Hornet)!
ちなみに、「F/A-18E/F」にあるE/Fですが、Eは単座のことでパイロット1名で操縦席もひとつ。Fは複座でパイロットが2名で操縦席もふたつ、というの区別になります。
「戦闘機は何でも良いわけじゃない!」「最新鋭の戦闘機って機体がステンレス製~なんて言われないように」。
「F14」以上に、どう撮ったら「F/A-18E/F」が格好よく見えるか、魅せて欲しいです!
<余談>ここまで影響あったんだ・・・
「F14」ですが、日本のアニメSF・ロボットアニメ『超時空要塞マクロス』(1982~1983)の影響を受けて制作されたとも。
そして、その後に作られたOVA『マクロス ゼロ』の冒頭の夜明け前シーンで、「F14」が発艦するシーンが・・・。これは『トップガン』から感化されたとか。
こんなことも何も知らないで、少年時代マクロスを見ていたんだなと、つくづく思いました。まあ、気づかない。ふつうなことですよね(笑)。
ただ、映画とアニメとの間に、お互いに、少なからず影響を受けているところに不思議さを感じました。
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まとめにかえて
実は『トップガン』をきちんと観たのは、TSUTAYAでバイトしていた頃になります。
CGがあって無いこの時代なので、「どうやって戦闘機や離・発着のシーンを撮ったんだろう?」という疑問と、「なぜ4~5年前に、皆してジャケットやらサングラスを身に着けていたのか?」を解き明かすような感じでしたね。
しかし『トップガン』は言うなれば、プロタカンダ映画だなんて、まったく持って感じてませんでしたし、知る由もありませんでした。
プロタカンダ映画?こういうことです。
米空軍の全面協力した映画の裏側にあるのは(当時、アメリカとソビエトの冷戦時代、ドイツにはベルリンの壁があった時代だから)、強いアメリカのイメージアップ、アメリカ兵やパイロットの勧誘、そして映画の興行収入(米空軍の全面協力があったこそ、映画の製作費用が抑えられた)も入ってくる・・・。
今でこそ当たりまえのように、ネットで求人を探して応募できます。映画だってクラウドファンディングで調達できる時代です。
そう思うと「『トップガン』って、凄いよなあ」とつくづく思います。
どうでしょうか?最新作『トップガン マーヴェリック』の公開を受けて、かつてのように、アメリカ兵やパイロットの志願者は増えるのでしょうか。
またまた、日本での航空学生や航空自衛隊の志願倍率は上がるのでしょうか?
参考までに、防衛省 [JASDF] 航空自衛隊もサイトを眺めてみては?ふだん知ることができない航空自衛隊のことを知りたい方に。
動画「Protecting our Peaceful Sky ~ 航空自衛隊の6つのミッション ~」は多くの方が視聴していますね。ほかにもtwitterやインスタもありますよ。
追伸:サンディエゴレポート
トップガンの聖地サンディエゴで空母に乗ってきた pic.twitter.com/feEbarJDIL
— vaivai (@vaivai_tm) January 11, 2020
ミラマーにあった「トップガン (Top Gun)」ですが、その後他の基地に移転してしまいました。
未だに周辺の訓練空域で訓練するなどから、雰囲気やその趣はたっぷりと残っているそうです。
次回は、戦闘機以外のジャケットやアイテム、サントラなどについて見ていきます!
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