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norikoha-ima

POINT:
・『典子は、今 』(1981)は、実在のサリドマイド病患者で両手がないというハンディを負った辻典子(現、白井のり子)さんが実際に主演している松山善三監督作品。
松山善三監督で元・女優の高峰秀子が辻の演技指導担当をした。
白井のり子さんは、書籍「典子44歳 いま、伝えたい 「典子は、今」あれから25年」、「典子50歳いま、伝えたい―映画「典子は、今」あれから30年」を出版している。
・「スマイルビー 白井のり子事務所」を設立とともに、現在はブログ更新中。
・関連作:『水俣 患者さんとその世界』(1971)『福島は語る』(2018)

映画『典子は、今 』あらすじ

~あらすじ~
サリドマイド児として誕生した典子は、両腕が退化しているほかは知能も高く、健康だった。そんな彼女が数々の障害を乗り越え、サリドマイド児として初の公務員となり……。辻典子の半生を自身の主演で実写化した映画化。

出典:TSUTAYA

 

映画『典子は、今 』配信状況

映画『典子は、今 』配信状況

 

現在、動画配信サービスで映画『典子は、今 』を確認することができませんでした(2021年7月15日時点)。

また宅配レンタルTSUTAYA DISCASでも同様で、レンタルができないようです。

 

配信状況: ◎見放題 〇レンタル ×未配信
動画配信サービス
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本作品の配信情報は2021年7月15日時点のものです。
配信が終了している、または見放題/レンタルが終了している可能性がございますので、配信状況については、各動画配信サイト/
アプリにてご確認ください。
※表示は税込。
※Amazonプライム→年額4,900円(税込)払いなら、月額換算で408円。

 

映画『典子は、今 』監督・キャスト、原作紹介

映画『典子は、今 』基本情報

 

本作(タイトル)典子は、今
公開年1981年
上映時間/再生時間時間分
監督松山 善三
キャスト松原典子・・・辻典子
松原春江・・・渡辺美佐子
春江の夫・・・長門裕之
楠教師・・・河原崎長一郎
市立高校校長・・・伊豆肇
碩台小学校校長・・・鈴木瑞穂
松崎養護学校校長・・・下條正巳
広瀬先生・・・樫山文枝
富氷つね・・・鈴木光枝
富永健一・・・三上寛
音楽/主題歌
森岡賢一郎
主題歌:
「典子は、今~愛のテーマ」
挿入歌:
「三百六十五歩のマーチ」 水前寺清子が歌った歌
「おてもやん」 熊本民謡
「仰げば尊し」 日本の唱歌
主な受賞歴第4回ジョン・ミュアー医学教育映画祭グランプリを受賞
制作会社/配給元東宝

映画『典子は、今 』原作紹介

脚本:松山善三

映画『典子は、今 』現在、ブログ更新中!

映画『典子は、今 』は、ドキュメンタリーではありません。映画公開後、空前の大ヒットになりました。現在の上皇ご夫妻も鑑賞されたといいます。

この映画の主人公である松原典子役の辻典子(現、白井のり子)さんですが、熊本県に実在する人物です。サリドマイドの薬害のために、生まれつき両腕がありません。

サリドマイド薬害事件とあるように、サリドマイドは1957~62年の頃に、世界の40カ国以上で販売された鎮静・催眠薬です。

サリドマイドを妊娠初期に服用すると、胎児の手や足、耳、内臓などに奇形を起こし、手や足に重い障害が出ることが各地で報告されました。

 

典子さんが19歳のとき。1980年に熊本市役所の採用試験に合格し、日本のサリドマイド被害者として初めての公務員になりました。働きはじめて1年が過ぎた頃に「あなたの映画を作りたい」と言われたと言います。

 

典子さんのご両親は反対したものの、典子さんのガッツ、勢いで映画の出演を決めたそうです。

 

劇中でも、ごはんを食べたり、バスに乗車したりといった場面が出てきますが、それが典子さんの「ありのままの姿」なのです。

2006年に書かれた「典子44歳 いま、伝えたい 「典子は、今」あれから25年」という書籍。

 

このときの著者名は映画キャストとしての「典子」とは異なり「のり子」と改めています。自分自身を客観的に見られるようにするためだ、と言います。

書籍のなかで、事実、小・中・高と一日も欠かさず、看護婦でもあったお母さんが昼休みに登校し、トイレのパンツの上げ下ろしていたといいます。

(典子さんのガッツ、勢いを見ているような場面があったので、抜粋します。)

典子さんは、婚後は2人の母親となります。典子さんのお母さんも心配されたいたようですが、子育てには足を使ってミルクやオムツ交換したといい、苦労したことは想像できますが、テキパキとして行っていました。

この間、典子さんのもとには、励ましの手紙や講演依頼が舞い込んできたと言いますが、嫌だったのが、「障害がありながら過ごしている典子さんを見習いたいです」「いつもあかるく素敵です」といったものだったそうです。

 

こうして子育ても終えると、44歳で市役所を退職しました。嫌々だった励ましの手紙や講演依頼だったのですが、
「今の自然な自分を伝えることで、だれかが何かを感じ、元気になっていただけるなら」ということで、講演活動をするために、「スマイルビー 白井のり子事務所」を設立をすることになりました。

「今を生きる」をテーマにした講演活動ですが、300か所に及んだといいます。

こうして、新たな人生を歩み始めたことが書かれています(現在は、講演活動を休止中です)。

 

なお典子さんは改造車で、運転免許証を取得した日本人第1号にもなっています。

「自分が障害者である、と思っていません」と書かれてところがあります。障害があるからといって特別扱いされるべきなのではなく、なるべくなら「普通の存在」として人生を歩みたいと読み取ることができます。

2012年になり、50歳となった典子さん。「典子50歳いま、伝えたい―映画「典子は、今」あれから30年」を出版しています。

 

全国で出会った人々、一人ひとりがいるのですが、典子さんにとって運命とも言える男の子の出会いがありました。
流氷の町に住む「大ちゃん」という男の子で、心臓と手と頭に障害を持っていました。

精一杯生き抜いて、大空に昇っていきました・・・。

 

白井のり子さんのブログ→「Sometimes writing blog 」

熊本大地震があり、熊本豪雨もありました。映画や書籍では触れなれていない天災についても触れられています。
改造車で、倒壊した家屋を回っているのり子さんの姿も確認することができます。

映画『典子は、今 』関連作品

『水俣 患者さんとその世界』(1971)

~解説~
苦海浄土の世界--水俣病を世界に知らしめることになった記録映画の記念碑的名作。1956年当時は奇病といわれ、伝染病か中毒かもわからなかった。不知火海に36年間にわたり、チッソがながしてきた有機水銀が水俣病の原因と公式発表されるまでに13年を要した。
その間、チッソは研究に協力しないばかりか、さまざまな原因説を発表あるいは支持し、原因究明をひきのばした。公式発表後も依然として責任を認めなかった。
患者とその肉親たちは自らをむち打って裁判に、デモに立ち上がらざるをえなかった。この映画は1969年、チッソを相手に裁判を起こした水俣病患者29世帯を中心に、残された遺族の記憶から真実を探ると同時に、潜在患者の発掘の過程を描いている。
この映画の撮影当時、患者総数は121名でしかなかったが、のちに1万5千人に近い申請者の出現を見る運動の端緒として記録されている。また土本典昭監督にとって、水俣病への本格的取り組みの第一歩となった作品でもある。

出典:Amazon

監督:土本典昭
・第1回モントリオール世界環境映画祭グランプリ

 

同時期に制作されたものに『水俣一揆-一生を問う人々-』(1973)もあります。

水俣病を世界に伝えた米国人写真家のユージン・スミス(1918~78)をジョニー・デップが演じる映画「MINAMATA―ミナマタ―」が、2021年9月23日に劇場公開されます。

日本の社会科の教科書では必ず載っていた「水俣病」ですが、ドキュメンタリー仕上げの土本監督の主作品でもあります。「MINAMATA―ミナマタ―」を観る前に、勉強をかねて鑑賞してみてはいかがでしょうか。

『MINAMATAーミナマター』海外版予告 ※日本語字幕付き

監督:アンドリュー・レヴィタス
脚本;デヴィッド・ケスラー
原作:ユージン・スミス、エイリーン・美緒子・スミス(写真集『水俣』より)
出演:ジョニー・デップ、真田広之、浅野忠信、加瀬亮、ビル・ナイ、美波、國村隼、岩瀬晶子、羽田昌義、キャサリン・ジェンキンス

 

『福島は語る』(2018)

 

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~解説~
東日本大震災で発生した福島第一原子力発電所の事故から年月が過ぎ、福島で起きた悲劇は過去のこととして忘れ去られようとしている中、14人の被災者たちが自らの言葉で語り始める。子を思う母親の願い、理不尽に故郷を追われた悲しみ、福島を愛し続ける人々の思いが交錯する。

出典:Yahoo!映画

監督:土井敏邦
朗読:高橋長英

映画『典子は、今 』口コミ(見どころ・感想)

映画『典子は、今 』口コミ(見どころ・感想)

子供が見ても大人が見ても、典子さんを見て自分を顧み、反省したり考えたりできる貴重な作品だと思います。

~見どころ~
サリドマイド薬害被害者で、生まれつき両手が無い女性を主人公にしたドキュメンタリーの映画です。主演された典子さんが本人役を演じ、お母さん役の渡辺美佐子さんをはじめ、周りの主要キャストは俳優さんが演じています。まずこの典子さんがご自分が経験されたことを演じているからこそ動作が自然でありながら、演者としても私たちに気持ちが伝わるように表現されているところが素晴らしいです。

担任の先生や校長先生、友人たちなど俳優陣が典子さんに接する態度も思いやりがありながら出過ぎない、人としてこうありたいと思わせる優しさを感じさせるものでした。

障がいがある人や年を取って体が思うように動かない人が増えていく中、出演する人たち全ての様子をよく見て学びになる映画でもあります。

~感想~
まだ中学高校の頃に親と一緒に鑑賞した映画です。

周りに障がいを持つ人が居ないので、映画のスクリーンで初めて典子さんを目にしただけでも失礼ながら動揺しました。

さらに両手がない典子さんが足で鉛筆を持って文字を書き、顔を洗ったり食事をする様子を見て初めは衝撃を覚えました。

ですが、見て行くうちに共演者の方が典子さんに自然に接しているし、何よりも典子さん自身が自分の障がいを受け入れて当然のように暮らしているので、だんだん気にならなくなります。

学生生活を終え、就職して狭い社会から出て他の人と接するようになると典子さんに偏見を持つ人や、興味本位の視線を向ける人も出てくるのですが、それでも典子さんは自然体で全てを受け入れて淡々と生活して行きます。

当時の私にはその様子は驚きでしたが、今になってそれがどんな苦労と哀しみの上に成り立っているのか、想像できるようになりました。

子供が見ても大人が見ても、典子さんを見て自分を顧み、反省したり考えたりできる貴重な作品だと思います。

主人公が両腕のないハンディをものともしない姿に、「できない」なんて簡単に言ってはいけないと実感する作品です。

~見どころ~
主人公が両腕のないハンディをものともしない姿に、「できない」なんて簡単に言ってはいけ
ないと実感する作品です。両腕がない不便さを克服していく道のりは、決して平坦ではありません。主人公の母親は世間の理不尽な偏見に立ち向かっていきますが、その根底にあるのは一重に、
我が子の将来を案ずる母心でした。ここで諦めたらこの子はどうなるのかという一心が、ひしひしと伝わってきます。両手の代わりに足を使って日常生活をこなす彼女の「今」は、母との二人三脚の結果であり、
諦めなかったからこそ手に入れた「今」なのでした。明るく笑う主人公の清々しさにも魅了されます。

彼女の笑顔は、何もしないで諦めるのは可能性を失うことだと教えてくれます。

~感想~
私は、小学校高学年の時にこの映画を観ました。それまでドキュメンタリー映画の存在を知らなかったので、本人が主人公として出演する映画
があることにまずは驚きました。一番心に残ったのは、鏡を前に主人公が片足で器用に口紅を塗るシーンです。その場面には何かこう神聖な美しさがあって、子供ながらに見惚れたことを今でも鮮明に覚え
ています。その記憶は私の中に深く刻まれていて、初めて口紅をつけた時、瞼の裏にこの美しいシーンが
浮かび上がってきました。その後も時折、神聖で美しいと感じた口紅のシーンを思い起こすことがあり、私にとってこの
映画はとても意味深いものであったと気づかされます。

それは多分、私が触れた映像美の原点がこの映画にあったのだと思います。

映画『典子は、今 』評価は?

評価サイトみんなのシネマ(10点満点)IMDb
(10点満点)
Filmarks
(5点満点)
Yahoo!映画
(5点満点)
点数7.056.43.43.96
評価サイトの特徴・映画情報/上映中の映画に!
・評論家コラムや、監督やキャストへのインタビュー記事多い
・海外オンラインデータベース
・Amazon運営
・急成長中! SNSシェア強し
・過去作品、評価も厳しめ!?
・最初に見る。評価甘めかな!?
・Yahoo!運営

本作品の評価情報は2021年7月15日時点のものです。

まとめ

映画『典子は、今 』は動画配信サービスでは配信されていませんが、TSUTAYAやゲオなどの店舗で、スマホのアプリなどで在庫チェックすることで、「有り・無し」を確認をすることができます。

もしあなたのお近くのお店にありましたら、手に取ってご覧になってはいかがでしょうか。

 

・書籍はこちら

 

 

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