POINT:
・『たそがれ清兵衛』の原作は、小説家・藤沢周平の連作短編時代小説集より。初出は、書籍『小説新潮』1983年9月号から。
・『たそがれ清兵衛』の舞台となっているのは、藤沢周平の出身である、幕末の庄内地方(現山形県・鶴岡市)である。
・『たそがれ清兵衛』は、山田洋次監督が初めて手がけた本格的な時代劇であるが、幕末の庄内地方に関する資料は少なく、構想に10年以上、時代考証に1年以上かけてきたという。
・第26回日本アカデミー賞(最優秀作品賞、最優秀監督賞ほか)、第76回キネマ旬報ベスト・テン第1位などを受賞した。
・関連作:『隠し剣 鬼の爪』(2004) 『武士の一分』(2006)

『たそがれ清兵衛』

井口清兵衛は幕末の庄内、海坂藩の平侍。妻を病気で亡くし、二人の娘と老母の3人を養っている。生活は苦しく、下城の太鼓が鳴ると付き合いは断ってすぐ帰宅し、家事と内職に励む毎日。そんな清兵衛を同僚たちは“たそがれ清兵衛”と陰で呼んでいた。ある日、清兵衛は幼馴染みの朋江と再会する。朋江は嫁いでいたが、夫の度重なる酒乱で最近離縁していた。清兵衛は朋江に想いを寄せていたが、朋江との縁談を勧められても貧しさを理由に断ってしまった。だが清兵衛は、ある時藩命が自分に下されたことによって、ひとつの決断を下す。

出典:Yahoo!映画

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映画『たそがれ清兵衛』予告動画

たそがれ清兵衛

『たそがれ清兵衛』配信状況

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『たそがれ清兵衛』監督・キャスト、原作紹介

『たそがれ清兵衛』基本情報

本作(タイトル)たそがれ清兵衛/The Twilight Samurai
公開年2002年
上映時間/再生時間2時間9分
監督山田洋次
キャスト井口清兵衛・・・真田広之
飯沼朋江・・・宮沢りえ余五善右衛門・・・田中泯
井口萱野・・・伊藤未希
井口以登(少女期)・・・橋口恵莉奈
以登(晩年)・・・岸恵子
井口きぬ・・・草村礼子
井口藤左衛門・・・丹波哲郎
飯沼八重・・・深浦加奈子
飯沼倫之丞・・・吹越満
甲田豊太郎・・・大杉漣
久坂長兵衛・・・小林稔侍直太・・・神戸浩
堀将監・・・嵐圭史
矢崎・・・赤塚真人
大塚七十郎・・・尾美としのり
坂口・・・佐藤正宏
川並・・・北山雅康
藩主・・・中村信二郎
寺内権兵衛・・・中村梅雀
藤左衛門の中間・・・桜井センリ
音楽/主題歌
主題歌:「決められたリズム」井上陽水
主な受賞歴・第26回日本アカデミー賞(最優秀作品賞、最優秀監督賞/山田洋次、最優秀脚本賞/山田洋次・朝間義隆、最優秀主演男優賞/真田広之/最優秀主演女優賞/宮沢りえ、ほか多数)

・第45回ブルーリボン賞作品賞、助演女優賞/宮沢りえ
・第76回キネマ旬報ベスト・テン第1位
・第57回毎日映画コンクール
・第27回報知映画賞最優秀品賞(最優秀監督賞/山田洋次 最優秀主演女優賞/宮沢りえ)
・第15回日刊スポーツ映画大賞(作品賞、 監督賞/山田洋次、主演男優賞/真田広之 助演女優賞/宮沢りえ)

制作会社/配給元大谷信義、石川富康 (製作代表)、日本テレビ、松竹、博報堂/松竹

『たそがれ清兵衛』原作紹介

藤沢周平著の連作短編時代小説集より。

『たそがれ清兵衛』の舞台となっているのは、藤沢の出身である、幕末の庄内地方(現山形県・鶴岡市)である。

 

『たそがれ清兵衛』は、「たそがれ清兵衛」「祝い人助八」「竹光始末」(『竹光始末』収録)の短編3篇を原作として、山田洋次監督によって映画化された。


『たそがれ清兵衛』関連作品

『学校』『男はつらいよ』などで知られる山田洋次監督ですが、時代劇もいくつか映画化しています。

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隠し剣 鬼の爪』(2004)

出演:永瀬正敏、松たか子小澤征悦

『武士の一分』(2006)

出演:木村拓哉檀れい笹野高史坂東三津五郎

『たそがれ清兵衛』口コミ(見どころ・感想)

『たそがれ清兵衛』口コミ(見どころ・感想)

自分の幸せも人が決めることではなく、自分が決めることなんだよ・・・

~見どころ~
幕末の貧しい名もないお侍さんの話ですが、今の時代にもありそうな人間関係や考え方がとても興味深いです。幕末の庄内地方を描くこの映画は、山や田園、藁葺き屋根の家など自然の風景がとてもきれいで、幕末の貧しい侍の家がどのようであったのか、食事や生活も丁寧に描かれていて、当時の様子がよくわかります。

真田広之や宮沢りえだけでなく、役者さんのみなさんの方言や子役の演技なども自然で、時代劇にありがちな大げさな表現なく、山田洋次監督が時代考証に時間をかけたというのもうなづける作品です。

作品を通して宮沢りえの着物の所作や居ずまいがとてもきれいなのと、真田広之は控えめだけれど存在感のある演技が光っています。そしてこの二人に後半な展開が起きるのも見逃せません。

~感想~
「女に学問はいらない。」
「武士と商人、百姓は身分が違う。」

といわれている時代に、清兵衛は「論語を習い始めた」という娘に、「学問を学ぶことで、自分の頭でものを考える力がつくから、論語を学ぶことは意味があるといい、
この先世の中がどう変わっても考える力を持っていればなんとかして生きていくことができる」と、男も女もなく学問は大切だと娘に説きます。

朋江も武士や商人、百姓に上下などなく「私たち武家の暮らしはお百姓のおかげで成り立っている」と子どもたちに話します。

二人とも時代や世間に流されない考え方を持っています。

時代や人々の考え方は変わるもの。
いつの時代もまわりの人に左右されることなく、まず自分の頭で考えることが大切。

そして自分の幸せも人が決めることではなく、自分が決めることなんだよと、当たり前だけれど大切なことを教えてくれる映画です。

幕末の貧しいお侍さんのお話ですが、妻に先立たれた男性が娘二人を育てる、そして一緒に暮らす自分の母親は認知症など、現代と通じるような問題に共感するところも思いのほか多かったです。

映画を通して語られる岸惠子さんの優しい、淡々としたナレーションが、見終わった後も暖かい気持ちを残してくれます。

自分の人生を生きるには、自らの意思を貫き、勝ち取る行動が必要だというメッセージを感じ取れました。

~見どころ~
本作の見どころの第一は真田広之演じる井口清兵衛(たそがれ清兵衛)と宮沢りえ演じる朋江の恋の行方です。
幼馴染の二人は別々の人生を歩みそれぞれに挫折し、不幸を味わって再び出会う。朋江の無邪気さや明るさとその裏にある儚さが、宮沢りえさんの好演で見事に表現されています。
また、いつもみすぼらしい身なりをし、酒の付き合いもせず、「たそがれ清兵衛」と陰口を叩かれていた清兵衛が実は腕利きだと分かるところは、ありがち過ぎですが、気分爽快、かっこよ過ぎます。
時代劇のもう一つの見どころは殺陣にあります。

田中泯演じる余吾善右衛門が人生の辛酸を味わい尽くし絶望した姿は、陰影の効果もあって鬼気迫るものがあります。そんな余吾と清兵衛の死闘は派手ではありませんが、人間臭い、リアリティのあるものになっています。

~感想~
酒の付き合いにも応じず、まっすぐ帰る清兵衛を「たそがれ清兵衛」と揶揄する同僚たち。これは現代にもつながる構図です。

人にはそれぞれの事情、それぞれの価値観があるのに、それを認めず世間一般の価値観を押し付ける人々。
多様性を認めず、自分のものさしでしか価値を測れない人々がなんと多いことか。コロナ禍にあり、自粛警察なる存在はその典型です。
しかし、世間に文句を言っているだけでは何も変わりません。
自分自身も周りに流されるのではなく、自分の意思を強く主張することが必要です。清兵衛も朋江も最初は世間に流され挫折しましたが、二人が出会い自分達の意思を貫く行動によって人生を切り開いていきます。
自分の人生を生きるには、自らの意思を貫き、勝ち取る行動が必要だというメッセージを感じ取れました。

丹波哲郎さん、大杉漣さんの在りし日の演技も注目して欲しいです。

~見どころ~
見どころは、主人公の井口清兵衛が江戸時代にどのような暮らしをしていたのか、清兵衛の周辺でどのようなことが起きたのかです。
舞台が山形県鶴岡市なので、月山などの美しい山並と自然豊かな風景も見どころです。

それから、主役の真田広之さんの殺陣とアクションシーンの素晴らしい!また、共演者の宮沢りえさんの美しさや亡くなった丹波哲郎さん、大杉漣さんの在りし日の演技も注目して欲しいです。

今も活躍している俳優の吹越満さんや、中村梅雀さん、ダンサーの田中泯さんの若い時も見どころです。ちなみに吹越さんは、最近はドラマですと「年の差婚」などに出ていて、中村さんもドラマの「特捜9」シリーズに吹越さんと共演していますヨ。

~感想~
たそがれ清兵衛
それから、山形県鶴岡市の美しい風景に四季の花々、鳥のさえずる声など、日本の風景を大事に描かれていたこともよかったです。( ´艸`)

劇中に出てくる城は彦根城だそうで、どうしてロケ地に選ばれたのか、納得しました。

この映画は監督も脚本も山田洋次さんで、映画の「男はつらいよ」シリーズを見たことがあるので、きっと上手くいかないように作られているだろうと予測しました。
実際にどうだったのかは言えませんが、山田さんらしい作り方をしていました。

映画の見どころとは、清兵衛と余吾との決闘シーンということになります。

~見どころ~
この映画の見どころとは、清兵衛と余吾との決闘シーンということになります。閉ざされた一軒家のなかでの、息詰まる殺陣のシーンは、もちろんそれはそれで迫力があって、いかにも時代劇の楽しみではあるのです。

しかし、この映画を、サラリーマンの悲哀という点からとらえると、地味ではあるのですが、清兵衛が藩のお偉方から余吾を打ち取るようにという上意を伝えられるシーンが、ひとつの山だと思います。

観た人はわかると思いますが、お偉方は、この上意を受けるか拒否するか、さも選択肢があるかのように言います。

ところが、清兵衛が「せめてひと月鍛錬の期間を」を打ち上げても、バカ者呼ばわりして却下します。

つまり、「受けるか、拒否するか」と訊いていながら、拒否権などかけらもないのです。

どんなに嫌でも、無理でも、引き受けるしかない。そのことが、サラリーマン諸氏の共感を得るところだろうと思います。

~感想~
この映画、どうも男性にばかり受けて、女性にはあまり受けなかったように感じます。

なぜ男性に受けたかというと、サラリーマンの悲哀を、自分のこととして感じ、共感したからだと思います。

上司のどんな理不尽な命令でも、それが業務命令となれば従うしかない。それがサラリーマンの哀しさです。

この映画には、それが描かれていました。だから男性には受けた、ということです。

一方、女性の立場に立つと「なんでそんなの引き受けるの? 嫌なら、会社やめちゃえばいいじゃない」という意見なのですね。

この男女の意見の相違というのは、とうてい埋まらない谷間だろうな、と思ったものです。

それはともかくとして、こうして嫌ではあるけれど、主人公の清兵衛は、剣客と死闘をくりひろげました。その結果、かろうじて勝ちました。

よれよれになって家に帰ってくると、そこには、他家に嫁にいくはずのいとしい女性が待っていた。
いやあ、ここにはぐっと来ました。

戦いのあとに愛が待っている。男性の勝手なロマンかもしれませんが、心を揺さぶられるシーンでした。

『たそがれ清兵衛』評価は?

評価サイトみんなのシネマ(10点満点)IMDb
(10点満点)
Filmarks
(5点満点)
Yahoo!映画
(5点満点)
点数7.248.13.74.11
評価サイトの特徴・映画情報/上映中の映画に!
・評論家コラムや、監督やキャストへのインタビュー記事多い
・海外オンラインデータベース
・Amazon運営
・急成長中! SNSシェア強し
・過去作品、評価も厳しめ!?
・最初に見る。評価甘めかな!?
・Yahoo!運営

本作品の評価情報は2021年7月12日時点のものです。

まとめ

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