映画『たそがれ清兵衛』あらすじ、動画を視聴する方法と配信サービスを紹介!

2023-11-25

POINT

・『たそがれ清兵衛』の原作は、小説家・藤沢周平の連作短編時代小説集より。初出は、書籍『小説新潮』1983年9月号から。
・『たそがれ清兵衛』の舞台となっているのは、藤沢周平の出身である、幕末の庄内地方(現山形県・鶴岡市)である。
・『たそがれ清兵衛』は、山田洋次監督が初めて手がけた本格的な時代劇であるが、幕末の庄内地方に関する資料は少なく、構想に10年以上、時代考証に1年以上かけてきたという。
・山田洋次監督による『たそがれ清兵衛』『隠し剣 鬼の爪』『武士の一分』をあわせて「時代劇三部作」という。
・第26回日本アカデミー賞(最優秀作品賞、最優秀監督賞ほか)、
第76回キネマ旬報ベスト・テン第1位
などを受賞した。
・関連作:『隠し剣 鬼の爪』(2004) 『武士の一分』(2006)

映画『たそがれ清兵衛』あらすじ

時は幕末。東北の海坂藩に籍を置く片桐宗蔵(永瀬正敏)は、かつて女中奉公に来ていた娘・きえ(松たか子)と再会を果たす。しかし、大きな油問屋に嫁ぎ、幸せに暮らしていると信じていたきえの、寂しげな後ろ姿に胸を痛める。それから数ヵ月後、きえが病で伏せっていると聞いた宗蔵は油問屋へ駆けつける。 やつれ果てたきえの姿を見た宗蔵は、主人に離縁状を用意するよう申し伝え、自らきえを背負って自分の家に連れて帰るのだった。 きえは日に日に回復し、宗蔵の家にはまた昔のように華やいだ笑いが溢れるようになっていた。そんなある日、海坂藩江戸屋敷で謀反が発覚。その首謀者の一人である狭間弥市郎(小澤征悦)と宗蔵は、かつて藩の剣術指南役だった戸田寛斎の門下生で親しい友人だった……。
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映画『たそがれ清兵衛』予告動画

映画『たそがれ清兵衛』基本情報

邦題たそがれ清兵衛
原題The Twilight Samurai
公開年2002年
上映時間2時間9分
監督山田洋次
キャスト井口清兵衛・・・真田広之
飯沼朋江・・・宮沢りえ
余五善右衛門・・・田中泯
井口萱野・・・伊藤未希
井口以登(少女期)・・・橋口恵莉奈
以登(晩年)・・・岸恵子
井口きぬ・・・草村礼子
井口藤左衛門・・・丹波哲郎
飯沼八重・・・深浦加奈子
飯沼倫之丞・・・吹越満
甲田豊太郎・・・大杉漣
久坂長兵衛・・・小林稔侍
直太・・・神戸浩
堀将監・・・嵐圭史
矢崎・・・赤塚真人
大塚七十郎・・・尾美としのり
坂口・・・佐藤正宏
川並・・・北山雅康
藩主・・・中村信二郎
寺内権兵衛・・・中村梅雀
藤左衛門の中間・・・桜井センリ
音楽主題歌:「決められたリズム」井上陽水
受賞歴・第26回日本アカデミー賞(最優秀作品賞、最優秀監督賞/山田洋次、最優秀脚本賞/山田洋次・朝間義隆、最優秀主演男優賞/真田広之/最優秀主演女優賞/宮沢りえ、ほか多数)

・第45回ブルーリボン賞作品賞、助演女優賞/宮沢りえ
・第76回キネマ旬報ベスト・テン第1位
・第57回毎日映画コンクール
・第27回報知映画賞最優秀品賞(最優秀監督賞/山田洋次 最優秀主演女優賞/宮沢りえ)
・第15回日刊スポーツ映画大賞(作品賞、 監督賞/山田洋次、主演男優賞/真田広之 助演女優賞/宮沢りえ)
制作大谷信義、石川富康 (製作代表)、日本テレビ、松竹、博報堂/松竹

関連作品

『隠し剣 鬼の爪』(2004)

『武士の一分』(2006)

三村新之丞(木村拓哉)は、最愛の妻・加世(檀れい)とつましく暮らす、海坂藩の下級武士。「早めに隠居して、子供がたに剣を教えたい」と夢を語る、笑いの絶えない平和な日々は、藩主の毒見役をつとめて失明した日から暗転する。絶望し、自害しようとする新之丞を加世は必死に思い留まらせるが、愛する夫のため、口添えを得ようとして罠にはまり、番頭・島田藤弥(坂東三津五郎)に身を捧げてしまう。義を重んじ、卑怯を憎む侍としての「心」と、ひとりの男としての「愛」の狭間で、新之丞の怒りは激しく燃え上がり、己の「一分」をかけた復讐を心に誓う。しかし島田は藩内きっての剣の使い手。目の見えぬ新之丞の無謀な果し合いに勝機はあるのか、そして失われた夫婦の愛情は再び取り戻せるのか…。
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映画『たそがれ清兵衛』口コミ(見どころ・感想)

映画『たそがれ清兵衛』口コミ(見どころ・感想)

自分の幸せも人が決めることではなく、自分が決めることなんだよ・・・
~見どころ~ 幕末の貧しい名もないお侍さんの話ですが、今の時代にもありそうな人間関係や考え方がとても興味深いです。
幕末の庄内地方を描くこの映画は、山や田園、藁葺き屋根の家など自然の風景がとてもきれいで、幕末の貧しい侍の家がどのようであったのか、食事や生活も丁寧に描かれていて、当時の様子がよくわかります。
真田広之や宮沢りえだけでなく、役者さんのみなさんの方言や子役の演技なども自然で、時代劇にありがちな大げさな表現なく、山田洋次監督が時代考証に時間をかけたというのもうなづける作品です。作品を通して宮沢りえの着物の所作や居ずまいがとてもきれいなのと、真田広之は控えめだけれど存在感のある演技が光っています。そしてこの二人に後半な展開が起きるのも見逃せません。 
~感想~ 「女に学問はいらない。」 「武士と商人、百姓は身分が違う。」といわれている時代に、清兵衛は「論語を習い始めた」という娘に、「学問を学ぶことで、自分の頭でものを考える力がつくから、論語を学ぶことは意味があるといい、この先世の中がどう変わっても考える力を持っていればなんとかして生きていくことができる」と、男も女もなく学問は大切だと娘に説きます。 
朋江も武士や商人、百姓に上下などなく「私たち武家の暮らしはお百姓のおかげで成り立っている」と子どもたちに話します。二人とも時代や世間に流されない考え方を持っています。 
時代や人々の考え方は変わるもの。いつの時代もまわりの人に左右されることなく、まず自分の頭で考えることが大切。そして自分の幸せも人が決めることではなく、自分が決めることなんだよと、当たり前だけれど大切なことを教えてくれる映画です。幕末の貧しいお侍さんのお話ですが、妻に先立たれた男性が娘二人を育てる、そして一緒に暮らす自分の母親は認知症など、現代と通じるような問題に共感するところも思いのほか多かったです。 
映画を通して語られる岸惠子さんの優しい、淡々としたナレーションが、見終わった後も暖かい気持ちを残してくれます。
自分の人生を生きるには、自らの意思を貫き、勝ち取る行動が必要だというメッセージを感じ取れました。
~見どころ~ 本作の見どころの第一は真田広之演じる井口清兵衛(たそがれ清兵衛)と宮沢りえ演じる朋江の恋の行方です。
幼馴染の二人は別々の人生を歩みそれぞれに挫折し、不幸を味わって再び出会う。朋江の無邪気さや明るさとその裏にある儚さが、宮沢りえさんの好演で見事に表現されています。
また、いつもみすぼらしい身なりをし、酒の付き合いもせず、「たそがれ清兵衛」と陰口を叩かれていた清兵衛が実は腕利きだと分かるところは、ありがち過ぎですが、気分爽快、かっこよ過ぎます。
時代劇のもう一つの見どころは殺陣にあります。
田中泯演じる余吾善右衛門が人生の辛酸を味わい尽くし絶望した姿は、陰影の効果もあって鬼気迫るものがあります。そんな余吾と清兵衛の死闘は派手ではありませんが、人間臭い、リアリティのあるものになっています。 
~感想~ 酒の付き合いにも応じず、まっすぐ帰る清兵衛を「たそがれ清兵衛」と揶揄する同僚たち。これは現代にもつながる構図です。 
人にはそれぞれの事情、それぞれの価値観があるのに、それを認めず世間一般の価値観を押し付ける人々。
多様性を認めず、自分のものさしでしか価値を測れない人々がなんと多いことか。コロナ禍にあり、自粛警察なる存在はその典型です。
しかし、世間に文句を言っているだけでは何も変わりません。
自分自身も周りに流されるのではなく、自分の意思を強く主張することが必要です。清兵衛も朋江も最初は世間に流され挫折しましたが、二人が出会い自分達の意思を貫く行動によって人生を切り開いていきます。
自分の人生を生きるには、自らの意思を貫き、勝ち取る行動が必要だというメッセージを感じ取れました。
丹波哲郎さん、大杉漣さんの在りし日の演技も注目して欲しいです。
~見どころ~ 見どころは、主人公の井口清兵衛が江戸時代にどのような暮らしをしていたのか、清兵衛の周辺でどのようなことが起きたのかです。
舞台が山形県鶴岡市なので、月山などの美しい山並と自然豊かな風景も見どころです。
それから、主役の真田広之さんの殺陣とアクションシーンの素晴らしい!また、共演者の宮沢りえさんの美しさや亡くなった丹波哲郎さん、大杉漣さんの在りし日の演技も注目して欲しいです。 
今も活躍している俳優の吹越満さんや、中村梅雀さん、ダンサーの田中泯さんの若い時も見どころです。ちなみに吹越さんは、最近はドラマですと「年の差婚」などに出ていて、中村さんもドラマの「特捜9」シリーズに吹越さんと共演していますヨ。~感想~ たそがれ清兵衛それから、山形県鶴岡市の美しい風景に四季の花々、鳥のさえずる声など、日本の風景を大事に描かれていたこともよかったです。( ´艸`)劇中に出てくる城は彦根城だそうで、どうしてロケ地に選ばれたのか、納得しました。 
この映画は監督も脚本も山田洋次さんで、映画の「男はつらいよ」シリーズを見たことがあるので、きっと上手くいかないように作られているだろうと予測しました。
実際にどうだったのかは言えませんが、山田さんらしい作り方をしていました。
映画の見どころとは、清兵衛と余吾との決闘シーンということになります。
~見どころ~ この映画の見どころとは、清兵衛と余吾との決闘シーンということになります。
閉ざされた一軒家のなかでの、息詰まる殺陣のシーンは、もちろんそれはそれで迫力があって、いかにも時代劇の楽しみではあるのです。
しかし、この映画を、サラリーマンの悲哀という点からとらえると、地味ではあるのですが、清兵衛が藩のお偉方から余吾を打ち取るようにという上意を伝えられるシーンが、ひとつの山だと思います。
観た人はわかると思いますが、お偉方は、この上意を受けるか拒否するか、さも選択肢があるかのように言います。ところが、清兵衛が「せめてひと月鍛錬の期間を」を打ち上げても、バカ者呼ばわりして却下します。つまり、「受けるか、拒否するか」と訊いていながら、拒否権などかけらもないのです。どんなに嫌でも、無理でも、引き受けるしかない。そのことが、サラリーマン諸氏の共感を得るところだろうと思います。~感想~ この映画、どうも男性にばかり受けて、女性にはあまり受けなかったように感じます。なぜ男性に受けたかというと、サラリーマンの悲哀を、自分のこととして感じ、共感したからだと思います。上司のどんな理不尽な命令でも、それが業務命令となれば従うしかない。それがサラリーマンの哀しさです。この映画には、それが描かれていました。だから男性には受けた、ということです。一方、女性の立場に立つと「なんでそんなの引き受けるの? 嫌なら、会社やめちゃえばいいじゃない」という意見なのですね。この男女の意見の相違というのは、とうてい埋まらない谷間だろうな、と思ったものです。それはともかくとして、こうして嫌ではあるけれど、主人公の清兵衛は、剣客と死闘をくりひろげました。その結果、かろうじて勝ちました。よれよれになって家に帰ってくると、そこには、他家に嫁にいくはずのいとしい女性が待っていた。 いやあ、ここにはぐっと来ました。戦いのあとに愛が待っている。男性の勝手なロマンかもしれませんが、心を揺さぶられるシーンでした。

映画『たそがれ清兵衛』評価は?

評価サイトみんなのシネマ(10点満点)IMDb (10点満点)Filmarks (5点満点)Yahoo!映画 (5点満点)
点数7.248.13.74.11
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本作品の評価情報は2023年10月12日時点のものです。