2019-01-31
POINT
江戸中期、財政の逼迫(ひっぱく)した仙台藩が領民へ重税を課したことで破産や夜逃げが続出し、小さな宿場町・吉岡宿は困窮し切っていた。このままではダメだと考える商人・穀田屋十三郎(阿部サダヲ)と同志たちは、藩に金を貸し付け毎年の利息を住民に配る「宿場救済計画」を考えつく。町の存続を図るため、前代未聞の金貸し事業を成功させるべく、彼らは私財を投げ打ち……。
| 邦題 | 殿、利息でござる! |
|---|---|
| 原題 | Tono, risoku de gozaru! |
| 公開年 | 2016年 |
| 上映時間 | 2時間9分 |
| 監督 | 中村義洋 |
| キャスト | 穀田屋十三郎・・・阿部サダヲ 菅原屋篤平治・・・瑛太 浅野屋甚内・・・妻夫木聡 とき・・・竹内結子 萱場杢・・・松田龍平 遠藤幾右衛門・・・寺脇康文 穀田屋十兵衛・・・きたろう 千坂仲内・・・千葉雄大 穀田屋善八・・・中本賢 遠藤寿内・・・西村雅彦 伊達重村(友情出演)・・・羽生結弦 きよ・・・草笛光子 先代・浅野屋甚内十三郎・・・山崎努 今泉七三郎・・・磯田道史 なつ・・・山本舞香 栄洲瑞芝・・・上田耕一 八島伝之助・・・斎藤歩 橋本権右衛門・・・堀部圭亮 銭問屋・・・島津健太郎 大工の忠兵衛・・・芦川誠 平八・・・尾上寛之 |
| 音楽 | 安川午朗、津島玄一 「上を向いて歩こう」 RCサクセション(作詞:永六輔 作曲:中村八大) |
| 受賞歴 | ― |
| 制作 | 「殿、利息でござる!」製作委員会/ザフール |
映画『殿、利息でござる!』口コミ(見どころ・感想)
映画『殿、利息でござる!』口コミ(見どころ・感想)
『殿、利息でござる!』を観ましたよ。昨今、日銀のマイナス金利が行われてから、定期預金の金利は下がり続けてきて、地元銀行も経営難に陥ってしまうような時代になってしまいました。私たちも多かれ少なかれ銀行にお金を預けていると思いますが、その「利息」といったら雀の涙にもならないくらい、寂しいものになってしまいました(T_T)それでも、この先何があるかわからないのですから、タンス貯金と比べたら銀行に預けた方がまた「安全」だという神話がどこかにあるのは変わらないみたいです。ところで、「利息」「利子」っていった用語、その違いってわかりますか? その使い分けというと・・・、実は以外と曖昧なところがあるんですよ。今回の作品は『殿、利息でござる!』ですね。なので、町人と殿(仙台藩)はどちらの立場にあるのかを、あらかじめ理解しておくことが寛容です。それさえ分かればいいのですから!時代は江戸時代中期。仙台藩内に吉岡宿というところ(今の宮城県大和町)での実際にあったお話しです。かの有名な戦国武将であり仙台の初代藩主・伊達政宗は世にはいません。伊達家の7代藩主は伊達重村です。重村の時代、仙台藩はかなり金欠に陥っていて困っていたのです!吉岡宿は仙台藩の直轄領ではなかったために助成金が給付されないうえに、百姓や町人から重税を課していました。そして破産や夜逃げをするまでに、みな苦しんでいたのです。町人・穀田屋十三郎の心配をよそに菅原屋篤平治がひらめいた!「仙台藩に大金を貸し付けて利息をまきあげればよいのだ(!)」と。ということで、伊達の殿様(仙台藩)は、お金を借りる方になるので、お金とともに「利息」もつけて返さなければなりません。町人たちのほうはお金を貸すほうにまわるので「利子」がつくことなります。 こんなことってあるんだって見入ってしまいましたが、その途中途中の予期せぬ展開が面白いのですよ。「お金は借りたら利息分も含めて返す」というのは、今も昔も何ら変わっていませんね。 (まあ、せいぜい親子や友人間の貸し借りは別としても。)こればかしは社会の慣例だとか、商習慣っていうものです。 あとは、町人たちと伊達の殿様(仙台藩)との頭脳戦ですね!最後の最後までじっくりと見てもらいたいんですが、もう”プレミアム級映像”です。何が!って、それは・・・。最後のほうで仙台藩のお殿様出てきますが、仙台出身でオリンピックを制覇したフィギュアスケートの羽生結弦(はにゅう ゆづる)選手が重村役で映画初出演していますよ! これはほんとうに貴重ですからね。こちらもお楽しみにしていてください!『殿、利息でござる』の原作は『無私の日本人」で書籍が出ています。 「日本人とは何ぞや!」という感じであわせて読んでみると、いっそう面白くなりますよ。映画『殿、利息でござる!』評価は?