情熱大陸/藤森照信の独創的な建築作品茶室とは?小田和正とは同期!

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建築家・藤森照信 独創的な建築作品・茶室とは?

 

ジブリの世界を連想させる『ラコリーナ近江八幡』の草屋根。ほんの百年ほど前の日本にも、「芝棟」と呼ばれる屋根の上に植物を植えた建築様式が多数存在した。

建築史研究、のち建築家の異色の経歴をもつ藤森照信、ならではだ。「自然の素材や植物をどう現代建築に生かすか」をテーマに活動。

また「茶室」という日本らしいこの小空間や、伝統技術を用いた独創的な建築にヨーロッパの人々が驚嘆する。自然と調和する、美しい建物とは。

 

目次

情熱大陸』の放送はいつ?

 

 

TBS 情熱大陸【藤森照信/まるでジブリの世界!?自然と調和し共存する、独創的な建築】
2020年6月21日(日) 23時00分~23時30分

 

見逃したら、Tver→動画配信サービス(ユーネクスト)」で。

建築家/藤森照信さんのプロフ

経歴:
1946年生まれ、長野県諏訪郡宮川村(現:茅野市)出身。
東北大学工学部建築学科卒業。

45歳で「神長官守矢史料館」を手がけ建築家デビュー。
今日まで多数の建築作品や茶室を手掛けてきた。現在は東京大学名誉教授、工学院大学特任教授。江戸東京博物館館長。

 

受賞歴:
第29回日本芸術大賞(1997年)・・・建築作品『ニラハウス』にて
日本建築学会賞論文賞(1998年)
日本建築学会賞作品賞(2001年)・・・熊本県立農業大学校学生寮
日本芸術院賞(2020年3月)・・・『ラ コリーナ近江八幡 草屋根』

藤森照信さんの独創的な建築作品はコチラ

藤森さんの建築作品は、自然素材をうまく取り入れた建築が特徴になっています。

宮崎駿監督のアニメ「ジブリ」に出てきそうな、かわいい建物が話題となっており、現地に訪れる人たちが絶えません。

建築作品は主なもので、最新→古い順に並べています。

ぜひ現地を訪れてみてはいかがでしょうか。

『ラ コリーナ近江八幡 草屋根』(滋賀県近江八幡市)/2020年

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こちらは、2020年には建築作品「ラ コリーナ近江八幡 草屋根」で、藤森建築の最大級の作品だそうです。

写真にもあるように、建築の構造には鉄筋コンクリートといった現代的な素材、技術を用いながらも、
藁(わら)や栗の木といった自然素材が多く使われているそうです。

何気に見てしまったのですが、水田や棚田も藤森さんのデザインによるものだそうです。

和菓子「たねや」と洋菓子の「CLUB HARIE(クラブハリエ)」を展開する菓子メーカー「たねやグループ」の拠点ということで、カフェ、美味しいバームクーヘンが楽しめると好評です。

 

この草屋根は、2020年日本芸術院賞を受賞しています(ほかに他に柴田真秀氏・西山英夫氏)。

『ラムネ温泉館(大丸旅館)』大分県竹田市・長湯温泉)/2005年

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ときは、昭和9(1934)年。

大仏次郎(作家)が、旅行記『絵の国豊前豊後』のなかで「これぞ、ラムネの湯だぜ」と「長湯温泉」を紹介しました。

 

引用:長湯温泉旅館組合

 

長湯温泉は世界でトップクラスの炭酸含有量を誇る温泉でもあります。その銀色の泡の正体が、まさしく温泉に含まれる高濃度の「炭酸ガス」。

この炭酸ガスの作用によって、血流増大や新陳代謝の活発化、デトックス効果、体温上昇といったからだに良い効用が期待できます。

・住所:大分県竹田市直入町大字長湯7676-2
・営業時間:10時~22時(早朝入浴:6時~7時)
料金:大人:500円、小人(3歳~小学生):200円、家族湯:2,000円(1時間)

『ニラハウス(ニラの家)』東京都町田市)/1997年

 

ニラハウス、ニラの家!?

故赤瀬川原平氏(作家)のご自宅で、1997年には第29回日本芸術大賞を受賞しました。

屋根にビニルポットのニラの鉢植えが置き換えられ、ニラの草が、夏の終わり~秋にかけて白いニラの花が咲いていたといいます。ニラが一面に植えられた屋根で覆われていたのですね。


なぜにニラ?このような発想は建築家ならではの発想ですよね。

ちなみに、赤瀬川氏の代表作ですが、 『父が消えた』(1981年)や『新解さんの謎』(1996年)などがあります。

神長官守矢史料館(長野県茅野市)/1991年

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藤森さんが45歳のときに、建築家としてのデビューした建築作品で、藤森さんご出身の長野県茅野市にあります。

江戸時代まで諏訪大社上社の神長官を務めていた「守矢家」の古文書や史料を保存、展示するために造られた博物館となっています。

藤森照信さんの「フジモリ茶室」

先述、神長官守矢史料館を紹介しましたが、歩いて4、5分ほど坂を登った高台に「フジモリ茶室」があります。

フジモリ茶室とは、茶室『低過庵』(ひくすぎあん)と『高過庵』(たかすぎあん)、『空飛ぶ泥舟』(そらとぶどろぶね)があります。

 

『低過庵』『高過庵』は、ことばの語呂からもイメージが湧きやすいですよね。
そのまんまなんですもん。

『低過庵』(ひくすぎあん)/2017年

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茶室『低過庵』は「地面の下の茶室」。

まるでピラミッドのような四角錐(すい)の建物になっており、屋根はスライドして開けられるようになっています。

しかし、残念ながら『低過庵』個人所有の建築物とのことで、ふだん立ち入りをすることはできません。

特別に茶室内部に入れる【ちの旅アクティビティ】という催しが、行われていました。

『空飛ぶ泥船』(長野県茅野市)/2010年

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長閑な畑に突如現れる不思議なお茶室・・・。
浮いてます!


第一印象は空にフグが泳いでいるような!?、いや栗のように見える煙突付き茶室・・・?
惹かれました。

この「空飛ぶ舟」ですが、中に入れるのだそうで当日先着順での予約制を採っているそうです。

『高過庵』(たかすぎあん)(長野県茅野市)/2004年

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茶室「高過庵(たかすぎあん)」。


ことば通りではあるのですが、
茶室高すぎ!ってことです。動画をみてもらったほうがいいかなと思いまして・・・。


高さは6mもあるということ!
ここでお茶するのか ガク((( ;゚Д゚)))ブル

アメリカのTime誌の「世界でもっとも危険な建物トップ10」の9位に選ばれています。

 

世界でもっとも危険な建物トップ10

ピサの斜塔

1.ピサの斜塔・・・1173年建造、世界遺産。傾斜角は約5.5度。↑↑上がピサの斜塔です。

2.キャピタル・ゲートタワー・・・アラブ首長国連邦・首都アブダビにある160mの35階建て。13階から西傾斜角は約18度。
3.プエルタ・デ・エウロパ(ヨーロッパの門)・・・1996年完成。傾斜角度は15度この傾斜部分に雨宿りが可能。

 

4.懸空寺・・・中国・山西省。地上から約50mの高さにある。
5.オクラホマ・・・オランダ・アムステルダムにある55歳以上のための高齢者用集合住宅。
6.メテオラ修道院群・・・ギリシア。メテオラとは、ギリシャ語で「空中に浮かぶ」という意味なのだが、むかしこの地は海だったとされる。

 

7.アルハンゲリスクの13階タワー・・・ロシア・アルハンゲリスク。3階建ての木造家屋で高さは34m。

8.ズールフーゼンの教会・・・ドイツ・ズールフーゼン。13世紀に建てられたもので高さは約27.43m。

9.高過庵・・・日本・長野県茅野市。←今回紹介した「フジモリ茶室」のひとつ。

 

10.リヒテンシュタイン城・・・ドイツ。西暦1000年頃からあったといわれ、何度か領有者が変わり、現在はレストランとして利用されている。


あと2本の栗の木の上に建てられているのも、びっくりですね!

藤森照信さん最新書籍を紹介

 

映画黄金期”と呼ばれた昭和30年代には7,000軒以上が存在していた映画館も、今や多くが消え、昔ながらの姿を留める館は100軒に満たない。本書では、世を風靡しながらも見過ごされてきた「映画館」の歴史を、藤森氏が丹念に掘り起こす。
浅草にはじまり、関東大震災後のバラックを経て、新宿(武蔵野館)、有楽町(日劇)へと爆発的拡大をとげ、大正期に全国へ広がった映画館はどのようにして作られたのか?地方にわずかに残る映画館の探訪記も含む、「娯楽の殿堂」の特異な軌跡!!

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そうですよね、昔ながら姿をとどめる映画館って私でさえも、入った記憶はありません。思い出せないんですよね。せいぜい近くの写真館(映写館)はあるくらいで、独特のつくりとか、スクリーン、音響とかどんなものか、気にはしていますね。

海外ものだけど、名作映画『ニュー・シネマ・パラダイス』(1989)みたいなんだろうなあ、と。

まとめ

いやー、驚きました。

藤森さんって”あの方”と同期だなんて、凄いご縁だなって思いました。

東北大学工学部建築学科卒業。

その同期とは、オフコースでも知られるシンガーソングライター・ミュージシャンの小田和正さんです。

2015年には、東北大学の校友歌「緑の丘」の楽曲を提供しており、小田和正さんご本人の歌声が、CDとして収録されています。ほか混声合唱団のもあります。

CD自体がレアで、東北大学の売店限定で販売されています。

楽曲の緑の丘」ですが、東北大学のHPから動画をみることができます。

ちなみに小田和正さんは、私の好きなミュージシャンのひとりです。

 

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