・『狼たちの午後』(1975)は、社会派シドニー・ルメット監督による犯罪映画である。実際にニューヨークのブルックリン区チェース・マンハッタン銀行支店で発生した銀行強盗事件(1972年8月22日)を題材としている。
・『狼たちの午後』で銀行強盗犯の「強盗計画動機は何だったのか、目的は・・・?」銀行強盗犯を演じたアル・パチーノの演技が賞賛された。
・ちなみに『ゴッドファーザーⅡ』(1974)に習って、アル・パチーノとジョン・カザールが共演しているのも見どころの一つ。
・関連作:『タクシードライバー』(1976)『ブラッド・ダイヤモンド』(2006)『キャプテン・フィリップス』(2013)『ホテル・ムンバイ』(2018)『ジョーカー』(2019)
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~あらすじ~
無計画に銀行を襲った結果、篭城せざるを得なくなった二人の強盗。警官隊に包囲される中、やがて強盗と人質の間に奇妙な連帯感が芽生え始める。’72年に起きた実話を元に製作。それぞれのキャラクターと演ずる役者が良く、ある種良質の舞台劇をも思わせるルメットの演出がアメリカ社会の構図を浮き彫りにしていく様は見事。出典:TSUTAYA DISCAS
映画『狼たちの午後』予告動画
Dog Day Afternoon (1975) Official Trailer – Al Pacino Movie
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映画『狼たちの午後』監督・キャスト、原作紹介
映画『狼たちの午後』基本情報
本作(タイトル) | 狼たちの午後/Dog Day Afternoon |
公開年 | 1975年 |
上映時間/再生時間 | 2時間5分 |
監督 | シドニー・ルメット |
キャスト | ソニー・・・アル・パチーノ サル・・・ジョン・カザール シェルドン捜査官・・・ジェームズ・ブロデリック ユージーン・モレッティ巡査部長・・・チャールズ・ダーニング レオン・シャーマー・・・クリス・サランドン マーフィー捜査官・・・ランス・ヘンリクセン シルヴィア・・・ペニー・アレン ジェニー・・・キャロル・ケイン |
音楽 | 挿入歌:「過ぎし日のアモリーナ」エルトン・ジョン、「安息の日々」ユーライア・ヒープ、「ステイ・ウィズ・ミー」フェイセズ |
主な受賞歴 | ・第アカデミー賞(1976年)脚本賞 ・第1回ロサンゼルス映画批評家協会賞(1975年)作品賞 |
制作会社/配給元 | マーティン・ブレグマン、マーティン・エルファンド、ロバート・グリーンハット/ワーナー・ブラザース |
映画『狼たちの午後』原作紹介
脚本:フランク・ピアソン
映画『狼たちの午後』関連作品
関連作として『タクシードライバー』(1976)、『ブラッド・ダイヤモンド』(2006)、『キャプテン・フィリップス』(2013)、『ホテル・ムンバイ』(2018)、『ジョーカー』(2019)を取り上げます。異なる時代やテーマを持つものの、いくつか共通する要素があります。
主人公の孤独と抑圧:
これらの映画は、主人公たちが孤独や抑圧に直面する共通のテーマを探求しています。『タクシードライバー』では、トラビス・ビクルの孤独感と精神的な不安が描かれ、『ジョーカー』ではアーサー・フラックの社会的孤立と疎外感が焦点となります。一方、『ブラッド・ダイヤモンド』と『キャプテン・フィリップス』は、主人公たちが極端な状況で生き抜く苦闘を描き、『ホテル・ムンバイ』はホテルでのテロ事件に巻き込まれた人々の恐怖を追求しています。
リアリズムと緊張感:
これらの映画は、リアリズムと緊張感を共通の特徴として持っています。『タクシードライバー』と『ジョーカー』は、都市の裏側や主人公の心の闇を暴き、リアルな世界観を提供します。『ブラッド・ダイヤモンド』と『キャプテン・フィリップス』は、現実の事件に基づいており、緊張感溢れるシーンが魅力的です。『ホテル・ムンバイ』も実際の出来事を基に、状況に緊迫感を持たせています。
賞賛と評価:
『タクシードライバー』はマーティン・スコセッシ監督の名作として広く賞賛され、カンヌ国際映画祭で一等賞を受賞しました。『ジョーカー』も同様に高評価を受け、主演俳優のホアキン・フェニックスはアカデミー賞で主演男優賞を受賞しました。
現実の影響:
これらの映画は社会的な問題や倫理的なジレンマを探求し、観客に考えさせます。『ブラッド・ダイヤモンド』は紛争ダイヤモンドの問題を提起し、『キャプテン・フィリップス』は海賊問題に焦点を当てます。『ホテル・ムンバイ』はテロ攻撃の影響を描写し、現実の出来事から学ぶ機会を提供します。
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『タクシードライバー』(1976)
監督:マーティン・スコセッシ
出演:ロバート・デ・ニーロ、シビル・シェパード、ジョディ・フォスター、ピーター・ボイル
『ブラッド・ダイヤモンド』(2006)
監督:エドワード・ズウィック
出演:レオナルド・ディカプリオ、ジャイモン・フンスー、ジェニファー・コネリー、カギソ・クイパーズ、アーノルド・ボスルー
『キャプテン・フィリップス』(2013)
~あらすじ~
2009年4月。
コンテナ船マースク・アラバマ号は、ケニアに援助物資を運ぶため、インド洋を航海していた。
それはいつもと変わらぬ旅であったが、ソマリア海域に入った途端、事態は一変する・・・突如海賊船が現れたのだ。
アラバマ号の船長、フィリップスは向かってくる小さな海賊船に対し放水をする。
しかし、アラバマ号はたった四人の海賊たちに占拠されてしまう。
その時、フィリップス船長は乗組員の解放を条件に、自らが拘束されることを選ぶ。
そして、船長たった一人VSソマリア人海賊との命がけの攻防と、海軍特殊部隊NAVY SEAL、特殊チームのスナイパーを巻き込み、アメリカ国家の威信を賭けた闘いが始まった!出典:Amazon
監督:ポール・グリーングラス
出演:トム・ハンクス、バーカッド・アブディ、マックス・マーティーニ、キャサリン・キーナー
映画は、「マースク・アラバマ号」という貨物船がソマリア沖で海賊に襲われた事件を描いており、トム・ハンクスが演じる船長と海賊たちとの攻防戦が話題となりました。興行収入も約2億1,000万ドルを記録しました。
『ホテル・ムンバイ』(2018)
~あらすじ~
インドの巨大都市ムンバイに、臨月の妻と幼い娘と暮らす青年アルジュン(デヴ・パテル)は、街の象徴でもある五つ星ホテルの従業員であることに誇りを感じていた。この日も、いつも通りのホテルの光景だったが、武装したテトリスト集団がホテルを占拠し、”楽園”は一瞬にして崩壊する。500人以上の宿泊客と従業員を、無慈悲な銃弾が襲う中、テロ殲滅部隊が到着するまでに数日かかるという絶望的な報せが届く。アルジュンら従業員は、「ここが私の家です」とホテルに残り、宿泊客を救う道を選ぶ。
一方赤ん坊を部屋に取り残されたアメリカ人建築家デヴィッド(アーミー・ハマー)は、ある命がけの決断をするのだが――。出典:Amazon
監督:アンソニー・マラス
出演:デヴ・パテル、アーミー・ハマー、ナザニン・ボニアディ、ティルダ・コブハム=ハーヴェイ、アヌパム・カー
『ホテル・ムンバイ』(2018)は、実際に起こった同時多発テロ事件を描いた映画で、タージマハル・パレス・ホテルでの人質事件を中心に描かれており、実際の事件をベースにしています。主演のデヴ・パテルやアーミー・ハマーらが演じるキャラクターたちが、テロリストたちとの攻防戦を繰り広げる姿を描いています。映画は、実話を基にした作品であることから、リアリティを追求した演出が光る作品となっています。
『ジョーカー』(2019)
監督:トッド・フィリップス
出演:ホアキン・フェニックス、ロバート・デ・ニーロ、ザジー・ビーツ、フランセス・コンロイ
・第92回アカデミー賞(2020年)主演男優賞/作曲賞(歌曲・編曲賞)
・第77回ゴールデングローブ賞(2020年)主演男優賞(ドラマ部門)作曲賞
・第76回ヴェネチア国際映画祭(2019年)金獅子賞(最優秀作品賞)
・第73回英国アカデミー賞(2019年)主演男優賞
・第62回ブルーリボン賞(2020年)外国映画賞
・第25回放送映画批評家協会賞(2019年)主演男優賞
・第43回日本アカデミー賞(2020年)最優秀外国作品賞
『ジョーカー』(2019)は、DCコミックスのキャラクター「ジョーカー」を題材にしたアメリカ映画で、主演のホアキン・フェニックスが演じるアーサー・フレックが、社会から疎外された末に犯罪者「ジョーカー」として覚醒する姿を描いています。映画は、社会問題やメンタルヘルスなどにも言及しており、その深い内容から話題となりました。
映画『狼たちの午後』口コミ(見どころ・感想)
映画口コミ(見どころ・感想)
『狼たちの午後』がLGBTが社会的にまだ認知されていない50年前の時代の物語であることが信じられません。
~見どころ~
社会派監督の巨匠シドニー・ルメットの手堅い、しかもドキュメンタリータッチの乾いた演出がド派手なアクション映画とは一線を画する仕上がりを生み出している一作です。
監督の手腕が要求する演技力を発揮しているのがアル・パチーノです。
舞台劇の本場ニューヨークで鍛え上げられた抜群の演技力がやむを得ない事情で銀行強盗に手を染めてしまう主人公ヴォイトヴィッツの虚しさを遺憾無く表現しきっていることに驚きです。
実際、ヴォイトヴィッツは親友の性転換手術の高額な医療費を獲得するために強盗事件を起こしたのでした。
LGBTが社会的にまだ認知されていない50年前の時代の物語であることが信じられません。
本作は時代背景と人物描写の濃密さを堪能できる味わいの深い一作となっています。
~感想~
わたしはこの映画をリアルタイムで観ています。米国公開が1975年9月だったそうなので、おそらくほぼほぼ45年前に観たわけです。
銀行強盗襲撃ものだったので、先行する犯罪作品、たとえば『ダーティハリー』のエロスとバイオレンス、『フレンチコネクション』の疾走するアクションを思い浮かべて観にいったのですが、その期待は見事に裏切られました。
犯罪アクションものを観終わった後のカタルシス、爽快感を期待して観にいくと完全に「フラれて」しまいます。
最も印象に残ったのは警官隊に包囲された銀行強盗を演じるアル・パチーノの苛立たしさ、焦り、まさに焦燥感ですね。
そこにニューヨークで幾多の舞台経験を踏んだパチーノの実力というか、重厚な演技力が滲み出てくるわけです。男の疲れた哀愁感というか、なんかそんなとことです。
コミカルな場面と緊迫した場面との緩急が素晴らしく、観ていて飽きません。
~見どころ~
1972年にニューヨークで起きた実際の銀行強盗事件をもとに、社会派映画の巨匠シドニー・ルメット監督がメガホンを取った本作。
アカデミー脚本賞を受賞しているだけあって、コミカルな場面と緊迫した場面との緩急が素晴らしく、観ていて飽きません。
主人公のソニーはベトナム帰還兵で、社会的マイノリティとしての背景も持っている複雑な役どころ。本来であれば英雄なのに犯罪者で、犯罪者なのに人質に優しい。
演じるのは若かりし頃のアル・パチーノです。『ゴッドファーザー』の印象が強い彼ですが、弱さや未熟さのある青年役も意外なほどハマっています。
稚拙な計画で銀行を襲撃し、ことごとく上手くいかず、あっという間に警察に包囲されてしまう。
膠着状態の中、ソニーが「妻」を呼ぶ。それが転機となって、ソニーは社会的弱者のヒーローに祭り上げられていきます。
スリリングな展開とコミカルな部分だけでも十分に楽しめますが、喜劇の裏に生きる苦しさが透けて見えて、忘れられない余韻を残す名作です。
~感想~
アカデミー賞を総なめにしてもおかしくないくらい面白いと思うのですが、『カッコーの巣の上で』と同じ年だったようですね。なんという映画の当たり年か。
アル・パチーノの魅力で、主人公のソニーに2時間目が釘付けで、気づいたら飲まず食わずで手に汗握って観ていました。
犯罪者が意図せずして社会的弱者の代弁者扱いされ、群衆に支持されていくという流れは『ジョーカー』と似ていますが、ソニーは人間味にあふれていて優しいので、より感情移入がしやすかったです。
そんな彼に、人質も次第にほだされていきます。
本作はストックホルム症候群を扱った映画としてもよく取り上げられていますが、ソニーなら人質にされていなくても好きになるわと思いました。
映画『狼たちの午後』評価は?
評価サイト | みんなのシネマ(10点満点) | IMDb (10点満点) | Filmarks (5点満点) | Yahoo!映画 (5点満点) |
点数 | 7.17 | 8.0 | 3.8 | 5.0 |
評価サイトの特徴 | ・映画情報/上映中の映画に! ・評論家コラムや、監督やキャストへのインタビュー記事多い | ・海外オンラインデータベース ・Amazon運営 | ・急成長中! SNSシェア強し ・過去作品、評価も厳しめ!? | ・最初に見る。評価甘めかな!? ・Yahoo!運営 |
※本作品の評価情報は2023年9月13日時点のものです。
映画『狼たちの午後』まとめ
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