・『トラスト・ミー』(1990)は、妊娠、中絶、結婚、DV、モラハラ、格差社会などの諸問題を取り上げつつ、シュールな笑いもあり、まとめている。
・『トラスト・ミー』はビデオ化後、初DVD化(北米版)された。が、日本版は今も無し。
・関連作:真夜中の虹(1988) 『アンビリーバブル・トゥルース』(1989)『サバイビング・デザイアー』(1991)
目次
映画『トラスト・ミー』
~あらすじ~
妊娠して高校を中退した少女マリアと、電子機器の修理ならスゴ腕の若者マシュー。世間になじめないふたりが繰り広げる一風変わったロマンス。家庭における抑圧と、それに打ち勝ち、誰かを信頼するための道徳的勇気に関する、可笑しくて感動的なひとつの考察。出典:Amazon
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映画『トラスト・ミー』予告動画
"Trust" (1990) Trailer
映画『トラスト・ミー』配信状況
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映画『トラスト・ミー』監督・キャスト、原作紹介
映画『トラスト・ミー』基本情報
本作(タイトル) | トラスト・ミー/Trust |
公開年 | 1990年 |
上映時間/再生時間 | 1時間46分 |
監督 | ハル・ハートリー |
キャスト | マリア・・・エイドリアン・シェリー マシュー・・・マーティン・ドノヴァン マリアの母・・・メリット・ネルソン - ジーン マシューの父・・・ジョン・マッカイ - ジム マリアの姉・・・ーディ・ファルコ - ペグ |
音楽 | フィル・リード 『ニューヨーク・ラブストーリー』『シンプルメン』『サバイビング・デザイア』『セオリー・オブ・アチーブメント』ほか |
主な受賞歴 | 1991年サンダンス・フィルムフェスティバル脚本賞受賞 |
制作会社/配給元 | エイドリアン・シェリー、マーティン・ドノヴァン/ |
映画『トラスト・ミー』原作紹介
脚本:ハル・ハートリー
『レッド・オークス』(2014〜2017)
ハル・ハートリーは『アンビリーバブル・トゥルース』(1989)でデビューし、『トラスト・ミー』(1990)と『シンプルメン』(1992)立て続けに作品を発表し、人気を確立しました。
また、動画配信サービスのAmazonプライム・ビデオオリジナル作品、青春コメディドラマ『レッド・オークス』(2014〜2017)でも監督を務めました。
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映画『トラスト・ミー』関連作品
『トラスト・ミー』関連作品を紹介します。
以下の作品のDVDパッケージ「画像」をクリックすると、Amazon・楽天で作品詳細等を確認することができます。
『真夜中の虹』(1988)
~あらすじ~
フィンランドの北の果て、ラップランド。炭鉱の閉山で失業したカスリネンに真白なキャデラックの鍵を託し、父は自殺する。カスリネンはひたすら南を目指してロング・ドライヴへと出発する……。出典:Yahoo!映画
監督:アキ・カウリスマキ
出演:トゥロ・パヤラ、スサンナ・ハーヴィスト、マッティ・ペロンパー、E・ヒルカモ
『アンビリーバブル・トゥルース』(1989)
~あらすじ~
ニューヨーク州の郊外にある住宅地、リンデンハースト。恋人の父親を殺したジョシュ(ロバート・バーク)は服役から戻り、自動車修理工としての腕を買われ整備工場に勤務することになる。工場の娘オードリー(エイドリアン・シェリー)は、核戦争や環境破壊で世界が明日にでも死んでしまうのではないかと心配している。そんな二人が惹(ひ)かれ合うようになり……。出典:Yahoo!映画
監督:ハル・ハートリー
出演:エイドリアン・シェリー、ロバート・ジョン・バーク
『サバイビング・デザイアー』(1991)
~あらすじ~
「カラマーゾフの兄弟」の一節しか教えない偏屈な大学教授ジュードと、蠱惑的な女子大生ソフィが繰り広げる恋の駆け引きを描く。出典:Yahoo!映画
監督:ハル・ハートリー
出演:マーティン・ドノヴァン、マット・マロイ、レベッカ・ネルソン、ジュリー・スークマン、メアリー・B・ウォード
映画『トラスト・ミー』口コミ(見どころ・感想)
映画『トラスト・ミー』口コミ(見どころ・感想)

今でいうと、「ギャル」と「オタク」が吹き溜まりで運命の出会いを果たすという感じの話!?
未だに引用されることも多いインディーズ青春映画の傑作。ヒロイン「マリア」が、彼「マシュー」に体当たりで「信頼」を表現する名シーンのヘンテコな爽やかさは唯一無二。
名優竹中直人が監督の才能に嫉妬した逸話があるほど、コメディとシリアスの配合具合が絶妙で、ジャン・リュック・ゴダールやジャック・タチ等の名監督の作品のエッセンスが彼の中で再構築され、全く新しい種類の映画になっています。
ギャルで腹ボテでアメフト部の彼に捨てられて、退学で人生終わった女子高生マリアが、インテリ変人マシューと出会い、「知性」に目覚めて逆変身を果たすストーリーは百凡の青春映画が束になってもかなわない唯一無二輝きを放つ、マイノリティな人々の道標になっています。
~感想~
みんなと同じように上手く生きられない、生きたくない若者が、「落ちこぼれ」とされる世間の階層で信じられるものと出会う寓話です。
今でいうと、「ギャル」と「オタク」が吹き溜まりで運命の出会いを果たすという感じの話でしょうか。
「オタク」といってもヒョロガリじゃなくて、がっしり体躯でほんのり危険な雰囲気が漂う「インテリ」系のタイプ。
彼も彼女も頭の固い親という目の上のたんこぶがあって、悩みが重なって惹かれ合うのだけれど、どちらかというとギャルのマリアがインテリのマシューを通して「知性」を発見して、目から鱗で、真面目な地味子に大変身を遂げる部分の比重が多いので、マシューはあまり変化せず・・・、最後まで謎な部分が残ります。
その辺りが、寓話っぽさを強調している要因なのかなあと。
ラストシーンの、「負けたんだけど希望に溢れている」というところが、本作を象徴しているのだと思います。

「罪を犯した人はそれ相応の罰を受けなくてはならない」
~見どころ~
ハル・ハートリー監督の作品は、大袈裟な仕掛けはほとんどなく、淡々とストーリーが進んでいくことが多いのですが、この作品も一見地味な印象を受けます。
ですが、そこがハリウッド的な派手な映画が苦手な人には大変心地よく、台詞の一つ一つやシーンに寄り添った音楽をじんわりと楽しめる作品になっています。
結婚に必要なものは愛情ではなく信頼だということをテーマに、重苦しい雰囲気ではなくところどころに「クスッ」と笑える場面も織り交ぜながら物語は進みます。
ちょっと理屈っぽい台詞の応酬が多く、ミニシアター系の作品が好きな方はかなり楽しめる作品です。
主人公の女子高生を演じるエイドリアンシェリーのメガネにスカジャン姿が、とてもキュートです。
~感想~
派手な音楽で感動を煽るわけでもなく、全編登場人物たちの皮肉の効いた台詞のやり取りで進んでいくので、地味な印象を受けがちです。
ですが、実はストーリー自体は荒唐無稽な展開ですし、大真面目なやり取りが笑いを誘う場面も多く、作品を観終わった後は軽やかな気持ちになれます。
ハートリー監督は以前「罪を犯した人はそれ相応の罰を受けなくてはならない」と発言していたので、この作品にもその考え方は反映されています。
そういうところも含めて、この人の作品は信頼できるなといつも感じます。
派手な音楽は使っていませんが、監督自身がセレクトしているギターバンドの楽曲が、どの場面にもピタッとハマっていて心地よく、何度も見直したくなる作品です。
映画『トラスト・ミー』評価は?
評価サイト | みんなのシネマ(10点満点) | IMDb (10点満点) | Filmarks (5点満点) | Yahoo!映画 (5点満点) |
点数 | 6.0 | 7.4 | 4.0 | 3.76 |
評価サイトの特徴 | ・映画情報/上映中の映画に! ・評論家コラムや、監督やキャストへのインタビュー記事多い | ・海外オンラインデータベース ・Amazon運営 | ・急成長中! SNSシェア強し ・過去作品、評価も厳しめ!? | ・最初に見る。評価甘めかな!? ・Yahoo!運営 |
※本作品の評価情報は2021年12月11日時点のものです。
まとめ
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