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アフリカ奥地で発生した未知の伝染病がアメリカに接近。厳戒の防護措置が取られるもウィルスはとある地方都市に侵入! 街は完全に隔離され、米陸軍伝染病研究所はウィルスの謎を懸命に解き明かそうとするが……。エボラ出血熱を遥かに凌ぐ致死性を持つウィルスの恐怖と、それに立ち向かう人々の姿を描いたパニック・スリラー。

キャスト:ダスティン・ホフマンレネ、ルッソモーガン・フリーマン、
監督:ウォルフガング・ペーターゼン
脚本:ローレンス・ドゥウォレットロバート・ロイ・プール

出典:YAHOO!映画

 

『アウトブレイク』(映画)で思った、考えた7つの"恐怖"について考察してみました。

 

注:)本作『アウトブレイク』はフィクション映画です。くれぐれも現実問題(新型コロナウイルス COVID-19)と混同しないよう、ご注意ください。

 

『アウトブレイク』(映画)で覚えた"恐怖"とは・・・

 

 

 

 

①人間は刺激の欲しい動物なのだ!

 

『アウトブレイク』でも隔離措置や町の封鎖、軍用車の出動などリアルに再現しています。

今回の新型コロナウイルスCOVID-19でも、中国では人民の締め出し(外出禁止や渡航制限等)を、日本政府もダイヤモンド・プリンセス号の乗客・乗員に隔離措置を行いました。

連日ニュースを見ていると、動物も含め人間というものは動き回らなかったり刺激がなくなると、精神的・肉体的にもストレスを受けて、弱っていくものなのだとつくづく感じさせられました。

 

(プライバシーのこともありますが、)囲まれた・狭い空間というものは、ありすぎる刺激等から逃れたり、離れたりすることができる、のんびりと自分のことができる場所であるはずです。

 ですが、ダイヤモンド・プリンセス号の場合、2週間ほどの隔離措置のなかで、 窓の無い客室にいた乗客の精神的・肉体的ストレスにスポットが当てられました。

時間的な制限はあったものの、船上に出る機会は与えられました。

 

 船内には目に見えないCOVID-19がいる。自分の客室から一歩もこの先から出てはいけない。
まったく身動きができず、人間的な生活は送っているのではあるのだが、ただひたすら客室の中だけで約2週間をそこで過ごす。

 窮屈な感じどころか、まったく気分もリラックスできず心配で・・・。

 COVID-19もさることから、自分のこと、周りの事、家族や会社の事・・・。いろいろな事が頭をよぎります。

 

そうすると、気分が優れない⇒体調もなかなか改善せず⇒ますます悪化することになります。

 

孤立する空間に自分だけ。何かに追い詰められて、何を思い、何を願うのか・・・。

  

これとは引き換えに、人間には『欲』や『行動』というものが存在します。
そのために、一人ひとりのちょっとした欲や行動が事態を大きくし、悪影響を及ぼしてしまうこともあります。 

これは後述する「情報収集の変化」にもつながっています。

 

軍・役人の暴挙・・・国は?

 

『アウトブレイク』では、軍の司令塔である将校が、自分の地位、名誉のために権力を振りかざしているさまが描かれています。
ウイルスに感染し、今生死を彷徨っている国民を「封じ込め作戦」と称して、土地ごと焼き付くそうとは、一体何事か!

 この一人の将校の決断一つで、多くの犠牲者が出てしまうわけです。

 

野生猿を介して感染し、アウトブレイク(=爆発的感染)が起きた土地は、アメリカの小さな町。

正しいか否かは別としても、小さな町だったからできたのかもしれない「封じ込め作戦」が、もし大都会だったらどうするだろうか?と思いました。

 現実、COVID-19の感染・流行地となった中国の武漢。

現在は工業・商業的な都市として存在感があります。古代は殷・周の時代(紀元前18世紀〜紀元前14世紀前期)の都市遺跡が存在し、今日まで歴史的存在があります。

 COVID-19ではどうか?

武漢あたりで「封じ込め作戦」を行いました。その点、中国政府は数千万という市民に対し外出禁止命令や感染者の施設隔離など強硬的にとってきました。

 

  軍、役人そして国レベル以上の話しになってきますが・・・。

 

『アウトブレイク』は、アメリカ仕立てのストーリーなので、軍事機密(極秘に細菌兵器としてサンプルも血清も存在)があるというところは、現実的だと思います。(対するCOVID-19でも、中国・武漢ウイルス研究所のウイルスが漏洩したのではとの憶測もあり、不思議な事ではない位です。)

 

この軍事機密のこと、かつてアフリカのモターバ川流域で発生した感染症を「燃料気化爆弾」によって消滅させたという事実を隠ぺい。すべてを闇に葬り去ろうとする将校の自己保身的な態度。

そして国民の命など「多少の犠牲」と考えている非情さは許しがたい暴挙に、憤りを覚えました。

 

 どうでしょうか?今の日本政府のCOVID-19対策は!

感染症発生時の初期段階での隔離、感染ルートの解明・・・、できていますか?

(不安や不満だけが募っているのが、現実でしょう。)


『アウトブレイク』においては、現実に起きているCOVID-19と相対的に比較して観ることができます。

例え国は違えども、軍の横暴や上司・部下という上下関係内での板挟みによる葛藤、命を顧みず奔走する本来あるべき医師の姿など、見るところは多々あるはずです。

  

③細菌兵器は十分に考えられる!?

 

(繰り返しになりますが、)

軍によって秘密裏に確保され「細菌兵器」として研究されているという本作の設定は、今のアメリカや中国などでは、十分に考えられます。 

これが実際に起きたとすれば、非常に恐ろしいものです。

 

 なぜなら、人間どうしの銃撃戦や物理兵器、化学兵器といったものとは違い、目に見えないことが恐ろしい。
 あなたにも、私の目にも見えない"敵"がジワリジワリと知らぬ間に、恐怖に追い詰められていくのですから!

 

誰が感染しているかもわからないし、もしかしたら自分もなっているかもしれない恐怖感。
感染範囲も、処置方法も分らないのです(現状、COVID-19も同様です)。

 

 

④ウイルスをなめるな!

ノーベル賞学者 J・レダバーグ

 

 

何が原因か分らない病原菌なんて、世の中にはたくさんあるのでしょう。

これまでの新型コロナウイルス(※)をみても、ほぼ原因が野生動物であることがわかります。

 SARSウイルス(2002年)、MERSウイルス(2012年)そしてCOVID-19(2019年)

 

病原菌といっても、地球が誕生した46億年前から存在しているのです。
新型コロナウイルスの発生は、私たちから見れば人類(ヒト)の存続に関わることではありますが、歴史的にみればほんの一部にしか過ぎないのです。

  

よくこういうことを聞きませんか?仕事でも商売でも何でもそうですが、

 

 「環境に適応したものが生き残る」と。

 

 今回の新型コロナウイルスも同じです。

 

 例え医学が進歩しようとも、ウイルスの進化のほうが数百倍速いのです。人類というか、医学が進歩したところでその隙間を縫って生き残り、生き残ったものが繁殖でき、そして爆発的に増殖していくのです。

 病院などで院内感染が起こりニュースになる、(抗菌薬・抗生物質が効かない)「抗生物質耐性細菌」がそうです。

 

 ウイルスも同じですが、最近よりは話しが難しいです。ウイルスはほかの細胞に入って増殖していくので、敵か味方か関係なく非常にたちが悪いのです。

 

 「他人の褌で相撲を取る」といことわざが近いのでは無いでしょうか。

 

ウイルス自体に意識など無いけれども、自分の目的のために(体内で増殖する、悪さをするだけで)、無意識に、いや悪意を持って、ほかの細胞の力を借りたり利用したりして、ちゃっかりし、ズルさをしているようなサマですね。

 ある種、ウイルスというのは賢い?と思ってしまいます。

  

残念ながら、ウイルスは絶滅させることはできないそうです。ここに医学の発展に限界があると言われる所以なのです。

  

けれども私たちは、人類(ヒト)が生き続けていく限りは、ウイルスとともに共生!?闘わなければならないわけです。

 

⑤ 加速化中。地球温暖化の影響が大きい!

  地球温暖化は新型ウイルス発生を-加速化させているのかも

 

アマゾンやオーストラリアでの大規模な森林火災が記憶に新しいですが、森林減少や大気汚染、環境破壊といった諸問題がクローズアップされてきました。

 

ジェット気流の蛇行や、エルニーニョ・ラニーニョの影響もあってか、猛暑や暖冬といったように、ひしひしと地球温暖化を感じて人が多いのではないでしょうか。

 

人間も含め動物目線で言えば、生活フィールドが変わってきています。山里にいた野生の動物たちが下山して、あちこちで見かけるようになったとも聞きます。

 

同じように、細菌やウイルスも変化していっているわけです。

触れなかったことですが、鳥インフルエンザや豚コレラなども同様です。

  

私が思うに、地球環境は良い方向に進んでいるとは考えていません。

 地球温暖化が進み、環境は悪化しているため、私たちの持つ自然治癒力が弱くなってきます。
ストレスを抱えやすい世の中です、身体のなかの抵抗力や免疫力も低下しやすくなります。
食事や運動もおろそかになりがちです。それでいて病気にかかりやすくなり、感染しやすくなります。治りにくくなります。

 

  そして本作では「野生猿」が保菌者となっていましたが、野生動物とは適切に接して、付き合っていかなければならないことを改めて感じさせられました。

あなたが飼っている屋内外にいる犬・猫や鳥なども同じです。
 動物からの感染予防としてできることは、基本はうがいや手洗いになります。

 

 

⑥「情報収集」は劇的に変化した

 「情報収集」は劇的に変化した

 

映画『アウトブレイク』の公開後に時代の進化というのか、劇的に変わったところは個人の持つ「情報収集の変化」というところです。

 今の若い年代の人が『アウトブレイク』観ると、情報が溢れている現代ですので、主人公・軍医のサムの言動や行動が受け入れがたく、理解しがたいということが出てくるかと思います。

  

私も今日まで携帯電話(ガラケー)やスマートフォンも利用してきましたが、この『アウトブレイク』が劇場公開されたのが1995年です。

 当時は携帯電話(ガラケー)が普及しはじめていた頃で、簡易なWEBページとメールができた位のものでした。なので、今のようにSNSは存在していません。

 

当時はTVやラジオ、新聞などでしか最新情報を得ることができず、個人が持つ情報源はいくらデジタル化といってもまだまだ、範囲が狭かったのです。

 現在では、TVやラジオ等も存在しますが、すでにネット環境は整っており、メールだけでなくTwitterなどのSNSもできます。

 つまり、各個人がスマートフォン1台を持っているだけでなく、情報をも持ち合わせている世の中に変わってしまっているということです。(なので『アウトブレイク』を観たときに時代を感じさせるわけですが・・・。)

 

それだけ情報収集や情報共有はおろか、情報の拡散のほうも早くなったわけです。今や情報量多寡であるし、その選別の仕方(難易度)が高くなってきていることも事実です。

 

今回のCOVID-19で「パニックにならないで冷静な対応で・・・」って。
難しくなってきていますよね。

 想像した通り、マスメディアでは連日ニュースが流れいますし、ネットでは不安を煽る言動やデマ情報も流れています。
マスクかと思いきやトイレットペーパー、おむつまで買い占められて、店舗在庫切れが生じている事態が発生しています。

 

ネット社会となってSNSが普及した今、便利にはなりました。が、情報に操作されている、踊らされている私たちは、ある意味で"加害者"でもあり"犠牲者”になっていると言っても、過言ではありません。 

 

まとめ ~次に来る"恐怖"は「経済悪化」か?~

 

2020年3月11日。新型コロナは「パンデミック」 WHOが表明。

 

映画『アウトブレイク』は1995年に出た映画です。

公開後に、アフリカでは「エボラ熱」が流行っていました。

 

 私が実際に『アウトブレイク』を観たのは23年経った後のことでした。

というのも、『アウトブレイク』はパニック・パンデミック系ですので、「正直怖い」ということが本音。
このジャンルは極力観ないように避けていたのです。 

私が福祉関連の仕事をやりはじめて、看護師をしている人から聞いた話しのなかで、『アウトブレイク』は医療用教材として、感染症の講義用としてこのDVDを紹介していた、ということを聞いたのです。 

当時は「勉強用!?」と兼ねて観ていたわけです。

 

 そして『アウトブレイク』が公開されてから25年が経った今、知るだけでも、3つの新型コロナウイルスが発生してしまいました。 MERSSARS、今回のCOVID-19

もし付け加えるなら、毎年発生するインフルエンザも(新型インフルエンザもありましたし)。

 

なので『アウトブレイク』どころか、すでに架空の出来事ではなくて、もう目の当たりをしています。

 

 今、中年以上の方なら、世界史の教科書のなかで、1918年(大正7年)にスペインかぜが発生。

世界人口20億人のうち5億人が感染、亡くなった方は1億人にも達したというパンデミック(=世界的大流行)な歴史があったこと位は一応学んだものの、頭の片隅に残っていないはずです。

 

 こうして今日まで生きている間に、すでに3つもの新型コロナウイルスが発生しているとは、想像できたでしょうか?


新型コロナウイルスを見てみると、2000年以降に発生していることに気づきます。

 


地球温暖化の影響というものが一番大きいのではないか、というのを実感しています。

 

参照:「おしえて!地球温暖化 - 環境省」←直近のものであり、分かりやすいと思います。

 

 

⑦次の恐怖。経験したことのない経済悪化なのか?

 


こうしている間にも、COVID-19の影響で、生活や仕事上で右往左往している状況に置かれています。

 私たちは、オリンピックイヤーということで、日本に多大な好経済がもたらせることに期待していました。

ですが、 ここに来てCOVID-19による経済的影響が中国から始まり、日本そして世界各国へと及ぼしています。

 

MERS、SARSの時とは違います。
いっそう格差社会が進んだ現代において、貧困層や社会的弱者のダメージは大きくなりそうです。

 

 いずれにしても失業や失職、倒産、減収は避けられません。
そして
COVID-19による人的差別や風評被害などの社会的悪影響も気がかりです。

 

答えも方向性も分かりません、ただただ現在進行中のままです。

 

最後に。

医者や看護師さんなどの医療従事者は、命がけで仕事をしています。

もちろん保育や介護、生活インフラなどに欠かせない仕事に従事している方もいます。

 


今私たちができる自衛とは何か。

COVID-19の感染予防でできることは、うがい、手洗い、人ごみを避ける(外出しない)ことです。

 

できることを徹底して行っていきましょう。

 

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