・映画『マレフィセント』(2014)は、1959年のアニメ映画『眠れる森の美女』の悪役であるマレフィセントを主人公に据え、彼女の視点から物語を描き直している点。
・『マレフィセント』の最大の魅力は、なぜ彼女が悪に染まったのか、その背景にある悲しい出来事や心の変化が丁寧に描かれており、善悪の概念を改めて考えさせらる点にある。
・『マレフィセント』に抜擢されたのは、アンジェリーナ・ジョリー。ふさわしいハマり役として絶賛され、彼女の持つカリスマ性、神秘的な美しさ、そして圧倒的な存在感が、マレフィセントというキャラクターに深みを与えた。
・『マレフィセント』の監督は『アバター』や『アリス・イン・ワンダーランド』でアカデミー美術賞を受賞したロバート・ストロンバーグが務めている。彼の手腕により、妖精たちが住む幻想的なムーア国と、人間が住む現実的な王国の対比が、細部にまでこだわった美しい映像で表現されている。
・『眠れる森の美女』では王子のキスが真実の愛とされていたが、『マレフィセントではその概念を覆し、血の繋がりを超えた「母性愛」こそが真実の愛として描かれている。
・ アニメ版『眠れる森の美女』では単なる悪役だったステファン王や、コミカルな存在だった3人の妖精たちも、この映画ではより人間的で複雑なキャラクターとして再構築されている。
・関連作:『眠れる森の美女』(1959)『マレフィセント2』(2019)
映画『マレフィセント』あらすじ・動画
映画『マレフィセント』あらすじ
~あらすじ~
ディズニー・アニメーションの金字塔として、半世紀以上も世界中で愛され続けている『眠れる森の美女』。『マレフィセント』は、そこに隠されていた誰も知らない“本当の物語”をドラマティックに描き出した、“永遠の眠り”の呪いが生んだ究極の愛の物語。主人公は、『眠れる森の美女』の悪役にして、邪悪な妖精マレフィセント。あのロマンティックなおとぎ話を“悪役マレフィセント”の視点で描き、これまでディズニーが封印してきた”禁断の秘密“を、史上空前のアクション・ファンタジーとして暴きます。
マレフィセントを演じるのは、ハリウッドを代表するオスカー女優であり、製作総指揮も手掛けるアンジェリーナ・ジョリー。可憐なオーロラ姫役には、全世界で人気急上昇中のエル・ファニング。そして、幼い時のオーロラ役として出演する、アンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピットの愛娘ヴィヴィアン・ジョリー=ピットとの母娘初共演も注目です。さらには、「アバター」『アリス・イン・ワンダーランド』のプロダクション・デザインで2度もアカデミー賞(R)を受賞した、ロバート・ストロンバーグ監督が描く究極の映像美からも目が離せません。
引用:Amazon
映画『マレフィセント』予告動画
引用:マレフィセント|予告編|Disney+ (ディズニープラス)
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映画『マレフィセント』監督・キャスト、原作紹介
映画『マレフィセント』基本情報
本作(タイトル) | マレフィセント/Maleficent |
公開年 | 2014年 |
上映時間/再生時間 | 1時間37分 |
監督 | ロバート・ストロンバーグ |
キャスト・・・(声優) | マレフィセント・・・アンジェリーナ・ジョリー(深見梨加) オーロラ・・・エル・ファニング(上戸彩) ステファン王・・・シャールト・コプリー(てらそままさき) フィリップ王子・・・ブレントン・スウェイツ(立花慎之介) ディアヴァル・・・サム・ライリー(阪口周平) ノットグラス・・・イメルダ・スタウントン(福田彩乃) シスルウィット・・・ジュノー・テンプル(福田彩乃) フリットル・・・レスリー・マンヴィル(福田彩乃) 子供のマレフィセント・・・エラ・パーネル、イソベル・モロイ(松浦愛弓) 子供のステファン・・・トビー・レグボ、マイケル・ヒギンズ(阿久津秀寿) 幼いオーロラ・・・ヴィヴィアン・ジョリー=ピット(来栖世津) 子供のオーロラ・・・エレノア・ワージントン・コックス(太田美来瑠) ヘンリー王・・・ケネス・クラナム(勝部演之) ヘンリー王の側近・・・アンガス・ライト(―) ウラ女王・・・ミランダ・リチャードソン(―) キンロック王・・・ピーター・キャパルディ(―) 大人のオーロラ[ナレーター]・・・ジャネット・マクティア(萩尾みどり) 青い妖精・・・―(藪内裕友実) ムーアの生き物女1・・・―(むらやま真衣) 将軍・・・―(仲野裕) 中尉・・・―(花輪英司) レイラ・・・ハンナ・ニュー(勝島乙江) 大尉・・・―(白熊寛嗣) 召使1・・・―(山口知靖) 監督官・・・―(水野龍司) 兵士1・・・―(間宮康弘) 兵士2・・・―(宮本崇弘) 兵士3・・・―(大塚史貴) 兵士4・・・―(古屋家臣) 兵士5・・・―(野村尚一) 兵士6・・・―(中村章吾) 兵士7・・・―(唐沢龍之介) 兵士8・・・―(佐久間元輝) 兵士9・・・―(丸田光) 兵士10・・・―(高橋賢史) 兵士11・・・―(奥田啓人) 兵士12・・・―(松島昭浩) 兵士13・・・―(新垣樽助) 女中1・・・―(井上祐子) 女中2・・・―(伊沢磨紀) 女中3・・・―(小舘絵梨) 洗濯女1・・・―(品田美穂) 洗濯女2・・・―(長尾明希) 戴冠式の女性・・・―(土井真理) 農民1・・・―(テリー伊藤) レイラの召使・・・―(近藤クミコ) エンドクレジットボーカル・・・―(大竹しのぶ) |
音楽 | ジェームズ・ニュートン・ハワード 作曲:”Once Upon a Dream” サミー・フェイン 主題歌:「ONCE UPON A DREAM」ラナ・デル・レイ 主題歌:「ONCE UPON A DREAM~いつか夢で~」(日本語吹き替え版)大竹しのぶ |
主な受賞歴 | ― |
制作会社/配給元 | ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ、ロス・フィルムズ/ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ |
映画『マレフィセント』原作紹介
脚本:ポール・ディニ、リンダ・ウールヴァートン
映画『マレフィセント』関連作品
『マレフィセント』(2014)を中心に、『眠れる森の美女』(1959)、『マレフィセント2』(2019)の関連性や共通点、見どころ・テーマ・制作秘話をまとめてみました。
『眠れる森の美女』(1959)
『マレフィセント』(2014)は、1959年のアニメーション映画『眠れる森の美女』を大胆に再構築した作品です。両作品は同じ物語を扱っていますが、視点が大きく異なります。アニメ版では、オーロラ姫とフィリップ王子のロマンスが中心に描かれ、マレフィセントは純粋な悪役として登場します。しかし、実写版ではマレフィセントが主人公となり、彼女がなぜ悪に染まったのかという背景に焦点が当てられています。
アニメ版『眠れる森の美女』は、ウォルト・ディズニーが手掛けた最後の童話原作作品であり、ディズニー史上最も豪華で贅沢なアニメ映画として知られています。制作に6年もの歳月と多大な費用が費やされ、手作業によるセル画のトレスなど、アニメーターたちの情熱が詰まっています。このアニメーションの豪華さと美術的な完成度の高さが、『マレフィセント』の緻密な映像美へと繋がっていると言えるでしょう。
『マレフィセント2』(2019)
『マレフィセント2』は、前作から数年後の物語です。前作でマレフィセントとオーロラ姫の間に生まれた「真実の愛」が、新たな試練に直面します。オーロラ姫とフィリップ王子の結婚を巡り、マレフィセントとフィリップ王子の母であるイングリス王妃の対立が激化します。この三つ巴の戦いが、前作以上に壮大なスケールで描かれています。
この続編は、前作と同じく「愛」をテーマにしていますが、その範囲をさらに広げています。血の繋がりだけではない家族の愛、そして異なる種族や文化を持つ人々がどのように共存していくかという、現代社会の多様性にも通じるメッセージが込められています。監督は変わりましたが、主演のアンジェリーナ・ジョリー、そしてエル・ファニングなどの主要キャストは続投しており、前作で確立されたキャラクター像や世界観が受け継がれています。
続編でも、その映像美は健在です。色彩豊かで幻想的なムーア国の描写は、前作同様に美しく、「アバター」を彷彿とさせるとも言われています。また、「みんな違って、みんないい」というメッセージは、異なる種族間の対立を通して描かれ、深いテーマ性を持つ作品となっています。
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『眠れる森の美女』(1959)
監督:クライド・ジェロニミ
出演:メアリー・コスタ、ビル・シャーリイ、エレノア・オードリー、ヴェルナ・フェルトン、バーバラ・ルディ

『マレフィセント2』(2019)
~あらすじ~
永遠の眠りから目覚めたプリンセス、オーロラ姫とフィリップ王子の結婚は人間と妖精の間に平和をもたらし、世界を幸福に導くはずだった。しかしその婚礼には、マレフィセントとオーロラ姫の絆を引き裂き、妖精界を滅ぼそうとする恐るべき罠が隠されていた…。迫り来る危機から愛するオーロラ姫を救うために、マレフィセントが背負った驚くべき運命とは—。
監督:ヨアヒム・ローニング
出演:アンジェリーナ・ジョリー、エル・ファニング、キウェテル・イジョフォー、サム・ライリー、ミシェル・ファイファー
映画『マレフィセント』口コミ(見どころ・感想)
映画『マレフィセント』口コミ(見どころ・感想)
視点を変えて、有名な悪役の物語に焦点を当てた作品。マレフィセントの生い立ちから裏切り、そして誰もが知る「マレフィセント」が誕生するのかと思いきや、そうではなかったという展開がとても面白いです。
誰にでもある純粋な子ども時代、マレフィセントも例外ではありません。その純粋な心が裏切られ、傷つけられ、悲しみと憎しみのあまりに復讐の呪いをかけてしまう。そして、その呪いを成就させるためにオーロラ姫を見守っているうちに、その気持ちは愛へと変わっていきます。純粋なオーロラ姫が、閉ざされたマレフィセントの心に愛を吹き込んでいく様が感動的でした。アンジェリーナ・ジョリーがマレフィセントの激しさから穏やかな姿までを、見事に演じきっています。
この物語は、悪魔や魔女を生み出すのは人間であり、時として人間そのものが悪なのだと問いかけているように感じました。そして、ディズニー作品に共通する、すべての呪いや魔法を解くのは「愛」というテーマ。今回は母性愛がテーマとなっており、母性が持つ偉大な力が、オーロラ姫にかけられた呪いを解き放ち、マレフィセント自身を憎悪から解放していきます。
ディテールにこだわった美しい映像も素晴らしかったです。王様や馬の鎧の細工など、細部にわたる美しさを楽しめました。子どもの頃に読んだ童話の挿絵を見て胸がときめいたのを思い出しました。永遠の夢の世界を思わせる、期待を裏切らない作品です。
この映画が「眠れる森の美女」ではなく、あくまでこの名作を「モチーフ」にしたオリジナル映画だというのは納得ですね。メイキング映像を観るとブルーバックばかりですが(笑)、そこから作られたVFXは本当に見事。ストーリーも馴染みがあるので、あっという間の1時間半でした。誰にでも勧められる作品だと思います。
「アナと雪の女王」との共通点も感じられますが、それは出てくる男たちがみんなダメ男だからでしょう。オーロラ姫がどうやって眠りから覚めるのか、そこを観ないと「関係性」はわからないかな。
アンジェリーナ・ジョリーはまさにハマり役で、まるでアニメーションから飛び出してきたみたいでした(笑)。単なる悪役ではなく(そこがアニメ版と大きく違うところ)、悪に染まった理由が描かれている展開も面白いですね。
これは「眠れる森の美女」のリメイクではなく、マレフィセントが真実の愛に目覚める「もしもの物語(If Story)」だと思いました。
「幼いマレフィセントは人間に騙された」という一文だけで、彼女のイメージがガラッと変わりますよね。アニメ版のマレフィセントは「すべての悪の支配者」ですが、なぜそうなったのかの理由が原作には明記されていません。童話にはまだまだ余白がある。ここにディズニー実写化の活路があるんですね。本作はマレフィセントの幼少期を膨らませた、素晴らしいIf Storyでした。
悪役も呆気にとらせてこそプリンセスですよね。
主演のアンジェリーナ・ジョリーは、演技が上手というよりは自然体で、ミステリアスな美女の悪女っぷりを見たかった女性客が多かったからこそ、観客の半数が女性だったという事実も頷けます。そして、観客はまったく逆の感想を持って劇場を後にする。それほど、前半の予想通りの展開と、後半の予想外のアンジーの演技が素晴らしかったです。
「眠れる森の美女」という先入観を持って観てはいけない、という意見には大いに同意します。
テーマや構成は、最近のディズニー作品である「アナと雪の女王」と共通していますね。恋愛よりも家族の愛が描かれていたり、魔力を持つ者が追いやられたり、女王が権力を持つハッピーエンドだったり、誰かを救うために急ぐ場面があったり。その辺りで、この映画のレビュータイトルを「大人の女性のためのアナ雪」としました。
ただ、この映画は甘いも酸いも噛み分け、清濁併せ呑むスキルを持った大人の女性のための映画と言ってもいいかもしれません。アニメではないし、恨みつらみの感情が絡んでいる分、「アナと雪の女王」よりもエグくて、深くて、リアルで恐ろしい部分もあります。
大人の女性が観ると、マレフィセントに共感したり、痛快に思ったりできるのはもちろん、3人の妖精たちを見て「こういうおばちゃんばっかりの職場ではこういうことばっかりやってるよね!」とか、悪役のステファンを見ても「いるいるこういうヤツ、サイテー」といった「あるあるネタ」をリアルに感じて、本当に面白いです。
この映画は「アナと雪の女王」よりも男の悪役ぶりがかなり露骨に描かれています。ステファンは世の中のダメ男を全部寄せ集めたような、女性の目から見て非常に分かりやすい「悪い男」。口だけでチキンなヤツなので、裏切りを決めたくせに相手にトドメも刺せず翼だけ剥いでいく情けなさ。これは慈悲や情ではなく、彼自身の弱さだと個人的には感じました。
成長してからは、その小心者ぶりにさらに磨きがかかり、病的なまでに威張り散らすようになり、結果的に妻も娘も放置してしまう。かつて野心のためにマレフィセントを放置したのも、元々あった不誠実な素質が伏線だったのでしょう。最後の対決での元カノであるマレフィセントに対する態度は、まるでDVのようでした。しかも、たった一人の女性(とカラス)を大勢で襲い、自分は一番完全防備な鎧で最後に出てくるという卑怯さ。これは王様だから最後に登場したのではなく、できれば自分の手を汚さずに兵士に何とかさせたかったように見えます。背後から襲うなど、最後まで卑怯な男なのです。
女性目線での「最悪の男性」の描き方が見事で、これによりマレフィセントの悲しみ、怒り、強さ、母性、そしてトップとしての器がすべて伝わってきました。エンターテイメントとして、悪いヤツがとことん悪いのは分かりやすく、楽しみやすいということの見本のような作品です。
鉄を使う人間と、自然を愛する生き物たちの世界の対立という設定は、「もののけ姫」的な部分もありますね。そして、細部まで美しい映像はもちろん、アンジェリーナ・ジョリーの演技やアクションパフォーマンスも見事でした。彼女でなければ、この映画は成り立たなかったという意見に同意します。ステファンとのバトルシーンは、アンジーらしさが炸裂していて本当にかっこよかったです。
娘は、マレフィセントのキスでオーロラ姫が目覚める場面で号泣していました。血は繋がっていなくても、マレフィセントの母性愛や、オーロラのゴッドマザーを慕う純粋さに心打たれる人情物語であることも間違いありません。
ただ、「これカップルで観るのには、どうかな?」という気もします。男性は複雑に思う人も多いのではないでしょうか。フィリップ王子もまだまだ頼りない存在として描かれており、イケメンで従順なディアヴァルが唯一大活躍ですが、あくまでマレフィセントの補佐というポジションです。全編通して「男って情けないな」というムードなので、この映画はあくまで女性が主役という部分にこだわって作られた作品であることを覚悟して観てください。
もちろん、女性の悪い部分も描かれています。そもそもマレフィセントは「女って怖い!」の典型のような復讐の鬼だったし、おばちゃん妖精たちは使えないし(汗)。一度しか登場しませんが、ステファンの奥様は自我のない弱い女性のイメージでした。
しかし、この映画を「俺は違うから、彼女は違うから関係ない」と思って楽しめるくらいの器のある男性こそが本物だ、ということかもしれませんね(笑)。オーロラとフィリップの関係は、まだまだこれからの未来への希望です。
個人的には、ここ数年で久々の「繰り返し何度も観たい」レベルのヒットでした。繰り返しますが、大人の女性に本当にお勧めのエンターテイメントです。
映画『マレフィセント』評価は?
評価サイト | みんなのシネマ(10点満点) | IMDb (10点満点) | Filmarks (5点満点) | Yahoo!映画 (5点満点) |
点数 | 6.3 | 6.9 | 3.6 | 3.5 |
評価サイトの特徴 | ・映画情報/上映中の映画に! ・評論家コラムや、監督やキャストへのインタビュー記事多い | ・海外オンラインデータベース ・Amazon運営 | ・急成長中! SNSシェア強し ・過去作品、評価も厳しめ!? | ・最初に見る。評価甘めかな!? v・Yahoo!運営 |
※本作品の配信情報は2025年9月1日時点のものです。
配信が終了している、または見放題/レンタルが終了している可能性がございますので、配信状況については、各動画配信サイト/アプリにてご確認ください。
映画『マレフィセント』まとめ
映画『マレフィセント』エンタメのまとめ
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