・『イメージの本』(2018)はジャン=リュック・ゴダール監督の、映画、絵画、文章、音楽等をコラージュさせた作品。
・『イメージの本』、映画の歴史と、20世紀および21世紀の暴力行為(ホロコースト、イスラエルとパレスチナの紛争)に対して表現し、ゴダール自身がナレーションを務めている。
・『イメージの本』は、第71回カンヌ映画祭(2018年)「スペシャル・パルムドール」を受賞した。
ジャン=リュック・ゴダール監督作品・関連作: 『JLG/自画像』(1995) 『映画史』(1998)
関連作: 『ウォールデン』(1969) 『影の列車』(1997)
映画『イメージの本』あらすじ・動画
映画『イメージの本』あらすじ・動画
~あらすじ~
何ひとつ 望み通りにならなくても、希望は生き続ける—。88歳を迎えてなお、世界の最先端でエネルギッシュに創作活動 に取り組むジャン=リュック・ゴダールが新たに撮り下ろした子どもたちや美しい海辺などの映像に、様々な<絵画>、<映画> 、<文章>、<音楽>を巧みにコラージュし、この世界が向かおうとする未来を指し示す 5 章からなる物語。出典:Amazon
映画『イメージの本』予告動画
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映画『イメージの本』監督・キャスト、原作紹介
映画『イメージの本』基本情報
本作(タイトル) | イメージの本/Le Livre d’image(THE IMAGE BOOK) |
公開年 | 2018年 |
上映時間/再生時間 | 1時間24分 |
監督 | ジャン=リュック・ゴダール |
キャスト | バスター・キートン、フランソワ・トリュフォー |
音楽/主題歌 | ― |
主な受賞歴 | ・第71回カンヌ映画祭(2018年)「スペシャル・パルムドール」 |
制作会社/配給元 | Casa Azul Films、Ecran Noir Productions/Wild Bunch |
映画『イメージの本』原作紹介
脚本:ジャン=リュック・ゴダール
映画『イメージの本』関連作品
ジャン=リュック・ゴダールは、フランスの映画監督であり、ヌーヴェルヴァーグの代表的な存在です。彼は1990年代に入ってからも、映画の可能性や表現方法を探求し続けました。その中で、彼が自らを主人公として登場させた作品が『JLG/自画像』(1995)と『映画史』(1998)です。これらの作品は、ゴダールの映画観や人生観を知る上で重要なものとなっています。
『JLG/自画像』は、ゴダールが「自伝でも、肖像でもない、自画像」と語る小品です。冬の壮観な風景の中にドキュメントとフィクションを自由に混在させ、自己を表出させていく野心作です。この作品は、「映画生誕100年」を記念してゴーモンから依頼されたもので、ゴダールは完全な自由を保障されて製作しました。彼はスイス・ロールにある自分のアトリエで撮影しました。この作品では、ゴダールは映画や文学や哲学など様々な引用を織り交ぜながら、自分の思考や感情や記憶を語ります。彼は自分の生き方や死に方についても触れます。この作品は、ゴダールのもっとも私的な「12月の自画像」と言えるでしょう。
『映画史』は、ゴダールが「映画史という名の私小説」と呼ぶ大作です。この作品は、8時間に及ぶ長編映画であり、4部構成に分かれています。第1部は「すべての物語」、第2部は「単一の物語」、第3部は「映画史」、第4部は「現代史」です。この作品では、ゴダールは映画史における重要な作品や監督や流派を紹介しながら、自分の映画観や美学を展開します。彼は映画というメディアがどのように発展し、変化し、衰退したかを分析します。また、彼は映画と歴史や政治や社会との関係にも言及します。この作品は、ゴダールの壮大な「映画史」と言えるでしょう。
これらの作品に共通する点は、ゴダールがさまざまな形で、自分の内面や外面を表現しました。
また、彼は自分が影響を受けたり尊敬したり批判したりした映画や芸術家たちを紹介しましたし、自分が生きてきた時代や社会や歴史に対する見解や感想なども述べました。これらの作品は、ゴダールが自分という存在と映画というメディアとの関係性を探求したものと言えます。
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『JLG/自画像』(1995)
~解説~
ヌーヴェルバーグの旗手、ジャン=リュック・ゴダール監督が、自身の内面を詩的、かつ哲学的に描いたエッセイ映画。さまざまな引用や論考から映像論や歴史についての独自の理論を展開するゴダール。そんな彼の下に、突然国立映画局から査察が入り…。出典:Amazon
監督:ジャン=リュック・ゴダール
出演:ジュヌヴィエーヴ・パスキエ、ルイ・セガン
『映画史』(1998)
ゴダールが10年の歳月をかけて作り上げた20世紀の映画史と呼ぶにふさわしい大作。
出典:Amazon
監督:ジャン=リュック・ゴダール
出演:ジュリー・デルピー、サビーヌ・アゼマ、ジュリエット・ビノシュ、アラン・キュニー、アンドレ・マルロー
映画『イメージの本』関連作品
映画というメディアは、現実と虚構の間にある不思議な空間を作り出します。その空間には、映画作家の個性や思想、時代背景や社会状況などが反映されます。今回は、1969年に公開されたジョナス・メカス監督の『ウォールデン』と、1997年に公開されたホセ・ルイス・ゲリン監督の『影の列車』という二つの映画について、その共通点や制作秘話、役者秘話、データーなどを紹介します。
まず共通点ですが、両作品ともに**日記映画**というジャンルに属します。日記映画とは、映画作家が自分の日常生活や周囲の人々を撮影し、自分の感想や思考を音声やテキストで加えた映画です 。日記映画は、映画作家の主観的な視点や感情が強く表現されるため、観客は作家と同じ時間や空間を共有するような体験ができます。
ジョナス・メカスの『ウォールデン』(1969)です。
この作品は、メカスが1964年から1968年にかけて自分の身辺の生活を撮影した6つのリールからなる16ミリフィルム作品で、日記映画と呼ばれるジャンルの傑作です。
メカスは「音楽家が毎日の練習を欠かさないのと同じように」毎日撮影を続け、その実践的練習の過程で前衛映画作家の「悪いテクニック」を擁護する自身の思想を自分自身の制作手法として体得していきました。この作品では、メカス自身が出演するほか、当時ニューヨークで活躍していたアンディ・ウォーホルやアレン・ギンズバーグなどのアートシーンの人々も登場します。メカスは彼らと親交が深く、彼らの作品や活動を支援するとともに、自らも彼らの一員として参加していました。
『ウォールデン』は、個人的な日記映画でありながら、メカスが身を置いたニューヨークのアートシーンのポートレートでもあります。
次にホセ・ルイス・ゲリンの『影の列車』(1997)です。
この作品は、1930年に突然消えてしまったアマチュア映画監督が残した古いフィルムを使い、ゲリンが息吹をかけ、現代に新しく甦らせた実験映画です。失踪する3ヶ月前、自分の家族を映し出していた男。傷んだモノクロフィルムの映像を辿って、ゲリンが彼の家を訪ね、男の失われた時を鮮明に映し出します。この作品では、ジュリエット・ゴルティエとイヴォン・オルヴァンという二人の女優が登場しますが、彼女たちは実際には男の家族ではありません。ゲリンは彼女たちに男の妻や娘として振る舞うように指示し、彼女たちと男との関係性を想像させるような演出を行いました。
『影の列車』は、フィクションとドキュメンタリーという二つのジャンルを巧みに混ぜ合わせたメタフィクショナルな映画です。
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『ウォールデン』(1969)
〜解説~
故郷リトアニアをナチスによって追われ、アメリカに亡命したジョナス・メカスは、ブルックリンで16ミリカメラを手にし、日々の出来事をフィルムに記録していった。刺激的な60年代のニューヨークで詩人、映画作家、映画批評家、アンダーグラウンド映画上映のオルガナイザーとして多方面にわたり活躍するようになったメカスは、1969年に毎日撮りためていた映像を初めて日記映画『ウォールデン』としてまとめ、発表する。自在のカメラワークと情感豊かな詩情に満ちたこの作品は、たちまち人々の心をとらえ、アメリカのインディペンデント映画史の名作として語り継がれるようになった。出典:Amazon
監督:ジョナス・メカス
出演:ジョナス・メカス、トニー・コンラッド、スタン・ブラッケイジ、カール・ドライヤー、ティモシー・リアリー
『影の列車』(1997)
〜解説~
『影の列車』は『シルビアのいる街で』(2007)の監督ホセ・ルイス・ゲリンがフランス北西部オート=ノルマンディ地方ウール県ル・テュイで撮影した実験的な怪奇幻想映画。ドラマ様式を確立する以前の魔術的な映画へのロマン主義的な憧憬に満ちた、実験的映画に近い作風だ。
リュミエール兄弟のシネマトグラフ『シオタ駅での列車の到着』公開100周年にあたる1996年に撮影された。原題はロシアの文豪ゴーリキーが初期映画を観た際の記事から採られている。出典:Amazon
監督:ホセ・ルイス・ゲリン
出演:ジュリエット・ゴルティエ、イヴォン・オルヴァン
映画『イメージの本』口コミ(見どころ・感想)
映画『イメージの本』口コミ(見どころ・感想)
予想通りの作品を漂う高い芸術性とかなり難解な内容でありました。
世界的巨匠であり「勝手にしやがれ」で著名なジャン=リュック・ゴダールが、いろいろな映像的素材をコラージュして構築し完成させた芸術的映像といえる作品。
過去のものを含めゴダール自身が撮った映像の数々を、絵画、文章、音楽などまるでジグゾーパズルを完成させるように組み合わせて作り上げた、芸術性のかなり高い作品なので、エンターテイメント的な要素はほとんどありません。カオスを感じさせる作風でありながら全5章で構成した物語は、現代社会に蔓延する暴力、権力者の支配、そして、不和への怒りを見事に融合させて描いており、全編を通して観ると不思議な整合性を感じられます。
ただその強い芸術性から、観る人を選らぶ作品と言えるでしょう。
~感想~
もともとゴダール作品に強い思い入れなどはなかったのですが、2018年のカンヌ国際映画祭で、特別賞の「スペシャル・パルムドール」を受賞した作品ということで興味を持ち鑑賞しました。
まず題名からもなんとなく感じられますが、実際に観てみると予想通りの作品を漂う高い芸術性とかなり難解な内容でありました。
一言で言うなら難解なジグソーパズルのような内容で、その意味を理解するには、ジグゾーパズルを解かなければないないようなそんな感じでした。
ゴダール自身が撮った、過去を含めての様々な映像の数々と文章や音楽が入交り構成されて、ハッキリとした意味が分からなくても、観る者を圧倒させるような映像の力を感じました。
古めかしさも感じさせながら、斬新さや新しさも感じられるような不思議な気持ちにさせられました。
内容は難解ですが、普通の映画に飽きた方などにお勧めできる作品だと思います。
映画『イメージの本』評価は?
評価サイト | みんなのシネマ(10点満点) | IMDb (10点満点) | Filmarks (5点満点) | Yahoo!映画 (5点満点) |
点数 | ― | 6.2 | 3.6 | 3.1 |
評価サイトの特徴 | ・映画情報/上映中の映画に! ・評論家コラムや、監督やキャストへのインタビュー記事多い | ・海外オンラインデータベース ・Amazon運営 | ・急成長中! SNSシェア強し ・過去作品、評価も厳しめ!? | ・最初に見る。評価甘めかな!? ・Yahoo!運営 |
※本作品の評価情報は2023年12月12日時点のものです。
映画『イメージの本』まとめ
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