映画『エロス+虐殺』動画を視聴する方法と配信サービスを紹介!

2022-11-13

POINT

・『エロス+虐殺』(1970)は、実在の「甘粕事件」「日蔭茶屋事件」を題材とした吉田喜重監督の代表的映画。
・『エロス+虐殺』とともに『煉獄エロイカ』(1970)『戒厳令』(1973)とあわせて「日本近代批判(愛とアナーキズム)」と呼ばれる。
・ストーリは、大正アナキズムの大杉栄が妻・野枝、情婦・逸子と、三角関係のもつれから女に刺された事件を取り上げ、大正時代と昭和40年代の時間軸を交錯させた愛憎劇。
・『エロス+虐殺』は当時、上映にあたり「差し止め」の提訴があったが、棄却された。
・関連作:『心中天網島』(1969)『無常』(1970)『陽炎座』(1981)

映画『エロス+虐殺』あらすじ

松竹ヌーヴェル・ヴァーグ出身の吉田喜重監督が、大正のアナーキスト大杉栄が三角関係のもつれから刺された事件を取り上げ、大正時代と現代(昭和40年代)のそれぞれの風俗と人物たちを、時間軸と空間軸を交錯させ前衛的な手法で描いた愛と憎しみのドラマ。

映画『エロス+虐殺』予告動画

映画『エロス+虐殺』基本情報

邦題エロス+虐殺
原題Eros plus Massacre
公開年1970年
上映時間2時間47分
監督吉田喜重
キャスト伊藤野枝、伊藤魔子・・・岡田茉莉子
大杉栄・・・細川俊之
辻潤・・・高橋悦史
正岡逸子・・・楠侑子
堀保子・・・八木昌子
平賀哀鳥・・・稲野和子
堺利彦・・・松枝錦治
荒谷来村・・・坂口芳貞
代千代子・・・新橋耐子
奥村博史・・・高木武彦
束帯永子・・・伊井利子
和田究・・・原田大二郎
打呂井恵・・・玉井碧
田代真佐二・・・金内喜久夫
畝間満・・・川辺久造
俥屋・・・宮崎和命
音楽一柳慧
受賞歴
制作吉田喜重、現代映画社/日本アート・シアター・ギルド

関連作品

『心中天網島』(1969)

近松門左衛門の同名原作を斬新な演出で映画化した篠田正浩監督初期の傑作。詩人の富岡多恵子、音楽家の武満徹が共同脚本に当たっている。紙屋治兵衛は女房子供のある身でありながら、遊女小春と深く馴染んでいた。ついには妻子を捨て小春と情死しようかという治兵衛の入れ込みように、兄・孫右衛門はこれを放っておくことができなかった。
出典:TSUTAYA DISCAS

『無常』(1970)

琵琶湖近くの旧家の長男・正夫は、父の跡を継ぐことを嫌い、大学にも行かず、仏像の研究にとりつかれていた。
正夫の美しい姉・百合は、なぜか持ち込まれる縁談に耳をかさず、母を困らせていた。
そんなある雨の日、広い屋敷に二人だけになった正夫と百合は、能面をかぶってふざけているうちに一線を越えてしまい、非日常が日常となり、やがて百合は正夫の子を宿してしまう…。
出典:Amazon

『陽炎座』(1981)

~解説・あらすじ~
鈴木清順監督“浪漫三部作”第二作。心中を誘う女に翻弄される劇作家・松崎春狐を松田優作が演じる。

鈴木清順監督“浪漫三部作”第二作。美しい女たちの愛と憎しみの渦に引き込まれてゆく主人公に松田優作を迎え、あの世ともこの世ともつかない世界の妖しさを濃密に醸し出してゆく。「三度びお会いして、四度目の逢瀬は恋になります。死なねばなりません。それでもお会いしたいと思うのです」という付け文を残し、心中を誘う女に翻弄される劇作家・松崎春狐=松田優作の姿が、華麗な色彩美のなかに白々と心もとなく彷徨い浮かび上がる。
出典:楽天TV

映画『エロス+虐殺』口コミ(見どころ・感想)

映画『エロス+虐殺』口コミ(見どころ・感想)

50年以上前の映画ではありますが、その描写、内容は現代社会でも共感を覚える普遍的なテーマのように思えます。
~見どころ~ 戦後、経済発展時代を迎えて時代に順応して自由奔放に恋愛を楽しむ若者たちがいました。そしてそれまでの男尊女卑や古い慣習から脱却しようともがく女性達と時代に取り残されて世の中に不平不満を持つ左派の男性が互いに惹かれ合うも、「運命」に翻弄されます。狂気の沙汰に堕落さらには墜落していく様が芝居の舞台のようなカットとセリフで展開されていきます。妻、2号さん、情婦・・・。時代とはいえ普通に公言できる世の中で女性達が互いに感情や痴情と葛藤しながら、一方で女性の人権の向上を目指して政治に参加しようとする様子に趣(おもむき)をおぼえます。もしかしたら、一度見ただけでは演出やカット、さらにはセリフの意図を理解できない部分も少なくはないかもしれません。いつの時代も、人間は「普遍的なテーマ」を抱えて生きていることを再確認させてくれます。~感想~ 民主化の中で性と金の自由を謳歌する男女、男社会から自活を求めるフェミニスト女性、不平等に不平不満を持つ左派革命分子、それぞれが交錯して全てを破滅へ導いているようです。50年以上前の映画ではありますが、その描写、内容は現代社会でも共感を覚える普遍的なテーマのように思えます。結局、女性は女性で男性は男性。イデオロギーと個人的な欲求を天秤にかけても、うまくは計れないものなのでしょう。世襲を強烈な皮肉で表現している様は、いつの時代でも表現者が政治に訴えかける手段のように思えます。感情を論理的に、かつ哲学的に表現するシーンの連続で、映画というよりは舞台のようなセリフまわしが特徴的で、少々退屈感も拭えませんでした。それでも、一度この時代に生きてみたかったなと思わせてくれる作品でした。

映画『エロス+虐殺』評価は?

評価サイトみんなのシネマ(10点満点)IMDb (10点満点)Filmarks (5点満点)Yahoo!映画 (5点満点)
点数4.297.53.63.8
評価サイトの特徴・映画情報/上映中の映画に! ・評論家コラムや、監督やキャストへのインタビュー記事多い・海外オンラインデータベース ・Amazon運営・急成長中! SNSシェア強し ・過去作品、評価も厳しめ!?・最初に見る。評価甘めかな!? ・Yahoo!運営
本作品の評価情報は2022年5月1日時点のものです。