・『異人たちとの夏』の原作は、山田太一の小説で「山本周五郎賞」の第1回受賞作品となった。
・大林宣彦監督曰く:「人は誰しもが渇きを癒しきれなかった青春時代への追憶の奴隷である」をテーマにしたかった、と述べている。
・『異人たちとの夏』は舞台版(1997年、2007年、2009年)も公演されていた。
関連作: 『ハウス/HOUSE』(1977)『さびしんぼう』(1985)、『菊次郎の夏』(1999)
目次
映画『異人たちとの夏』
~あらすじ~
妻子と別れ、孤独な日々を送るシナリオライターは、故郷・浅草の街で幼い頃に死別した若い父母とそっくりな二人に出逢った。だが、美しい恋人・ケイは、二人にもう決して逢わないでくれと迫ってくる。渇ききった現代人の生活に、そっと忍び込んでくる孤独と幻想。お伽話といって笑えない不思議な時間と非現実な空間を描く。出典:Amazon
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映画『異人たちとの夏』予告動画
異人たちとの夏-予告編-
映画『異人たちとの夏』配信状況
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映画『異人たちとの夏』監督・キャスト、原作紹介
映画『異人たちとの夏』基本情報
本作(タイトル) | 異人たちとの夏/The Discarnates |
公開年 | 1988年 |
上映時間/再生時間 | 1時間48分 |
監督 | 大林宣彦 |
キャスト | 原田英雄・・・風間杜夫 原田房子・・・秋吉久美子 原田英吉・・・片岡鶴太郎 藤野桂・・・名取裕子 間宮一郎・・・永島敏行 歯科医・・・笹野高史 タクシー運転手・・・ベンガル 管理人・・・奥村公延 仲居・・・角替和枝 ドラマの中の出演者・・・竹内力 時計屋の主人・・・薩谷和夫 ヤツメウナギ屋の主人・・・本多猪四郎 原田重樹・・・林泰文 |
音楽 | 篠崎正嗣 |
主な受賞歴 | — |
制作会社/配給元 | 杉崎重美/松竹 |
映画『異人たちとの夏』原作紹介
原作:『異人たちとの夏』 山田太一
本作は「山本周五郎賞」の第1回受賞作品となった。
脚本:市川森一
映画『異人たちとの夏』関連作品 ~大林宣彦監督作品~
『異人たちとの夏』は、人情味も溢れる世にも奇妙なファンタジースリラー。
監督初期の頃の作品った。『ハウス/HOUSE』(1977)と富田靖子出演の『さびしんぼう』とが融合したような感じといったところでしょうか。大林監督らしいなあ~と思います。
以下の作品のDVDパッケージ「画像」をクリックすると、Amazon・楽天で作品詳細等を確認することができます。
『ハウス/HOUSE』(1977)
~あらすじ~
夏休みを利用しておばちゃまの羽臼屋敷を訪れる“オシャレ”と6人の友人。だがおばちゃまはすでにこの世の人ではなく、戦死した恋人への思いだけで存在し続ける生き霊だったのだ。そして若返るためには少女を食べなければならない。ピアノや時計が少女たちを次々に襲い、羽臼屋敷は人喰い屋敷と化した……。出典:TSUTAYA DISCAS
出演 : 池上季実子、大場久美子、神保美喜、尾崎紀世彦、小林亜星
『さびしんぼう』(1985)
出演 : 富田靖子、尾美としのり、藤田弓子、小林稔侍、岸部一徳
『さびしんぼう』(1985)はこちらから
映画『異人たちとの夏』関連作品
『菊次郎の夏』(1999)
~あらすじ~
祖母と暮らす小学3年生の正男は、夏休みを利用して写真でしか見たことのない母に会いにゆく事を決意。そんな正男を心配した近所の主婦は、無職でブラブラしている自分の夫・菊次郎を同行させる。嫌々引き受けた菊次郎は、少年との旅も右往左往でいい加減。だがそんな2人の間にもやがて交流が生まれ、ついに正男の母と対面の時を迎えるが・・・。出典:TSUTAYA DISCAS
出演 : ビートたけし、関口雄介、岸本加世子、吉行和子、細川ふみえ
映画『異人たちとの夏』口コミ(見どころ・感想)
映画『異人たちとの夏』口コミ(見どころ・感想)

ラストの今半でのすき焼きを囲んでのシーンは涙腺崩壊です。
~見どころ~
この作品は、山田太一の同名小説を今は亡き大林宣彦監督が映画化したものです。
大林監督ならではのノスタルジックな雰囲気の中にホラーな部分もあり、最後まで目を離せません。
主人公の風間杜夫さん、名取裕子さん、片岡鶴太郎さん、秋吉久美子さんなど、実力派&個性派の役者さんたちがそれぞれいい味を出しています。
中でも、死んだはずの主人公の両親を演じる片岡鶴太郎さんと秋吉久美子さんとの掛け合いがとても面白いです。
一方、主人公と同じマンションに住む桂という女性を演じた名取裕子さんとのラブシーンは大人の色気を感じさせます。
ラストの今半でのすき焼きを囲んでのシーンは涙腺崩壊です。
亡くなった大切な人を思い出す、お盆の時期にぜひ見てほしい作品です。
~感想~
大林宣彦監督の作品は大好きなのですが、中でも少し異質な感じがします。
浅草を舞台にしたノスタルジックな雰囲気が大好きです。
個人的には父親役の片岡鶴太郎さんの演技がとても自然で、役にぴったりハマっていて、素晴らしかったです。
死んだはずの両親との再会のシーン、恐らく主人公と両親は同じような年齢だと思うのですが、親子の空気感が出ていて違和感がありませんでした。
母親役の秋吉久美子さん、恋人役の名取裕子さんお二人とも若くて美しいくて同性の私から見てもうっとりしてしまいます。
大林宣彦監督の作品では珍しい、主人公の風間杜夫さんと恋人役の名取裕子さんとのラブシーンでのプッチーニの音楽もとても素敵でした。
何といっても、後半の今半での家族の晩餐のシーンはとても印象深く、涙をそそります。

ホラーっぽい内容でもあるのですが、特に両親と再会するシーンは情緒たっぷりに描かれていて、ステキなシーンの連続でした。
~見どころ~
主人公の原田は妻子と分かれ寂しく一人暮らしをする中で、たまたま昔住んでいた町を訪れると、子供の頃亡くなっていた両親がその時の若い姿のまま目の前に現れ・・・。
不思議な感覚がしますが、あまりにもその両親が老けたであろう息子を見ても、子供の頃とおんなじ態度で色々と世話を焼くシーンは、情緒いっぱいで主人公に感情移入して、嬉しい気持ちで見てしまいます。
同時に、同じマンションに住む女性と出会い親密になっていきますが、自身の身体に異変が起こり徐々に生気が無くなっていきます。
まさかの生きた両親と時間を共有できている感動とは裏腹に・・。
そんな彼を心配する彼女でしたが、その彼女にも秘密があり、生気が無くなっていくのはもしかして彼女の影響もあるのかも・・・。
不思議な事がタプルで起こるその事に、どんな意味が隠されているのでしょうか。
~感想~
ホラーっぽい内容でもあるのですが、特に両親と再会するシーンは情緒たっぷりに描かれていて、ステキなシーンの連続でした。
観ていると、そんな事が自分の周りにも起こって欲しいと、どこか切望する自分がいました。
そんな不思議な現象が起こる前に、同じマンションに住む女性と出会いますが、そっけなく最初は終わってしまいます。
もしかしたら、この事が後々起こる奇跡のきっかけとなったのかも、と後で振り返ると思えました。
でも、合えば合うほどに元気が無くなっていくのはちょっとごめんですが・・。
途中で、原田にはとてもつらい選択をしなくてはならなくなります。それを体験する彼の心情は計り知れない寂しさがあり、一緒に泣いてしまいました。
映画『異人たちとの夏』評価は?
評価サイト | みんなのシネマ(10点満点) | IMDb (10点満点) | Filmarks (5点満点) | Yahoo!映画 (5点満点) |
点数 | 7.08 | 6.8 | 3.7 | 4.15 |
評価サイトの特徴 | ・映画情報/上映中の映画に! ・評論家コラムや、監督やキャストへのインタビュー記事多い | ・海外オンラインデータベース ・Amazon運営 | ・急成長中! SNSシェア強し ・過去作品、評価も厳しめ!? | ・最初に見る。評価甘めかな!? ・Yahoo!運営 |
※本作品の評価情報は2021年5月24日時点のものです。
まとめ
「感謝と贖罪と後悔と」
『異人たちとの夏』は舞台版も公演されていたのですね。直近と言っても、10数年前。劇団ヘロヘロQカムパ二―による2009年版。原田英雄:椎名桔平、藤野桂:内田有紀が出演していました。
映画版しか見たことがないですし、私は昭和生まれ。
古き良き昭和の時代がノスタルジックに浸っているわけですが、舞台版はどのようなものだったのか気になりました。
もし客席から観たとしたら、どう「感謝と贖罪と後悔と」を感じとっていたのだろうかと!
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