映画『暗殺の森』あらすじ、動画を視聴する方法と配信サービスを紹介!

2022-04-07

POINT

・『暗殺の森』(1970)は、イタリアの作家・アルベルト・モラヴィアの小説「孤独な青年」をベルナルド・ベルトルッチが脚本・監督を務めた作品。
・ときは1945年5月。少年時代に抱える恐怖の記憶からファシズムに傾倒するマルチェロのすがたを描く。
・『暗殺の森』に出演している
ドミニク・サンダは本作によって知られることになる。美しくて、ファッションも素敵!
・関連作: 『灰とダイヤモンド』(1957) 『暗殺のオペラ』(1970)『悪魔』(1972) 『イノセント』(1975) 『ノスタルジア』(1983)『輝ける青春』(2003)

映画『暗殺の森』あらすじ

1930年代後半のローマ。機能不全に陥った中流家庭で育ち、少年期に異常な出来事を体験した青年マルチェロは、「正常」な人生を送ること、すなわちファシズムへの同化を希求するようになっていた。彼は秘密警察の一員として、現在パリで亡命生活を送っているクアドリ教授の動向を探る役割を自ら、買って出る。クアドリはマルチェロの大学時代の恩師で、反ファシズム運動の精神的支柱の一人でもあった。マルチェロは結婚したばかりの娘ジュリアを伴い、パリへと赴くが……。

映画『暗殺の森』予告動画

映画『暗殺の森』基本情報

邦題暗殺の森
原題Il conformista(The conformist)
公開年1970年
上映時間1時間55分
監督ベルナルド・ベルトルッチ
キャストマルチェロ・・・ジャン=ルイ・トランティニャン
アンナ・・・ドミニク・サンダ
シセュリア・・・ステファニア・サンドレッリ
リノ・・・ピエール・クレマンティ
マンガニェーロ・・・ガストーネ・モスキン
音楽ジョルジュ・ドルリュー
受賞歴
制作マース・フィルム、Marianne Productions、Maran Film/パラマウント・フィルムズ、 CIC、パラマウント映画

関連作品

『灰とダイヤモンド』(1957)

『暗殺のオペラ』(1970)

1960年代半ばの夏、青年アトス・マニャーニは北イタリアのタラという小さな町を訪れる。
彼は同地で1936年にムッソリーニを暗殺しようとしてファシストに殺され、その後町の英雄として崇められた男の息子であった。
父の死の真相を知るために、彼は町の人たちを尋ね歩くのだが……。
出典:Amazon

『悪魔』(1972)

動乱の19世紀ポーランド。精神病院に入れられていた若者が、“悪魔”の手助けによって脱走する。悪魔にそそのかされた若者は家族をはじめとした人々に凶刃を振るっていく―。
出典:Amazon

『イノセント』(1975)

~解説・あらすじ~
ダヌンツィオの原作を仰ぎ、ヴィスコンティが幼少期に映画的洗礼を授かった、イタリア・サイレント期のロマン主義的傾向の恋愛劇へのオマージュとしての、典雅にして不気味な貴族の愛憎物語。未亡人の愛人にうつつを抜かし、盲目的な愛国主義に溺れる嫉妬深い男。失われゆく19世紀の栄華、そして新しい世紀への不安は彼を、その不実に悩み苦しみ抜いたL・アントネッリが密通し出来た赤児を殺すという狂気へ駆り立てる。
出典:TSUTAYA DISCAS

『ノスタルジア』(1983)

ロシアの詩人アンドレイは、通訳のエウジェニアを連れてモスクワからイタリア・トスカーナ地方の田園にやって来る。2人は18世紀のロシアの音楽家パヴェル・サスノフスキーの足跡を追って旅を続けてきた。だが、アンドレイが不治の病に冒されたことで、その旅も終わりを告げようとしている。ある朝、アンドレイは周囲から狂人扱いされているドメニコという男と出会った。やがてドメニコはアンドレイに“ロウソクの火を消さずに広場を渡る”という、自分が成し得なかった願いを託す。それが“世界の救済”に結びつくと言うのだが…。
出典:Yahoo!映画

映画『暗殺の森』口コミ(見どころ・感想)

映画『暗殺の森』口コミ(見どころ・感想)

演出手腕に思わず「脱帽!」
~見どころ~ 『暗殺の森』は1970年に公開された政治劇映画であり、監督はベルナルト・ベルトリッチで、ベルトリッチによる脚本はアルベルト・モラヴィアが1951年に発表した同名の諸説に基づいています。
映画の全編を貫くのはベルトリッチのスタイリッシュな美学。イタリア現代美術の洗練された様式美を連想させるエッジの利いた切れ味のある映像が構築されています。
 また、監督は原作の持ち味も十分に咀嚼していて、モラヴィアの気怠いアンニュイな作品世界がベルトリッチの映像美に美学に巧みに翻訳されているところが本作の隠れた見どころにもなっています。 ハリウッドの映画資本を交えていないところが、この作品が純粋な様式美に彩られている根本的な原因かもしれません。伊・仏・西独の合作映画なのです。~感想~ ベルトリッチの監督としての演出手腕に思わず「脱帽!」というのが、映画を観ての第一の感想です。豊かで、詩的で、バロック的でもあるのはベルトリッチの映像様式です。映画のキャスティングは完璧であり、若きマルチェロに演奏を捧げる不道徳な若者を演じるピエール・クレメンティにもそれは当てはまると思いました。ベルトリッチにとっては本作が最初の大衆向けの商業映画であったせいか、知性的な中産上流階級向けの洗練された映像美を鼻につくまで堪能することができるとのだとも思います。細密の味わいを求めるファンに対して、この映画の贅を凝らした細部の作り込みは大いなる感動をもたらしてくれるに相違ありません。原作者モラヴィアの筋書きが少しばかり変更されているのも粋な味わいで、純粋に心理学的な意味合いで、マルチェロの物語はフロイトの典型的な症例研究へと変貌しているのです。その意味でベルトリッチらしい知的な操作だといえます。

映画『暗殺の森』評価は?

評価サイトみんなのシネマ(10点満点)IMDb (10点満点)Filmarks (5点満点)Yahoo!映画 (5点満点)
点数7.067.94.03.9
評価サイトの特徴・映画情報/上映中の映画に! ・評論家コラムや、監督やキャストへのインタビュー記事多い・海外オンラインデータベース ・Amazon運営・急成長中! SNSシェア強し ・過去作品、評価も厳しめ!?・最初に見る。評価甘めかな!? ・Yahoo!運営
本作品の評価情報は2023年9月22日時点のものです。