・『ダウン・バイ・ロー』(1986)の原題はDown by Law。意味は刑務所のスラングで「親しい兄弟のような間柄」。ジム・ジャームッシュのアートフォームが確立された初期3部作のひとつだ。
・『ダウン・バイ・ロー』はシンガーソングライター、トム・ウェイツの初主演映画。ウェイツの楽曲「ジョッキー・フル・オブ・バーボン」や「タンゴ」を提供している。
・“ i scream,you scream,we scream for icecream!!! “
・関連作: 『パーマネント・バケーション』 (1980) 『ストレンジャー・ザン・パラダイス』 (1984) 『ダウン・バイ・ロー』 (1986) 『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』 (2013)
目次
映画『ダウン・バイ・ロー』
~あらすじ~
舞台はニューオリンズ。ザックとジャックが、それぞれ警察がらみの罠にひっかかってOPP刑務所の同じ房に入れられる。そこに不思議な仲間、イタリア人旅行者のロベルトが加わって、脱獄からどことも知れぬどこかへ、3人は地獄とも天国ともつかぬ冒険の旅を重ねてゆく……。出典:TSUTAYA DISCAS
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映画『ダウン・バイ・ロー』予告動画
Down by Law (1986) ORIGINAL TRAILER
映画『ダウン・バイ・ロー』配信状況
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映画『ダウン・バイ・ロー』監督・キャスト、原作紹介
映画『ダウン・バイ・ロー』基本情報
本作(タイトル) | ダウン・バイ・ロー/Down by Law |
公開年 | 1986年 |
上映時間/再生時間 | 1時間47分 |
監督 | ジム・ジャームッシュ |
キャスト | ザック・・・トム・ウェイツ ジャック・・・ジョン・ルーリー ロベルト・・・ロベルト・ベニーニ ニコレッタ・・・ニコレッタ・ブラスキ ローレット・・・エレン・バーキン |
音楽 | ジョン・ルーリー、リサ・クルーガー 挿入曲:"Jockey Full of Bourbon" トム・ウェイツ |
主な受賞歴 | ― |
制作会社/配給元 | ジム・スターク/フランス映画社 |
映画『ダウン・バイ・ロー』原作紹介
脚本:ジム・ジャームッシュ
映画『ダウン・バイ・ロー』関連作品
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『都会のアリス』(1973)
~あらすじ~
旅行記の執筆のためアメリカを放浪していたドイツ人作家フィリップが、帰国のため立ち寄った空港で幼い少女アリスとその母に出会う。ひょんな事から少女をアムステルダムまで連れて行くこととなったフィリップ。しかし待ち合わせたアムステルダムに母の姿はなく、彼は少女の記憶を頼りに祖母の家を探す旅に出ることとなる……。出典:TSUTAYA DISCAS
監督: ヴィム・ヴェンダース
出演: リュディガー・フォグラー、イエラ・ロットレンダー、リサ・クロイツァー
『さすらい』(1975)
~あらすじ~
ヴェンダースの“ロード・ムービー三部作”の最終作で、その集大成的作品。映画館を巡回して映写機を修理して廻り、観客のもとに映画を運び届ける男。その彼に不思議とつきまとうかつての恋人と、逃れようとする男の話を、実際にスタッフが旅する中で物語を形成して行く即興演出という方法を取り、見事なカメラワークでそれを映像化。そしてその旅の終着点は彼の敬愛する小津の世界に近づいてくのだった……。出典:TSUTAYA DISCAS
監督: ヴィム・ヴェンダース
出演: リュディガー・フォグラー、ハンス・ツィッシュラー、リサ・クロイツァー
『ストレンジャー・ザン・パラダイス』(1984)
~あらすじ~
ウィリーはニューヨークに10年住んでいる。ハンガリー出身で本名はベラ・モルナー。ある日彼のもとに、クリーブランドに住むおばさんから、16歳のいとこエヴァがアメリカでの新しい生活を始めるべくブタペストから来るが、自分が急に入院することになってしまった為、10日間ほど預かってほしいという電話がかかってくる……。出典:TSUTAYA DISCAS
監督: ジム・ジャームッシュ
出演: ジョン・ルーリー、エスター・バリント、リチャード・エドソン、セシリア・スターク
『バグダッド・カフェ』(1987)
~あらすじ~
アメリカの片田舎の砂漠にあるさびれたモーテル“バグダッド・カフェ”を、夫婦喧嘩の末に訪れた太ったドイツ女ジャスミンが、そこで暮らす人々の心の扉を開いて回りながら“砂漠のオアシス”に変えていくまでを描いた逸品。主題歌の“Calling You”はアカデミー賞最優秀主題歌賞にノミネートされただけあり、微妙にくすんだ空の青と併せて、セリフが少ないこの作品の行間に秘められた切なさをより際だたせている。出典:TSUTAYA DISCAS
監督: パーシー・アドロン
出演: マリアンネ・ゼーゲブレヒト、ジャック・パランス、CCH・パウンダー
『レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ』(1989)
~あらすじ~
カチカチに固めたとんがりリーゼントに、同じように爪先のとがった靴をはき、旧ソ連の軍服でR&Rを唄いまくる怪しの集団、レニングラード・カウボーイズを主役に、ロシアを思わせるツンドラ地帯の故郷を後にした民俗音楽バンドが、ひと山あてようと企むマネージャーにそそのかされ、アメリカへ渡ると言う、カウリスマキの名を一躍世界に広めたおとぼけロード・ムービー。出典:Yahoo!映画
監督: アキ・カウリスマキ
出演: マッティ・ペロンパー、ザ・レニングラード・カウボーイズ、サカリ・クオスマネン
『ナイト・オン・ザ・プラネット』(1991)
監督:ジム・ジャームッシュ
出演: ウィノナ・ライダー、ジム・ジャームッシュ、ジーナ・ローランズ
『ナイト・オン・ザ・プラネット』(1991)はこちらから
映画『ダウン・バイ・ロー』口コミ(見どころ・感想)
映画『ダウン・バイ・ロー』口コミ(見どころ・感想)

インディーズ映画入門編としてもオススメ。
米国インディーズ映画の巨匠、ジム・ジャームッシュ監督の初期白黒3部作のラストを飾る作品。最新作『デッド・ドント・ダイ 』にも通じるオフビートなユーモアセンスの原点ともいえます。
うだつの上がらない男どもにこんなに愛情を注いだ視線でカメラを向け、こんなにも魅力を引きずり出す、監督の才気の迸りが隅々まで溢れていて、自身もきっと金脈を掘り上げた手ごたえを本作で掴んだと感じたのではないでしょうか?
無声映画の古典のような親しみやすさ、分かりやすさとインディーズのトンガリが奇跡の無敵合体を果たしていて、メジャー映画しか見たことがない方でも、違和感なく楽しむことができるという、インディーズ映画入門編としてもオススメ。
~感想~
前作までにあった「青春の痛々しさ」がほぼ無くなり、古典的な無声映画のような親しみやすい分かりやすさが占めるようになり、いわゆるインディーズ臭い「トンガリ」だけではない映画作家としての幅が広がったことを感じさせます。
「食えないやつ」なトム・ウェイツ、「頑固でいけず」なジョン・ルーリー、そして「素直で陽気」なロベルト・ベニーニというめっちゃ個性的な3人が顔を突き合わせているだけでも絵になるんですよね。
台詞がなくても佇まいだけでなんとなく考えていることがわかる、その演出とキャスティングが素晴らしい。
冷たいジャングルクルーズという趣のロケーションのチョイスも流石。
ロベルト・ベニーニとニコレッタ・ブラスキの運命的な出会いをみつめるジョンとトムのシーンが凄く印象的です。

ジム・ジャームッシュ監督のコメディドラマ映画です。
無実の罪で刑務所に投獄されたザックとジャック。それぞれ別の罠と罪で囚われたのですが、遅れて英語が話せないロベルトというイタリア人も殺人の罪で投獄されます。
3人は同じ部屋で過ごすうちに意気投合していくのですが、ロベルトがみつけた穴と逃げ道で3人は脱獄にあっさり成功してしまいます。
脱獄後もザックとジャックは揉めるし、ロベルトはそれの仲裁に入ったりトラブルもありなど脱獄後の流れと展開は、コメディで変なハラハラ感は少なく、笑い混じりで観られる楽しさがあります。
ジム・ジャームッシュ監督の良い雰囲気の緩さとそれぞれの役者の個性が絶妙なバランス感のある映画です。
白黒の映像がカッコ良さを感じさせます。
~感想~
刑務所に投獄された3人のうちの2人ははめられて無実の罪で囚われますが、もう1人の1番協調性のある人の良さそうな人間が殺人の罪で囚われているというところに、面白さを感じました。
脱獄も以外にあっさり成功するし、脱獄後もトラブルがありながらも友情と団結でなんとか乗り越えるなど、緩くも安定したバランスでとても面白いコメディドラマとして描かれていました。
会話劇も楽しませてもらえます。
3人の友情を深めていく変化も微笑ましいし、脱獄後のそれぞれの展開も気になりますが、応援したくなるようなラストがとても清々しかったです。
ストーリーも良いのですが、白黒の映像とキャスティングがかっこ良いなと思います。トム・ウェイツの味のある渋さが最高です。
映画『ダウン・バイ・ロー』評価は?
評価サイト | みんなのシネマ(10点満点) | IMDb (10点満点) | Filmarks (5点満点) | Yahoo!映画 (5点満点) |
点数 | 7.31 | 7.7 | 4.0 | 3.81 |
評価サイトの特徴 | ・映画情報/上映中の映画に! ・評論家コラムや、監督やキャストへのインタビュー記事多い | ・海外オンラインデータベース ・Amazon運営 | ・急成長中! SNSシェア強し ・過去作品、評価も厳しめ!? | ・最初に見る。評価甘めかな!? ・Yahoo!運営 |
※本作品の評価情報は2022年2月21日時点のものです。
まとめ
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