映画『ダウン・バイ・ロー』あらすじ、動画を無料視聴する方法と配信サービスを紹介!

PR

POINT:
・『ダウン・バイ・ロー』(1986)の原題はDown by Law。意味は刑務所のスラングで「親しい兄弟のような間柄」。ジム・ジャームッシュのアートフォームが確立された初期3部作のひとつ。
・『ダウン・バイ・ロー』はシンガーソングライタートム・ウェイツの初主演映画。ウェイツの楽曲「ジョッキー・フル・オブ・バーボン」や「タンゴ」を提供している。
・『ダウン・バイ・ロー』でみられる、音を引っかけたダジャレ“ i scream,you scream,we scream for icecream!!! “
・関連作:  『ストレンジャー・ザン・パラダイス』 (1984) 『バグダッド・カフェ』(1987)『レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ』(1989)『ナイト・オン・ザ・プラネット』(1991)
目次

映画『ダウン・バイ・ロー』あらすじ・動画

映画『ダウン・バイ・ロー』あらすじ

~あらすじ~
舞台はニューオリンズ。ザックとジャックが、それぞれ警察がらみの罠にひっかかってOPP刑務所の同じ房に入れられる。そこに不思議な仲間、イタリア人旅行者のロベルトが加わって、脱獄からどことも知れぬどこかへ、3人は地獄とも天国ともつかぬ冒険の旅を重ねてゆく……。

出典:TSUTAYA DISCAS

映画『ダウン・バイ・ロー』予告動画

Down by Law (1986) ORIGINAL TRAILER

\映画『ダウン・バイ・ロー』 を<U-NEXT>で見てみる!/

映画『ダウン・バイ・ロー』無料視聴する方法と配信サービス

映画『ダウン・バイ・ロー』無料視聴する方法

以下の動画配信サービスで映画『ダウン・バイ・ロー』が見ることができます。

・U-NEXT

では、見放題です。

 

宅配レンタルで映画『ダウン・バイ・ロー』が見ることができるのは、TSUTAYA DISCAS、DMM 宅配レンタル、ゲオ宅配レンタルです。
DISCASの「定額レンタル8」のプランの場合、月間レンタル可能枚数終了後は「旧作のみ借り放題」となります。

 

・Amazonプライム

は、下記にある月額料金とは別に、個別課金「レンタル」が発生します。

映画『ダウン・バイ・ロー』配信サービス状況

配信状況: ◎見放題 〇レンタル ×未配信 
動画配信サービス
配信
状況
月額料金(税込)/初回・無料期間⇒【公式】サイトへ無料登録する!
abematvABEMAプレミアム×960円/無し
amazon-prime
Amazonプライム
600円/30日間
sutayadiscasTSUTAYA DISCAS
1,026円/14日間
※宅配レンタル「定額4プラン」の場合。
musicjpmusic.jp
1,958円/30日間
※「music.jp 1780コース」のみお試しあり。
Lemino(レミノ)のアイコンLeminoプレミアム
×990円/30日間
terasaTELASA×618円/15日間TELASA(テラサ)
netflixNetflix×広告つきベーシックプラン790円~プレミアム1,980円/無しNetflix
huluHulu×1,026円/無し
fod-premiumFOD PREMIUM×976円/2週間【フジテレビオンデマンド】
unextU-NEXT2,189円/31日間
daznDAZN×STANDARDプラン:4,200円、GLOBALプラン:980円/無し
d-animestoredアニメストア×550円/31日間dアニメストア
disneyplusディズニープラス×「スタンダードプラン」990円、「プレミアムプラン」1320円/無しディズニープラス
dmm-tvDMM TV× 550円/30日間
ぽすれんDVD・CDレンタル [ぽすれん]2,046円/1ヶ月
※「スタンダード8コース」の場合
⇒ ⇒
geo-rentalゲオ宅配レンタル2,046円/30日間
※月額コース「スタンダード8」の場合

本作品の配信情報は2023年11月20日時点のものです。
配信が終了している、または見放題/レンタルが終了している可能性がございますので、配信状況については、各動画配信サイト/アプリにてご確認ください。
※表示は税込。
※Amazonプライム→年額5,900円(税込)払いなら、月額換算で492円。

 

 

\映画『ダウン・バイ・ロー』 を<U-NEXT>で見てみる!/

映画『ダウン・バイ・ロー』監督・キャスト、原作紹介

映画『ダウン・バイ・ロー』基本情報

本作(タイトル)ダウン・バイ・ロー/Down by Law
公開年1986年
上映時間/再生時間1時間47分
監督ジム・ジャームッシュ
キャストザック・・・トム・ウェイツ
ジャック・・・ジョン・ルーリー
ロベルト・・・ロベルト・ベニーニ
ニコレッタ・・・ニコレッタ・ブラスキ
ローレット・・・エレン・バーキン
音楽
ジョン・ルーリー、リサ・クルーガー
挿入曲:”Jockey Full of Bourbon” トム・ウェイツ
主な受賞歴
制作会社/配給元ジム・スターク/フランス映画社

映画『ダウン・バイ・ロー』原作紹介

脚本:ジム・ジャームッシュ

映画『ダウン・バイ・ロー』関連作品①~ロードムービー~

今回は1970年代から80年代にかけて製作された、ロードムービーと呼ばれるジャンルの映画について紹介したいと思います。
ロードムービーはアメリカ映画の伝統的なジャンルですが、「ロードムービー」とは、主人公が旅をしながら様々な出会いや体験を通して成長したり、自分自身や社会について問い直したりする映画のことです。

今回取り上げるのは、ヴィム・ヴェンダース監督のロードムービー三部作となる『都会のアリス』(1974)、『まわり道』(1975)、『さすらい』(1976)のうちの、『都会のアリス』『さすらい』です。

 

『都会のアリス』(1973)は、ヴィム・ヴェンダース監督が、ひょんなことから一緒に旅することになった青年と少女の交流をモノクロ映像でつづったロードムービーです。ドイツ人の青年フィリップは旅行記を書くためアメリカを旅していたが、執筆に行き詰まり帰国することに。空港で足止めをくらった彼は、同じくドイツへ帰国しようとしていた女性リザと9歳の娘アリスに出会います。リザはフィリップに一方的にアリスを託し、行方をくらませてしまいます。仕方なくアリスを連れてアムステルダムへ飛んだフィリップは、アリスの記憶を頼りに彼女の祖母の家を探す旅に出ます。

この映画は、『まわり道』(1975)、『さすらい』(1976)と続く、ベンダース監督&リュディガー・フォーグラー主演による「ロードムービー3部作」の第1作です。

ベンダース監督はこの作品で初めてアメリカを訪れましたが、その印象は「空港や高速道路やモーテルやテレビばかりで、本当のアメリカが見えなかった」と語っています。その反動で、彼はアメリカの風景や文化を素朴な目で捉えようとしました。主人公フィリップもポラロイドカメラで写真を撮り続けますが、それは「見えるものだけではなく、見えないものも写真に残したかった」という監督の思いが反映されています。

主演のフォーグラーは当時新人俳優でしたが、ベンダース監督は彼の無表情な演技に惹かれて起用しました。一方、少女アリス役のロットレンダーは、監督の友人の娘で、本名はヤナ・ロットレンダーです。彼女はこの映画で子役デビューしましたが、その後もベンダース監督の作品に出演しました。彼女は現在も女優として活動しています。

この映画は、日本では1988年に初公開されましたが、その際には「アリス・イン・ザ・シティ」という邦題が付けられました。しかし、その後の再公開では原題に近い「都会のアリス」という邦題に変更されました。

 

『さすらい』(1975)は、ヴィム・ヴェンダース監督が、ドイツからアメリカへ渡った二人の男の旅を描いたロードムービーです。ドイツ人の青年ブルーノは、アメリカで移動遊園地の仕事をしています。ある日、彼はニューヨークで自殺しようとしていた同郷の男ロバートを助けます。ロバートは小説家ですが、書きかけの原稿を失くしてしまいました。ブルーノはロバートを連れて、自分の仕事先である各地の遊園地へ向かいます。二人は車でアメリカを横断しながら、友情や孤独や夢や現実について語り合います。

この映画は、『都会のアリス』(1974)、『まわり道』(1975)と続く、「ロードムービー3部作」の第3作です。この作品では、アメリカの風景や文化に対するベンダース監督の愛憎がより深く表現されています。監督は「アメリカは僕にとって夢だったけど、その夢が壊れてしまった」と語っています。

主人公ブルーノとロバートも、アメリカに対する夢や幻滅を抱えています。ブルーノはアメリカ映画や音楽に憧れていましたが、現実は退屈で孤独でした。ロバートはアメリカで小説家として成功しようとしましたが、自分の言葉を見失ってしまいました。

主演のフォーグラーとツィッシュラーは、共にベンダース監督と親友でした。フォーグラーは「都会のアリス」に続いて主演しましたが、役柄が全く異なります。ツィッシュラーは本作が映画デビューでしたが、その後もベンダース監督の作品に出演しました。彼はまた、本作でロバートが書きかけた小説「ゴールデン・ドリーム」を実際に執筆しました。この小説は後に出版されました。

 

以下の作品のDVDパッケージ「画像」をクリックすると、Amazon・楽天で作品詳細等を確認することができます。

『都会のアリス』(1973)

~あらすじ~
旅行記の執筆のためアメリカを放浪していたドイツ人作家フィリップが、帰国のため立ち寄った空港で幼い少女アリスとその母に出会う。ひょんな事から少女をアムステルダムまで連れて行くこととなったフィリップ。しかし待ち合わせたアムステルダムに母の姿はなく、彼は少女の記憶を頼りに祖母の家を探す旅に出ることとなる……。

出典:TSUTAYA DISCAS

監督: ヴィム・ヴェンダース
出演: リュディガー・フォグラー、イエラ・ロットレンダー、リサ・クロイツァー

『さすらい』(1975)

~あらすじ~
ヴェンダースの“ロード・ムービー三部作”の最終作で、その集大成的作品。映画館を巡回して映写機を修理して廻り、観客のもとに映画を運び届ける男。その彼に不思議とつきまとうかつての恋人と、逃れようとする男の話を、実際にスタッフが旅する中で物語を形成して行く即興演出という方法を取り、見事なカメラワークでそれを映像化。そしてその旅の終着点は彼の敬愛する小津の世界に近づいてくのだった……。

出典:TSUTAYA DISCAS

監督: ヴィム・ヴェンダース
出演: リュディガー・フォグラー、ハンス・ツィッシュラー、リサ・クロイツァー

映画『ダウン・バイ・ロー』関連作品②

関連作として、 『ストレンジャー・ザン・パラダイス』 (1984) 『バグダッド・カフェ』(1987)『レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ』(1989)『ナイト・オン・ザ・プラネット』(1991)を取り上げます。

『ストレンジャー・ザン・パラダイス』はアメリカのインディペンデント映画界を代表する監督ジム・ジャームッシュの商業デビュー作です。主人公はニューヨークで暮らす無気力な青年ウィリーと彼の友人エディです。ある日ウィリーの従姉妹エヴァがハンガリーからやってきます。ウィリーは最初彼女を迷惑だと思いますが、次第に打ち解けていきます。しかしエヴァはクリーブランドに住む叔母のもとへ行くことになります。ウィリーとエディは彼女に会いに行き、3人でフロリダへ旅立ちます。

この映画はモノクロで撮影されており、シーンの間には黒いカットが挿入されます。これはジャームッシュがフィルムのコストを節約するために考えた方法です。また、音楽も重要な役割を果たしています。エヴァが好きなスクリーミン・ジェイ・ホーキンスの曲「I Put a Spell on You」が何度も流れます。この曲はエヴァの魅力や3人の関係を象徴しています。

次に紹介するのは『バグダッド・カフェ』です。
この映画は西ドイツの監督パーシー・アドロンがアメリカで撮影した作品です。主人公はドイツ人の主婦ジャスミンで、彼女は夫と喧嘩して車を降り、モハーベ砂漠にあるバグダッド・カフェという寂れた店に辿り着きます。そこで店の女主人ブレンダやその家族、常連客たちと交流を深めていきます。ジャスミンは最初は浮いていますが、次第に店の雰囲気を変えていきます。彼女は掃除や料理を手伝ったり、魔法のようなトリックを披露したりします。また、店に住む元ハリウッド俳優のルディとも仲良くなります。

この映画は色彩豊かで明るい作品ですが、裏にはアメリカ社会の孤独や疎外感も感じられます。音楽も印象的です。主題歌「Calling You」はアカデミー賞にノミネートされました。

 

3番目に紹介するのは『レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ』です。
この映画はフィンランドの監督アキ・カウリスマキが製作した作品です。主人公はレニングラード・カウボーイズという架空のロックバンドで、彼らはソビエト連邦で売れないので、アメリカで成功することを夢見て渡米します。しかし彼らは現実とのギャップに苦しみます。彼らはニューヨークからメキシコまで車で移動しながら、様々なトラブルに巻き込まれます。

この映画はコメディタッチで描かれていますが、冷戦時代の東西対立やアメリカ文化への風刺も込められています。音楽も重要な要素です。

『レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ』についてですが、この作品のバンドメンバーを演じているのは「スリーピー・スリーパーズ」というフィンランドの実在バンドでしたが、本作が話題になったことを機に「レニングラード・カウボーイズ」として活動することになりました。つまり、本作はモキュメンタリーとしても捉えることができます。また、本作にはジム・ジャームッシュ監督自身がディーラー役でカメオ出演しています。これはカウリスマキ監督とジャームッシュ監督の友情の証でもあります。

 

最後に紹介するのは、『ナイト・オン・ザ・プラネット』です。
ロサンゼルス、ニューヨーク、パリ、ローマ、ヘルシンキの五つの都市で夜の町にタクシーを走らせる運転手と乗客の人間模様を描くオムニバス映画です 。

『ナイト・オン・ザ・プラネット』で、音楽を担当したのはトム・ウェイツという有名なシンガーソングライターです。彼は本記事のジャームッシュ監督の『ダウン・バイ・ロー』にも出演しています。また、本作のロサンゼルス編ではウィノナ・ライダーがタクシー運転手を演じていますが、彼女は当時まだ20歳でした。彼女はこの作品でコーキーという名前を気に入り、その後自分の犬にもコーキーと名付けたそうです。

最後に、『レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ』と『ナイト・オン・ザ・プラネット』。この二つの作品は、一見すると全く関係なさそうですが、実は意外な共通点があります。

それは何かというと、「タクシー」です。そうです。この二つの作品はどちらもタクシーを重要なモチーフとして使っています。『レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ』では、奇抜な出で立ちのロックバンド「レニングラード・カウボーイズ」がシベリアからアメリカに渡り、中古車を買ってメキシコまで旅するロードムービーです し、『ナイト・オン・ザ・プラネット』では、ロサンゼルス、ニューヨーク、パリ、ローマ、ヘルシンキの五つの都市で夜の町にタクシーを走らせる運転手と乗客の人間模様を描いています。

つまり、タクシーを通して、異なる文化や人種や言語を持つ人々のコミュニケーションや対立や共感を描いているわけです。
また、タクシーは移動する空間でありながらも閉じられた空間でもあります。そのため、登場人物たちは自分の本音や秘密や夢を語り合ったり聞き合ったりします。タクシーは一種の告白室とも言えるでしょう・・・。

 

以下の作品のDVDパッケージ「画像」をクリックすると、Amazon・楽天で作品詳細等を確認することができます。

 

『ストレンジャー・ザン・パラダイス』(1984)

~あらすじ~
ウィリーはニューヨークに10年住んでいる。ハンガリー出身で本名はベラ・モルナー。ある日彼のもとに、クリーブランドに住むおばさんから、16歳のいとこエヴァがアメリカでの新しい生活を始めるべくブタペストから来るが、自分が急に入院することになってしまった為、10日間ほど預かってほしいという電話がかかってくる……。

出典:TSUTAYA DISCAS

監督: ジム・ジャームッシュ
出演: ジョン・ルーリー、エスター・バリント、リチャード・エドソン、セシリア・スターク

『バグダッド・カフェ』(1987)

~あらすじ~
アメリカの片田舎の砂漠にあるさびれたモーテル“バグダッド・カフェ”を、夫婦喧嘩の末に訪れた太ったドイツ女ジャスミンが、そこで暮らす人々の心の扉を開いて回りながら“砂漠のオアシス”に変えていくまでを描いた逸品。主題歌の“Calling You”はアカデミー賞最優秀主題歌賞にノミネートされただけあり、微妙にくすんだ空の青と併せて、セリフが少ないこの作品の行間に秘められた切なさをより際だたせている。

出典:TSUTAYA DISCAS

監督: パーシー・アドロン
出演: マリアンネ・ゼーゲブレヒト、ジャック・パランス、CCH・パウンダー

『レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ』(1989)

~あらすじ~
カチカチに固めたとんがりリーゼントに、同じように爪先のとがった靴をはき、旧ソ連の軍服でR&Rを唄いまくる怪しの集団、レニングラード・カウボーイズを主役に、ロシアを思わせるツンドラ地帯の故郷を後にした民俗音楽バンドが、ひと山あてようと企むマネージャーにそそのかされ、アメリカへ渡ると言う、カウリスマキの名を一躍世界に広めたおとぼけロード・ムービー。

出典:Yahoo!映画

監督: アキ・カウリスマキ
出演: マッティ・ペロンパー、ザ・レニングラード・カウボーイズ、サカリ・クオスマネン

『ナイト・オン・ザ・プラネット』(1991)

監督:ジム・ジャームッシュ
出演: ウィノナ・ライダー、ジム・ジャームッシュ、ジーナ・ローランズ

『ナイト・オン・ザ・プラネット』(1991)はこちらから

映画『ダウン・バイ・ロー』口コミ(見どころ・感想)

映画『ダウン・バイ・ロー』口コミ(見どころ・感想)

インディーズ映画入門編としてもオススメ。

~見どころ~
米国インディーズ映画の巨匠、ジム・ジャームッシュ監督の初期白黒3部作のラストを飾る作品。最新作『デッド・ドント・ダイ 』にも通じるオフビートなユーモアセンスの原点ともいえます。
うだつの上がらない男どもにこんなに愛情を注いだ視線でカメラを向け、こんなにも魅力を引きずり出す、監督の才気の迸りが隅々まで溢れていて、自身もきっと金脈を掘り上げた手ごたえを本作で掴んだと感じたのではないでしょうか?

 

無声映画の古典のような親しみやすさ、分かりやすさとインディーズのトンガリが奇跡の無敵合体を果たしていて、メジャー映画しか見たことがない方でも、違和感なく楽しむことができるという、インディーズ映画入門編としてもオススメ。

~感想~
前作までにあった「青春の痛々しさ」がほぼ無くなり、古典的な無声映画のような親しみやすい分かりやすさが占めるようになり、いわゆるインディーズ臭い「トンガリ」だけではない映画作家としての幅が広がったことを感じさせます。

「食えないやつ」なトム・ウェイツ、「頑固でいけず」なジョン・ルーリー、そして「素直で陽気」なロベルト・ベニーニというめっちゃ個性的な3人が顔を突き合わせているだけでも絵になるんですよね。

台詞がなくても佇まいだけでなんとなく考えていることがわかる、その演出とキャスティングが素晴らしい。

冷たいジャングルクルーズという趣のロケーションのチョイスも流石。

ロベルト・ベニーニとニコレッタ・ブラスキの運命的な出会いをみつめるジョンとトムのシーンが凄く印象的です。

緩くも安定したバランスでとても面白いコメディドラマとして描かれていました。

~見どころ~
ジム・ジャームッシュ監督のコメディドラマ映画です。無実の罪で刑務所に投獄されたザックとジャック。
それぞれ別の罠と罪で囚われたのですが、遅れて英語が話せないロベルトというイタリア人も殺人の罪で投獄されます。3人は同じ部屋で過ごすうちに意気投合していくのですが、ロベルトがみつけた穴と逃げ道で3人は脱獄にあっさり成功してしまいます。

 

脱獄後もザックとジャックは揉めるし、ロベルトはそれの仲裁に入ったりトラブルもありなど脱獄後の流れと展開は、コメディで変なハラハラ感は少なく、笑い混じりで観られる楽しさがあります。

ジム・ジャームッシュ監督の良い雰囲気の緩さとそれぞれの役者の個性が絶妙なバランス感のある映画です。

白黒の映像がカッコ良さを感じさせます。

~感想~
刑務所に投獄された3人のうちの2人ははめられて無実の罪で囚われますが、もう1人の1番協調性のある人の良さそうな人間が殺人の罪で囚われているというところに、面白さを感じました。

脱獄も以外にあっさり成功するし、脱獄後もトラブルがありながらも友情と団結でなんとか乗り越えるなど、緩くも安定したバランスでとても面白いコメディドラマとして描かれていました。

会話劇も楽しませてもらえます。

3人の友情を深めていく変化も微笑ましいし、脱獄後のそれぞれの展開も気になりますが、応援したくなるようなラストがとても清々しかったです。

ストーリーも良いのですが、白黒の映像とキャスティングがかっこ良いなと思います。トム・ウェイツの味のある渋さが最高です。

画『ダウン・バイ・ロー』評価は?

評価サイトみんなのシネマ(10点満点)IMDb
(10点満点)
Filmarks
(5点満点)
Yahoo!映画
(5点満点)
点数7.317.74.03.81
評価サイトの特徴・映画情報/上映中の映画に!
・評論家コラムや、監督やキャストへのインタビュー記事多い
・海外オンラインデータベース
・Amazon運営
・急成長中! SNSシェア強し
・過去作品、評価も厳しめ!?
・最初に見る。評価甘めかな!?
・Yahoo!運営

本作品の評価情報は2023年11月20日時点のものです。

映画『ダウン・バイ・ロー』まとめ

映画『ダウン・バイ・ロー』エンタメのまとめ

・セルDVD/ブルーレイはこちら

映画『ダウン・バイ・ロー』動画が見れるサイトは?

 

\映画『ダウン・バイ・ロー』 を<U-NEXT>で見てみる!/

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次