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目次
『私の頭の中の消しゴム』あらすじ
~あらすじ~
建設会社の社長令嬢のスジンは、天真爛漫なお嬢様。
建築家志望のチョルスとコンビニで運命的な出会いをし、二人はすぐに恋におちてしまった。温かい家族に囲まれて育ったスジンと違い、チョルスは孤独に生きてきた男だったが、スジンの献身的な愛に結婚することを決意。二人は晴れて新婚生活を迎える。建築士の試験にも受かり、幸せいっぱいの二人だった。
しかし、スジンはある時から、物忘れがひどくなり、自分の家への道順すら忘れてしまうようになった。病院で、スジンは若年性アルツハイマー症だと診断される。
引用:Amazon
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『私の頭の中の消しゴム』予告動画
引用:私の頭の中の消しゴム gagamovie
『私の頭の中の消しゴム』動画配信サービス配信状況
動画配信サービス | 配信状況 | |
あ | Amazonプライム | 〇 |
た | DAZN | × |
つ | TSUTAYA TV/DISCAS | 〇 |
て | dTV | 〇 |
て | TERASA | × |
て | ディズニーDX、 ディズニープラス | × |
ね | Netflix | 〇 |
は | Paravi | 〇 |
ふ | Hulu | × |
ふ | FODプレミアム | × |
ゆ | U-NEXT | 〇 |
※2020年8月1日現在
※必ず各動画配信サービスにて、配信状況の確認をお願いいたします。
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『私の頭の中の消しゴム』キャスト紹介・原作紹介
監督・脚本:イ・ジェハン
テーマ曲: A moment to remember(原題「風笛」 作曲:大島ミチル)
主演 :
チェ・チョルス役(チョン・ウソン)
キム・スジン役(ソン・イェジン)
原作:『Pure Soul〜君が僕を忘れても〜』(原作:江頭美智留)
原作は、2001年に読売テレビが制作した『Pure Soul〜君が僕を忘れても〜』(原作:江頭美智留)から。
原作ドラマのヒロインは、永作博美さんが演じました。
韓国映画ではありますが、映画タイトルを『私の頭の中の消しゴム 』としたのには、原作のセリフの中に「私の頭の中の消しゴム 」があって、イ・ジェハン監督がそれを要(かなめ)と捉えたからです。
関連作:『愛と死を見つめて』『きみに読む物語』『50回目のファースト・キス』
『私の頭の中の消しゴム』の再生時間
1時間57分
『私の頭の中の消しゴム』の見どころ・感想

チョルスの男社会で入り込めない雰囲気の中にでもスジンだけど・・・
~見どころ~
スジンとチョルスの二人が出会うシーンから引き付けられっぱなしで、ただでさえかっこいいチョルスですが
厳しい現場で働く男性の力強さや荒っぽさや作りすぎていないマッチョな肉体にほれぼれします。
チョルスのカッコイイ要素が満載できっと自分もそこにいたらに恋に落ちてしまうよね!というくらい素敵です。
順風満帆な二人の幸せな生活から現実を突きつけられる展開が少しずつ胸に刺さり
さらに後半になるとその切なさが一気に涙に変わります。
スジンの天真爛漫な性格は、観ていてハラハラしますがそんな彼女だからこそ周囲の人たちは温かい気持ちで見守ります。
二人が困難を乗り越えていくために主治医の先生がとても重要な役どころとして登場します。
~感想~
最近のスマホ普及により若年性健忘症になる方が増えてきているという話もあります。
そのような中、他人事とは思えないような内容であり「物忘れ」や「若年性アルツハイマー」を感覚として客観的にとらえことができる作品だと思います。
チョルスの男社会で入り込めない雰囲気の中にでもスジンは、驚くほど積極的に行動していきます。
そんな二人だからこそ次々と誰もが憧れるシーンが生まれたるのだと思います。
幸せなカップルのアルバムを見ているようでウットリします。
挑発的なセリフを言いつつ優しい表情でお互いに見つめ合うシーンなど胸キュンすることろもたくさんあります。
タイトルに興味があって観てみると難しいテーマの中にも人の弱さや優しさが丁寧に描かれていてその意味がじわじわと理解できスッキリしますし観終わった後も余韻が残る良い作品だと思います。
まとめ
もし「自分自身が若年性アルツハイマーという難病が降りかかったとしたなら・・・」
あるいは「自分の愛するパートナーがこの病にかかったとしたら・・・」。
「自分ならどのような選択をするのだろうか?」
2001年の原作『Pure Soul〜君が僕を忘れても〜』の放送、2005年の『私の頭の中の消しゴム 』の映画公開から、15年超もの年月が経ち、若年性アルツハイマーへの認識も、治療方法も少しずつ変わって来たんだろうと思います。
脳のことですから、「アミロイドβタンパク質」が脳に蓄積することで神経細胞が破壊されるということと、老年の方よりも進行が早く進むことは分かっています。
そのため、薬などで「症状の進行を遅らせる」ことが、今できる対処なのだそうです。
私が20代の若い時は介護の仕事もしていたので、「どうしても老年の方のほうが多い!」というイメージが強かったです。
「若年性アルツハイマー」について、テレビで紹介されていたのを見たとき、「若くして、こんなことってあるのか?」程度にしか、思っていました。
何せ介護で体力勝負の世界。
バリバリ、やりがいを持って仕事をしていたのですから、若年性アルツハイマーになる余裕もない。
「(もし自分がなるのなら)どうみても、あと30年後、40年後先の話しだよ」って、そう思ってました。
あれから年月が経ち・・・。
改めてこの映画『私の頭の中の消しゴム 』を観る機会があって、「自分に置き換えてみたら・・・」。
純粋な恋愛~悲劇な物語でもあり、希望を持ちたいと思うところですが、私も年齢を重ねましたので、アルツハイマーには、一層現実味が出てきそうな感じがしてなりません。
私は「今を生きる」ことをモットーにしています。
もし死を宣告されたとしても命が尽きるまで、絶対に後悔しないように!という思いで、今を生きています。
これからもです。
なので、私には、愛するパートナーや家族、友達らの存在すら自分の記憶から消えてゆくこと、社会生活をも送れなくなっていくことへの"恐怖"のほうが、圧倒的に大きく、強く感じます。
私(自分)以上に、パートナーや親、兄弟といった身近な人たちのほうが、もっと辛く、残酷な運命になってしまうのだと、想像してしまうと、これもまた"恐怖"を感じます。
あなたは、どう捉えますか?
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