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POINT:
・『ファントム・スレッド』(2017)は、アメリカ合衆国のドラマ・ロマンス映画。舞台は1950年代のロンドンで、高級ファッションの世界と愛の心理戦が交錯する様を描いている。
・『ファントム・スレッド』は、レイノルズ・ウッドコックと若きウェイトレスのアルマの関係が徐々に狂い、家族の秘密が明らかになってゆく。
・『ファントム・スレッド』の監督は三大映画祭で監督賞を獲得したポール・トーマス・アンダーソン、主演は3度のアカデミー主演男優賞受賞者ダニエル・デイ=ルイス。
・アンダーソン、デイ=ルイス、音楽のジョニー・グリーンウッドは『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』(2007)以来の再タッグを組んだ。
・『ファントム・スレッド』主演のダニエル・デイ=ルイスは、本作での主演を最後に俳優業を引退した。
・関連作:『レベッカ』(1940)『去年マリエンバート』で(1961)『燃ゆる女の肖像』(2019)『⻘いカフタンの仕立て屋』(2022)
目次

映画『ファントム・スレッド』あらすじ・動画

映画『ファントム・スレッド』あらすじ

~あらすじ~
1950年代のロンドン、英国ファッションの中心的存在として社交界から脚光を浴びる、
オートクチュールの仕立て屋レイノルズ・ウッドコックは、若きウェイトレス アルマと出会う。
互いに惹かれ合い、レイノルズはアルマをミューズとして迎え入れ、魅惑的な美の世界に誘い込む。
レイノルズはアルマの“完璧な身体”を愛し、彼女をモデルに昼夜問わず取り憑かれたようにドレスを作り続けた。
しかしアルマの出現とその行動により、完璧で規律的だったレイノルズの日常は思わぬ方向へと進みはじめ、
やがてふたりは、後戻りできない禁断の愛の扉を開き、誰もが想像し得ない境地に達していく――。
出典:Amazon

映画『ファントム・スレッド』予告動画

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映画『ファントム・スレッド』監督・キャスト、原作紹介

映画『ファントム・スレッド』基本情報

本作(タイトル)ファントム・スレッド/Phantom Thread
公開年2018年
上映時間/再生時間2時間10分
監督ポール・トーマス・アンダーソン
キャストレイノルズ・ウッドコック・・・ダニエル・デイ=ルイス
アルマ・エルソン・・・ヴィッキー・クリープス
シリル・ウッドコック・・・レスリー・マンヴィル
ジョアンナ・・・カミーラ・ラザフォード
ヘンリエッタ・ハーディング伯爵夫人・・・ジーナ・マッキー
ドクター・ロバート・ハーディ・・・ブライアン・グリーソン
バーバラ・ローズ・・・ハリエット・サンソム・ハリス
モナ・ブラガンザ王女・・・ルイザ・リヒター
レディ・ボルティモア・・・ジュリア・デイヴィス
ロード・ボルティモア・・・ニコラス・マンダー
ピーター・マーティン・・・フィリップ・フランクス
ティッピー・・・フィリス・マクマホン
ルビオ・ゲレロ・・・サイラス・カーソン
ジョージ・ライリー・・・リチャード・グレアム
ジョン・エヴァンス・・・マーティン・ドゥー
記録・・・イアン・ハロッズ
ミセス・ヴォーン・・・ジェーン・ペリー
音楽
ジョニー・グリーンウッド
主な受賞歴・第90回アカデミー賞(2018年)衣装デザイン賞
・第43回アロサンゼルス映画批評家協会賞(2017年)作曲賞
・第83回アニューヨーク映画批評家協会賞(2017年)脚本賞
制作会社/配給元アンナプルナ・ピクチャーズ、グーラルディ・フィルム・カンパニー、パーフェクト・ワールド・ピクチャーズ/フォーカス・フィーチャーズ、ユニバーサル・ピクチャーズ、ビターズ・エンド/パルコ

映画『ファントム・スレッド』原作紹介

脚本: ポール・トーマス・アンダーソン

映画『ファントム・スレッド』関連作品

関連作として、『レベッカ』(1940)『去年マリエンバート』で(1961)『燃ゆる女の肖像』(2019)『⻘いカフタンの仕立て屋』(2022)を取り上げます。

これらの4作品の共通する点は何でしょうか。一見すると、時代や国やジャンルが異なる作品ばかりですが、よく見ると以下のような共通点が見つかります。

・ すべて女性を主人公とする作品であり、女性の恋愛や結婚や家庭生活などが描かれており、また装や美術などのビジュアル面が特徴的である、ということです。

では、それぞれの作品について詳しく見ていきましょう。

『レベッカ』は、イギリスの女流作家ダフネ・デュ・モーリエの同名小説を原作とするサスペンス映画です。監督はサイコスリラーの巨匠アルフレッド・ヒッチコックであり、彼にとって初めてのアメリカ映画でした。出演はローレンス・オリヴィエとジョーン・フォンテイン。

オリヴィエは当時の大スターでしたが、フォンテインは無名の新人でした。『レベッカ』は1941年のアカデミー賞で作品賞と撮影賞(白黒)を受賞しました。また、ニューヨーク映画批評家協会賞では監督賞と主演女優賞を受賞しました。

この作品は原作に忠実な映画化として知られていますが、実は原作と映画では結末が異なっています。
これは当時のアメリカ映画における検閲制度の影響です。原作では主人公の夫マキシムが前妻レベッカを殺害していたことが明かされますが、映画ではレベッカが自殺したことになっています。

また、原作ではマキシムの屋敷メンダリーが火事で焼失しますが、映画ではその場面はありません。このように、原作と映画との違いは映画ファンや文学ファンの間で話題になっています。

 

『去年マリエンバートで』は、フランスの作家アラン・ロブ=グリエの同名小説を原作とする実験映画です。監督はヌーベルヴァーグ左岸派の代表格とされるアラン・レネであり、彼にとって2本目の長編映画でした。出演はデルフィーヌ・セイリグとジョルジョ・アルベルタッツィです。彼らはそれぞれAとXという名前もないキャラクターを演じています。

この作品は1961年のヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞しました。日本で公開された際には、『夜と霧』や『ヒロシマ・モナムール』と同様にATG(日本の芸術劇場連盟)が配給しました。

『去年マリエンバートで』は「映画史上最も難解な映画」とも称されるほど、ストーリーや時間軸が不明瞭であり、観客に解釈を委ねる作品です。

ロブ=グリエは脚本を書く際に、黒澤明の『羅生門』や芥川龍之介の『藪の中』に触発されたと語っています。
また、レネは撮影時に出演者やスタッフにも内容を明かさず、混乱させることで効果を狙ったと言われています。 この作品は衣装や美術などのビジュアル面でも高く評価されており、特にデルフィーヌ・セイリグが着用するシャネルのドレスは「ドレス・ア・ラ・マリエンバート」と呼ばれて世界的なブームを巻き起こしました。

 

次に『燃ゆる女の肖像』ですが、これは18世紀のフランス・ブルターニュの離島を舞台にした貴族の娘と女流画家の短い恋を描いた作品です。監督はセリーヌ・シアマ、主演はノエミ・メルランとアデル・エネルです。

この映画は女性の繊細な視線に焦点を置いた映画で、2019年カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、第72回カンヌ国際映画祭(2019年)脚本賞を受賞しました。また、カンヌ国際映画祭 クィア・パルムを受賞しています。このクイア・パルムとは、LGBTやクィアをテーマにした映画に与えられる賞であり、シアマ監督は女性で初めてこの賞を獲得しました。

この映画では女性の眼差しが物語の展開で重要な役割を果たします。物語の序盤でマリアンヌが肖像画を描くためにエロイーズを観察する視線は客観的で集中したものです。

しかしマリアンヌばかりでなく、実はエロイーズの方もこっそりとマリアンヌの表情を仔細に観察していました。映画の中盤でエロイーズがモデルとなってマリアンヌが肖像画の製作にとりかかる時、2人きりで楽しそうなマリアンヌの視線は真剣なものに変わります。肖像画は多くの人から観られるものなので職業画家としての名声もかかっており、失敗の許されないものだからです。

これに対して、エロイーズの寝顔や彼女に与えるための自画像をスケッチするときのマリアンヌの視線は自由で生き生きとしています。こういった自分あるいは親しい人だけのために描く絵は不特定多数の人が観るわけではないため、肩の力を抜いて描けるのです。

最後にエロイーズとの別れ際に、マリアンヌが振り返って花嫁姿の彼女を見つめる眼差しには一言では表現できない思いが込められています。

『青いカフタンの仕立て屋』は、モロッコの伝統衣装・カフタンドレスの仕立て屋を営む夫婦の愛と決断の物語です。2022年のカンヌ国際映画祭で「ある視点部門」に出品され、国際映画批評家連盟賞を受賞しました 。

この映画の監督・脚本を手掛けたのは、『モロッコ、彼女たちの朝』などで知られるマリヤム・トゥザニです。トゥザニ監督はモロッコとベルギーの二重国籍を持ち、自身の経験や社会問題を題材にした作品を多く手掛けています。『青いカフタンの仕立て屋』では、モロッコの伝統文化と現代社会との葛藤や、夫婦や家族という絆を描いています。

主人公の夫婦を演じたのは、ルブナ・アザバルとサレ・バクリ。アザバルは『インシディアス』シリーズや『ジャック・ライアン』などのハリウッド作品にも出演しており、バクリは『狼は暗闇の天使』や『オスカーとバラ』などで高い評価を得ています。二人はトゥザニ監督とは以前から親交があり、本作では夫婦役だけでなく共同プロデューサーも務めました。

また、若い職人役に抜擢されたのはアイユーブ・ミシウィで、彼は本作が映画初出演でした。トゥザニ監督が彼を見つけたきっかけはインスタグラムだったそうです。彼は自身もカフタンドレスに興味があり、撮影前には仕立て屋で実際に縫い方を学んだといいます。

『青いカフタンの仕立て屋』は、美しいカフタンドレスを作る過程とともに、秘めた三角関係を描きます。しかし、それは単なる恋愛映画ではなく、モロッコの文化や社会、人間の感情や生き方について考えさせられる作品なのです。

 

 

以下の作品のDVDパッケージ「画像」をクリックすると、Amazon・楽天で作品詳細等を確認することができます。

『レベッカ』(1940)

~あらすじ~
南仏を旅行中に裕福な英国紳士マキシムと出逢い、彼の二人目の妻となったマリアン。 ところがマンダレーの大邸宅には、事故で亡くなった前妻レベッカの名残りが随所に残り、誰もがレベッカを聡明な絶世の美女であったと回想する。 今もマキシムの上に影を落とすレベッカの存在が、マリアンの心の中で次第に大きくなっていく。 しかし、レベッカの死には意外な真相が隠されていた……。
出典:music.jp

監督:アルフレッド・ヒッチコック
出演:ローレンス・オリヴィエ、ジョーン・フォンテイン、ジョージ・サンダース、ジュディス・アンダーソン

・第13回アカデミー賞(1941年)作品賞/撮影賞

『去年マリエンバート』で(1961)

~あらすじ~
凝った装飾の施された石作りの豪華なホテル。
男Xは、夫Mと滞在している女Aに、去年マリエンバートで会いましたねと話しかけるがAはそれを思い出せない。
だがXの話を聞くうちにAは記憶を取り戻して行く…。
出典:Amazon

監督:アラン・レネ
出演:デルフィーヌ・セイリグ、ジョルジョ・アルベルタッツィ、サッシャ・ピトエフ

・第22回ヴェネチア国際映画祭(1961年)金獅子賞(最優秀作品賞)

『燃ゆる女の肖像』(2019)

~あらすじ~
画家のマリアンヌはブルターニュの貴婦人から、娘のエロイーズの見合いのための肖像画を頼まれる。
だが、エロイーズ自身は結婚を拒んでいた。
身分を隠して近づき、孤島の屋敷で密かに肖像画を完成させたマリアンヌは、真実を知ったエロイーズから絵の出来栄えを否定される。
描き直すと決めたマリアンヌに、意外にもモデルになると申し出るエロイーズ。
キャンバスをはさんで見つめ合い、美しい島を共に散策し、音楽や文学について語り合ううちに、恋におちる二人。
約束の5日後、肖像画はあと一筆で完成となるが、それは別れを意味していた──。
出典:Amazon

監督:セリーヌ・シアマ
出演:ノエミ・メルラン、アデル・エネル、ルアナ・バイラミ、ヴァレリア・ゴリノ

・第72回カンヌ国際映画祭(2019年)脚本賞

『⻘いカフタンの仕立て屋』(2022)

⻘いカフタンの仕立て屋

~あらすじ~
父から受け継いだ仕立て屋で、極上のカフタンを制作する職人のハリム。昔ながらの手仕事にこだわる夫を支えるのは、接客担当の妻ミナだ。25年間連れ添った2人に子どもはいなかった。積み上がる注文をさばくために、2人はユーセフと名乗る若い男を助手に雇う。余命わずかなミナは、芸術家肌の夫を1人残すことが気がかりだったが、筋がよく、ハリムの美意識に共鳴するユーセフの登場に嫉妬心を抱いてしまう。湧き出る感情をなだめるように、ミナは夫に甘えるようになった。ミナ、ハリム、そしてユーセフ。3人の苦悩が語られるとき、真実の愛が芽生え、運命の糸で結ばれる。
ありのままの自分を許し、愛するストーリーの舞台となったのは、モロッコの首都ラバトと川1本隔てた古都、サレだ。コーランが響く旧市街には、新鮮なタンジェリンが並ぶ市場や大衆浴場(ハマム)、男たちがミントティーを楽しむカフェがあり、通路の上には大量の洗濯物がたなびくなど、素顔のモロッコがスケッチされる。また、愛する夫のためにミナが最後に作ったルフィサ(平たいパンの上に鶏肉と玉ねぎの煮込みを載せた特別なごちそう)や、食欲のないミナのためにユーセフが作った卵入りのタジン料理など、3人がほおばる愛情たっぷりの家庭料理も見逃せない。
出典:『青いカフタンの仕立て屋』公式サイト

監督:マリヤム・トゥザニ
出演:ルブナ・アザバル、サレ・バクリ、アイユーブ・ミシウィ

映画『ファントム・スレッド』口コミ(見どころ・感想)

映画『ファントム・スレッド』口コミ(見どころ・感想)

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美しい俳優、ダニエル・デイ=ルイスの演技を存分に楽しめることを期待して見たのですが、この映画はとても特殊な恋愛物語でした。
驚きました。

さすがにデイ=ルイスは美しく、素敵な衣装を身に着けた紳士として見ることができます。女性ファンの皆さんには間違いありませんし、もちろん、彼の演技の素晴らしさについては言うまでもありません。彼の演技力、キャラクターへの没入感、存在感は素晴らしいですね。

年を重ねながら、ここまで洗練された名優はなかなかいないと思います。

彼の甘い顔立ちや上品なセリフ回し、繊細で落ち着いた声、そしてスリムな体型は魅力的ですし、スタイルも抜群です。

ちなみに、彼はこの『ファントム・スレッド』を最後に引退することになりました。まだまだ若いため、ファンとしては引退がとても残念でなりませんでした。

『ファントム・スレッド』は、先ほど述べたように、恋愛を描いているのですが、彼は性格や仕事柄からして、結婚には向いていないと自覚しています。なので、彼は信頼している姉と一緒に長年暮らしているわけです。

華やかな職業を持つ彼は、華やかな独身生活を満喫しています。ゆえに女性にも、モテます。

ある女性との関係が行き詰まったため、近くに別荘を持つ彼は、カフェで若い女性を口説き、すぐに一緒に住むことになったのが後の妻です。

しかし、この妻の行動があまりにも怖いです。本当にぞっとします…。彼女が何度も行うことなら、一気に殺してほしいぐらいです(笑)。

最初はロマンチックなメロドラマかと思いつつ観ていたのですが、予想にも裏切られましたね。
映画なのに、この展開やら結末はあまりにも特殊!?なのです。

恋愛や夫婦関係において、問題があるのは片方だけではなく、双方に責任があることは間違いありません。

しかし、倫理的に見ると、明らかに強さを誇示するような行為はバイオレンスに近いものになると思います。

ポール・トーマス・アンダーソン監督は、映画『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』(2007)でも、石油ビジネスに夢中な古怪な男の物語を描きましたが、彼のユニークな映画作りはいつも驚かせてくれますね。

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『ファントム・スレッド』を撮る中で、主演のダニエル・デイ=ルイスはあることに気づき、俳優業を引退する選択をしました。彼はとて
も悲しんでいたそうですが、一体何に気づいたのでしょうか。

『ファントム・スレッド』は、人間は本来、野生の本能を持っているということを教えてくれます。

この作品は美しくもあり欠点もあることが、見方によっては魅力的に映るのです。
これは決して女性だけを対象にした映画ではありません。

女性はこの美しさに嫉妬したり、その価値を理解できなかったりするかもしれません。

彼らは作られた美を否定して、本能的で人間らしい美しさに感銘を受けるのです。

一方、女性はSNSなどで人工的な装飾や承認欲求を追求していることが多いですが、それが誰も賞賛しないことに気付き、リスクを背負うことがあるのだということを痛感することでしょう。

「クリエイター」と呼ばれる人たちは、悲しい存在です。
なぜなら、彼らは自己満足に溺れることなく、仕事に誇りを持って他人と自己を区別しながら、心を安定させなければなりません。

しかし、本来評価は好奇心と探求の結果得られるものであり、他人の賞賛を追い求めるべきではありません。

ただし、日々の生活の中で、本当に愛する人を見つけた場合、人生の意味や真実の愛に気づき、それらは生計をたてるための「仕事」に過ぎないということに気付くでしょう。そして、様々な感情を経験する機会となるのです。

本物の芸術家には、感情の豊かさが必要です。

クリエイターは、自己の承認欲求を強めることで、その人の人生が終わることを意味するかもしれません。

劇中、以前とは異なり、彼らは純粋な気持ちで仕事をすることができなくなります。

これと同じなことが言えます。

ダニエルは、彼の俳優としての生活に虚無感を抱き、残された時間で「人生」と愛する人との時間を取り戻そうとしました。
だからこそ、この作品『ファントム・スレッド』がダニエルにとって特別な傑作であることは明らかです。

彼は自分の趣味で作品を制作しており、周囲からの賞賛を求めて真剣に取り組んでいるのではなく、自己の満足を追い求めています。

それが周囲から評価されるならば、それはまさに本物のクリエイターと呼ぶにふさわしいと言えます。この映画は、私たちに当たり前のことを思い出させてくれるものでした。

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『ファントム・スレッド』最初の螺旋階段の流れる動線、アルマのいるレストランへの道のり、毒キノコでお茶を淹れるシーンなど、撮影の手法が非常に芸術的で魅了されました。

アルマは、別れた後は再び接客業に戻るしかないような女性です。美しい女性がたくさんいる中で、彼女は自分の必要性がいつ消えてしまうかという恐怖と葛藤を抱えています。

出会った当初のような新鮮さが薄れ、レイノルズの制約や時間の中で生きることが「当たり前」になってしまった日々・・・。
アルマはレイノルズとの二人の時間をとろけるような幸福感に浸るために毒キノコを使わなければなりません。

彼女は「占有したい」「自分の存在を示したい」という願望を抱えており、それをコントロールしているのは彼女自身であるという、狂気じみた愛情なのです。

愛が歪んでいると言えばそうかもしれませんが、アルマという存在はレイノルズにとって母親以上の存在になっていくのですが・・・。

レイノルズもアルマも変化していきますが、観ている私たちも知らず知らずのうちに、彼らに慣らされています。

レイノルズは、最初はアルマが朝食を普通に摂ることに対して鬱陶しく感じながらも、後半ではアルマの食べ方が騒々しく感じられ、何だか嫌な気持ちになってしまいます。

アルマは、静かで計算し尽されたレイノルズの世界において、異質で騒々しい存在として描かれています。彼女が傍にいないと、レイノルズはまるで子犬のように恋しがり、自分の仕事に集中することができないのです。

アルマは、拾われたウエイトレスであったけれども、ただ居続けるだけではなく、姉・シリルの心を掴み、仕事に関しても多くを成し遂げています。彼女は、レイノルズのライフワークに深く関与し、二人の関係は結婚という形式を超え、命すらも懸けたものとなっています。

映画は130分と少々長いですが、全くその長さを感じさせないまま、物語は終わりを迎えます。

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ポール・トーマス・アンダーソン監督が舞台を50年代のロンドン、オートクチュール界とし、狂気と支配に満ちた異様な愛の物語を描いています。

レスリー・マンヴィル演じる小姑の役は、『ミセス・ハリス、パリへ行く』(2022)とは真逆の役柄であり、作中では恐怖と秩序をもたらす存在となっています。

稀代の名優であるダニエル・デイ=ルイスの演技は、言うまでもなく素晴らしいですね。
彼は病んだマザコンの要素を持ちながらも、品格を滲ませ、神経質な仕立て屋として完璧に役を演じています。

また、ヴィッキー・クリープスの演技も激しさと強さを持っており、圧倒的な存在感を放っています。
幸せな共依存の関係が描かれている一方で、毒キノコのくだりは非常に過激で、笑いがこみ上げてきます。

物語の中では、しだいに力関係が逆転していき、食事シーンは心理的な戦いとしてスリリングなものとなっています。

ラストのシーンなのですが、呪縛から解放されたように見えますが、それが「夢」なのか「現実」なのかは、はっきりしません。
あなたにはどう映りましたでしょうか?

『ファントム・スレッド』では、アカデミー衣装デザイン賞を受賞したファッションの数々も楽しむことができ、ジョニー・グリーンウッドによる美しい旋律も耳に残ります。

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『ファントム・スレッド』は、名優ダニエル・デイ=ルイスの引退作となると共に、ポール・トーマス・アンダーソンによる素晴らしいラブストーリーです。

物語では、気難しく完璧主義な仕立て屋の男性と、彼にとって完璧なスタイルを持つ女性が出会い、二人の価値観の違いから奇妙な恋愛関係を築いていく様子が描かれています。

丹念に溶かしたバターで炒めたアスパラガス、まるでスプーンをかじるような食べ方、そして巧みな描写を使って毒キノコと食事の違いを際立たせ、2人の意見の相違を浮き彫りにし、その結果として関係がますます深まっていく様子は見事でした。

強い人が自分だけに見せる弱さに引き寄せられる感覚は分からないわけではありませんが、その優越感と支配欲を愛と混同してしまう危険性は恐ろしく、しかも相手もそれを受け入れるとは、まあ奇妙な愛の形と言えるでしょう。

このような状況を、ポール・トーマス・アンダーソン監督は非常に美しい映像、音楽、美術で描いています。

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『ファントム・スレッド』は、1950年代のロンドンで、仕立て屋を営むレイノルズと彼の姉シリルを中心に展開しています。
彼らはイギリスのファッション業界の中心的存在で、皇族や著名人にドレスを提供しています。

彼らは「完璧な世界」を築き上げています。

しかし、そんな中でレイノルズは田舎娘のアルマと恋に落ち、やがて結婚します。
二人はお互いを愛しているのですが、レイノルズは現状を維持したいと願っている一方で、アルマは独占欲と自分の存在価値を示したいと望んでいます。

~こうして対立が生まれていきます。~

映像、衣装、音楽、すべてが美しいです。

『ファントム・スレッド』はアカデミー賞を受賞した衣装たちやセンスの良いインテリア、小道具、そしてレイノルズのアトリエ兼自宅であるジョージ王朝時代のタウンハウスなどによって、独特な世界観が構築されています。

完璧さが全面に押し出されていますが、完璧な美しさには脆さも秘められています。が、頂点を追求するほど、わずかな違和感やミスで全てが崩れる危険性があるということです。この危険性はレイノルズの内面を反映しているようにも思えました。

役者たちの演技も素晴らしかったですね。

ダニエル・デイ=ルイスは彼自身も完璧主義者であり、この作品が引退作にふさわしいと思わせるほどの演技を見せていました。
さらに、レスリー・マンヴィルが演じるアルマの気さくなおば様のキャラクターも素晴らしいです。

まとめると、この映画はポール・トーマス・アンダーソン監督の完璧主義な演出が光る作品です。
全てが完璧に整えられた美しい世界観が作り出され、その中で物語が進んでいきます。

「完璧な美しさには、脆さもあることを忘れずに!」

映画『ファントム・スレッド』評価は?

評価サイトみんなのシネマ(10点満点)IMDb
(10点満点)
Filmarks
(5点満点)
Yahoo!映画
(5点満点)
点数6.577.43.73.5
評価サイトの特徴・映画情報/上映中の映画に!
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映画『ファントム・スレッド』まとめ

映画『ファントム・スレッド』エンタメのまとめ

・サントラはこちら

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