映画『燃ゆる女の肖像』あらすじ、動画を無料視聴する方法と配信サービスを紹介!

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POINT:
・『燃ゆる女の肖像』は2019年にフランスで公開された恋愛映画で、セリーヌ・シアマが監督し、ノエミ・メルランとアデル・エネルが主演、ルアナ・バイラミ、ヴァレリア・ゴリノが加わった。
・『燃ゆる女の肖像』は18世紀のフランスの孤島を舞台に、結婚を控えた貴族の娘と女性画家の恋愛を描き、多くの映画賞を受賞し、LGBT映画の評価が高かった。
・『燃ゆる女の肖像』の撮影はブルターニュとセーヌ=エ=マルヌ県で行われ、アーティストのエレーヌ・デルメールが映画内の絵画とスケッチを制作した。
・『燃ゆる女の肖像』は2019年にカンヌ国際映画祭で初上映され、その後他の映画祭や国際で公開された。
・関連作:『めぐり逢う朝』(1991)『アデル、ブルーは熱い色』(2013)『君の名前で僕を呼んで』(2017)『モロッコ、彼女たちの朝』(2019)『秘密の森の、その向こう』(2021)
目次

映画『燃ゆる女の肖像』あらすじ・動画

映画『燃ゆる女の肖像』あらすじ

~あらすじ~
画家のマリアンヌはブルターニュの貴婦人から、娘のエロイーズの見合いのための肖像画を頼まれる。
だが、エロイーズ自身は結婚を拒んでいた。
身分を隠して近づき、孤島の屋敷で密かに肖像画を完成させたマリアンヌは、真実を知ったエロイーズから絵の出来栄えを否定される。
描き直すと決めたマリアンヌに、意外にもモデルになると申し出るエロイーズ。
キャンバスをはさんで見つめ合い、美しい島を共に散策し、音楽や文学について語り合ううちに、恋におちる二人。
約束の5日後、肖像画はあと一筆で完成となるが、それは別れを意味していた──。

映画『燃ゆる女の肖像』予告動画

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映画『燃ゆる女の肖像』無料視聴する方法と配信サービス

映画『燃ゆる女の肖像』無料視聴する方法

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映画『燃ゆる女の肖像』監督・キャスト、原作紹介

映画『燃ゆる女の肖像』基本情報

本作(タイトル)燃ゆる女の肖像/Portrait de la jeune fille en feu
公開年2019年
上映時間/再生時間2時間
監督セリーヌ・シアマ
キャストマリアンヌ・・・ノエミ・メルラン
エロイーズ・・・アデル・エネル
ソフィ・・・ルアナ・バイラミ
伯爵夫人(エロイーズの母親)・・・ヴァレリア・ゴリノ
音楽
パラ・ワン(ジャン=バティスト・デ・ラウビエ)、アーサー・シモニーニ
主な受賞歴・第72回カンヌ国際映画祭(2019年)脚本賞
制作会社/配給元リリーズ・フィルムズ/ピラマイド・フィルムズ、ギャガ

映画『燃ゆる女の肖像』原作紹介

脚本:セリーヌ・シアマ

映画『燃ゆる女の肖像』関連作品

関連作として、『めぐり逢う朝』(1991)『アデル、ブルーは熱い色』(2013)『君の名前で僕を呼んで』(2017)『モロッコ、彼女たちの朝』(2019)『秘密の森の、その向こう』(2021)を取り上げます。

この5本の映画に共通する点は「恋愛」と「社会」というテーマです。それぞれの作品では恋愛に対する価値観や社会的な問題が描かれており、私たち観客に感動や考えさせられるものを与えています。

ここではそれぞれの映画の制作秘話や役者秘話などを紹介します。

 

まず『めぐり逢う朝』ですが、この映画はフランスの有名な小説家フランソワーズ・サガンの小説を原作としています。主人公のジャン=ピエール・マリエルは当時40歳でしたが、原作では20代の若者が主人公です。

監督のアラン・コルノーはマリエルに惚れ込んで彼を起用しましたが、原作者のサガンは最初このキャスティングに納得しなかったそうです。しかし撮影が進むにつれて彼女もマリエルの演技に感動し、最終的には映画化に満足したと言われています。

 

次に『アデル、ブルーは熱い色』です。この映画はカンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞しました。

しかし、その裏では監督のアブデラティフ・ケシシュと主演のアデル・エグザルホプロスとレア・セドゥの間に確執がありました。
特に問題となったのは、10分に及ぶ濡れ場のシーンです。このシーンは6日間もかけて撮影されたそうで、役者たちは監督の指示に従って無理な体勢や動きを強いられたと訴えました。

また、この映画はフランスの同性愛者のコミュニティからも批判を受けました。彼らは映画が同性愛者のリアリティを無視していると感じたからです。

 

続いて『君の名前で僕を呼んで』ですが、この映画はイタリアの田舎で撮影されました。

監督のルカ・グァダニーノは役者たちに現地に住み込んで撮影に臨むことを求めました。主演のティモシー・シャラメとアーミー・ハマーは共に家族を連れてきて、現地の言葉や文化に触れながら親交を深めました。

また、この映画ではピーチが重要な役割を果たしますが、実はこのピーチはイタリアではなくフランスから取り寄せたものだったそうです。理由はイタリアのピーチは中が赤くて血みどろに見えるからだとか。

 

次に『モロッコ、彼女たちの朝』ですが、この映画はモロッコで初めて女性監督が手掛けた作品です。

『モロッコ、彼女たちの朝』では、未婚の妊娠がタブーとされるイスラム社会で苦悩するサミアという女性が主人公です。彼女はパン屋を営むシングルマザーのアブラと出会い、心を通わせていきます。監督のマリヤム・トゥザニは自身の経験をもとにしてこの映画を作りました。

彼女は子供の頃、両親が未婚の妊婦を家に迎え入れて面倒を見たことがあったそうです。その妊婦と母親との関係性が印象に残っており、それを映画化したいと思ったと言っています。また、主演のルブナ・アザバルさんは監督と親友であり、短編映画から一緒に仕事をしてきました。

主人公のアイダは妊娠したことで社会から拒絶される女性ですが、トゥザニも若い頃に妊娠して結婚せずに出産したことがあります。彼女はその時の苦しみや孤独を映画に反映させました。主演のルブナ・アザバルはトゥザニと親友であり、彼女の話を聞いて感動して出演を決めたそうです。

 

『秘密の森の、その向こう』の監督はセリーヌ・シアマです。フランス出身で、女優としても活躍しています。これが2作目の長編映画です。『秘密の森の、その向こう』では、レズビアンカップルとして暮らすジョセフィーヌとガブリエルという女性が主人公です。彼女たちはジョセフィーヌの祖母が亡くなったことをきっかけにカナダに旅立ちます・・・。

この映画は監督のセリーヌ・シアマが自身の祖母からインスピレーションを得て作ったものです。彼女は祖母が亡くなった後、カナダに行って祖母が暮らしていた家を見たことがあったそうです。その時に感じた祖母への愛情や先住民族への関心を映画にしたいと思ったと言っています。

 

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『めぐり逢う朝』(1991)

~あらすじ~
 演奏のため家を離れていた時に妻が他界したサント=コロンブは、二人の娘を世俗から隔離し、ジャンセニストとして妻に捧げる音楽の演奏に没頭する。彼の心打つ演奏はルイ14世の元にも伝わり宮廷音楽家として招かれるも、頑に拒否をする。その噂を聞きつけた若き音楽家マラン・マレは、彼に演奏を学びながら彼の娘マドレーヌとも結ばれ、宮廷での仕事も得て出世を計るのだが…。
出典:Amazon

監督:アラン・コルノー
出演:ジャン=ピエール・マリエル、ジェラール・ドパルデュー、アンヌ・ブロシェ、ギヨーム・ドパルデュー、カロリーヌ・シオル

『アデル、ブルーは熱い色』(2013)

~あらすじ~
高校生のアデルは、交差点ですれ違ったブルーの髪の女性エマと視線を交わした瞬間、心を奪われた。
偶然にもバーで再会を果たし、知的でミステリアスなエマにますます魅了されていく。
週末、ふたりきりでデートに出かけ、見つめ合い、キスを交わし、そして互いを求めあった。
初めて知る愛の歓び。情熱と刺激に包まれた運命的な愛に、アデルは身も心ものめりこんでいく…。
出典:Amazon

監督:アブデラティフ・ケシシュ
出演:アデル・エグザルホプロス、レア・セドゥ、サリム・ケシゥシュ、モナ・ヴァルラヴェン、ジェレミー・ラユルト

『アデル、ブルーは熱い色』(2013)はこちらから

『君の名前で僕を呼んで』(2017)

~あらすじ~
1983年夏、北イタリアの避暑地。17歳のエリオは、アメリカからやって来た24歳の大学院生オリヴァーと出会う。彼は大学教授の父の助手で、夏の間をエリオたち家族と暮らす。はじめは自信に満ちたオリヴァーの態度に反発を感じるエリオだったが、まるで不思議な磁石があるように、ふたりは引きつけあったり反発したり、いつしか近づいていく。やがて激しく恋に落ちるふたり。しかし夏の終わりとともにオリヴァーが去る日が近づく…。
出典:Amazon

監督:ルカ・グァダニーノ
出演:ティモシー・シャラメ、アーミー・ハマー、マイケル・スタールバーグ、アミラ・カサール

『モロッコ、彼女たちの朝』(2019)

~あらすじ~
モロッコのカサブランカ。未婚の母がタブーとされるイスラム社会で、仕事も住まいも失い、路上を彷徨っていたサミア。そんな彼女を救ったのは、小さなパン屋を営むアブラだった。パン作りが得意なサミアの存在は、夫を亡くし、幼い娘との暮らしを守ろうと必死に働く孤独なアブラの生活に光をもたらす。やがて商売が軌道に乗ったある日、サミアに陣痛が始まる。サミアは生まれる子の幸せを願い、養子に出すことを覚悟していたが…。
出典:Amazon

監督:マリヤム・トゥザニ
出演:ルブナ・アザバル、ニスリン・エラディ、ドゥア・ベルハウダ、アジズ・ハッタブ、ハスナ・タムタウイ

『秘密の森の、その向こう』(2021)

~あらすじ~
8歳のネリーは両親と共に、森の中にぽつんと佇む祖母の家を訪れる。
大好きなおばあちゃんが亡くなったので、母が少女時代を過ごしたこの家を、片付けることになったのだ。
だが、何を見ても思い出に胸をしめつけられる母は、一人出て行ってしまう。
残されたネリーは、かつて母が遊んだ森を探索するうちに、自分と同じ年の少女と出会う。
母の名前「マリオン」を名乗るその少女の家に招かれると、そこは“おばあちゃんの家”だった──。
出典:Amazon

監督:セリーヌ・シアマ
出演:ジョセフィーヌ&ガブリエル・サンス、ニナ・ミュリス、マルゴ・アバスカル、ステファン・ヴァルペンヌ

映画『燃ゆる女の肖像』口コミ(見どころ・感想)

映画『燃ゆる女の肖像』口コミ(見どころ・感想)

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とても良かったですね。雰囲気的には、岩井俊二監督の『リップヴァンウィンクルの花嫁』(2016)に似ているかもしれません。
この映画は、一枚の絵画のようなシーンが何気なく描かれており、画的な満足度も非常に高かったです。

また、この物語は「肖像画を描くこと」というテーマで展開しており、描く人と描かれる人の間の眼差しに重要な意味が込められています。

この映画が「眼差しを交わす」と表現しているのは、必ずしも彼女たちがお互いを見つめ合っているわけではなく、むしろ一方的な見る/見られるが相互に存在していることが重要な要素として描かれています。

現実的にも、相手を見つめ合うことは一瞬の出来事であり、一方的に見つめられる眼差しが関係性を形成することもあるのかもしれません。特に、炎を通して見つめ合うシーンは印象的ですが、ラストシーンは本当に素晴らしかったです。

監督が選んだ演出に対する勇気と、それにこたえる演者たちの静かで迫力のある演技は、見事だと思いました。

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この映画は、エモーショナルな作品です!最後の演出はとてもスタイリッシュです!
マリアンヌ、エロイーズ、ソフィという3人の女性は、秘密と罪悪感を共有することで距離を縮めていきます。

エロイーズがゆっくりと自分の素顔をマリアンヌに見せていく過程は、感動的でした。マリアンヌが最初に描いた肖像画と後で見返すと、全く似ていないことも印象的でした。

本人をじっくりと「視て」描かなければ、本当に似せることはできないのだろうと感じました。
そして、エロイーズの肖像画を描く際に、あそこの鏡を使う演出がすごく憎らしいと思いました。

絵画の中に秘密の要素を忍び込ませるアイデア(アイテム)も素敵です。

最後に、涙を流すエロイーズを見つめるマリアンヌも感動的でした。

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フランス語で愛を語るのも納得の感動ですね。

百合の描写最高です!この映画は、人を選ぶ作品だと思います。途中まで、何を描くつもりなのか理解できませんでした。

しかし、途中から突如として物語が燃え上がり、新たな方向に向かって進んでいき、そのときにやっと、「ああ、そういうことを描きたかったのか」と気づくことができました。少し鈍感な私ですが、それでもこの映画の魅力を感じることができました。

この映画は、脚本と監督が女性であることを推理することができます。

主役の画家、貴族の令嬢、召使の3人の顔が魅力的で、表情や目線も素晴らしいです。
(男性の方は、この3人の女性を見るだけでも十分に満足することでしょう。)

ストーリーテリングは緻密で、繊細で巧妙です。

物語は18世紀のフランスを背景にしていますが、全体的な雰囲気は文学的であり、その魅力に惑わされてはいけません。
この作品は、圧迫された女性を描いたものであり、その力強さには他に類を見ないものがあります。

ですので、女性には特におすすめしたいです。

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セリーヌ・シアマ監督、2019年の作品です。

予告編でグザヴィエ・ドランもこの作品を褒めていたので、すぐに見ることにしました。「非常に充実した素晴らしい映画でした!」

静かで淡々と進行しているのに、なぜか終始ハラハラしながら観ていたんですよね。

さて、船が荒波に揺れる冒頭から事件が起きます。

画家のマリアンヌ(ノエミ・メルラン)は肖像画の依頼を受けて孤島の館に向かっていますが、船からキャンバス入りの木箱が海に落ちてしまいます。彼女は必死になって海に飛び込んで取り戻します。

マリアンヌを始め、結婚を拒み、崖から身を投げたと言われるエロイーズの姉、望まぬ妊娠を秘密裏に中絶するメイドのソフィ、これらの女性たちはみんな命がけで行動していることが伝わってきます。

エロイーズは姉の代わりとなって縁談を進められていますが、全身から硬直したオーラが漂っており、それが修道院での暮らしの影響だけではないと感じます。

彼女も結婚に対する不安や抵抗を抱えているのです。それにもかかわらず、エロイーズは純粋な心や音楽や文学への愛に溢れ、なんだかドキドキしてしまいます。

「肖像画は必ず完成するのか」と心配ですか?

「エロイーズとマリアンヌの関係が周囲に知れ渡ってしまうことはないのでしょうか?」
「エロイーズが自殺してしまうことはないと信じていますが…!」

この映画には静かでありながら、常に緊張感が漂っており、作り手の才能を感じさせます。

音楽のほうはほとんど流れず、マリアンヌが演奏する「四季」の「夏」や、3人が出かけた夜に出会った集落の女性たちの合唱、そして終盤のオーケストラの演奏も「四季」の「夏」です。これらの音楽は心を揺さぶります。

そしてエンディングのエロイーズの表情からも、決して悲劇ではないことが伝わってきます。

「エロイーズとマリアンヌが過ごした時間」は甘美であり、互いだけが知る心の触れ合いだと思うのです。

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この映画は恋愛映画にふさわしく、美しい映像にも圧倒されます。
特に印象的なのは、夜のお出かけの最後にエロイーズのスカートに火が燃え移るシーンでした。

ベルトルッチ監督の映画『ドリーマーズ』(2003)でも、エヴァ・グリーンの髪に火が燃え移るシーンがありますが、これは心の中でなにかが弾ける瞬間を象徴しているのかもしれません。

本作でも、マリアンヌの中で未知の感情が生まれる瞬間が描かれていると感じました。(私の解釈かもしれませんが。)

この映画は美しく、まるで古い映画を観ているかのようでした。丁寧な撮影と俳優の演技が素晴らしい雰囲気を作り出しています。

画家のマリアンヌと令嬢のエロイーズの引かれあう描写は上品で細やかであり、セリーヌ・シアマ監督の才能が光っています。

主演のノエミ・メルランとアデル・エネルの演技も素晴らしいですが、特筆すべきはメイドのソフィ役のルアナ・バイラミの演技です。彼女の演技には、ある場面で声が出てしまうほどの残酷な演出がありましたが、同時に素晴らしい演出でもあると思いました。

フランスの映画は一括りにはしたくないけれども、フランスの映画には特有のリズムがあり、大げさな演出は少なく、心の通い合いが繊細に描かれていて、私にとってとてもぴったりだと思います。

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この映画は画家と令嬢(モデル)としての役割を超えた関係が描かれており、その後、女性のメイドまでもが加わりながら、男女の格差や差別が描かれています。

男性中心の社会に抑圧される女性や立ち向かっていく女性というテーマの映画は多く存在しますが、『燃ゆる女の肖像』に登場する女性たちはただ凛としているだけです。その存在感をただ画面上に映すという形で表現していました。

この映画は階級社会や性差別がまだ濃く存在していた時代を舞台にしており、自分らしくあり続けるための選択をしなければならない女性たちを美しく描いた作品です。静かで美しい、至高のロマンス映画です。

フランス映画ならではの芸術性があり、ストレートな描写がない分、前半は官能的な雰囲気を漂わせています。その魅力に引き込まれるように、思わず見入ってしまいます。

セリーヌ・シアマ監督の絶賛も納得です。テーマは言うまでもなく、繊細なストーリーや心理描写が特徴です。彼女の作品はもっと現代的な雰囲気がありますが、この映画も同じく魅力を感じます。

当時の自由な恋愛が叶わないという葛藤や苦悩が言葉に頼らずに描かれています。

ラストシーンでは「彼女」がずっと「彼女」を想い続けていた様子が描かれており、もどかしさと深い余韻を残して物語が終わります。
ブルーヘアのレア・セドゥ様に魅了される『アデル、ブルーは熱い色』には敵わないかもしれませんが、私はこの作品もとても好きです。

視線を通じて物語が構築されているのが特徴で、片方だけが相手を見ている時や互いに視線が交わった時、その描写は繊細で緊張感さえ感じさせます。

また、絵画のように美しい風景もこの物語にぴったりで、芸術的な感性を刺激してくれます。衣装の色が鮮やかで素晴らしいですよね。
ただ、その美しさは同性愛関係によるものではなく、社会的弱者である女性たちの禁断の愛を表現していると感じました。

この映画では、結婚相手の強制や堕胎、仕事の制約など、弱い立場にある女性たちが描かれていますが、同時に彼女たちの真の強さも見出せる作品だと思います。

島や村の女性たちが合唱するシーンでは、その力強さに圧倒されました。彼女たちはお互いを支え合って生きているようで、私もこのようなコミュニティで生きていきたいと思いました。 また、燃え盛る炎の描写も美しいですね。

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この作品では、マリアンヌとエロイーズがオルフェウスの神話を異なった解釈で表現しています。
そして、物語の終盤でその解釈が効果的に活かされています。

なぜ彼女たちは振り返ったのか、なぜ振り返らなかったのか。この謎めいた展開も非常に興味深いです。

これまで観た映画の中で、私は『ニュー・シネマ・パラダイス』(1988)のラストシーンを最も美しいと思っていましたが、この作品も非常に素晴らしかったです。個人的には、ラストシーンのベスト10に入るほど。

私は恋愛映画はほとんど観ないし、観るとしても愛の終わりを描いた作品が好きですが、この映画のような二人の愛の在り方(特にエロイーズ)は私に新たな扉を開いてくれたような気がします。

映画『燃ゆる女の肖像』評価は?

評価サイトみんなのシネマ(10点満点)IMDb
(10点満点)
Filmarks
(5点満点)
Yahoo!映画
(5点満点)
点数6.918.14.03.8
評価サイトの特徴・映画情報/上映中の映画に!
・評論家コラムや、監督やキャストへのインタビュー記事多い
・海外オンラインデータベース
・Amazon運営
・急成長中! SNSシェア強し
・過去作品、評価も厳しめ!?
・最初に見る。評価甘めかな!?
v・Yahoo!運営

本作品の配信情報は2023年11月12日時点のものです。
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映画『燃ゆる女の肖像』まとめ

映画『燃ゆる女の肖像』エンタメのまとめ

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