・『顔のない眼』(1959)は、フランスのパリにあるフルーヴ・ノワール社の同名小説から映画化した、フレンチホラー”の名作。ノワール社はミステリに強い出版社と知られている。
・『顔のない眼』は、モノクロ仕上がりだが、そのモノクロの持ち味がよく生かされている作品。公房×勅使河原の「他人の顔」もあるが・・・。
・『顔のない眼』は、パリのグラン・ギニョール劇場の最終期の上演作品として、演劇化された。
・関連作:『第三の男』(1949)『心のともしび』(1954)『ウィッカーマン』(1973)
映画『顔のない眼』あらすじ・動画
映画『顔のない眼』あらすじ
~あらすじ~
高名な医師ジェネシュ博士の娘クリスティーヌは交通事故で顔に大やけどを負い、仮面をつけて森の中の屋敷でひっそりと暮らしていた。
娘に顔を取り戻すため博士は若い娘を誘拐してその顔の皮膚を娘に移植しようとする…。出典:Amazon
映画『顔のない眼』予告動画
「顔のない眼」Les Yeux sans visage(1959年仏・伊)
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映画『顔のない眼』監督・キャスト、原作紹介
映画『顔のない眼』基本情報
本作(タイトル) | 顔のない眼/Les Yeux Sans Visage |
公開年 | 1959年 |
上映時間/再生時間 | 1時間30分 |
監督 | ジョルジュ・フランジュ |
キャスト | ジェネシュ博士・・・ピエール・ブラッスール ルイーズ・・・アリダ・ヴァリ クリスティーヌ・・・エディット・スコブ エドナ・・・ジュリエット・メニエル パロー・・・ アレクサンドル・リニョー ポーレット ・・ ベアトリス・アルタリバ |
音楽 | モーリス・ジャール |
主な受賞歴 | ― |
制作会社/配給元 | ジュール・ボルコン/東和 |
映画『顔のない眼』原作紹介
脚本:ボワロー=ナルスジャック、ジャン・ルドン、クロード・ソーテ
映画『顔のない眼』関連作品
映画好きなら一度は見たことがあるでしょう。
キャロル・リード監督の『第三の男』(1949)と『ウィッカーマン』(1973)、ダグラス・サーク監督の『心のともしび』(1954)を取り上げています。
これらの作品の共通点を紹介します。
まず共通しているのは、ジョセフ・コットンとオーソン・ウェルズが出演していることです。この二人は実生活でも親友でしたが、映画では敵対する役柄を演じることが多かったのです。
『第三の男』では、戦後のウィーンで闇市を仕切るハリー・ライム(ウェルズ)を追う作家ホリー・マーチンス(コットン)、『ウィッカーマン』では、カリブ海の島で独裁者ゼロス(ウェルズ)に立ち向かう政府要人ジョージ・アーノルド(コットン)という設定です。この二人の対決シーンはどちらも見ごたえがありますが、特に『第三の男』では有名な大観覧車や下水道での追跡劇が印象的です。
次に共通しているのは、「メロドラマ」と「ノワール」というジャンルを融合させていることです。
「メロドラマ」とは感情的な愛や苦悩を描く映画であり、「ノワール」とは暗く陰惨な雰囲気や犯罪や背徳を描く映画です。これらのジャンルを組み合わせることで、登場人物たちの複雑な心理や運命をより深く表現することができます。
『心のともしび』では、富豪の未亡人キャリー(ワイマン)と庭師ロン(ハドソン)の恋愛を描きますが、彼らの関係は周囲の偏見や階級の壁によって妨げられます。この作品は、サーク監督の代表作としてメロドラマの傑作とされていますが、同時にノワール的な要素も含んでいます。例えば、キャリーの息子が事故で死ぬシーンや、ロンがキャリーを裏切るシーンなどが、ノワール映画に見られる悲劇的な展開なわけです。
最後に共通している点ですが、社会的なメッセージを持っていることです。これらの映画は、単にエンターテイメントとして楽しむだけでなく、当時の世界情勢や社会問題にも目を向けさせる作品です。
『第三の男』では、戦争の犠牲者や貧困層を利用するハリー・ライムの悪行や、四カ国に分割されたウィーンの混乱した状況が描かれます。『心のともしび』では、女性や労働者階級の立場や権利を問題にします。『ウィッカーマン』では、独裁政治や人権侵害に対する抵抗や批判が表現されます。これらの映画は、観客に感動やスリルだけでなく、考えさせるものを与える作品です。
以上が、『第三の男』『心のともしび』『ウィッカーマン』の共通点でした。
以下の作品のDVDパッケージ「画像」をクリックすると、Amazon・楽天で作品詳細等を確認することができます。
『第三の男』(1949)
監督:キャロル・リード
出演:ジョセフ・コットン, オーソン・ウェルズ, アリダ・ヴァリ
・第23回アカデミー賞(1951年)撮影賞
・第3回カンヌ国際映画祭(1949年)パルム・ドール
・第3回英国アカデミー賞(1949年)英国作品賞
『心のともしび』(1954)
~あらすじ~
道楽息子のボブは湖で高速ボートを転覆させ病院に搬送されるが、
湖のそばに暮らすフィリップ医師が所有する蘇生器により一命をとりとめる。
一方、フィリップ医師は同じ頃、持病の発作を起こし亡くなってしまう。
ボブはフィリップ博士の妻ヘレンに金を渡そうとするが、彼女は受け取らなかった。
罪の意識に苛まれ酒浸りだったボブは、やがてヘレンとの交流をとおして正しく生きようと決意する。出典:Amazon
監督:ダグラス・サーク
出演:ジェーン・ワイマン、ロック・ハドソン、バーバラ・ラッシュ、オットー・クルーガー、アグネス・ムーアヘッド
『ウィッカーマン』(1973)
監督:キャロル・リード
出演:ジョセフ・コットン、オーソン・ウェルズ、アリダ・ヴァリ
映画『顔のない眼』口コミ(見どころ・感想)
映画『顔のない眼』口コミ(見どころ・感想)
残酷シーンもあり全体に怪奇なところもありますが・・・。
フランスとイタリアによる共同製作作品ですが、言語にはフランス語が使われています。
高名な医師のジェネシュ博士には、クリスティーヌという娘がいますが交通事故にあい命は助かったものの顔に酷い火傷の痕が残ってしまったのです。
人目を避け仮面を着けて暮らす娘の顔を元通りにしようと、若い娘の誘拐を決行します。
女性の皮膚を切り取るという残酷シーンもあり全体に怪奇なところもありますが、抒情的な面を押し出している作品です。
~感想~
全編が白黒フィルムであるのでどことなくクラシックな雰囲気を醸し出していますが、細やかな心情を的確に表現している味わい深い作品です。
特に一見すると娘のために倫理に反することをしている博士が、娘のためというよりも自分自身のために犯罪に手をそめている様子が、わかりやすく表現されています。
自分のために人を傷つけないで欲しいと訴える健気な娘に対しての冷酷な対応が、何とも悪役らしいです。
つかまえられたポーレットを逃がすために博士の助手を刺殺するクリスティーヌは、さらに犬を放して父親を足止めします。
放された犬は飼い主である博士に襲い掛かりかみ殺してしまうといった残酷シーンはありますが、全体に上品にまとまっているのが好印象です。
最後にはクリスティーヌが、ドレスの長い裾をひるがえして森の奥へと入っていきます。
映画『顔のない眼』評価は?
評価サイト | みんなのシネマ(10点満点) | IMDb (10点満点) | Filmarks (5点満点) | Yahoo!映画 (5点満点) |
点数 | 6.6 | 7.6 | 3.8 | 3.6 |
評価サイトの特徴 | ・映画情報/上映中の映画に! ・評論家コラムや、監督やキャストへのインタビュー記事多い | ・海外オンラインデータベース ・Amazon運営 | ・急成長中! SNSシェア強し ・過去作品、評価も厳しめ!? | ・最初に見る。評価甘めかな!? ・Yahoo!運営 |
※本作品の評価情報は2023年11月1日時点のものです。
映画『顔のない眼』まとめ
映画『顔のない眼』エンタメのまとめ
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