・映画『アンネの日記』(1959)はアメリカ合衆国の白黒映画。
・アンネ・フランクの著書『アンネの日記』を原作とし、脚本はフランセス・グッドリッチ、アルバート・ハケット。はじまりは「1942年・・」から始まる日記を読みはじめる。
・関連作:『サウンド・オブ・ミュージック』(1964) 『さよなら子供たち』(1987) 『シンドラーのリスト』(1993) 『戦場のピアニスト』(2002)
映画『アンネの日記』あらすじ・動画
映画『アンネの日記』あらすじ
~あらすじ~
ナチスが徹底的にユダヤ人を迫害する中で、狭い屋根裏部屋にひっそり隠れ住みながら、なお人間の良心を信じ、少女の思春期の様々な思いをみずみずしい感性で書き綴った一人の少女アンネ・フランク。
15歳で短い生涯を閉じた彼女の日記を元に、「ジャイアンツ」の名匠ジョージ・スティーブンスが、彼女の喜びや悲しみをそのまま描き出し、世界中の人々が涙を流した感動名作。
アンネを演じるのは、1万人の候補者の中から選ばれた瞳が美しい長女ミリー・パーキンス。多感な少女の恋の憧れ、大人への疑問、そして同居人ペーターとの間に芽生えた淡い初恋など、アンネの心の軌跡をゆたかな感性と素直な演技でたどってゆく。最後のペーターと別れの口付けを交わすシーンは決して忘れられない悲しい場面である。出典:Amazon
映画『アンネの日記』予告動画
The Diary of Anne Frank
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映画『アンネの日記』監督・キャスト、原作紹介
映画『アンネの日記』基本情報
本作(タイトル) | アンネの日記/The Diary of Anne Frank |
公開年 | 1959年 |
上映時間/再生時間 | 2時間30分 |
監督 | ジョージ・スティーヴンス |
キャスト | アンネ・フランク・・・ミリー・パーキンス オットー・フランク・・・ジョセフ・シルドクラウト ファン・ダーン夫人・・・シェリー・ウィンタース ファン・ダーン氏・・・ルー・ジャコビ ピーター・・・リチャード・ベイマー マルゴット・・・ダイアン・ベイカー デュッセル・・・エド・ウィン クラレル・・・ダグラス・スペンサー |
音楽 | アルフレッド・ニューマン |
主な受賞歴 | ・第32回アカデミー賞(1960年)助演女優賞、美術賞、撮影賞 |
制作会社/配給元 | ジョージ・スティーヴンス(監督)、20世紀フォックス/20世紀フォックス |
映画『アンネの日記』原作紹介
脚本:フランセス・グッドリッチ、アルバート・ハケット
映画『アンネの日記』関連作品
関連作として、『サウンド・オブ・ミュージック』(1964) 『さよなら子供たち』(1987) 『シンドラーのリスト』(1993) 『戦場のピアニスト』(2002)を取り上げます。
これらの映画はいずれも第二次世界大戦中のヨーロッパを舞台にした作品となっています。しかし、それぞれが異なる視点やテーマで、戦争の悲劇や人間の尊厳を描いており、私たちに強い感動や衝撃を与えました。共通点や違い、制作や出演にまつわる秘話やデータなどについて紹介します。
『サウンド・オブ・ミュージック』は1964年に公開されたミュージカル映画です。ナチスに占領されたオーストリアで、修道女マリアがトラップ家の家庭教師となり、7人の子どもたちと音楽を通じて心を通わせていく姿を描いています。この映画は実話に基づいており、日本人でもお馴染みの「ドレミの歌」「私のお気に入り」「エーデルワイス」などの名曲が、劇中で歌われています。『サウンド・オブ・ミュージック』アカデミー賞で作品賞や監督賞など5部門を受賞し、世界中で大ヒットしました。
『さよなら子供たち』は1987年に公開されたフランス映画で、ナチス占領下のフランスの寄宿学校で、転入生ジャンと同級生ジュリアンが友情を育むが、ジャンがユダヤ人であることが発覚してしまうという物語です。この映画は監督のルイ・マル自身の少年期の体験に基づいており、ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞しました。この映画はモノクロで撮影されており、戦争の恐怖や子どもたちの無垢さをリアルに表現しています。
『シンドラーのリスト』は1993年に公開されたアメリカ映画で、ナチスによるユダヤ人大虐殺(ホロコースト)の中で、ドイツ人実業家オスカー・シンドラーが1,100人以上のユダヤ人を自らの工場に雇って命を救ったという実話を描いています。『サウンド・オブ・ミュージック』はスティーヴン・スピルバーグ監督が10年以上かけて制作した作品であり、アカデミー賞で作品賞や監督賞など7部門を受賞しました。この映画もほとんどがモノクロで撮影されており、赤い服の少女などのパートカラーが印象的です。
最後に、『戦場のピアニスト』は2002年に公開されたイギリス・フランス・ドイツ・ポーランド合作の映画です。ポーランドの名ピアニストだったヴワディスワフ・シュピルマンが、ナチスによるポーランド侵攻やワルシャワ・ゲットーの設置などを経験しながら、音楽と人々の助けで生き延びていく姿を描いています。『戦場のピアニスト』はシュピルマン自身の回想録に基づいており、アカデミー賞で監督賞や主演男優賞など3部門を受賞しました。カラーで撮影されており、戦争の悲惨さやピアニストの孤独さが色彩に表れています。
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『サウンド・オブ・ミュージック』(1964)
監督:ロバート・ワイズ
出演:ジュリー・アンドリュース、 クリストファー・プラマー、 エレノア・パーカー、 リチャード・ヘイドン
『さよなら子供たち』(1987)
~解説・あらすじ~
ルイ・マル監督が描く、自伝的色彩が濃厚なナチス占領時代の少年もの。1944年、ナチス占領時代のフランス。パリからカトリック寄宿学校に疎開している12歳の少年ジュリアン・カンタンの学校に、ある日ジャン・ボネという少年が転入してくる。彼は少し変わってはいるが、数学、国語、ピアノなど学業優秀でジュリアンのライバルとなった。初めはどこか打ち解けない2人だったが、次第に連帯感が生まれてきたその頃、ふとしたことからジュリアンは、彼が偽名を使って転入してきたユダヤ人であることを知る……。出典:TSUTAYA DISCAS
監督:ルイ・マル
出演:ガスパール・マネス
『シンドラーのリスト』(1993)
~あらすじ・解説~
ナチによるユダヤ虐殺をまのあたりにしたドイツ人実業家オスカー・シンドラーは、秘かにユダヤ人の救済を決心する。彼は労働力の確保という名目で、多くのユダヤ人を安全な収容所に移動させていくのだが……。スピルバーグが長年あたためていたT・キニーリーの原作を遂に映画化。念願のアカデミー賞(作品・監督・脚色・撮影・編集・美術・作曲)に輝いた作品。出典:TSUTAYA DISCAS
監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:リーアム・ニーソン、 ベン・キングズレー、 レイフ・ファインズ
『戦場のピアニスト』(2002)
監督:ロマン・ポランスキー
出演:エイドリアン・ブロディ、 トーマス・クレッチマン、 フランク・フィンレイ
以上が、映画『サウンド・オブ・ミュージック』『さよなら子供たち』『シンドラーのリスト』『戦場のピアニスト』についての紹介でした。これらの映画は戦争という共通の背景を持ちながらも、それぞれ異なるジャンルや手法で作られておりますが、私たちに多様な感情や考えを与えてくれます。また、実話や実在の人物に基づいて作られており、歴史的な事実や証言にも触れることができることからも、戦争映画としてだけではなく、人間ドラマとしても優れた作品であると言えるでしょう。
映画『アンネの日記』口コミ(見どころ・感想)
映画『アンネの日記』口コミ(見どころ・感想)
たまにはこうした真面目で、自分の生活を振り返るような映画も良いと思いました。
主人公のアンネが戦時中、ナチス占領下のドイツでどのような生活をしていたかということを描いた有名な作品です。
ナチスの話は聞いたこともあっても、実際の人々の生活がどのようなものだったと想像することがないので、この映画はその点も考えさせられます。
~感想~
映画を見終わったときは、しばらく考えさせられてしまいました。
日本は平和だと言われているので戦争について、考えることはありませんでしたが、アンネという少女がどのような世界を生きていて、それが戦争により引き起こされたという事実に目を向けました。
映画は面白いものやスッキリ系のものも好きですが、たまにはこうした真面目で、自分の生活を振り返るような映画も良いと思いました。
アンネの住んでいた世界に比べれば、今の世界は違う意味で大変ですが、平和であることには感謝しなければなあと思いました。
特に映画で印象的だったのは、大人でさえ、大変な状況を少女の視点で描かれているので、見ていて余計に悲しいなと思うことが多かったです。
日記風にかかれているところもまた現実感を強めていたと思います。
アンネの家族との絆や恋の話も入っていて、人間模様も気持ちをどのように切り替えていたのかな勉強になったことが多々ありました。
この映画の見どころは、ユダヤ人狩りを逃れるための隠れ家生活がどのようなものだったかというところです。
そんな緊迫した空気の中、隠れ家に住む8人のユダヤ人がどのように気晴らしをし、どのように乗り越えようとしたか、生きようとしたかが、お子さんにも分かりやすく描かれているので、親子そろって鑑賞するのも良いかなと思います。
~感想~
主人公がアンネという少女なので非常にわかりやすい内容となっていて、教科書ではほんの数行でまとめられている歴史をしっかり学んだという感覚でした。
歴史的な難しい話はそれほどなく、誰が見てもこの作品の深さがわかると思います。
ユダヤ人迫害がどの様なものだったのか、それから逃れるためのユダヤ人の生活がどんなに厳しいものだったかが伝わりました。
それだけでなくアンネの家族との絆や恋の話も入っていて、人間模様も気持ちをどのように切り替えていたのかな勉強になったことが多々ありました。
アンネの日記がよく残されていて映画になって良かったと思います。
少女が書いた日記がたくさんの人にメッセージを贈り、歴史にも残り、今後も語り継がれていってほしい作品です。
映画『アンネの日記』評価は?
評価サイト | みんなのシネマ(10点満点) | IMDb (10点満点) | Filmarks (5点満点) | Yahoo!映画 (5点満点) |
点数 | 7.58 | 7.4 | 3.6 | 3.73 |
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※本作品の評価情報は2023年10月16日時点のものです。
映画『アンネの日記』まとめ
映画『アンネの日記』エンタメのまとめ
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