・「裏窓」はコーネル・ウールリッチ(ウィリアム・アイリッシュ)の短編小説から。
・「アパートの一室」から見た視点で高度な映画を作る。サイコスリラーの巨匠ヒッチコック監督ならでは!
・部屋の窓から見えるアパートの住人たちの生活風景は、「全編スタジオセット撮影」である。
・リザ・キャロル・フリーモント役を演じた女優グレース・ケリーの”美しさ”に定評あり。
・1998年にはリメイク版『裏窓』が公開された。
・アルフレッド・ヒッチコック監督作品:『めまい』(1958) 『サイコ』(1960) 『鳥』(1963)
映画『裏窓』あらすじ・動画
映画『裏窓』あらすじ
~あらすじ~
カメラマンのジェフは足を骨折し、ニューヨークはグリニッチ・ヴィレッジのアパートで療養中。身動きの取れない彼にとって退屈しのぎの楽しみは、窓から見える中庭と向いのアパートの住人たちを眺める事だけ。だが、その中で、セールスマンの夫と激しい口論をしていた病床の妻の姿が見えなくなった事に気づいた。セールスマンの様子を窺う内に、ジェフはその男が女房を殺したのではないかと推測、恋人のリザと看護人ステラの協力を得て調査を始めるのだが……。出典:Yahoo!映画
映画『裏窓』予告動画
Rear Window Official Trailer
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映画『裏窓』監督・キャスト、原作紹介
映画『裏窓』基本情報
本作(タイトル) | 裏窓/Rear Window |
公開年 | 1954年 |
上映時間/再生時間 | 1時間52分 |
監督 | アルフレッド・ヒッチコック |
キャスト | L・B・ジェフリーズ・・・ジェームズ・スチュワート リザ・キャロル・フリーモント・・・グレース・ケリー ラーズ・ソーワルド・・・レイモンド・バー ステラ・・・セルマ・リッター トーマス・ドイル・・・ウェンデル・コーリイ |
音楽 | フランツ・ワックスマン |
主な受賞歴 | ・第20回ニューヨーク映画批評家協会賞主演女優賞( グレース・ケリー) |
制作会社/配給元 | アルフレッド・ヒッチコック、パラマウント映画/パラマウント映画 |
映画『裏窓』原作紹介
原作:「裏窓」 コーネル・ウールリッチ
映画『裏窓』関連作品 ~アルフレッド・ヒッチコック監督作品~
アルフレッド・ヒッチコックは、サスペンス映画の巨匠として名高い映画監督です。彼の作品には、共通する点や制作秘話、役者秘話、データなどが多くあります。今回は、彼の代表作とも言える『めまい』(1958)、『サイコ』(1960)、『鳥』(1963)について、それらを紹介します。
まず、これらの作品に共通する点は、以下のようなものが挙げられます。
ヒッチコックが好んで使った「マクガフィン」と呼ばれる技法が用いられています。これは、物語の動機となりますが本質的に重要ではない要素という意味です。『めまい』ではカールッタの肖像画や首飾り、『サイコ』では盗んだ40,000ドル、『鳥』では鳥の襲撃の原因などがそれにあたります。
主人公が心理的な葛藤やトラウマを抱えており、それが物語の展開や結末に影響を与えています。『めまい』ではジョニーが高所恐怖症であることやマデリーンへの執着心、『サイコ』ではノーマンが母親との複雑な関係に苦しんでいることや分裂病であること、『鳥』ではメラニーが父親との確執やミッチへの想いを抱えていることなどがそれにあたります。
また、 金髪の美女も重要な役割を果たしています。ヒッチコック独特の「ヒッチコック・ブロンド」と呼ばれるタイプの女優が起用されています。『めまい』ではキム・ノヴァク、『サイコ』ではジャネット・リー、『鳥』ではティッピ・ヘドレンなどがそれにあたります。
次に、これらの作品に関する制作秘話や役者秘話についてになります。
『めまい』は当初興行的に失敗した作品で、批評家からも酷評されていました。しかし1960年代後半から再評価され始め、1982年には英米映画批評家協会が選ぶ「史上最高の映画」に選ばれました。その後も多くの批評家や監督から高く評価され続け、2012年には英国映画協会が発表した「歴代最高の映画」ランキングで初めて『市民ケーン』を抜いて第1位に輝きました。
『サイコ』は当時としては衝撃的な暴力描写やセックス描写が含まれており、制作当初はスタジオや検閲委員会から反対されました。特に有名なシャワーシーンでは、ナイフで刺される音を作るためにメロンを切ったり、血に見立てたチョコレートシロップを使ったり、70種類以上のカットを組み合わせたりという工夫が凝らされました。このシーンは映画史に残る名場面となり、多くの映画やテレビ番組でオマージュやパロディが作られました。
『鳥』はヒッチコックが初めて特殊効果を多用した作品であり、実際の鳥や剥製の鳥、アニメーションの鳥などが使われました。撮影には3年近くかかり、特に鳥の襲撃シーンでは女優のティッピ・ヘドレンが本物の鳥に襲われるという過酷な演技を強いられました。
最後に、これらの作品に共通するのは、独自の手法による緊張感あふれる演出であり、私たち観客を引き込みます。役者たちも熱演を見せ、オスカーにノミネートされた作品もあります。『めまい』ではカメラを回転させることでめまいの症状を表現し、『鳥』では実際に数千羽の鳥を観客に向かって飛ばすという大胆な手法を用いました。これらの作品は、ミステリー、スリル、サスペンスといった要素を各々取り入れ、現代のホラー映画やスリラー映画に大きな影響を与えました。こうして、今やサスペンス映画の金字塔として今なお多くの人々を惹きつけています。
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『めまい』(1958)
出演:ジェームズ・スチュワート、キム・ノヴァク、バーバラ・ベル・ゲデス、トム・ヘルモア
『サイコ』(1960)
~あらすじ・解説~
会社の金を横領した女が立ち寄ったベイツ・モーテル。そこには管理人の青年ノーマンと離れの一軒屋に住む年老いた“母”がいた……。伝説的ヒッチコック・スリラーにして全てのサイコ・サスペンスのルーツであり、その演出スタイルは恐怖感を煽るバーナード・ハーマンの音楽と共に数多くの模倣やパロディを生んだ。原作はロバート・ブロック。出典:Yahoo!映画
出演:アンソニー・パーキンス、ヴェラ・マイルズ、ジョン・ギャヴィン
ジャネット・リー
・第18回ゴールデングローブ賞(1961年)助演女優賞
『鳥』(1963)
出演:ティッピー・ヘドレン、ロッド・テイラー、スザンヌ・プレシェット、ジェシカ・タンディ
映画『裏窓』口コミ(見どころ・感想)
映画『裏窓』口コミ(見どころ・感想)
グレース・ケリー演じるリサと、ジェフの大人の恋愛模様もロマンチック
カメラマンが窓から向かいのアパートの住人たちを観察しているうちに、アパートの一室で殺人事件が起こるのですが、ハラハラのサスペンス以外にも見どころが多く、飽きのこないストーリーです。
事件がおこる部屋以外でも、アパートでは住人たちの日常風景や人間模様が繰り広げられていて、それが映画のラストまで続きます。
第三者が眺めるアパートの住人の人生は、どこか滑稽だったり、共感が持てるので、この日常部分も見逃せません。
オールド・ミスが失恋して自殺をはかろうとしたり、複数の男性からアプローチを受ける踊り子が、物語の最後に違った顔を見せたりと、上質な群像劇でもあります。
また、ヒッチコック映画定番である、ヒッチコック自身のカメオ出演をアパートの中に見つけるのも楽しい映画です。
~感想~
主人公は怪我をしていて動けないというカメラマンという設定なのですが、その制約がクライマックスにうまく関わっていて、見終わると、「なるほど、だからこの設定なのか」とわかる仕掛けになっています。
アパートの人間たちの日常が多種多様で、それらを見ているだけでも楽しいのに、そうした日常のすぐとなりで行われる殺人事件というのが、対比的でゾッとします。
他の部屋では明かりがついていて、みな日常を営んでいるのに、その部屋だけは闇の中で殺人が行われている対比が、臨場感をあおるBGMとともに、何度見てもハラハラします。
サスペンスや群像劇など、見どころの多い映画なのですが、それ以外にもグレース・ケリー演じるリサと、ジェフの大人の恋愛模様もロマンチックで、よくもまあこれだけの要素を2時間弱の映画の中に詰め込めたと思います。
そして、それがどこをとっても面白のですから、面白い映画は色褪せないですね。
飾り気のないアパートで繰り広げる華麗なロマンチックサスペンス!
ウイリアム・アッシュ原作の小説をアルフレッド・ヒッチコックが映画化した作品です。主人公のジェフは、足を骨折した自宅療養中のカメラマンという設定になっています。あまりにも退屈なので、向かい側にある自宅と似たようなアパートの住人の生活を覗きみることが最近の楽しみです。色々とあって面白がっていましたが、住人の一人の姿が見えなくなってしまいます。殺されたのではないだろうかと閃いてしまったジェフはずっと気に掛けますが、明確は証拠もないのでどうしようもなくて悩むのです。
そこでモデルで恋人のリザが車椅子生活で動けないジェフの代わりに捜査にのりだします。
リザはついにある日怪しげな住人の部屋に忍び込むことに成功しますが、見つかってしまったのです。
~感想~
主人公の恋人リザを演じたのは、クールビューティとして名高いグレース・ケリーです。
彼女は作品中でモデルを仕事としているせいか主人公に会いに来るときには、ファッショナブルな装いで登場します。
恋人同士ではあるものの、収入に差があることを気にしている様子がジェフに見受けられますが、それがわかりやすいのは彼女が披露するお泊りセットの存在が大きいです。
繊細な生地で作られた優雅なデザインのネグリジュは、かなり高級な品だったのです。
そんな感じで時には口げんかに発展してしまう二人ですが、リザが窮地に陥ることでジェフが素直になります。
美男美女の二人が、飾り気のないアパートで繰り広げる華麗なロマンチックサスペンスです。
撮影当時二十代半ばだったグレース・ケリーの透明感のある美しさと気品ある所作に圧倒されてしまいます。
映画『裏窓』評価は?
評価サイト | みんなのシネマ(10点満点) | IMDb (10点満点) | Filmarks (5点満点) | Yahoo!映画 (5点満点) |
点数 | 7.19 | 8.4 | 3.9 | 3.88 |
評価サイトの特徴 | ・映画情報/上映中の映画に! ・評論家コラムや、監督やキャストへのインタビュー記事多い | ・海外オンラインデータベース ・Amazon運営 | ・急成長中! SNSシェア強し ・過去作品、評価も厳しめ!? | ・最初に見る。評価甘めかな!? ・Yahoo!運営 |
※本作品の評価情報は2023年10月27日時点のものです。
映画『裏窓』まとめ
視点は1つに固定化されているのに、殺人犯の部屋だけでなく、他の住人たちの生活模様にまでカメラが追っていく・・・。そこまで映画を作ってしまうのは、ヒッチコックの気概を感じます。
思うところ、日本の場合、プライベート空間を御簾や襖、障子で何重にも視界を遮断する文化がありますよね。
ちなみに現代版『裏窓』レベルで考えると、軽犯罪法違反、迷惑防止条例違反になります。
映画『裏窓』エンタメのまとめ
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