映画『アラビアのロレンス』あらすじ、動画を視聴する方法と配信サービスを紹介!

2023-01-21

POINT

・『アラビアのロレンス』(1962)は、アラブ独立闘争に巻き込まれたイギリス軍将校の戦争映画。
・『アラビアのロレンス』は60年前の、3時40間以上に及ぶ長時間映画であるが、不朽の名作・超大作。滅多に味わえない豊饒な映画の世界が味わえよう。
・『アラビアのロレンス』の見どころはCGを使わない壮大なスケールや英雄が英雄らしがらぬロレンスの苦しみと死といった繊細な描写。
・『アラビアのロレンス』は第1次世界大戦の中、イギリスとアラブで取り決められたフセイン・マクマホン協定が「どの様なものだったか」も学べる。
・関連作:『ルートヴィヒ』(1972)『ベン・ハー』(1959)『地獄の黙示録』(1979)『ブレイブハート』(1995)『グラディエーター』(2000)

映画『アラビアのロレンス』あらすじ

1914年、第一次世界大戦が勃発し、アラビアはドイツと結んだトルコ帝国の圧政下にあった。
英国は、ドイツ連合軍の勢力を分散させるため、稀代の天才戦略家ロレンスをアラビアに派遣する。
アラビ王族のファイサル王子の軍事顧問となったロレンスは、ハリト族のリーダー、アリや黄金を探し求めるアウダらとともに、
独自のゲリラ戦法を駆使して反乱軍を指揮し、アラブ国民から砂漠の英雄とうたわれるようになる。
だが次第に自分が軍上層部に利用されていることを知り、アラブ民族もまた、部族間の対立からロレンスを裏切っていく・・・。

映画『アラビアのロレンス』予告動画

映画『アラビアのロレンス』基本情報

邦題アラビアのロレンス
原題Lawrence of Arabia
公開年1962年
上映時間3時間36分
監督デヴィッド・リーン
キャストT・E・ロレンス(エル・オレンス)・・・ピーター・オトゥール
アリ・・・オマー・シャリフ
アウダ・・・アンソニー・クイン
ファイサル王子・・・アレック・ギネス
トルコ軍将校・・・ホセ・ファラー
ジャクソン・ベントリー記者・・・アーサー・ケネディ
ロード・エドマンド・アレンビー将軍・・・ジャック・ホーキンス
ハリー・ブライトン中佐・・・アンソニー・クエイル
ドライデン・・・クロード・レインズ
アーチバルド・マーレイ将軍・・・ドナルド・ウォルフィット
ファラジ・・・マイケル・レイ
ガシム・・・I・S・ジョハール
タファス・・・ジア・モヒーディン
クラブ支配人・・・ジャック・グウィリム
ロレンスに同行したイギリス軍上官・・・ロバート・ボルト
スエズ運河付近で自転車に乗っている男・・・デヴィッド・リーン
トルコの軍曹・・・フェルナンド・サンチョ
ジェンキンス伍長・・・ノーマン・ロシントン
音楽モーリス・ジャール
受賞歴・第35回アカデミー賞(1963年)作品賞/監督賞/美術賞/撮影賞/音響賞(録音賞)/作曲賞(歌曲・編曲賞)/編集賞
・第20回ゴールデングローブ賞(1963年)作品賞/(ドラマ部門)助演男優賞監督賞
・第16回英国アカデミー賞(1962年)作品賞/英国作品賞
制作サム・スピーゲル、デヴィッド・リーン/コロムビア映画

関連作品

『ルートヴィヒ』(1972)

『ベン・ハー』(1959)

ユダヤの都エルサレム。豪族の息子ベン・ハーは、ローマ軍の新将校としてやってきた幼友達メッサラと再会。
だが、今やふたりの間は対立関係にあり、ベン・ハーは反逆罪に問われ、奴隷として軍船に送り込まれてしまう。
やがて海賊軍隊との激戦の中、ローマ艦隊司令官アリウスの命を救ったベン・ハーは、ローマ屈指の剣闘士に成長。
生き別れた母と妹の仇を討つため、宿敵メッサラとの対決、大戦車競争に挑む。
出典:Amazon

『地獄の黙示録』(1979)

1960年代末、ベトナム戦争が激化する中、アメリカ陸軍のウィラード大尉は、軍上層部から特殊任務を命じられる。
それは、カンボジア奥地のジャングルで、軍規を無視して自らの王国を築いているカーツ大佐を暗殺せよという指令だった。ウィラードは4人の部下と共に、哨戒艇でヌン川をさかのぼる。
出典:Amazon

『ブレイブハート』(1995)

残虐非道なイングランド王エドワードI世の支配下にあった、13世紀のスコットランド。侵略により家族を皆殺しにされた少年ウィリアム・ウォレスは成長して久々に故郷に戻るが、愛する妻をもイングランド兵に惨殺されてしまう。復讐を誓う彼は祖国解放を願うスコットランドの民衆を率いて、自由を勝ち取るために立ちあがった!
出典:Amazon

『グラディエーター』(2000)

映画『アラビアのロレンス』口コミ(見どころ・感想)

映画『アラビアのロレンス』口コミ(見どころ・感想)

葛藤する様は、ただの世界史の中の出来事ではなく、現代を生きる我々にも多くを訴えかけてきます。
~見どころ~ 広大な砂漠の中、アラブ人の戦士たちを従えてラクダを駆る1人のイギリス人将校。そんなイメージが強い作品だと思いますが、1番の見所は主人公ロレンスのアイデンティティの追求でしょう。本作はイギリスの軍人でありながらアラブの砂漠に生き、アラブ反乱を率いた男という、ヒロイックなロレンス像を映し出すだけではありません。祖国イギリスと自身が生きるアラブの砂漠、そしてアラブの各部族の間に板挟みになって情けなく、時に惨めに、時に怒りながら、人間らしく自分自身とは何かを悩み続ける1人の人間の姿です。この苦悩する人間という小さな存在を包みこむ広大な自然もまた見どころの一つです。監督のデヴィッド・リーンはただただロレンスがラクダを駆ったり、蜃気楼の中から人が近づいてくるようなシーンを描写するために、現在では考えられないような時間を割いています。そのおかげで、この広大な自然がより広大に描写されているのです。
~感想~ 率直な感想は「長い」です。三時間以上あり、かなりの時間が自然の描写や政治的なやり取りに割かれているため、いわゆる冒険映画を見たい方にはあまり向いていないかもしれません。
しかし、三時間かけて見る価値のある、熱いドラマが繰り広げられるのでぜひ一度見て欲しい作品です。ロレンス自身が自分自身と向き合うというドラマ、アラブの一部族として悩み、葛藤するアリとアウダのドラマ、それに絡み合うイギリスとフランスの戦略……。彼らが葛藤する様は、ただの世界史の中の出来事ではなく、現代を生きる我々にも多くを訴えかけてきます。そして彼らを演じる俳優たちはなんとっても名優揃い。主人公ピーター・オトゥールはもちろん、アレック・ギネス、アンソニー・クイン、オマーシャリフ、ジャック・ホーキンス、そしてクロード・レインズといった、国境を超えた演技力抜群の名優たちが脇を固め、この壮大な物語を繰り広げます。
『戦場にかける橋』のデヴィッドリーンが監督した、227分もある長尺の映画!!
~見どころ~ 『戦場にかける橋』のデヴィッドリーンが監督した、227分もある長尺の映画で、1962年のアカデミー賞を、監督賞、撮影賞、編集賞、音響賞、作曲賞、美術監督・装置賞と実に7部門にもわたって受賞した、映画史に残る不朽の名作です。この肩書だけでも凄い映画だということが伝わると思います。物語の舞台は、1914年の第一次世界大戦時のドイツと同名を結んだトルコ帝国の圧政下にあったアラビアです。そこに英国から、ドイツ連合軍の勢力を分散させるための命令を受け、天才的な戦略家であるロレンスが、アラビアに派遣されます。そこでロレンスは、見事に与えられた命令をこなしていきますが、そんな中に、少しづつ自分が軍上層部に利用されていることを知り、苦悩していきます、そして、彼がとった行動は?戦争という大義名分の基で日常的に人殺しが行われていた時代、人として生きることの本当の意味とはどのようなことなのか、そんな疑問に答えてくれる素晴らしい映画です。~感想~ 私は現在40代半ばですが、タイトルや何となくのあらすじは知っていたものの、実はこの年になるまで、1962年に公開された本作品を全編きちんと観たことはありませんでした。そして本作を全て観た後、そんな自分が恥ずかしく思えました、なんでこんな素晴らしい映画をもっと早く観なかったのかと。まず最初に観た瞬間、壮大な砂漠の映像の美しさに圧倒されました。これほどまでに砂漠の映像に圧倒されたことはどありません。それくらい漠の映像に心を打たれました、当時の映像技術だと、現地ロケで灼熱の地獄の中どれほど撮影が大変だったろうか、しかし、だからこそのリアルさだと思いました。ロレンスのあくまで自然に人心を掌握していく様子や、彼を利用しようとする人々の現実の姿など、リアルな人間描写、そして、社会描写もしっかりとされています。この辺なども、単に戦闘場面だけを売り物にしていたり、ちょっとした恋愛話をからめて、微妙に空気感を薄めたりする、悪い言い方をすれば、安っぽい戦争映画とは全く次元の違う位置にある映画だと思います。確かに227分は長いですが、凄まじいほどの制作サイドの情熱が伝わってきて、映像の力に圧倒され、途中で飽きたりすることは全くなかったです。間違いなく、永久に語り継がれていく、不朽の名作だと心の底から思いました。

映画『アラビアのロレンス』評価は?

評価サイトみんなのシネマ(10点満点)IMDb (10点満点)Filmarks (5点満点)Yahoo!映画 (5点満点)
点数7.958.33.94.2
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本作品の評価情報は2023年10月24日時点のものです。