映画『アウト・ワン 我に触れるな』動画を視聴する方法と配信サービスを紹介!

2022-02-20

POINT

・『アウト・ワン 我に触れるな』(1971)は、ジャック・リヴェット監督の長編作品、群像劇。
・『アウト・ワン 我に触れるな』は上映時間は約13時間にも及ぶ。ジャン=ピエール・レオやジュリエット・ベルトらが即興演技を繰り広げている。
・リヴェット監督は、上映時間が約13時間なのは、バルザックの小説「十三人組物語」から取られた《13人組》から決められたものだと語っている。
・リヴェット監督作品: 『パリはわれらのもの』(1961) 『修道女』(1966) 『セリーヌとジュリーは舟でゆく』(1974) 『北の橋』(1981) 『地に堕ちた愛』(1984) 『美しき諍い女(いさかいめ)』(1991)

映画『アウト・ワン 我に触れるな』あらすじ

1970年4月、パリ。4つの物語が交差する。2つのライバル劇団が、ギリシャの悲劇詩人アイスキュロスのテキストをどうにかこうにかアヴァンギャルドな方法で稽古している。一文無しの若い娘は金を巻き上げるため男たちの気を引こうとするが、状況は彼女の手に負えなくなる。また、耳が聞こえずしゃべる事もできない男は気がかりな匿名の手紙を受け取る…。そしてこの小さな世界の上を謎の秘密結社“十三人組”による脅威が漂っていた。誰が組織のメンバーで、誰が誰を操っているのだろうか?

「現代映画の歴史における重要な記念碑的作品である。」 エリック・ロメール

映画『アウト・ワン 我に触れるな』予告動画

映画『アウト・ワン 我に触れるな』基本情報

邦題アウト・ワン 我に触れるな
原題Out 1, noli me tangere/(Out 1)
公開年1971年
上映時間13時間
監督ジャック・リヴェット
キャストコラン・・・ジャン・ピエール・レオ
フレデリック・・・ジュリエット・ベルコ
マイケル・ロンズデール
ベルナデット・ラフォン、ビュル・オジエ
音楽
受賞歴
制作

関連作品

『パリはわれらのもの』(1961)

『修道女』(1966)

貴族の家に生まれたシュザンヌは両親の都合で修道院に送られる。院長が変わる度、彼女は翻弄され、監禁を体験し、逆に同性愛に悩む。厳しい戒律に高まる抵抗心。ついに脱出に成功するが…。
出典:Amazon

『セリーヌとジュリーは舟でゆく』(1974)

~解説・あらすじ~
三時間を超える大作だが、その長尺を気にさせないJ・リヴェットの映画遊戯の迷宮。パリの公園のベンチで魔術の本を読んでいたジュリー(ラブリエ)はふとした事からセリーヌ(ベルト)と知り合う。唐突に開始される二人の共同生活。やがて、郊外の屋敷にひきつけられた二人は、そこで起こる少女毒殺に至る物語を幾度となく幻視する。二人は結末を変え少女を助け出そうとするのだが……。
出典:TSUTAYA DISCAS

『北の橋』(1981)

『ドン・キホーテ』を下敷きに、街をパズルにして展開する冒険活劇。女マリーは刑務所を出たばかりの元テロリストで、永い監獄暮らしのせいで閉所恐怖症、屋外で寝ている。ふとしたことから彼女と知り合ったバチストは、恋人との連絡役を引き受ける。しかしそこから、パリの街を双六に見立てた、秘密の地図に従っての謎解きゲームが始まる……。
出典:TSUTAYA DISCAS

『地に堕ちた愛』(1984)

ある演出家の屋敷でリハーサルをする3人の役者。彼らが、屋敷に隠された演出家の過去にまつわる謎を暴いてゆく姿を描いた、ファンタスチックなミステリー。
出典:Amazon

映画『アウト・ワン 我に触れるな』口コミ(見どころ・感想)

映画『アウト・ワン 我に触れるな』口コミ(見どころ・感想)

13時間の鑑賞時間。ものすごい数のジグソーパズルを完成させたような喜びを感じられると思います。
~見どころ~ ジャック・リヴェットが監督した映画で4作目に当たる、超長編映画である本作は、映画マニアの間ではその存在は知られていたものの、長い間名前のみが有名であって、ほとんど誰も見ることが出来ない幻の映画として知られていました。
その上映時間や、常識的に考えて信じられないくらいあまりにも長大な、13時間という長さ!しかも明確なストーリーは存在せず、あくまで役者を物語一人の「プレーヤー」として描いた、どうにも形容できない、フリースタイルの映画というべき作品です。1968年パリ5月革命の余熱をドキュメンタリー的な描き方で表現しています。ジャン=ピエール・レオやジュリエット・ベルト、マイケル・ロンズデールなどのレジェンド的俳優たちがこぞって登場し、即興での演技を繰り広げていきまます。1968年後のパリに生まれたモンスターと言えるような現代映画は、何を伝え感じさせてくれるのか、それは、本作品を、13時間かけて観た人のみが知ることができると思います。~感想~ 劇団員たちが狂気を演じる群像劇を延々とやってるep1は、狂気のバリエーションの限界や、誰かの発した言動や動きによって影響を受けた全体が同じようなことを始めるさまなどに、集団としての最低限のルールのような一線は超えてはいけない規則みたいなものが、少しづつ見えてきてとても面白かったです。身体とことばの探求の果てに、演じていないようで、実は演じている、それを露呈されそうな予感は「彼女たちの舞台」にも、存在していますが、そうであっても、リヴェットは結局、古典や演劇などからくる知的欲求のようなものを信じてるのかと、観ていて思いました。そして、そういった知的欲求がサスペンスに変換される変化には、本当に驚かされます。そして後半ですが、一言で言うと何か狐につままれたようなラストに向かって進んでいきます。前半に比べると、後半のep5〜8は会話が中心になっていて、ラストに向けて急ピッチになってる感じもあります。点でバランスが保たれていたまるで人形のような人々が抱えてる秘密によって少しずつ網の目のように絡んでいき、やがて関係性が一気に崩壊してゆきます。もしかしたら「彼女たちの舞台」や「北の橋」は、本作品の系譜だったのかなと思いました。出演者のほとんどが常に煙草を吸っているので、普段吸わない自分にとっては、観ているだけで煙たくなるような感じでした。13時間の鑑賞時間は、観た後やはりぐったりします、でも何か達成感があるというと変ですが、ものすごい数のジグソーパズルを完成させたような喜びを感じられると思います。

映画『アウト・ワン 我に触れるな』評価は?

評価サイトみんなのシネマ(10点満点)IMDb (10点満点)Filmarks (5点満点)Yahoo!映画 (5点満点)
点数7.74.3
評価サイトの特徴・映画情報/上映中の映画に! ・評論家コラムや、監督やキャストへのインタビュー記事多い・海外オンラインデータベース ・Amazon運営・急成長中! SNSシェア強し ・過去作品、評価も厳しめ!?・最初に見る。評価甘めかな!? ・Yahoo!運営
本作品の評価情報は2023年10月26日時点のものです。

『アウト・ワン 我に触れるな』を観る