・『ふたりのベロニカ』(1991)は、クシシュトフ・キェシロフスキ監督、イレーヌ・ジャコブ主演によるフランス・ポーランド合作映画。
・『ふたりのベロニカ』はタイトル通り、同じ名前で、同じ容姿で、同じ才能を持つ・・・。違うのはふたつの別々の国に生まれた「ふたりのベロニカ」の数奇な運命の物語(ストーリー)。
・『ふたりのベロニカ』は、出演しているイレーヌ・ジャコブが、第44回カンヌ国際映画祭(1991年)女優賞を受賞した。また、第17回ロサンゼルス映画批評家協会賞(1991年)作曲賞も受賞している。
・クシシュトフ・キェシロフスキ監督作品:『偶然』 (1987)『デカローグ』(1988)『トリコロール/青の愛』『トリコロール/白の愛』『トリコロール/赤の愛』
目次
映画『ふたりのベロニカ』あらすじ・動画
映画『ふたりのベロニカ』あらすじ
~あらすじ~
ポーランドとフランスで、同じ年、同じ日、同じ時刻に生まれたふたりの少女。どちらもベロニカという名前で同じ姿形をしており、音楽の才能があった。そして先天的に心臓を患っているのも一緒。お互いの存在は知らなかったが、どこかでもうひとりの自分を感じて暮らしていた。ポーランドのベロニカが心臓発作で倒れたとき、フランスのベロニカはその痛みと喪失感を感じ取る。そして、なにかに導かれるように、フランスのベロニカは本物の恋を手に入れる――。出典:Amazon
映画『ふたりのベロニカ』予告動画
The double life of Veronique trailer
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映画『ふたりのベロニカ』監督・キャスト、原作紹介
映画『ふたりのベロニカ』基本情報
本作(タイトル) | ふたりのベロニカ/La Double Vie de Véronique/ Podwójne życie Weroniki(英語: The Double Life of Véronique |
公開年 | 1991年 |
上映時間/再生時間 | 1時間38分 |
監督 | クシシュトフ・キエシロフスキー |
キャスト | イレーヌ・ジャコブ フィリップ・ヴォルテール サンドリーヌ・デュマ ルイ・デュクルー |
音楽 | ズビグニエフ・プレイスネル |
主な受賞歴 | ・第44回カンヌ国際映画祭(1991年)女優賞 ・第17回ロサンゼルス映画批評家協会賞(1991年)作曲賞 |
制作会社/配給元 | /ビターズ・エンド |
映画『ふたりのベロニカ』原作紹介
脚本:クシシュトフ・キエシロフスキー、クシシュトフ・ピェシェヴィッチ
映画『ふたりのベロニカ』関連作品 ~トリコロール三部作〜
クシシュトフ・キェシロフスキ監督は、1993年、当時のフランス政府よりフランス国旗の三色が象徴する「自由・平等・博愛」をテーマとした『トリコロール三部作』を製作に取り掛かりました。
それが『トリコロール/青の愛』『トリコロール/白の愛』『トリコロール/赤の愛』です。
以下の作品のDVDパッケージ「画像」をクリックすると、Amazon・楽天で作品詳細等を確認することができます。
『トリコロール/青の愛』(1993)
~あらすじ~
ひとりの女性の“愛の死”と“再生”を厳粛で豊かな情感とともに描く〈トリコロール三部作〉第1の歌。自動車事故によって愛する夫と娘を失ってしまったジュリー。自らも事故で身体と心に大きな傷を負った彼女は、生きる意欲をなくしたまま、すべてを捨ててしまおうと決心する。夫が遺した欧州統合を象徴する未完の協奏曲も、思い出の詰まった屋敷もすべて。だが、夫が生前隠し通していた“公然の秘密”知ったジュリーは、未完の協奏曲の旋律に導かれるように、新たな生へ、愛へと向かって歩み始める……。
クシシュトフ・キェシロフスキの遺作となった〈トリコロール三部作〉の巻頭を飾る『青の愛』。ひとりの女性を見つめながら、彼女が経めぐる死と再生が、厳粛に、そして力強くも情感豊かに描かれてゆく。
ヒロインを演じるジュリエット・ビノシュの凛々しいまでの存在感、ビズグニエフ・プレイスネルが奏でる旋律の印象的な響き……キェシロフスキ映画の精魂がすべての瞬間にこめられて、ある“終わり”の“始まり”を告げる――。出典:Amazon
監督:クシシュトフ・キェシロフスキ
出演:ジュリエット・ビノシュ、ブノワ・レジャン
・第50回ヴェネチア国際映画祭(1993年)金獅子賞(最優秀作品賞)ヴォルピ杯 (最優秀女優賞)
・第19回ロサンゼルス映画批評家協会賞(1993年)作曲賞
『トリコロール/白の愛』(1994)
~あらすじ~
ポーランド人の美容師カロルは、性的不能を理由にフランス人の妻ドミニクに離婚を求める裁判を起こされる。
言葉も通じない異国の地で、パスポートも取り上げられ、トランクひとつで寒空の下放り出されたカロルは、日銭のためにメトロの通路で故郷の音楽を奏でているとき、同郷のミコワイという男と知り合う。
ミコワイの手助けを得て、命からがらワルシャワの兄のもとに帰りついたカロルは、妻ドミニクへの復讐を企てるが……。命がけの愛の復讐を、コメディ・タッチで描ききった佳作。出典:Amazon
監督:クシシュトフ・キェシロフスキ
出演:ジュリー・デルピー
・第44回ベルリン国際映画祭(1994年)銀熊賞 最優秀監督賞
『トリコロール/赤の愛』(1994)
~あらすじ~
運命と偶然の戯れのなかに 人生の芳醇があふれる キェシロフスキ、最後の映画恋人とドーヴァー海峡を挟んで離れて暮らすヴァランティーヌ。モデルの彼女はある夜、退官した判事とジョゼフと知り合いになった。
他人を盗聴すること以外に楽しみを見いだせないジョゼフを咎めながらも、彼の言動になぜか心を動かされた彼女は、やがてその過去の秘密を知る。そして、ヴァランティーヌ自身にも、ある運命が訪れる……。クシシュトフ・キェシロフスキの最後の作品となった『トリコロール/赤の愛』。
愛と運命と偶然が戯れを演じ、人生の厳しさと芳醇が豊かに織りなされてゆく。まさにキェシロフスキ映画の精緻。
青、白、そして赤と続いた3つの物語は、やがてひとつの大きな物語へと編み上げられてゆき、高らかな感動が心にあふれる――。
キェシロフスキ晩年のミューズとも言うべきイレーヌ・ジャコブの可憐さ、画面からあふれ出すズビグニエフ・プレイスネルの美しいスコアなど、キェシロフスキ映画のすべてがここに。出典:Amazon
監督:クシシュトフ・キェシロフスキ
出演:イレーヌ・ジャコブ、ジャン=ルイ・トランティニャン
・第20回ロサンゼルス映画批評家協会賞(1994年)外国語映画賞
・第10回インディペンデント・スピリット賞(1995年)外国映画賞
映画『ふたりのベロニカ』口コミ(見どころ・感想)
映画『ふたりのベロニカ』口コミ(見どころ・感想)

キェシロフスキ×プレイスネル×ジャコブの最強タッグで魅せる必見の名作ファンタジー。心が洗われること必至です。
~見どころ~
あの偉大な「トリコロール三部作」を作り上げたことで有名なキェシロフスキ監督。
1993年に政府から依頼され、フランス国旗の3色をモチーフにした作品でした。
96年の急逝は映画界にとって大変な悲劇だったものです。もっと多くの作品を生み出して欲しかった!
幻想のような美しい映像がキェシロフスキ作品の大きな魅力。そして忘れてはならないのがZ.プレイスネルの素晴らしい音楽です。
彼はデビューの頃からこの監督と組んでいて、絶対に欠かせない人となっています。
光と影を表現する映像と音楽、そして女優の美しさ。
この作品で見い出されたI.ジャコブはこの作品の後「赤の愛」で三部作を閉じる最終話の主役にも大抜擢されました。
どちらの映画でもピュアな輝きとひとりの人間としての美しさを体現する名演をみせています。
キェシロフスキ×プレイスネル×ジャコブの最強タッグで魅せる必見の名作ファンタジー。心が洗われること必至です。
~感想~
高校~大学生の頃ドップリとはまったキェシロフスキの沼。30年経った今でも見直せば、またあの頃の感覚が蘇ってきます。
私がキェシロフスキ監督作の好きなところは完全一人称の語り口でしょうか。
あくまで主人公の見る世界、心象風景のようなものの映像化であり音楽化。「自分とは何だろう?」と日々考えていた文学部女子が没入するに十分すぎる映画体験でした。
そして今、進学だの友人関係だのと悩み多き思春期の子らに元気を与えようと、もりもり食わせ。一方で父を看取り、母の車椅子を押す。そんな日々を送る私。
だけどまた『ふたりのベロニカ』を観ると、自分自身の存在について考えあぐねていた頃の自分が戻ってくる気がするのです。
哀しくて切なくて不思議で。はっきりとした答えは出ない、美しい映画。
自我を開拓中の思春期の子たちにも、人のために生きる日々を送る私たちにも、心地よい沼なんじゃないかと思える映画です。
映画『ふたりのベロニカ』評価は?
評価サイト | みんなのシネマ(10点満点) | IMDb (10点満点) | Filmarks (5点満点) | Yahoo!映画 (5点満点) |
点数 | 7.05 | 7.7 | 3.9 | 3.9 |
評価サイトの特徴 | ・映画情報/上映中の映画に! ・評論家コラムや、監督やキャストへのインタビュー記事多い | ・海外オンラインデータベース ・Amazon運営 | ・急成長中! SNSシェア強し ・過去作品、評価も厳しめ!? | ・最初に見る。評価甘めかな!? ・Yahoo!運営 |
※本作品の評価情報は2023年1月7日時点のものです。
映画『ふたりのベロニカ』まとめ
映画『ふたりのベロニカ』エンタメのまとめ
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