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POINT:
・『櫻の園』(1990)での劇中、桜華学園・演劇部の女子高生は、全員オーディションで選出した。『櫻の園』から輩出した女優に、中島ひろ子、つみきみほ、宮澤美保らがいる。
・第64回(1990年度)キネマ旬報ベスト・ワン作品。
・関連作:『行け!男子高校演劇部』(2011)、『幕が上がる』(2015)

映画『櫻の園』

~あらすじ~
何千回 何万回と「好き」と「嫌い」をくりかえして
恒例の演劇部公演「櫻の園」をあと2時間後に控えた私立櫻華学園。
ところが、3年生の杉山紀子が喫茶店で他校の生徒と煙草を吸って補導されたことから、部員たちの間では上演中止の噂が飛び交い始める。
しかし、演劇部顧問の里見先生の活躍でどうにか最悪の事態は回避された。
ほっと胸をおろす部員たちだが、主役の倉田知世子だけは緊張感を抑えられない。そんな彼女に憧憬の念を抱く部長の志水、そしてその志水に好意を抱く杉山。さまざまな想いを胸に、少女たちは開幕の瞬間を待つ。

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映画『櫻の園』予告動画

映画『櫻の園』予告編

映画『櫻の園』配信状況

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映画『櫻の園』監督・キャスト、原作紹介

映画『櫻の園』基本情報

 

本作(タイトル)櫻の園/Sakura no sono
公開年1990年
上映時間/再生時間1時間36分
監督中原俊
キャスト(学年・担当/役者)桜華学園・演劇部3年 

志水由布子(3年・部長兼ドゥニャーシャ)・・・中島ひろ子
杉山紀子(3年/ヤーシャ)・・・つみきみほ
倉田知世子(3年/ラネフスカヤ)・・・白島靖代
久保田麻紀(3年/ロバーヒン)・・・梶原阿貴
大町真由美(3年/トロフィーモフ)・・・三野輪有紀

 

平井和代(3年/ガーエフ)・・・白石美樹
戸田麗子(3年/シャルロッタ)・・・後藤宙美
河合喜美子(3年/ピシーチク)・・・いせり恵
井上志摩子(3年/ヴァーリャ)・・・金剛寺美樹
中野敦子(3年/アーニャ)・・・菅原香世

 

桜華学園・演劇部2年

城丸香織(2年・舞台監督):宮澤美保
松本圭子(2年・舞台監督助手):古川りか

三島一子(2年・美術係):西村雪絵
神奈川潮美(2年・美術係):永椎あゆみ
高田真理子(2年・美術係):佐藤友紀
大西加奈子(2年・美術係):浅沼順子

堀口さゆり(2年・照明係):山田純世
高野久美(2年・照明係):白戸智恵子

田代有美(2年・音響係):阿部千種
佐野留美子(2年・音響係):大原麻琴

 

教員・その他
里美先生・・・岡本舞
中村先生・・・南原宏治
坂口・・・上田耕一
中野綾子・・・橘ゆかり
神奈川潮美・・・柚木涼香

音楽/主題歌
主な受賞歴第64回(1990年度)キネマ旬報ベスト・ワン作品
制作会社/配給元ニュー・センチュリー・プロデューサーズ/アルゴプロジェクト

映画『櫻の園』原作紹介

原作:漫画「櫻の園」吉田秋。
1985年~1986年にかけて『LaLa』(白泉社)に連載されていました。

 

同じく中原俊が監督を務めた『櫻の園 -さくらのその-(2008)も劇場公開されました。
脚本は『自虐の詩』の関えり香。

 

演劇部ならではの体操《櫻華体操》などは引き継がれている部分もあります。が、ストーリーそのものは、全くの別モノになっています。

『櫻の園』(1990)から時代も移り変わって、「今風」になっています。

 


福田沙紀や杏といった女子高生にふさわしく、
キャスト陣は豪華なのですが、いかんせん、観劇された方の評価が、パッとしません。なので、ここでは紹介しておりません。

 

映画『櫻の園』関連作品 ~高校演劇をテーマ~

 

高校演劇をテーマにした映画を紹介します。

 

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『行け!男子高校演劇部』(2011)

~あらすじ~
池松男子高校に入学した小笠原元気(中村蒼)は女の子にモテる部活を探していたところ、勘違いで廃部寸前の演劇部に入部することに。顧問(池田鉄洋)すらやる気のない部内で彼が部員獲得に孤軍奮闘し、何とか廃部を免れる。そんな中、演劇の見学に訪れた女子高である美少女に一目ぼれした小笠原は、総合演劇祭出場に向けて奮起するが……。

出典:Yahoo!映画

『櫻の園』(1990)は女子高の演劇部が舞台だけど、「演劇サイコー!」、男子だけの演劇部だって存在する。こちらはコメディー超(調)に仕上がっていて、楽しめる!

監督:英勉 出演:中村蒼、池松壮亮、冨田佳輔

 

『幕が上がる』(2015)

~あらすじ~
地方都市の県立富士ケ丘高等学校2年生の高橋さおり(百田夏菜子)は、部長を務める演劇部最後の1年を迎えようとしていた。
それぞれに個性豊かな部員たちと共に年に1度の大会、地区大会突破を目標に稽古に励む中、元学生演劇の女王だという吉岡先生(黒木華)が赴任してくる。吉岡の指導の下、全国大会出場を目指し彼女たちの演劇に打ちこむ日々が始まる。

出典:Yahoo!映画

 

2015年に劇場公開された『幕が上がる』は、2012年に劇作家・平田オリザが発表した小説『幕が上がる』を映画化したもの。

監督には『踊る大捜査線』シリーズを手がけた本広克行、生徒役にはももいろクローバーZが出演したことで、当時話題になりました。

 

ももクロ好きという評価、アイドル出演のため演技、高校演劇で『ロミオとジュリエット』やる!?などといった賛否両論もあります。

が、高校時代に味わった空気感、青春時代を思いだすような映画であることには、違いありません。本作は文部科学省選定作品にも指定されています。

 

監督:本広克行 出演:百田夏菜子、玉井詩織、高城れに、有安杏果、佐々木彩夏

モモクロの『幕が上がる』(2015)はこちら。

 

映画『櫻の園』関連作品 ~中原俊監督作品~

 

中原俊監督作品を紹介します。

 

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『12人の優しい日本人』(1991)

~あらすじ~
陪審員制度を題材にした名作「十二人の怒れる男」をモチーフに、もしも日本に陪審員制度があったら、という架空の設定のもとに陪審員として集められた人々の姿をコミカルに描く。ある殺人事件の裁判のためごく一般の市民12人が集められた。被告が若くて美しいことから議論は概ね無罪で決まりかけたとき、ひとりがそれに異を唱えたことから議論は白熱紛糾し……。

出典:Yahoo!映画

日本では、2009年(平成21年)に裁判員制度が開始されました。ですが、厳密な意味では、アメリカやイギリスに見るような「陪審制」とは、その性質は異なります。

本作では、文化庁優秀映画作品賞を受賞しています。

 

脚本:三谷幸喜、東京サンシャインボーイズ 出演:塩見三省 、豊川悦司

映画『櫻の園』口コミ(見どころ・感想)

映画『櫻の園』口コミ(見どころ・感想)

「少女時代の煌めきは一瞬の儚いもので、だからこそ美しいんだなぁ」

~見どころ~
初々しい少女たちの心の一瞬の煌めきを、スクリーンにおさめた名作映画です。

こんなにも素敵な少女たちが、たくさん出てくるのに、その後も女優として活躍している人は、極わずかなのが、とても残念ですね。

ただ、やはり少女時代の煌めきは一瞬の儚いもので、だからこそ美しいんだなぁと実感しました。

原作は女性作家によるマンガですが、監督は男の人なので、女性や少女たちに対してる美化していると言うか、夢を見てる部分もあるよな、とも思いましたが、そこも含めて、映画としては好きな作品です。

女の子たちが、キャッキャとじゃれあい、たわいもない出来事に一喜一憂する様子は、自分自身の若い頃を思い出して、少し共感したりもしました。

~感想~
桜が舞散る女子校で、少女たちの様々な思いが錯綜します。

若い女の子たち特有の心の揺れなどが、それぞれ繊細に表現されていて、時代を越えた名作だと思います。
この頃の、つみきみほさんは最強ですね。

何で今、第一線で活躍していないのか、すごく不思議です。

男女問わず、若いころ、特に高校生の頃って、こんな感じでモヤモヤを抱えていたなぁと、あの頃を懐かしく感じます。

女の人、特に女子校の出身の人なら、色々と突っ込みたくなるかも知れませんが。

その後、同じ監督でリメイクされましたが、そちらは駄作なので見ない方が良いです。
名作は美しいまま、自分の心にとどめておきたいと強く思いました。

変に続編っぽくしないで、全く別の映画として製作して欲しかったです。

『櫻の園』は1990年に劇場公開され、1994年には舞台版としても初演公開されました。(以降、2007年版、2009年版、2011年版)。

以下は、1994年の舞台版のもので、その見どころや感想となります。チェーホフの名作『桜の園』をベースにした演劇で、監督は矢内原美邦。出演:笠木泉、鈴木将一朗、光瀬指絵。

 

チェーホフの名作『桜の園』に矢内原美邦が独自の視点で描いた1本の老木をめぐる3つの物語。この木を伐るか、否か。そこにはそれぞれの主張があり、賛成があり、反対があり、いくら言葉を費やしても果たしてそこに正解はない。不確かな未来へと漕ぎだす私たちに送る物語。                                      出典:Amazon

舞台版:ミクニヤナイハラプロジェクトVol9は桜の園。

~見どころ~
ミクニヤナイハラプロジェクトVol9は『桜の園』である。桜の老木をめぐる三つの物語で構成される舞台である。

オープニングは夜中の工事現場。桜の老木について叫びジャンプするヘルメットをかぶった男女。演劇の発散というものばかりが続く。

 

場面は、枯れ葉を敷き詰めたような庭へと転換している。

正義というものについて声高に叫んでいる。力強く正義について叫んでいるが、それが実際の正義と結びついているか否かは疑問である。

 

桜の老木を借り倒すか存続させるか。二つに一つである。

ジャンプし、飛び跳ね、叫び発散は続いた。

オープニングの不自然な動きに比し後半の動きは自然な動きになっているように思う。ラストシーンで核心に触れずプツンと終わった。

 

~感想~
演劇というもの「桜の園」という題材に興味があった。

何が舞台に起きるのだろう?というワクワクした期待がある。思い切りやった!という感じはするのだが、発散というものに筋書きがあまり見受けられない。「桜の園」という題名ばかりで期待感を大きくするのは、どうか?

題材として「桜の園」の原作に取り組んで、格の上がった感じがする舞台づくりをしてもよかったのではないか?

 

「桜の園」の原作から舞台への解釈のようなもので一生というものは、ゆるゆると過ぎゆくという。

古い女優などと確執のありすぎた「桜の園」という舞台。

原作を題材に真面目に取り組んでいないのは残念だが、興味深い舞台だった。今一度『櫻の園』の原作を見直してみたい。

映画『櫻の園』評価は?

評価サイトみんなのシネマ(10点満点)IMDb
(10点満点)
Filmarks
(5点満点)
Yahoo!映画
(5点満点)
点数6.656.63.83.98
評価サイトの特徴・映画情報/上映中の映画に!
・評論家コラムや、監督やキャストへのインタビュー記事多い
・海外オンラインデータベース
・Amazon運営
・急成長中! SNSシェア強し
・過去作品、評価も厳しめ!?
・最初に見る。評価甘めかな!?
・Yahoo!運営

本作品の評価情報は2021年4月27日時点のものです。

まとめ

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