映画『狼たちの午後』あらすじは?動画を視聴する方法と配信サービスを紹介!

2022-10-03

POINT

・『狼たちの午後』(1975)は、
社会派
シドニー・ルメット監督による犯罪映画である。実際にニューヨークのブルックリン区チェース・マンハッタン銀行支店で発生した銀行強盗事件(1972年8月22日)を題材としている。
・『狼たちの午後』で銀行強盗犯の「
強盗計画動機は何だったのか、目的は・・・?」銀行強盗犯を演じたアル・パチーノの演技が賞賛された。
・ちなみに『
ゴッドファーザーⅡ
』(1974)
に習って、アル・パチーノとジョン・カザールが共演しているのも見どころの一つ。
・関連作:『タクシードライバー』(1976)『ブラッド・ダイヤモンド』(2006)『キャプテン・フィリップス』(2013)『ホテル・ムンバイ』(2018)『ジョーカー』(2019)

映画『狼たちの午後』あらすじ

無計画に銀行を襲った結果、篭城せざるを得なくなった二人の強盗。警官隊に包囲される中、やがて強盗と人質の間に奇妙な連帯感が芽生え始める。’72年に起きた実話を元に製作。それぞれのキャラクターと演ずる役者が良く、ある種良質の舞台劇をも思わせるルメットの演出がアメリカ社会の構図を浮き彫りにしていく様は見事。

映画『狼たちの午後』予告動画

映画『狼たちの午後』基本情報

邦題狼たちの午後
原題Dog Day Afternoon
公開年1975年
上映時間2時間5分
監督シドニー・ルメット
キャストソニー・・・アル・パチーノ
サル・・・ジョン・カザール
シェルドン捜査官・・・ジェームズ・ブロデリック
ユージーン・モレッティ巡査部長・・・チャールズ・ダーニング
レオン・シャーマー・・・クリス・サランドン
マーフィー捜査官・・・ランス・ヘンリクセン
シルヴィア・・・ペニー・アレン
ジェニー・・・キャロル・ケイン
音楽挿入歌:「過ぎし日のアモリーナ」エルトン・ジョン、「安息の日々」ユーライア・ヒープ、「ステイ・ウィズ・ミー」フェイセズ
受賞歴・第アカデミー賞(1976年)脚本賞
・第1回ロサンゼルス映画批評家協会賞(1975年)作品賞
制作マーティン・ブレグマン、マーティン・エルファンド、ロバート・グリーンハット/ワーナー・ブラザース

関連作品

『タクシードライバー』(1976)

監督:トッド・フィリップス

キャスト:ホアキン・フェニックス、ロバート・デ・ニーロ、ザジー・ビーツ、フランセス・コンロイ

『ブラッド・ダイヤモンド』(2006)

『キャプテン・フィリップス』(2013)

2009年4月。
コンテナ船マースク・アラバマ号は、ケニアに援助物資を運ぶため、インド洋を航海していた。
それはいつもと変わらぬ旅であったが、ソマリア海域に入った途端、事態は一変する・・・突如海賊船が現れたのだ。
アラバマ号の船長、フィリップスは向かってくる小さな海賊船に対し放水をする。
しかし、アラバマ号はたった四人の海賊たちに占拠されてしまう。
その時、フィリップス船長は乗組員の解放を条件に、自らが拘束されることを選ぶ。
そして、船長たった一人VSソマリア人海賊との命がけの攻防と、海軍特殊部隊NAVY SEAL、特殊チームのスナイパーを巻き込み、アメリカ国家の威信を賭けた闘いが始まった!
出典:Amazon

『ホテル・ムンバイ』(2018)

インドの巨大都市ムンバイに、臨月の妻と幼い娘と暮らす青年アルジュン(デヴ・パテル)は、街の象徴でもある五つ星ホテルの従業員であることに誇りを感じていた。この日も、いつも通りのホテルの光景だったが、武装したテトリスト集団がホテルを占拠し、"楽園"は一瞬にして崩壊する。500人以上の宿泊客と従業員を、無慈悲な銃弾が襲う中、テロ殲滅部隊が到着するまでに数日かかるという絶望的な報せが届く。アルジュンら従業員は、「ここが私の家です」とホテルに残り、宿泊客を救う道を選ぶ。
一方赤ん坊を部屋に取り残されたアメリカ人建築家デヴィッド(アーミー・ハマー)は、ある命がけの決断をするのだが――。
出典:Amazon

『ジョーカー』(2019)

映画『狼たちの午後』口コミ(見どころ・感想)

映画口コミ(見どころ・感想)

『狼たちの午後』がLGBTが社会的にまだ認知されていない50年前の時代の物語であることが信じられません。
~見どころ~社会派監督の巨匠シドニー・ルメットの手堅い、しかもドキュメンタリータッチの乾いた演出がド派手なアクション映画とは一線を画する仕上がりを生み出している一作です。監督の手腕が要求する演技力を発揮しているのがアル・パチーノです。舞台劇の本場ニューヨークで鍛え上げられた抜群の演技力がやむを得ない事情で銀行強盗に手を染めてしまう主人公ヴォイトヴィッツの虚しさを遺憾無く表現しきっていることに驚きです。実際、ヴォイトヴィッツは親友の性転換手術の高額な医療費を獲得するために強盗事件を起こしたのでした。LGBTが社会的にまだ認知されていない50年前の時代の物語であることが信じられません。本作は時代背景と人物描写の濃密さを堪能できる味わいの深い一作となっています。~感想~ わたしはこの映画をリアルタイムで観ています。米国公開が1975年9月だったそうなので、おそらくほぼほぼ45年前に観たわけです。銀行強盗襲撃ものだったので、先行する犯罪作品、たとえば『ダーティハリー』のエロスとバイオレンス、『フレンチコネクション』の疾走するアクションを思い浮かべて観にいったのですが、その期待は見事に裏切られました。犯罪アクションものを観終わった後のカタルシス、爽快感を期待して観にいくと完全に「フラれて」しまいます。最も印象に残ったのは警官隊に包囲された銀行強盗を演じるアル・パチーノの苛立たしさ、焦り、まさに焦燥感ですね。そこにニューヨークで幾多の舞台経験を踏んだパチーノの実力というか、重厚な演技力が滲み出てくるわけです。男の疲れた哀愁感というか、なんかそんなとことです。
コミカルな場面と緊迫した場面との緩急が素晴らしく、観ていて飽きません。
~見どころ~ 1972年にニューヨークで起きた実際の銀行強盗事件をもとに、社会派映画の巨匠シドニー・ルメット監督がメガホンを取った本作。アカデミー脚本賞を受賞しているだけあって、コミカルな場面と緊迫した場面との緩急が素晴らしく、観ていて飽きません。主人公のソニーはベトナム帰還兵で、社会的マイノリティとしての背景も持っている複雑な役どころ。本来であれば英雄なのに犯罪者で、犯罪者なのに人質に優しい。演じるのは若かりし頃のアル・パチーノです。『ゴッドファーザー』の印象が強い彼ですが、弱さや未熟さのある青年役も意外なほどハマっています。稚拙な計画で銀行を襲撃し、ことごとく上手くいかず、あっという間に警察に包囲されてしまう。膠着状態の中、ソニーが「妻」を呼ぶ。それが転機となって、ソニーは社会的弱者のヒーローに祭り上げられていきます。スリリングな展開とコミカルな部分だけでも十分に楽しめますが、喜劇の裏に生きる苦しさが透けて見えて、忘れられない余韻を残す名作です。~感想~ アカデミー賞を総なめにしてもおかしくないくらい面白いと思うのですが、『カッコーの巣の上で』と同じ年だったようですね。なんという映画の当たり年か。アル・パチーノの魅力で、主人公のソニーに2時間目が釘付けで、気づいたら飲まず食わずで手に汗握って観ていました。犯罪者が意図せずして社会的弱者の代弁者扱いされ、群衆に支持されていくという流れは『ジョーカー』と似ていますが、ソニーは人間味にあふれていて優しいので、より感情移入がしやすかったです。そんな彼に、人質も次第にほだされていきます。本作はストックホルム症候群を扱った映画としてもよく取り上げられていますが、ソニーなら人質にされていなくても好きになるわと思いました。

映画『狼たちの午後』評価は?

評価サイトみんなのシネマ(10点満点)IMDb (10点満点)Filmarks (5点満点)Yahoo!映画 (5点満点)
点数7.178.03.85.0
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本作品の評価情報は2023年9月13日時点のものです。