2021-05-18
POINT
カメラマンのジェフは足を骨折し、ニューヨークはグリニッチ・ヴィレッジのアパートで療養中。身動きの取れない彼にとって退屈しのぎの楽しみは、窓から見える中庭と向いのアパートの住人たちを眺める事だけ。だが、その中で、セールスマンの夫と激しい口論をしていた病床の妻の姿が見えなくなった事に気づいた。セールスマンの様子を窺う内に、ジェフはその男が女房を殺したのではないかと推測、恋人のリザと看護人ステラの協力を得て調査を始めるのだが……。
| 邦題 | 裏窓 |
|---|---|
| 原題 | Rear Window |
| 公開年 | 1954年 |
| 上映時間 | 1時間52分 |
| 監督 | アルフレッド・ヒッチコック |
| キャスト | L・B・ジェフリーズ・・・ジェームズ・スチュワート リザ・キャロル・フリーモント・・・グレース・ケリー ラーズ・ソーワルド・・・レイモンド・バー ステラ・・・セルマ・リッター トーマス・ドイル・・・ウェンデル・コーリイ |
| 音楽 | フランツ・ワックスマン |
| 受賞歴 | ・第20回ニューヨーク映画批評家協会賞主演女優賞( グレース・ケリー) |
| 制作 | アルフレッド・ヒッチコック、パラマウント映画/パラマウント映画 |
アルフレッド・ヒッチコックは、サスペンス映画の巨匠として名高い映画監督です。彼の作品には、共通する点や制作秘話、役者秘話、データなどが多くあります。今回は、彼の代表作とも言える『めまい』(1958)、『サイコ』(1960)、『鳥』(1963)について、それらを紹介します。
まず、これらの作品に共通する点は、以下のようなものが挙げられます。
ヒッチコックが好んで使った「マクガフィン」と呼ばれる技法が用いられています。これは、物語の動機となりますが本質的に重要ではない要素という意味です。『めまい』ではカールッタの肖像画や首飾り、『サイコ』では盗んだ40,000ドル、『鳥』では鳥の襲撃の原因などがそれにあたります。
主人公が心理的な葛藤やトラウマを抱えており、それが物語の展開や結末に影響を与えています。『めまい』ではジョニーが高所恐怖症であることやマデリーンへの執着心、『サイコ』ではノーマンが母親との複雑な関係に苦しんでいることや分裂病であること、『鳥』ではメラニーが父親との確執やミッチへの想いを抱えていることなどがそれにあたります。
また、 金髪の美女も重要な役割を果たしています。ヒッチコック独特の「ヒッチコック・ブロンド」と呼ばれるタイプの女優が起用されています。『めまい』ではキム・ノヴァク、『サイコ』ではジャネット・リー、『鳥』ではティッピ・ヘドレンなどがそれにあたります。
次に、これらの作品に関する制作秘話や役者秘話についてになります。
『めまい』は当初興行的に失敗した作品で、批評家からも酷評されていました。しかし1960年代後半から再評価され始め、1982年には英米映画批評家協会が選ぶ「史上最高の映画」に選ばれました。その後も多くの批評家や監督から高く評価され続け、2012年には英国映画協会が発表した「歴代最高の映画」ランキングで初めて『市民ケーン』を抜いて第1位に輝きました。
『サイコ』は当時としては衝撃的な暴力描写やセックス描写が含まれており、制作当初はスタジオや検閲委員会から反対されました。特に有名なシャワーシーンでは、ナイフで刺される音を作るためにメロンを切ったり、血に見立てたチョコレートシロップを使ったり、70種類以上のカットを組み合わせたりという工夫が凝らされました。このシーンは映画史に残る名場面となり、多くの映画やテレビ番組でオマージュやパロディが作られました。
『鳥』はヒッチコックが初めて特殊効果を多用した作品であり、実際の鳥や剥製の鳥、アニメーションの鳥などが使われました。撮影には3年近くかかり、特に鳥の襲撃シーンでは女優のティッピ・ヘドレンが本物の鳥に襲われるという過酷な演技を強いられました。
最後に、これらの作品に共通するのは、独自の手法による緊張感あふれる演出であり、私たち観客を引き込みます。役者たちも熱演を見せ、オスカーにノミネートされた作品もあります。『めまい』ではカメラを回転させることでめまいの症状を表現し、『鳥』では実際に数千羽の鳥を観客に向かって飛ばすという大胆な手法を用いました。これらの作品は、ミステリー、スリル、サスペンスといった要素を各々取り入れ、現代のホラー映画やスリラー映画に大きな影響を与えました。こうして、今やサスペンス映画の金字塔として今なお多くの人々を惹きつけています。
ヒッチコック=サスペンス!ぜひ一度ご覧になってみてください。
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出演:ジェームズ・スチュワート、キム・ノヴァク、バーバラ・ベル・ゲデス、トム・ヘルモア
~あらすじ・解説~
会社の金を横領した女が立ち寄ったベイツ・モーテル。そこには管理人の青年ノーマンと離れの一軒屋に住む年老いた“母”がいた……。伝説的ヒッチコック・スリラーにして全てのサイコ・サスペンスのルーツであり、その演出スタイルは恐怖感を煽るバーナード・ハーマンの音楽と共に数多くの模倣やパロディを生んだ。原作はロバート・ブロック。出典:Yahoo!映画
出演:アンソニー・パーキンス、ヴェラ・マイルズ、ジョン・ギャヴィン
ジャネット・リー
・第18回ゴールデングローブ賞(1961年)助演女優賞
出演:ティッピー・ヘドレン、ロッド・テイラー、スザンヌ・プレシェット、ジェシカ・タンディ
映画『裏窓』口コミ(見どころ・感想)
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