映画『炎628』動画を視聴する方法と配信サービスを紹介!

2021-09-02

POINT

・『炎628』は1985年に制作されたが、その後1991年12月26日にソ連は崩壊した。
・舞台は旧
ソ連の村、現在のベラルーシ。第二次世界大戦の東部戦線(共産主義vsファシズム)では、ソ連軍もかなり酷い虐殺を行っていたことが分かっている。
・『炎628』という邦題は、
ベラルーシの628の村々が焼かれたの意味。
・関連作:『ひろしま』(1953) 『夜と霧』(1955)『戦争のはらわた』(1977) 『ヒトラーの忘れもの』(2015) 『ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦』(2016) 『異端の鳥』(2019)

映画『炎628』あらすじ

モスクワの西、白ロシア(現ベラルーシ共和国)地域は、
第2次世界大戦中ドイツ軍にいちばんひどい目にあい、628の村が虐殺の犠牲になった。
当時、地下組織に加わっていた主人公の少年が村に戻ってくると死体の山だった。
つぎの村では筆舌に尽くしがたい苦難を体験した。
ドイツ兵は女子供を大きな納屋に詰めこみ、火をつけたのである。
事件を目の当たりにし脱出した少年の顔には老人のような深いしわが刻み込まれていた…。

映画『炎628』予告動画

映画『炎628』基本情報

邦題炎628
原題Come and See(Idi i smotri)
公開年1985年
上映時間2時間23分
監督エレム・クリモフ
キャストフリョーラ・・・アレクセイ・クラヴチェンコ
オリガ・ミローノバ - グラーシャ
コサーチ・・・リューボミラス・ラウウチャビシウス
ルベージ・・・ブラーダス・バグドナス
ウクライナ人協力者・・・エヴゲニー・ティリチェーエフ
ドイツ軍指揮官・・・ビクトル・ローレンツ
親衛隊中隊指揮官・・・ユーリ・ルミスティ
音楽オレーグ・ヤンチェンコ
受賞歴・第14回
モスクワ国際映画祭
(1985年)最優秀作品賞
制作モスフィルム、ベラルーシフィルム/松竹富士クラシック=松竹富士

関連作品

「絶望シネマ」をテーマとした書籍『観ずに死ねるか!傑作絶望シネマ88』

『ひろしま』(1953)

物語 戦後、何年かを経た広島。ある高校の英語の授業中に、女生徒・大庭みち子が鼻血を出して倒れる。原爆症のためである。「この中に被爆した者はいるか?」担任の北川先生の問いに、生徒の三分の一が手を上げた。原爆投下の当日、彼らは小学生だった。残酷な惨状、地獄のような光景がそれぞれの胸に甦ってくる。 がしかし、今の広島では平和記念館の影は薄れ、街々に軍艦マーチが高鳴っている…。あの日、みち子の姉・町子は米原先生や級友たちと元安川に逃げ、皆と一緒に死んでしまった。みち子は爆風で吹き飛ばされ、弟・明男は黒焦げになり…。
出典:Amazon

『夜と霧』(1955)

~解説~
セーヌ左岸派を代表する映画作家、アラン・レネの名を一躍世界に知らしめたドキュメンタリー。ユダヤ人大量虐殺を題材に、廃墟と化したアウシュビッツ収容所の映像と虐殺の生々しい記録のコラージュから、映像によるナチズムの告発に成功している。
出典:Amazon

『戦争のはらわた』(1977)

~解説・あらすじ~
『キラー・エリート』のサム・ペキンパー監督が、名誉に目が眩んだ男がロシア戦線で繰り広げる戦いを描いた戦争映画。ソ連軍の猛攻に耐えるブラント大佐の隊に、中隊長としてストランスキー大尉が派遣される。
出典:TSUTAYA DISCAS

『ヒトラーの忘れもの』(2015)

1945年、ナチス・ドイツによる占領から解放されたデンマーク。ドイツ軍が海岸線に埋めた無数の地雷を除去するため、捕虜のドイツ兵たちが駆り出された。彼らは地雷を扱った経験がほとんどない。彼らを監督するデンマーク軍のラスムスン軍曹は、全員があどけない少年であることに驚くが、容赦ない暴力と罵声を浴びせる。
少年たちは祖国に帰る日を夢見て苛酷な任務に取り組むが、飢えや体調不良に苦しみ、地雷の暴発によってひとりまたひとりと命を落としていく。そんな様子を見て、ナチを激しく憎んでいたラスムスンも、彼らにその罪を償わせることに疑問を抱くようになる。
やがてラスムスンは、残された任務をやり遂げて帰郷を願う少年たちの切なる思いを叶えてやろうと胸に誓うようになる。しかしその先には思いがけない新たな苦難が待ち受けていた…
出典:Amazon

映画『炎628』口コミ(見どころ・感想)

映画『炎628』口コミ(見どころ・感想)

1985年のソ連映画で、ドイツ軍の蛮行について描いたものです。
~見どころ~ 1985年のソ連映画で、ドイツ軍の蛮行について描いたものです。
「628」とは現在のベラルーシでドイツ軍に焼かれた村の数で、原題は「Come And See」です。主人公の少年は、ある日に土の中から一丁のライフル銃を掘り出し、周囲の反対を押し切ってパルチザンに合流します。森の中ではソ連軍からはぐれた兵士や民間人が武器を集めてドイツ軍への抵抗を続けているのでした。
しばらくしてから自分の村を見に行ってみると、誰もいなくなっていました。生き残った人は村を離れた何もないところにいて、食料もないので、主人公は牛乳を貰うために農家へ向かい、何とかしようとします。全体として陰鬱なシーンと綺麗な風景が組み合わされているので、独特な映画になっていました。~感想~ 後半は、農家から帰るときにドイツ軍に拘束された主人公が目撃することになるドイツ軍の行動の話ですが、いかにドイツ軍たちが嬉々として村人を集めて集会所に入れ処分しようとするかが描かれています。ナチスの思想ではスラブ人は劣等民族で、ドイツ人に隷属するか絶滅するのがふさわしく、スラブ人が住んでいた所はドイツ人が入植するという構想があったとのことです。日本の軍事系の雑誌やムックでは、現在でもドイツ軍の戦記物として、勇敢にソ連軍や米軍と戦ったドイツ国防軍や武装親衛隊が取り上げられています。が、90年代以降に歴史の研究が進み、ドイツ国防軍もかなりナチスの残虐行為に協力していたことが明らかになったため、欧米ではそのような戦記物などは歴史修正主義として、出版されなくなったとのことです。有名なところでは、様々な戦記物を書いていたパウル・カレルの著作などは、現在では全て絶版になっているとのことです。
第二次世界大戦におけるナチスドイツとベラルーシ共和国の関係性について、ある程度知識があった方が物語に没入できると思います。
~見どころ~ 1943年、ナチスドイツ占領下であるベラルーシの村に住む少年フリョーラが、ユダヤ人を銃殺するために組織された部隊である「アインザッツグルッペン」による凄惨な虐殺事件に巻き込まれていく様子を描いた物語です。
1943年3月22日、ベラルーシにて実際に起きてしまった、149名もの村人が命を落としたハティニ虐殺を基にした小説「ハティニ物語」が原作となっています。
2022年1月現在、動画配信サービス等での配信は一切行っていないため、視聴するにはDVDを購入するかレンタル取扱店を探すしかありません。
まだあどけなかった少年の顔つきが、凄惨な光景を目の当たりにしていくうちに少しずつ変化していくのが見どころです。その変化に注目して試聴すると一層恐怖を覚えます。~感想~ まさに地獄絵図です。少年の声や、不協和音のような音響。そして空爆や発砲の際の耳が裂けるような音や息絶える寸前の動物や人の悲鳴がが耳から離れません。極限状態の人間の表情がリアルで恐ろしく、胸にくるものがあります。淡々とした映像と相まって、不気味さと異常さがより際立っていました。視覚と聴覚の両方にダメージを与えるような演出が多く、終始息が詰まるような思いをしました。しかし、史実を基にしている物語だからこそ最後まで目を離すことが出来ませんでした。これから初めて視聴する方は、原作小説を読む必要はないと思いますが、第二次世界大戦におけるナチスドイツとベラルーシ共和国の関係性について、ある程度知識があった方が物語に没入できると思います。

映画『炎628』評価は?

評価サイトみんなのシネマ(10点満点)IMDb (10点満点)Filmarks (5点満点)Yahoo!映画 (5点満点)
点数7.098.34.44.26
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本作品の評価情報は2023年7月20日時点のものです。