POINT:
アメリカン・ビューティーは真紅の薔薇の品種。
・『アメリカン・ビューティー』はサム・メンデス監督初のデビュー作品。西暦2000年になる直前の社会風刺作品(R18+)。監督の共通したテーマは「家族の崩壊」が多く、『スカイフォール』や『スペクター』もそう。
アメリカ社会(リストラや家庭内暴力、退役軍人が抱えるストレス、麻薬、銃・・・)を映しているいるが、本作ではアメリカの核家族を皮肉った作品である。
・関連作:『ファイトクラブ』(1999)『アメリカン・サイコ』(2000)
ケヴィン・スペイシー出演作:『ユージュアル・サスペクツ』(1995)『セブン』(1995)

映画『アメリカン・ビューティー』

~あらすじ~
40歳を過ぎた広告マンのレスターと上昇志向たっぷりの妻。彼らの家庭生活に潜む歪んだ真実が徐々に暴かれていく。

40歳を過ぎた広告マンのレスター・バーナムと上昇志向たっぷりの妻キャロリン。彼らの家庭生活に潜む歪んだ真実が徐々に暴かれていく。妻は夫を憎み、娘のジェーンは父親を軽蔑している。そして会社の上司はレスターにリストラによる解雇を告げる。そんな毎日に嫌気が差したレスターは、人生の方向転換を図る。しかし、自由と幸せを求めるレスターを待ち受けていたのは、あまりにも高価な代償だった。

出典:Rakuten TV

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映画『アメリカン・ビューティー』予告動画

American Beauty - Trailer

映画『アメリカン・ビューティー』配信状況

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映画『アメリカン・ビューティー』監督・キャスト、原作紹介

映画『アメリカン・ビューティー』基本情報

 

本作(タイトル)アメリカン・ビューティー/American Beauty
公開年1999年
上映時間/再生時間1時間57分
監督サム・メンデス
キャストレスター・バーナム・・・ケヴィン・スペイシー
キャロリン・バーナム・・・アネット・ベニング
ジェーン・バーナム・・・ソーラ・バーチ
リッキー・フィッツ・・・ウェス・ベントレー
アンジェラ・ヘイズ・・・ミーナ・スヴァーリ
フランク・フィッツ大佐・・・クリス・クーパー
バディ・ケイン・・・ピーター・ギャラガー
バーバラ・フィッツ・・・アリソン・ジャネイ
ジム・オルマイヤー(麻酔専門医)・・・スコット・バクラ
オープンハウスの客・・・ジョン・チョー
クリスティ・ケイン・・・アンバー・スミス
ケータリング業者主任・・・ジョエル・マクラリー
バーテンダー(ノンクレジット)・・・ブルース・コーエン
ジム・バークレー(税理士)・・・サム・ロバーズ
音楽
トーマス・ニューマン
主な受賞歴・第72回アカデミー賞(2000年)作品賞/脚本賞/監督賞/主演男優賞/撮影賞
・第57回ゴールデングローブ賞(2000年)作品賞(ドラマ部門)/脚本賞/監督賞
・第24回トロント国際映画祭(1999年)ピープルズ・チョイス・アウォード
ほか
制作会社/配給元ダン・ジンクス、ブルース・コーエン、スタン・ヴロドコウスキー、アラン・ボール、ドリームワークス/ドリームワークス、UIP

映画『アメリカン・ビューティー』原作紹介

脚本:アラン・ボール

映画『アメリカン・ビューティー』関連作品


『ハピネス』(1998)は『アメリカンビューティー』のサプカル版、ブラックコメディといったところ。笑ってしまって良いのか?下品で皮肉だらけで最低だけに観る人、好き嫌いを選ぶかも。

 

以下の作品のDVDパッケージ「画像」をクリックすると、Amazon・楽天で作品詳細等を確認することができます。

 

『タクシードライバー』(1976)

監督:マーティン・スコセッシ
出演:ロバート・デ・ニーロ、シビル・シェパード、ピーター・ボイル、ジョディ・フォスター

『タクシードライバー』(1976)はこちらから

 

『ファイト・クラブ』(1999)

~あらすじ~
不眠症に悩む若きエリートのジャック。彼の空虚な生活は、謎の男タイラーと出会ってから一変する。自宅が火事になり、焼け出されたジャックはタイラーの家へ居候することに。「お互いに殴り合う」というファイトにはまっていく二人のもとに、ファイト目当ての男たちが集いあうようになる。そして秘密組織“ファイト・クラブ”がつくられた!

出典:Rakuten TV

監督:デヴィッド・フィンチャー
出演:エドワード・ノートン、ブラッド・ピット、ヘレナ・ボナム=カーター、ミート・ローフ

 

『アメリカン・サイコ』(2000)


監督:メアリー・ハロン
出演:クリスチャン・ベイル、ウィレム・デフォー、ジャレッド・レトー、ジョシュ・ルーカス、サマンサ・マシス

『アメリカン・サイコ』(2000)はこちらから

 

『リトル・ミス・サンシャイン』(2006)

~あらすじ~
田舎町アリゾナに住む少女オリーブ。なんともブサイクでおデブちゃんな彼女が、全米美少女コンテストでひょんなことから地区代表に選ばれた。オリーブ一家は黄色のオンボロ車に乗り、決戦の地カリフォルニアを目指すことに。人生の勝ち組になることだけに没頭する父親、ニーチェに倣って信念で沈黙を貫く兄、ゲイで自殺未遂の叔父、ヘロイン吸引が原因で老人ホームを追い出された不良ジジイ、そしてバラバラ家族をまとめようと奮闘する母親。そんな落ちこぼれ家族の、奇妙でハートフルな旅が始まった……!

出典:Amazon

監督:ジョナサン・デイトン、ヴァレリー・ファリス
出演:グレッグ・キニ、アトニ・コレット、スティーヴ・カレル、アラン・アーキン

『リトル・ミス・サンシャイン』(2006)はこちらから

 

『トウキョウソナタ』(2008)

~あらすじ~
ボクんち、不協和音。

お父さんも、お母さんも、お兄ちゃんも、そしてボクも――みんなナイショの秘密をもっている。
舞台はトウキョウ。線路沿いの小さなマイホームで暮らす四人家族のものがたり。
リストラされたことを家族に言えないお父さん。ドーナツを作っても食べてもらえないお母さん。
アメリカ軍に入隊するお兄ちゃん。こっそりピアノを習っている小学六年生のボク。
何もおかしいものなんてなかったはずなのに、気づいたら家族みんながバラバラになっていた。
いったい、ボクの家で何が起こっているのだろう?

出典:Amazon

出演:香川照之(市川中車)小泉今日子、小柳友、井之脇海、井川遥 ほか

・第3回アジア映画大賞(2009年)作品賞

 

映画『アメリカン・ビューティー』関連作品 ~ケヴィン・スペイシー出演作~

ケヴィン・スペイシー出演作品を紹介します。

『ユージュアル・サスペクツ』(1995)

監督:ブライアン・シンガー
出演:スティーヴン・ボールドウィン、ガブリエル・バーン、チャズ・パルミンテリ、ケヴィン・ポラック

・第68回アカデミー賞(1996年)脚本賞/助演男優賞(ケヴィン・スペイシー)

 

『ユージュアル・サスペクツ』(1995)はこちら

『セブン』(1995)

監督:デヴィッド・フィンチャー
出演:ブラッド・ピット、モーガン・フリーマン、グウィネス・パルトロー、ジョン・C・マッギンレー

 

『セブン』(1995)はこちら

映画『アメリカン・ビューティー』口コミ(見どころ・感想)

映画『アメリカン・ビューティー』口コミ(見どころ・感想)

華やかなイメージがする題名からは想像もできない程、重い内容で、見る者に対して問題提起しているようにも感じました。

~見どころ~
この作品は、ケビン・スペイシーが主演で、内容は、米国の中流世帯の核家族の崩壊を描いており、1999年のアカデミー賞でなんと8部門ノミネート、5部門受章の話題作と言う、誰もが認める社会派の傑作です。
序盤はかなり露骨な性表現で驚く人の多いと思いますが、最後まで見ると、アメリカの抱えている深刻な問題にメスを入れた、より深い意味や内容に気が付くと思います。
第二次正解大戦から55年が経った当時のアメリカ、お金に取りつかれた亡者を量産する経済的信仰と完全に常軌を逸した全ての自由と言える二つの価値観だけで語れる簡略化された米国。
色褪せた過去の栄光や常識が、まるで、止まらない雪崩のように崩れていく様子は、正直酷く不気味であり滑稽とも思えます。
この作品にはキーマンと呼ばれる特徴的な或る人物が登場します。
しかし、その人物が何者なのか、その存在自体が最大の鍵になると思います。
変質し、混乱し、崩壊していく米国社会を冷静に見つめるその人物は、救世主かはたまた預言者か、その判断は全てを見た観客に委ねられており、一度のみならず二度三度と見ても新たな発見があり飽きないタイプの映画です。

~感想~
この作品には、アメリカの家庭や社会の持つ病んだ部分が詰め込まれています。

華やかなイメージがする題名からは想像もできない程、重い内容で、見る者に対して問題提起しているようにも感じました。
映画の作り方にかなりの工夫がされており、最初と終わりの主人公の回想部分がかなり作品全体を理解する上で効果的な役割を果たしています。
表面上は、まるで問題と無縁の天国社会のようなイメージがする私達が憧れるアメリカで、全てが整ったようなアメリカンハウスに住む、2軒の隣同士の家庭が登場します。
片方は主人公の家庭で、夫が一見優しくて温厚なタイプで、妻も一見明るく元気、良くおしゃべりします。
一方、お隣の家庭は夫が力ずくで息子を従えさせる、日本でいう亭主関白なタイプで、息子は、父親が機嫌が悪いと日常的に暴力を振られアザと流血になり、妻はおとなしく、ひたすらにじっと耐える女であり、息子はそんなお母さんを可哀想と言います。
この二つの家族の対比が、とても皮肉的に描かれていて、そのことにより、一層色濃く、アメリカ人の家族とは何かという基本的な疑問を投げかけているように思えました。
主人公の奧さんは、いつの間にか主人公を拒むように成り、欲求不満に苦しむ主人公という構図もまた、このこと自体が全ての問題の始まりであり、出発点に思えました。
思春期クライシスと中年クライシスが同時期にきてしまうというのは、家庭内の問題として起きやすいですし、またそこから、主人公にとっての、人生の幸せとは何か?という疑問が、解決されそうで、なかなか解決されない。

例えば、若い子へ恋することが、本当に幸せなのか?それとも仕事辞めて自由になることが本当の幸せなのか?

そんな疑問を抱えながら生きていく人生の苦しみ、しかし、それでも、やはり家族というのは、今まで築き上げてきた時間は決して無駄でなく、大切なものであるんだということに気づかさられるという、いろいろな意味において、ものすごく深いテーマが根底にある作品であり、一度見たらもう一度見たくなる映画でした。

一連の騒ぎがなければ・・・。『セブン』の次位に気持ち悪いケビン・スペイシーを見ることができました。

~見どころ~
ふと2017年の未成年者の少年への性的暴行未遂事件以降、映画界から完全に抹消されてしまったケビン・スペイシーが気になり、『アメリカン・ビューティ』を手に取りました。
見どころとしては、娘の同級生の女の子に如何にして振り向いてもらおうと筋トレするケビン・スペイシーの気持ち悪い演技を見てもらいたいです。
映画史上、こんなにも女子高生に恋をした中年男性が気持ち悪いことを伝えてくれる作品はないと思います。
現代の倫理観を差し引いても、嫌悪感うなぎ登りです。
アカデミー賞主演男優賞をもぎ取るだけの演技をケビン・スペイシーは確かにしていました。彼の俳優としての力は素晴らしいです。

あの一連の騒ぎがなければ、今でもはつらつと活躍する彼を見ることができたと思います。

 

~感想~
本作を見て、『セブン』の次位に気持ち悪いケビン・スペイシーを見ることができました。

娘の同級生に恋する中年男性は、公開時の1999年でも気持ち悪かったはずです。
そして、ゲイのカップルは今では批判すると後ろ指を刺される世の中ですが、1999年ではマッチョイムズなフィッツ家の父が苦虫を噛みながらドン引き気味です。
この過去と現代の倫理観の差を感じるのも、楽しいです。
家族を顧みず、破壊する道をドシドシと歩むように見えるレスター共感無理すぎて、嫌悪感を抱くレベルです。
妻のキャロラインの気持ちがわかる。(吹き替え版の声が小山さんだったのもよかったな。)
一番共感持てたのは、娘のジェーンのような気もします。あんな父親は私も嫌だし、母親も必死なのわかるけど、無理です(´;ω;`)。

映画『アメリカン・ビューティー』評価は?

評価サイトみんなのシネマ(10点満点)IMDb
(10点満点)
Filmarks
(5点満点)
Yahoo!映画
(5点満点)
点数6.998.33.73.77
評価サイトの特徴・映画情報/上映中の映画に!
・評論家コラムや、監督やキャストへのインタビュー記事多い
・海外オンラインデータベース
・Amazon運営
・急成長中! SNSシェア強し
・過去作品、評価も厳しめ!?
・最初に見る。評価甘めかな!?
・Yahoo!運営

本作品の評価情報は2021年8月25日時点のものです。

まとめ

・サントラはこちら

・セルDVD/ブルーレイはこちら

映画『アメリカン・ビューティー』動画が見れるサイトは?

 

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